今朝のPittsburghのユダヤ教会銃撃は、トランプのMAGAがナチス台頭時をなぞりつつある前兆です。

今アメリカの東海岸は丁度お昼時、土曜日の朝はまず歩いて25分ぐらいのとこにあるスタバへ行きます。

戻ってきて、洗濯物を入れ替えて(今回は先週洗わなかったバスタオルが余分にあるのでいつもより量がある。)ちょっと一休みしたくてTVをつけたのです。

大体、最近リアルテイムで見るものと言ったら基本ニュース。そもそも、ON DEMANDで今シーズン放映済みの番組を見るつもりでつけたのですが、MSNBC(NBC系のケーブルニュースチャンネルです。)が昨日の夜Rachel Meadow Showを見たままになってたので、土曜の朝のニュースショーかなと思ったら、

ピッツバーグのユダヤ教会が銃撃されたと!!

 

この教会は、ピッツバーグの由緒ある私立大学、カーネギーメロン大学に近い、いわば学園町です。

で、ユダヤ教会がターゲットですから、もうあきらかにAnti Semiticで、

Hate Crimeです。

 

実は今週、今分っているだけで計14名のトランプを正面切って批判する人たち宛に、パイプ爆弾が送りつけられています。

最初の爆弾はNew York在住の民主党系最大のサポーター、ジョージソロ、その後ヒラリーにもオバマにも爆弾が届き、さらにマスコミで表立ってトランプを批判してきた民主党系の論客や政治家がターゲットにされました。

 

これにたいする右翼の対応というのが凄まじくひどく、犯人が逮捕されるまでの数日間これは民主党が影にいてやらせた陰謀だという言説が結構ネットで飛び交っていました。

幸、といっていいのでしょうか、FBIとNew York 市警の共同作業が中心になって犯人が逮捕されました。

 

Florida に住むなんとNative Indianの血が混じった狂信的なTrump Supporterです。彼は現在ホームレス状態で、このステッカーだらけの白いバンが住居でした。

 

 

こういう人を見ると、つくづくヒラリーが使った表現がいかに適切で正しかったかが思い起こされます。

ちなみにいまやかれは、MAGA Shooterと命名されて流通し始めました。

MAGAは、トランプのスローガン、Make America Great Again.

 

もちろん、ヒラリーは一部のトランプサポーターをこう呼んだせいで、ずいぶんたたかれましたが。

ロシアがどれくらい前回の大統領選挙を弄ったかは、今回の中間選挙が終わるのをまたなくてはなりません。

ですが、ヒラリーが情報操作にしてやられたのは事実ですね。

アメリカには、日本とは別の形で根強い性差別意識が存在しますから。

たとえば、前回の選挙で、黒人であるOBAMAのサポーターが、ある部分トランプ支持に回ったという怖い事実。

 

まあ、トランプが大統領になって、唯一の大きなプラスの流れは、女性たちの危機感でしょうか。

 

ともかく、やはりFBIのきちっと機能している部分と、9-11以降特殊な進化をしたニューヨーク市警はお手柄です。

でも、この事件のあとも、トランプは性懲りもなく、共和党の応援演説の場所で相も変わらず扇動し続けている。

トランプの言説の異様さ、そして危険性の本質ははたして日本に伝わっているのだろうか。

近代以降、大統領、そして大統領候補者が、政敵にたいして暴力行動を扇動するよな発言はいちどもありませんでした。

 

トランプの先導によって、極右の一番ひどい部分が、白昼堂々と、リベラルや(大抵はカウンタープロテスター)、マスコミの人間、そしてマイノリティをボコボコにし、さらにそれをご丁寧にVideoに収めFacebookなどで誇示することが起きています。

 

ここに来てそういう連中が、FBIによりまとめて逮捕されましたが。

トランプの登場で、人種差別も性差別も移民差別も、隠すべき悪いことではなくなったのです。

ここから、移民とおぼしきヒスパニック系の市民を目の敵にする言説も強くなっています。

 

そしてこの爆弾事件のまだその背後捜査が続く仲、この銃撃です。

 

数年前に、無職の若いどう仕様もない男が、とある身障者の施設に押し入って、多人数を刺殺した事件を覚えていますか。

いま、勢いをましているトランプ主義者を理解するには、あの男を思い浮かべるのが一番近いと思います。

しかも、あの男は、自分は安倍政権の趣旨を実行したまでで、感謝されて当然みたいな発言をしましたでしょう。

 

今起こっているトランプサポーターによるテロも、それです。

そして、アメリカでは銃が使いたい放題です!!

 

正直なところ、今やほとんど影を潜めてしまった、穏健派の共和党に目を覚まして欲しい。トランプとそのサポーターはもはや正常なシステムなど問題にしていない。

ちょうど、ドイツの普通の人々がナチスに台頭を許したようにこのままなしくずしにアメリカをだめにしていいのでしょうか。

アメリカに1984年の暮れに来て以来、初めてあり得る恐るべき未来の片鱗を目撃している気がします。

 

ところで日本はどうなるのでしょう。

 

ちなみに、ヒラリーが使った言葉は

Deplorable

辞書でひいてみてください。

週次レビュー 結構うまくいき始めたけど、最大の問題はエネルギーのムラです。

今週は、まず第一に仕事の方それなりに進みました。今の所属先の場合、たとえ経験者でも一定のTraning項目やら、Onlineの自習コースとかせっせとこなさなくてはなりません。

 

そのひとつとして、毎週次の週にやるべきタスクのコミットを決めます。で、実は今週のコミット結構きつかったのですが、ほぼこなしました。終了できなかったのはぎりぎりで、私のコーチ担当の人のヘルプが必要だったということに気づいた分のみ。(彼、昨日から出張なのです。)

 

今週の目玉は、Marketingように使うレターメールの設定、カスタマイズ、さらに自分独自のコンテンツの作成だったのです。

これ実は、昨日始めた’お金の5季’のオリジナル、英語版’Five Seasons of money’をもとに作っているものなのです。まあ、英語ですからね、やはり今や結構なスピードでやってますが、同じようなことを日本語でやるのに比べて、3倍ぐらい気がつくと疲労してしまうのです。

 

でもまあなんというか、やればできるものだなあと凄く感動しました。

ただほぼ唯一の問題はエネルギー配分でした。

月曜日、火曜日と、いまいちダラダラしている時間が多くて、水曜日と木曜日はとにかくオフィスで仕事している間は、ランチの30分以外無駄なし。

ただ両日とも、家に戻る頃には完全に死にました。

ひとえに、週の目標は立てていたものの、均等な作業量の配分とかはしてませんでした。あんまり疲れるのはもう良くないので、ここをどうにかしたい。

 

それと、さすがパソコンの画面を見ていた時間が長く、週の真ん中ぐらいから右目が痛くていまも鈍痛があります。

これは多分眼精疲労だと思います。もちろん老化もありますし、なにせガチャ目だし。一度寝るときに目の温湿布をしたら、その次の朝は良くなっていたのですが、また夕方には痛みがぶり返しました。

高山宏さんとか、一体どうやって視力問題をやり過ごしているのでしょう。あの方もう若い頃から片目しか見えないし、見えている方も視力悪いし。

時々思うのです。やはり一番怖いのは、目が見えなくなることだと。この歳で点字とか習うのは本当にちょっと無理かもと思うけど。

 

まあ、とても疲れていたので水、木とかなり早めに寝付き、その分朝も早かった。

あ、それでまた思いついたこと。

 

眼精疲労が出ている時は、朝はやく起きてもすぐパソコンに向かうのはきついのです。でも結構朝の寝覚めが良くて逆に二度寝する気がしなかったし。かといって紙の本を読むのも結構目を使うわけでし。

で、ふと思いついたのはどうせ週末にしなくてはならない家事とか、夕方の食事の支度の下ごしらえなら朝でもできる。これでした。

 

最後にもう一つ良かったこと。先週末日曜日に、Climbing Gymにいけず、なんか体がスッキリしませんでした。で、今週は頭が完全に疲れていたこともあり、ちゃんと週の真ん中水曜日にGymに行けました。さらに今日も金曜日ですからいってきました。

 

まだ、細かいことをどんどん改良していきたいのですが、今週はやっと’やれそうな感じ’がつかめてきたと思いました。

’お金の五季’ はじめに 実はアメリカでFPをやってます

いままで、このブログには私がアメリカでやっている具体的な仕事について書くことはなかったのですが、今朝とあるイケハヤさんのブログポスト(といってもこれYoutubeのリンクつきで、これはしっかり見ました。)

 

だって、このポストのアオリはすごい。えー、ここまで言って言い訳というくらいのぶっちゃけ。

まあまとめてみるとシンプルで、とにかく今一番(で、この一番というのも今年いっぱいだそうです。)のマネタイズの手の内公開ということで、お金についてブログを書けというものです。

確かに、投資に限らずお金がらみのブログは伸びやすいみたい。でもイケハヤさんは、割と開き直っていて、たぶんこんなポスト書いても実際にやってみようなんて思うひとは、まず0.1%、更に続くのはそのうちのさらに1%ぐらいだろうというのです。

 

いや、ここまで言われたらやるしかないと思いました。

 

しかも、私のアメリカでの本職ってじつはFinancial PlannerそしてAdviserです。

つまり、料金とって人様のためにFinancial Planを作ってます。いまのところごく最近できた西海岸のクライアント以外はすべてアメリカ人。

 

はい、アメリカで、英語でFPやってます。

 

さらに、クライアントのために、保険商品、年金商品、さらに投資商品も売りますし、投資に関しては、ポトフォリオを組んでそのメンテというのもプロとしてやります。

 

だから、私お金に関しては玄人の端くれです。

 

さらに、CFP, Certified Financial Plannerという資格ももっていて、これ結構国際資格なので、日本のFP一級学科試験免除です。

 

まあ、CFPの試験はさすが厄介でした。科目(今は8科目、前は7科目)ごとの試験はきちんと準備すればそれほどでもないのですが、科目試験をすべてパスしたあとで、総合試験があるのです。

それがまあやっかいで、なにしろカバーする範囲広いし、試験長いし(私が受けた時は一日半、その後からすべて紙が廃止され、一日につめこまれるパソコンベースに変わりましたが、3時間づつを40分の休憩を挟んで計6時間。)

 

さて、私はプロなのでもし英語で、アメリカの読者に向けてなにか書こうなんて思ったら、コンプライアンスを必ず通さなくてはならないので、基本個人でブログなんて無理です。

 

でも、そんな私でありながら、2006年にこの世界に首を突っ込んで以来いろいろと見たこと経験したことが澱のように積もっていったのですね。

 

で、何をトチ狂ったのか、私は’Five seasons of Money’というタイトルで本を一冊書いてしまいました。まあ、自費出版するつもりだったのですが、友人に勧められて少し落ち着いたらAgentを探すべくいろいろなところに送るつもり。

 

ただこれもともとは、自分なりのFPへのアプローチをまとめたくて書いたものなので、本とはべつに、今電子メール系でニュースレターとしての発信を始めたところ、もちろんいちいちコンプライアンスに通します。使っているE mail distribution serviceはこちら。

 

さらに、Marketingの一環としての、セミナー主催のためのパワポも製作中。

 

で、ふと思ったわけです。日本ならこのブログで連載できるでしょう。まあ、今までも何度か考えましたがちょっとめんどくさいような、もったいないような。

 

ああでも、イケハヤさんじゃないけど、ブログで連載したあとでNoteにすればいいですよね。

 

というわけで、次回から連載始めます。投資の話とかはこの連載中はしません。ただ時々経験談とかは入ります。

 

とにかく、お金を上手につきあいたいと思っている方にオススメです。投資そのものの話はしませんが(つまり具体的なおすすめとかは、逆にプロなので怖くてできない。)私の投資哲学には触れます。

 

’お金の五季’をよろしく

 

経団連と娘の高校(アメリカの公立)を比較して見て日本の遅れに怖くなってしまいました。

今朝、イケハヤさんのブログをチェックしていたところ、もともと紙の新聞に小さく載った、経団連での改革がネットでものすごい反響を呼んでいること知りました。

新しい経団連の中西会長がPCと電子メールを導入と言う記事が10月24日の読売新聞朝刊に載って。

ネット騒然

こちらは私が最初に読んだイケハヤさんの記事

もちろん、ネットの皆さんが騒然としているのは、え、今までもう2018年も終わりなのに使ってなかったのびっくりしているわけです。

しかも経団連ですからね。一応日本の経済の民間でリーダーシップを取るはずの人たちでしょう。

この中西さんという人は、昔々1970年にアメリカのStanfordでマスターをとっていて、更にずーっと日立製作所でトップをとっていた人ですから、この人自身はきっと随分前からPCに馴染んでいたと思いますよ。(そうであって欲しい。いくらなんでもそうだよね。)

 

でも、IT化がもう何ステップにも渡って進んでいる世界の中で、日本のトップがPCも電子メールも使わないって、本当に薄ら寒いでしょう。

 

実は今日は、どちらにしても娘の高校について少し書くつもりだったのですが、なんか悲しい比較をすることになります。

 

さて、娘が通っているのは、Baltimore市立のSTEM Magnet Highschoolで、

Baltimore Polytechnique Institute

といいます。

公立ですが、日本の中1と中2の学校での成績と標準テストのスコアで足切りされたもののなかから基本点数の良い順に入学が許されます。

STEMというのは、Science, Technology, Engineering, Mathmatisの頭文字をつなぎあわせた略称で、つまり理科系に特化したBaltimore市内の優秀な生徒を集めた高校ということになります。

アメリカの高校は、日本の中3プラス高校3年間の合わせて4年間。

正直、いままで学年人クラスというこじんまりしたところに通っていたのが、基本最大キャパが学年400人という巨大な学校に通い始めるのですから、すごく心配でした。

娘には発達障害があります。ただアメリカは公立の場合日本から見ると、とても手厚いサポートを

ただで受けられます。

大体、幼稚園から高校卒業するまで、公立の授業料はただです。

しかも、通学に公共の交通機関を使う場合はこれもただです。

さらに、高校はランチもただで食べられます。

 

つまりですね、やはりアメリカの戦後のリベラルというのはつくづく偉大で、機会均等という理念を本当に必死になって具現化してきたわけです。

 

もちろん、ここまでやっていてもいわゆる都市部のスラムで育ってしまうと、高校を中退してしまうし、そういう場所に近い高校は荒廃することが多いです。

 

それでも、日本よりずっと金持ちに甘いこの国で、ここまでの公立学校のシステムがあることはあまり認識されていないと思います。

 

とくに、最近日本でも増えてきたニグレクトの話を聞くと、そういうケースはアメリカのシステムのほうがきちっと対応しやすいと思います。

 

さて、ここまでは単にアメリカの公立学校の話ですが、とにかく娘が実際に生徒になってあまりのIT化の進化具合に私でさえびっくりしました。

実は、私もしらなかった教育機関のIT化に特化した会社がアメリカには存在し、ここです。

Infinite Campus

 

ここで、45州、7800万人に及ぶ、生徒及び学校関係者のITをになっています。

学校関係のITには大きく言って2つの柱のシステムがあります。

SIS (Student Information System )

そして

LMS (Learning Management System )

 

もともと、少しずつですが、学校がクラウドの自習サイトを使って課題を出したり、独習させたりするのはすでに経験していました。

もちろん高校ともなると、クラスが多いのと先生によっていろいろ課題の出し方が違ってきてそれになれるのにすごく大変でしたが、始業式からもうすぐ2ヶ月の今、娘も私もだいぶなれてきました。

さて、そんななか高校で初めて経験したのがSISへのアクセスです。

 

これもう事細かに一つ一つのクラスの課題(クラス内実習、レポート、小テスト、期末テスト)がきちんとすべて記録され、そこに得点がすこしずつ入力されていき、さらに今現在の成績情報もはじき出されます。

 

私が大学で教えていた時はまだこんなのなかったから。

 

もう、公明正大極まりない。そして親が毎週ほんの少し時間をかければ、子供の学習進行のすべてがフォローできるのです。

 

IT化というのは、別に子供にプログラミングを教えろとかそういうレベルの問題以前です。

 

情報の管理とアクセスを効率よく行えるシステムを作ることですよね。

 

ちなみに、子供にComputer系の早期教育ということでしたら、7つのうちのひとつはComputer Scienceでした。一番最初のGroup Projectはスマホのアプリのデザインです。これもProgram以前のところまでをきちっとやるのですね。

 

さらに、今朝このクラスの先生からこんなイベントのご紹介がきました。

Code in School 6th Annual Game Jam

Code in SchoolというNPOはInner City向けに、Computer skillの浸透を狙った組織で、これは6年前にはじまった、イベントだそうです。

 

基本に小学校6年生から、高校三年生まで一緒にグループを作り、グループごとに土曜日の朝8時から夜8時まで12時間作業してオリジナルのゲームを作るというのものです。

 

グループを作っているところもあるし、個人で参加してグループを作ってもらうところも初参加の場合は当然多いみたい。

 

というわけでとりあえず登録してみました。まあ、何事も経験ですから。

 

なんか、日本て上がもうどうしようもなく時代遅れになっていて、それでも若い人はめげずに頑張っているのでしょうね。

 

 

アメリカで何度も読み返した本 その2 封神演義 安能務訳

文学の観点から日本と中国を比べてみると本当に対照的です。

 

日本という国はクソ小さいくせに、太古の昔からとにかく文学的遺産という面から見ると豊穣のひとことですね。

それに比べて、中国では書物というと基本歴史書と詩。基本、中国というのは非常に文盲率の高い国でしたし、王朝が変わるたびに基本全王朝関係皆殺しでやってきたかなり薄ら寒い歴史もあります。

まあ、女子供が競って芸事をしていた江戸時代がある日本に比べると、女子供が人間扱いされるようになったのは基本中国共産党以降の話ですから。(もちろん中国共産党が、どれくらいHuman Rightを尊重しているか否かは全く別の話です。)

 

そんな中国ですから、今に残る歴史書と詩以外の文学遺産と言うのは限られています。両手の指でかぞえられるぐらい。

 

三国志演義

 

水滸伝

 

西遊記

 

金瓶梅(これは、エロですね、私結構レデイースコミック版嫌いじゃないです。ドロドロでもう凄くエロいけど。)

 

紅楼夢

 

日本人が普通思い浮かべるのはこのぐらいでしょうか。

 

が、実はこれ以外に庶民に最も親しまれている作品があります。

 

それが封神演義。

 

基本中国太古の王朝、殷がほろびて周が成立していく頃の歴史的な流れに、仙人界を真っ二つに分ける戦いを重ねた話です。

 

が、とにかくこの仙人たちのコロシアイがもうたまらない。

 

こう、いかにも中国風エキゾチックという感じの名がついた、特殊兵器やら、布陣が同情しますが。

 

伝奇小説の戦いや兵器のパターン網羅

 

といったかんじです。私が持っているのはこれ

 

講談社文庫、各500頁ぐらいで全三巻。かなりの読みでです。

 

あ、でも日本だと漫画とアニメのせいで、原作は読んでいなくても’封神演義’という作品名になじみあるひとおおいわけですよね。

 

じつは、アニメの方はキャラデザインが物すご~く可愛いので、最初にDVDが出たあと、アメリカのOtakon(Baltimoreで年一介、1999年から2016年まで開かれた、アメリカ東海岸最大の、ファン主催の主に日本のアニメを中心としたとPop Culture の祭典。)でしっかり買いました。

 

Opening も好きでしたよ。何より四不象(スープーシャン)が可愛くて、ぬいぐるみも持ってました。あと、巨大にゃんこになってしまった黒点虎も可愛かったし、ピエロ見たいな申公豹も気に入ってました。

 

でも。

 

お話は完全に原作のほうが面白いです。

 

文庫版全訳の冒頭に、この物語がいかに中国の普通の人々に親しまれていたかを解説する部分があります。文盲でも、このお話は人形劇やら劇場ですごく人気だったみたいです。あと、道場人物の中には、中国のまあ道教の神様になっちゃった人も結構います。

 

主人公は、日本では本来太公望の名で有名になった天才軍師、姜子牙です。

 

私はぶっちゃけて言えば、中国史版、歴女ぽいところがあるので、いかにも中国という設定で話しがどんどん広がり、かつ時々故事成語のもとになったいわゆる史実とされるものも挟まったりして凄く楽しい。

 

ヤングジャンプ連載の漫画の方は読んでません。アニメは漫画をだいぶはしおったそうですね。さらに、ごく最近になって’覇弓封神演義’として再度アニメ化していました。

 

とにかくこの本読まないと損です。私はなんといっても中国風オカルトの布陣系の話がとにかくツボにはまってしまった。

 

中国にもこんな豊かなファンタジーがあったのに、なんか歴史物にいつも晴れ舞台を奪われている感じ。この本の訳者によると、その最大の理由は儒教学者がこの本を嫌ったということです。面白いですよ、もう前書きの解題からして充実してますから。

 

そういえば、昔々大学院に行っていた頃、何人か中共から来た知人がいましたが、彼らは本当に中国の古典の知識がないのでびっくりしました。厳密に言うと名前を知っていても実際に読んだことがなかったりするわけです。

 

正直、高校時代は古文も、漢文も苦手だったのに、おとなになってからせっせと中国系のものを読み出したので、ずいぶんの団塊よりもう少し上のおじさんと話をするときに喜ばれました。(ちなみに、団塊の世代と違い、いじめられることもセクハラをうけることもなかったですね。この世代からは。あの世代は素人と玄人をはっきり分ける教育を受けていたので、素人に分類されている限り、非常に楽でした。)

 

というわけで、私も自称中国歴女としての愛読書がいくつかあります。その話は次回に。

 

Netで使える英語力増強講座 1 1984年、私がやった社会人の留学準備 パート3 読める辞書

さて、いくらコンテンツ読んで読解力つけようとしても、やはり語彙はある程度時間をかけて増やしていかないと現実問題として間に合いません。

さすがTOFEL用の単語集だけは試験の前数ヶ月,TOFEL試験用の単語集を買って暗記しましたが、その後はとてもじゃないですが、無味乾燥な単語集を手に取る気にはなりませんでした。

あと、例の会話学校の先生相手に結構ヒーヒー言いながら英作文(というより、いわゆる典型的な5パラグラフエッセイ形式の練習を始めたので和英辞典が必要でした。

結果的に、研究社の定番新英和中辞典の和英版を買いました。

ですがこれ、少なくとも日本にいる間はあまり使いませんでした。

とにかく英単語力が身につきそうな物を探してみつけたのが、これ、

 

これ、1984年に出版されたもので、手にとってひと目でほれこみました。

あいにくこの辞典そのものは絶版。

 

最新日米表現辞典

辞典なのであまりにも中古を買うのはちょっとおすすめできません。

幸今は、同じようなジャンル別和英辞典がでてます。 トレンド’日米表現辞典’これは第四版。

 

 

実は、これより一つ前の第三版があるのですが、少し古くてもレビューはこちらのほうがどうも評判がいい。

 

 

この2つの最大の違いは編者に松本道広さんがはいいているかいないかなのです。

私が使った最初の版も、松本道弘編でした。彼は何しろあの頃の英語教育のBig Nameだったので。

とはいえ第4版の低いレビューというのが、あまり意味わからないので基本ジャンル別で、ジャンル項目が沢山ある限り問題ないと思います。

 

基本、英作文に限らず、英語での表現はどうなるのかしらなんて考えた時、普通の和英辞典実に使えなかったりするのです。

さらに、普通の辞典は完全にアルファベット順なので、

読めません。

そもそも、受験用英単語集なんていうのもたいていアルファベット順ですよね。だから、みんな

AbandonとかAbyssとかはよく知っている、数少ない難しい単語だったりするわけです。

 

そこでジャンル別の登場です。

 

とにかく自分が興味のあるジャンルを選んでそこから語彙を増やすていくわけです。

 

これ、私には非常に聞きました。例えば気象なんて項目を選んで、(昔気象学者二なりたかった時期もあったので。今も行けないと思いつつ巨大な気象イベントがあるとつい興奮してします。)

米語の場合、結構比較的軽めの表現が多くて、最初の予想以上に語彙が増えるスピードが付いて嬉しかったです。たとえば、気象のジャンルでは、

前線はFrontだし、

低気圧、高気圧は、もろという Low Pressureに High Pressureですよ。

一応理科系志望だったので、やはり自然科学ジャンルの言葉をずいぶん拾えました。

 

今どきなら、IT関係の言葉とか、日本でほとんどそのまま発音だけFlatにして使っていることが多いから結構まんまぽいのが多くて嬉しくなるかもしれません。

ともかく

ジャンル別和英辞典読みましょう。

 

もし、自分の今現在の英語力が余りに低すぎると心配でしたら、子供用の本売り場に行きましょう。いくらでも絵付きの辞典や英語表現集があります。そしてそういう本は、大人向けとちがってジャンル別がほとんどです。

 

子供の教材で基礎英語力を補強してからなら、だいじょうぶでしょう。

 

もし、こういう辞書を読んで見るという発想を、全く受け付けられないのでしたら、またいつもの高額で実力の付かない英会話とか、それこそスマホのアプリでもいいし。

 

でも、ああいうものは自分の言いたいことを英語で言えるようにはなりません。

 

外国へ行くので日常会話を最低限すばやく身につけたい、そういうときのものです。

 

ちなみに、読む辞書の上級者向きというのもいろいろあるので一応紹介しますね。もちろんすべて普通の辞書と違い、アルファベット順ではありません。

 

いちばん有名なのがLongman の Lexicon of Contemporary English. 同じくLongmanの

Language Activator (The World’s First Production Dictonary)とあります。これも不思議な辞書でアルファベット順に並べられた数の限られたKeywordsを軸に、英語表現を説明していきます。

 

あと、辞書ではありませんが、いずれ類語辞典もいいですよ、私がもっているのは一番定番の

Roget’s Thesaurusです。だいたい、英語だといまや類語辞典そのものをThesaurusといいますから。

 

まあ、最後の三冊はすべて英英でこちらの出版ですから、気になさらなくてもいいです。

 

私が強調したいのは、日本に蔓延しているただひたすら退屈な、好奇心のかけらも満足させてくれない学習法に意義を唱えたいだけですから。

高山宏の絶版本 ’目の中の劇場’(アリス狩り II)で、’見方’が変わってしまった件

相変わらずKindleが使えないのを良いことに、紙の本に耽溺しています。今週末高山宏の比較的最近の本’夢十夜を十夜で’を読み終わり、さらに日本で勝手途中まで読んでそのままになっていた、自伝エッセイ集’超人 高山宏のつくりかた’も読了。

私は時々面白い本を読むと、Runner’s high ならぬ、

Reader’s highになる

 

ここで、私が’面白い’という場合の正確な説明をしますね。

本を読んで、自分が今まで知らなかった知識を腑に落ちるレベルで学び、更にその結果いままで勝手に囚われていた前提とう仮定が破壊され、その結果頭のなかで、シノプシスの再構成そして再結合が行われる、これです。

感覚として、ゲームで今のレベルをコンプして、パーッと画面が切り替わって

レベルアップする感じです

私が高山宏のファンになったのは、手にとった二冊目の本。一冊目がとても面白かったので、渡米後初めて帰国したときに、確か神保町の書泉で買ったのだと思います。

 

ああ、昭和の本屋巡り。そういえばずいぶん神保町に入っていない。今どんな感じなのかしら。

 

それにしても、アマゾンで見たけど絶版多いし、そうでないものやたら高い。これでは若い人に買えないですね。

 

私に取って多分自分の読書者として最大のパラダイムシフトを起こしてくれたのがこれ、

 

あんまり衝撃が強かったので未だに覚えてる、一番印象の強かった第二部第一章、

 

’目の中の劇場’ゴシック的視覚の観念史

 

この章の頭で、彼はポーの有名なゴシック・ホラー’アッシャー家の崩壊’の出始めを、まずかなり意図的に原文を彷彿とさせるような形で自分の訳として引用します。

 

それからおもむろに、以下にこれが意図的に読者の視線を操り’ゴシックらしい’効果を上げていくかを、事細かに改題していくのです。

 

まあ、ルイス・キャロルの数学者的な言葉遊びとかは知っていたし、マニエリスムというある種のスタイルも耳学問程度には知っていたけど、ここまで文章が’Engineer’されていたなんてのは想像だにしませんでしたから。

 

この時初めて’ピクチャレスク’そして’サブライム’というコンセプトを学びましたっけ。

 

ちなみに’ピクチャレスク’は、もともと18世紀イギリスで成立した審美上の理念で、これを成立させるためにサブライム(崇高)の日が必要とされる。

 

で、サブライムの方は、本来巨大な対象、恐ろしい対象、曖昧な対象などを目にした際の人間の感情に結び付けられる美のカテゴリーですが、

 

ぶっちゃけた話、なぜ私達は廃墟の絵とか、険しい山の絵とか見て感動するのかを解説する概念の道具、

もっとぶっちゃけて言えば、

 

なぜ私達は、ゼルダの伝説、ブレスオブワイルド’というゲームにあれだけ入れ込んでしまうのか。(これは、サブライムとかラギッドとかを使って説明すると、いかに私達が感動へと導かれているか解題できてしまうのです。)

 

あ、今回思い返して思ったのですが、ゲームのことも高山宏から学んだことを使って、いろいろ分析できますね。また新しい方向性に気がつけて嬉しい。

 

で、私達の感動は、文章そのものよりも視覚に直に訴えるものによってより効果的に操作されてしまう。

だからこそ、翻って文章の方もその手法で、効果を出す。

 

もちろん、メタレベルの話なわけですが、机上の空論どころか今のような時代にこそより重要な分析Toolだと思いませんか。

 

なにせ、高山宏の本は絶版か、高価本が多いのですが、私が読み終わったばかりの自伝は初めて彼の本を読むのにはかなりのおすすめ。

 

(私はこの人の1000ページをこす奇書’Book Carnival’も購入してます。1995年出版で、6800円でした。今なんでもこの本古本屋で10万の値段がついているところもあるとか。まあアマゾンだと状態によって、9000円から2万円越しといったところですが。まだ時々拾い読み状態。この本本当に読みにくいのです。内容がではなくて、持てないのです重すぎて。だから寝て読めない。)

 

 

時々、日本人の常識から言うと、’エラソー’とか反応してしまうような物言いがありますが、でもこの人それでも当然の伝説の持ち主ですから。

 

一番すごいのは、大学院時代に2年かけて東大文学部の書庫の図書カードを作り直した話。

5万冊ですよ。で、この5万冊のうちかなりの量を精読、そしてさらに大量の通読してますから。

 

高校時代既に弱視だったのが、この2年間のおかげで半盲になってますから。(片方の目はまったくみえず、もう片方は弱視。)

 

引き換えに手に入れた博覧強記は、多分空前絶後かもしれない。

 

どうでもいいはなしですが、やはり私も右目と左目の視力が凄く違います。これ寝転がって本読み続けるとこうなるのですよね。

 

で、面白い人だなと思ったら唯一Kindle版がでてるこの本読んでみてください。

 

 

ちなみに、Kindle版は更に少しお安くて、972円。

 

今年の春、アニメ’文豪ストレイドッグス’ 劇場版に澁澤龍彦の名前が出てきたのでびっくりしましたが、なんと今年は生誕90周年だそうで、一部で澁澤龍彦ブームとやらが起き、いろいろ本が手に入りやすくなったそうです。

 

私の場合、一番最初の夫が澁澤ファンだったので、彼が買った澁澤の本はあの頃全部読んでました。

最もそれ以前に、資生堂のPR誌’花椿’になんと彼がエッセイを書いていたので、彼の名とかスタイルは馴染みがありましたし、それなりに面白いとは思いました。

 

でもね、何というのかな、Post Feminismを生きている自分としては、読んでいると小骨が喉に突き刺さる感強すぎたのです。

 

あと、高山宏と違って、今のように性的アノミー状態の日本で特別感はないから、逆に使えません。面白いですよ。一度も読んだことないならはまってみるのもいいけど。私だって彼が翻訳したサドまで何冊も読んでいるし。

 

と、突然改めて実感。

 

私にとってはやはりリアルが一番なのです。だからどんなに’学問的’な内容でも、現実の中で意味を持たない物に今となってはあまり興味がわかない。

 

でも、一見どんなに学問的な内容でも、頭の中にリアルなパラダイム・シフト、(つまり私の脳にバージョンアップ)を起こしてくれるのなら、これからもいろいろ読み続けましょう。

 

そういう本をいつも探している。

アメリカで何度も読み返した本 その1 森茉莉 ’甘い蜜の部屋’

この前のKindle の話の続きになりますが、逆にKindleがなかった頃、更にIpadすらなかったころは、もちろん紙の本を読むしかありませんでした。

 

iPadがリリースされたのが2010年の春、

Amazon Japanで普通に本が注文できるようになったのが、2001年位からです。

大体、Webで日本語のサイトが読めるようになったのが1990年代も終わりに近づいていたと思います。確かあの頃はまだあったブラウザーNetscapeに日本語を読める機能がなくて、WindowsについていたI.E.に変えたのをはっきりと覚えてます。

あの頃はGoogleもまだなくて、結構Yahooでカテゴリーを使ってサーチしてました。

ですから電子書籍を読んでいる時間のほうがまだずーっと短いのに

何かもう長い間Kindleで読むほうが当たり前のようになっていて、紙の本の重さがきつくなっていたのですね。

でも、紙の本がなければ私は特に最初の数年とてもじゃないけど精神的に辛かったと思う。

だから、一番最初に留学の形式でアメリカにやってきた時、日本から船便で私なりに選んだ本を送りました。

あのころ、つまり1985年、船便はものすごく時間がかかりました。確か3ヶ月近かったと思う。

12月の頭に日本を発って、確かあれは2月でした。

あの年オハイオ州北部は大雪の年で、とにかく寒くて暗かったです。勉強する以外ほとんどひとりぼっちでした。

これには理由があって、私が入居したのは普通の学生寮ではなく、学生寮からのオーバーフローを収容したり、学生の家族が泊まったりするGuest Houseでした。

きれいといえば、学生寮よりきれいでしたし、一人部屋でしたがとにかく寮としての最低限のコミュニティもなく、まだ会話があまりできない私は友達らしい友達もできなかった。

だから、日本からこの船便がついた時本当に、本当に嬉しかった。

私は基本、本さえあればどうにか生きていけます。

 

その意味で、ひきこもり気質ないとも言えない。今でこそ家族、特に娘がいるし、しかも客商売をするようになったのでまるで変わってしまいましたが、

私には、丸一日誰ともしゃべらない日アメリカに来てからずいぶんありました。

 

さて、確かダンボールふた箱分だったと思います、日本から届いた私の本は。

で、そんなのすぐ全て読んでしまいますよね。

 

アメリカに行ったあと、父が生きていた1994年までは、ほぼ毎年New Yorkにいくことがあり、あと日本にも一年おきぐらいに戻ってました。

そんなときにとにかく一番買うのが本。

 

それでも、そういうのってまあ一ヶ月ぐらいしか持たない。

だから、このサブカテゴリーのタイトルが生まれたわけです。

 

本当にずいぶん長い間、自分の持っている本を読み返したことか。

そんな中で、多分一番読み返したことの多かった本がこの本なのです。

 

 

実はこの本を最初に読んだのは、アメリカに渡る更に3,4年前だったはずです。で、未だに手元にある。

 

さて、森茉莉を知らない若い人がいまはほとんどなのでしょうか。

 

さすが、腐女子にはこの人の名を知っていて欲しい。

 

だって、彼女こそが元祖BL作家みたいなものだし、腐女子の萌えのはじまりでもある。そちらの小説はこちら、

 

 

森茉莉は文豪森鴎外の一人娘で小説家。

 

多作ではないけど、Singularな日本人の作家としては本当に類を見ない作品を生み出した一種のモンスターです。

この小説は、いわば彼女と父である鴎外とのかなり実の親子としては、またもや日本人離れした濃密な関係が反映されていると言われています。

しかも、それは周りがどうのという以前に、彼女が臆面もなく小説同じぐらいSingularなエッセイであっけらかんと父親への憧憬を語っていますから。

私はそもそも彼女のエッセイが好きで、しかも単行本で読むよりずーっと前に、昭和の奥様雑誌ミセスで連載中にみつけては、耽読していましたから。

 

何度も読み返せる小説というものは決して多くない。ワクワクしながら読んだ小説も、一度最後まで読んでしまうとそう読み返せるものではない。

 

当然、ストーリーそのものは、一度読んでしまえば、興味をそそる力をほぼ失ってしまう。

 

何度でも読み返してしまう小説後からは全く別の特別さで無くてはならない。

 

この小説を読むことは、私にとって官能的な経験であり続けるのです。

 

別に、特別激しい性描写があるわけでもありません。ただ、私の持っている新潮文庫版の解説を書いた詩人の白石かずこがこんなことをいっている。ちょっと長くなりますが引用します。

 

まず、この部屋に入る前に、あなたは手を洗いなさい。それからあらゆる頭脳についている既成の道徳、しきたり、価値観、そうしたものもついでにキレイに石鹸で洗い落として、この小説の女主人公モイラのように、李の匂いのする美味なものを単に味わう、というきわめてしぜんな、感覚的欲望に屈託なく見をまかすこと、貞操などとは、いささかも考える必要はない。

これだけのことを、この長編小説をよむ前にすませてから、’甘い蜜の部屋’をのぞいていただきたい。’

 

本当に、この小説の文体ほど読むほどに目の前で奔放に体をくねらせる何やら美しいものとして目にはいってくるものはない。

 

私は、この小説の引用はしません。実はこの小説ほど豊麗な旧漢字表記そしてルビを使っている小説は思い浮かばないので。(唯一の例外は、小栗虫太郎の’黒死館殺人事件’。ただあちらは官能ではなく、ゴシックと呼ぶべきものです。)

 

多分、日本人の男で森茉莉の特殊な才能を唯一理解していたのは三島由紀夫です。そういえば彼もゲイでしたね。

 

週次レビュー 突然仕事絡みの事務でやることが多いことに気づいて愕然としました。

実は今回仕事の所属先を取り替えた際に、一つ変えたことがあります。

事務タスクをきちんとやる。

 

これです。

もうFinancial Plannerのキャリアを積んで10年を超えてますが、(最初にPre Contractとして始めたのが2006年の夏でした。)自分でも今振り返ると呆れるくらい’事務タスク’というものに注意を払っていませんでした。

 

とにかく、Clientを探さないことには、収入に全くつながらないので、まるで自転車操業のようにとにかく次から次へと、MarketingのIdeaが紹介され忙しないのです。

 

更に私の場合、毎日オフィスにくることはなく、とにかくClientのための仕事はきちっとしましたが、それ以外がすべていきあたりばったりでした。

 

そして、いつまでたっても自転車操業が終わらないのは、私のProspecting (見込み客探しの能力が低すぎるからと決めてました。)

 

それでも、なんだかんだとこの業界を辞めず(多分縁があったと思います。もうやめようかと思うたびに、何かしらいやまだ続けなくてはという理由が外からやってくるのです。)今に至っているわけです。

 

どうも、私のやり方には決定的な欠陥があると気がついたのは、Prudentialで働き始めてからでした。

Prudentialは、それまでいたところと違いとにかく会社側がClientになりそうなLeadをどんどん供給してくれるのです。一つには巨大企業であるため、Orphanと言って、サービスするAdviserがいなくなってしまったAccountがもう無数にあります。

 

そういうLeadを消化していけば一定の確率でClientは少しづつ増えていくのです。

 

で、私の場合Prudentialに来るまでに、既に散々苦労していましたから、この会社によるLeadの供給は一気にずーっと感じていたストレスを取り除いてくれました。

 

あと、Orphanはいわゆるコールドコールとは違うので気楽でもありました。

で、Prospectingのストレスが激減して初めて、もう一つの大きな問題に初めて目が行ったのです。

 

だいたい私は本当に、書類の処理ミスが多すぎた。でも、それはどこか仕方のないこととわりと投げていたのです。が、

書類の処理ミスは原因ではなく、私の本当の問題の結果でした。

アメリカの場合、こういう仕事の場合ほぼ必ずと行ってよいほど、いわゆるCRMソフトを使います。(Client Relationship Managementです。)

PrudentialはSales Forceという大手のソフトをベースに、自社専用のソフトに移行してました。ClientLinkといってましたっけ。

今、Securianに移ってからは、Sales Forceとならんでよく使われる、SmartOfficeというソフトを使います。

 

実はPrudential も以前はSmart Officeを使っていて、コンプライアンスプロセスをIntegrateするために自社専用のClientLinkを作ったという経緯があります。

だから、Prudentialに長くいる人達は本当にきちっとClientLinkを使ってました。

私は

ほぼ紙のFileのみでした。

 

で、自分でExcelでなんとなくClient一覧を作ったりして、どもそれではPrudentialのClientLinkとまるで繋がっていない。だから、あまり役に立たない。

 

気がつくとものすごく後手にまわり、あまりにもBackLogが多すぎて、ほぼ投げていました。

だから、こんどこそ

CRMソフト(Smart Office )きちんと使おうと思ったのです。

 

まだ、いろいろと勝手がわからず、混乱してはいます。でも、少しづつですが自分が行こうとしている行き先の形が見えてきました。

あと、今現在は紙とDigitalと両方使ってますが、少しづつDigital Only にするべきだなあと見えてきました。

さらに、SmartOfficeとはもう一つ別にOutlookがE mailer兼Calendarとしてあるわけですが、基本TaskもScheduleもすべてSmart Officeに入るようにしたほうがいいという結論に至りました。

実はSmart Office、PortalからのCloud AccessとなるのでOutlookより、見たり書き込んだりするときのAccessが楽なのです。

大体、仕事の場合紙とDigitalのバランスをどうするかだって、結局CRMを使いこなせなかったからこそ答えが出なかったのです。

 

このCRMがどれだけすごいものなのか、きちっといろいろ使えるようになった時点でまた説明します。

 

アメリカの中間選挙、共和党の汚い選挙操作がなりふりかまわなくなってきて、私はちょっと怖いです。

東洋経済でテイラースイフトの民主党投票宣言の話が今日掲載されてました。

 

で、このライターさんは、極右と極左どっちもどっち見たいな書き方してましたが、アメリカには基本的に共産党とか本当の意味での極左は事実上存在しません。

 

このライターさんが取り上げているフェミニストたちは、モデルとか男性が押し付けている現在の美の基準に対して意を唱えてますが、それは極左とは違います。

 

ただし、トランプ以降極右がものすごく表立ってきたのは事実です。

ここで、極右といった場合基本的に,

ネオナチ、そしてWhite Suprimacist(白人優位主義者)です。

 

正確な歴史の流れをまるでしらず、こういういい加減な並列化をする言説は実は非常に危険です。

たとえば、先の大統領選挙で、民主党のサンダースサポーターが、トランプとヒラリーの並列化に見事に乗せられて、トランプ大統領が実現してしまった経緯がありますから。

個人的な好き嫌いはともかく、政策を普通に比べた場合、とにかくこの二人にはアメリカの中間層から見た場合、

雲泥の差があります。

ただ、かってにテイラースイフトを祭り上げていた、White Boysがものすごくショックを受けているのは事実です。

 

彼女はもともとカントリー出身なので、割とカントリーイコール田舎イコール共和党みたいな決めつけをされていたのは事実です。

そしてもう一つは、彼女が金髪碧眼の非常にわかりやすい美女であったことも大きいのです。

逆に、今の民主党支持者の音楽の好みなんてもう信じられないぐらい多様化しているので、こういポップスターはノンポリか田舎者の好みなんていうかなりひねた見方をされていたのも事実です。

 

私の音楽の趣味もそんなところで、カントリーっていまいち興味ない。まあ、時々女性のカントリーシンガーで、とにかく信じられないぐらい歌唱力のある人とかはいますが。

ただ、本当は女性カントリーシンガーが保守という決めつけはかなりずれてます。彼女たちはいわば男性優位主義者のなかで、生き残ってきたわけですからね。

 

ともかく、いま共和党は中間選挙を前にしてかなり焦っています。

 

そりゃそうでしょう、あれだけこの国の基本をめちゃくちゃにするようなことやりまくったんですもの。

先週は、ケーブルTVのニュース番組で、もとトランプサポーターの懺悔大会なんてかなり変なことをやってましたから。

さて、中間選挙ですが、

選挙結果がHackされない限り、まず下院は民主党の勝利でしょう。

あと、いままで長い間共和党が占めていた、共和党基盤の州知事の選挙も、ものすごい接戦になっています。

 

これも、やはりいくつか民主党が取ってしまうでしょう。とにかくトランプに近かった州知事ほど今回は危ない。

 

さて、問題は上院です。

 

そもそも、夏までは民主党が上院を取り返すのは無理と予想されてました。

ところが秋になってから、共和党はますますますサポーターを失い、そして民主党側を活性化するような行動を加速されます。

私が、本当に胃が痛くなる思いだった最高裁判事候補のけんとか。

 

で、ここに来て上院選挙戦で安全圏にいるとされていた共和党地盤の雲行きが危うくなってきました。とにかくすごい接線が増えてきました。もしこういう激戦区を民主党側が取ってしまうと、上院すらひっくり返ります。

 

で、もともと共和党は自分たちが知事である州でとにかく自分たちに有利になる政策を勧めてきました。

 

その一つがGerrymandering. これ、一言で対応する日本語がありません。で、意味は自分の等に都合のように選挙区を境界をいじることによってつくりかえるこれです。

 

例えば南部の場合、実は白人と黒人の人口比は拮抗しています。でも、普通南部州と言うと圧倒的に共和党の議員さんが選出される。

 

つまり、Gerrymanderして、黒人の多いところを無理やり一つの選挙区に集めてしまうのです。でそのまわりのすべての選挙区では圧倒的に白人が多くなる。南部の白人は共和党支持なので、選挙結果もそれなりのものになるという仕組みです。

 

で、今現在Gerrymanderingのどこまでが合法でどこから違法なのかについてもめてます。

 

ただ、これは選挙区として不公平ですが、それでも投票する権利そのものを妨害することではありません。

 

トランプが大統領になって以来、とにかく共和党が一番力を入れているのが、

Voter Suppression

つまり何らかの方法で投票そのものを妨害することです。

 

もちろん、真正面から妨害することは100%違法です。

 

だからこそ、もと犯罪者の投票や移民の選挙権登録、そして投票手続きを難しくしようとしています。

 

トランプのアンチ移民のレトリックにはこんな背景があるわけです。別に移民がアメリカの経済の負担になっているという証拠も、移民の犯罪率が高いという証拠もありません。

 

言いたくないけど、とくに南米やメキシコからの移民の方たちは本当に真面目によく働きます。家族を大事にする文化でもあるし。

 

せて、昨夜ひさしぶりにRachel Maddowの9時のショーをつけたのです。基本例のサウジジャーナリストの殺人事件関連のことが気になって。

 

しかし、彼女のトップトピックは、North Dakota州の新しい選挙登録規制でした。

 

これインディアン居住地に住むアメリカ・インディアンである選挙民をターゲットにしたものです。

アメリカ先住民族を選挙登録から外そうとするなんて!!

 

アメリカの場合、住所にはまずストリート名があり、建物の番号、そしてアパートに住んでいるなら部屋番号と続きます。

 

が、居住地に住む人にはそもそもストリートがなく、みなP.O.Box、つまり個人個人の郵便箱をストリートアドレスに使っています。

 

で、共和党知事下のNorth Dakotaは、突然P.O.Boxでは正式住所とみなせず、結果的に選挙登録はできないという通達をだし、それが、あのクリープが多数はを完成した最高裁で認められたのです。

 

居住地の人口は2-3千にん、基本民主党支持です。で、いまNorth Dakotaの上院選挙戦が完全にDead Heat,ですから、ほんの数千で選挙結果が決まりかねないのです。

 

もちろん、3週間をきってしまったいまから新しいストリート名を正式登録して、更に新しい住所を皆に登録させてなんて、

不可能です。

 

このニュースが月曜に放送されたあと、ある民主党系のサポートさいとではなんと70分間で1000万の献金が集まりました。

この居住者の方々は、もう何十年もこうやって貧しいながらも選挙に参加してきたわけです。

 

さすが、他のアメリカインディアンのコミュニテイにも激震が走りました。

 

さすがこれが全国ニュースになって、この居住地の人たちもこのままだまりません。今の段階では居住地内できちっとID確認し、それを確証するドキュメントを出すという方法を発表します。

 

それを、North Dakotaが受け入れるかどうか、なんと政府側は今の時点ではっきりしたことを言いません。はっきりだめというとその反応も怖いから、なしくずしに時間切れまでのばし、で土壇場で突っぱねるつもりに見えます。

 

でも、本当にそこまでやるのなら、

もはや民主主義とは言えません。

 

私はだんだんと怖さを感じています。

 

だから、きちっとアメリカの今の政治の流れも知らずにいい加減な言説を日本で流すのはやめて欲しい。

 

 

 

Jamal Khashoggi, サウジアラビアのジャーナリスト殺人事件がなぜ国際的大問題なのか説明してみます。

日本ではきっとそんなに大きくは扱われていないでしょう。というか、なにか映画の中の猟奇犯罪事件みたいな取扱いかたが大きいみたいです。

 

トルコが発表した、この殺人の残虐行為とされるものは、アメリカではまずWall Street Journalがスクープしました。

 

問題のJamalさんですが、サウジアラビアではほぼ唯一、サウジ王家を公然と批判することでずっと知られてました。彼はサウジの新聞Al Watanの編集長だったひとで、彼の時代にこの新聞はサウジ国内でほぼ唯一のProgressive派の拠点となりました。

彼は一時期、あの悪名高いオサマ・ビンラディンに近づいてテロ行為をやめさせようとしたこともあるそうです。

 

とにかく国際的ジャーナリストとして非常に著名なひとですが、それでも2017年に、とうとうサウジアラビアから飛び出し、以来基本アメリカはワシントン郊外のバージニア州に住んでいました。

その彼は、なんとトルコ国内にあるサウジの領事館に今月の2日に入館したまま消息をたったのです。

 

そもそも彼がなんでトルコでサウジの領事館に出頭したかと言うと、トルコ人の婚約者と正式に結婚するために、サウジ人の先妻との離婚証明を取りに行ったそうでス。つまり彼は、

サウジ国家権力に拉致されるとは思っていなかった。

 

トルコ側の、警察そしてインテリジェンスの発表によりますと、彼が領事館に出頭後しばらくしてサウジからなんとプライベイトジェットで15人の調査官(というより死刑執行人もしくは拷問官)が彼一人を取り調べするためにやってきたのだそうです。

 

そもそも、2日いつまでたっても彼が戻らないので、婚約者が当局に申し出たところからこのニュースは世界を駆け巡ることになります。

 

最初は死んだと思われていなかったのですが、それが領事館から非公式に、実は尋問中に事故があって死亡したという説明がその後出てきました。

それがおとといのWall Street Journalのスクープでは、どうもすぐ殺されたらしい。しかもものすごく、前時代的な残虐な方法でです。

最初に指をカットされ、そのまま生きながら切断されてすぐ死亡というなんとも恐ろしい内容のスクープです。

日本にいても、アメリカにいても、中近東で怖そうな国、つまり秘密警察がやってきて拉致されるよな国というと、まずいまだにイランがあがります。

でも、王家がすべてを支配するサウジアラビアも実はとても怖い国です。女性はいまだにろくな人権は認められていないし、女性の側が不倫をすると基本、

死刑に値し、しかも朝の9時に公開処刑、半月刀で首を切られるのです。

ちなみに、女性の不倫とならんで即死刑に値するのが、ソドミー(BL好きなんて絶対許されません。)と廃教です。

きほんサウジの回教徒には信教の自由はなく、回教を捨てることは死に値するのです。なんというか感覚的にはいまだ中世の宗教国家で、王家はサウジが信仰するスンニ派の宗家でもあります。

ですから、今回の一件でサウジアラビアが、いかに恐ろしい前近代的な独裁国家だあることが広く認識されてしまったわけです。

これは、ものすごく今のトランプ政権にとって都合が悪い。

 

トランプ政権はイランに対して、経済封鎖を再開しています。これはオバマ政権が少しづつ交渉を重ねていたプロセスを完全に無視し、国際政治の動きとしてはまずいものでした。ただ、トランプファンへの受けだけは良かったですが。

 

さて、イランに対しての経済封鎖のためもあり、すでに原油価格は上がり続けています。もうこれは、ガソリン代が上がるとすぐわかる。

 

で、今回の残虐処刑事件の黒幕が、実は現王家の世継ぎ王子である、Mohammad bin Salman、こちらでは略してMBSなんて呼ばれているこの人ではないかと言われています。

 

だとしたら、とうぜんアメリカとしてはサウジアラビアに対して厳しい態度を取るべきなのです。

そういう背景もあってトルコはサウジの犯罪を声高に上げ募っているわけです。なにせ、トルコ自体が、つい最近アメリカ人のキリスト教牧師を2年間幽閉した挙げ句に、やっと開放したのですから。もちろん、ことが露見したあとアメリカはしっかり経済制裁で圧力をかけましたから。

どうして、サウジだけがこんなひどいことをして許されるのか。トルコはそう叫んでいるわけです。

トランプはすでに、MBS王子は関係ないでしょうなんてことを言い始めています。

 

なにしろトランプも、彼の娘婿であるJared Kushnerも、とにかくMBSさんと仲がよろしいので。今やほとんど世界に友達のいなくなってしまったトランプ一家にとっての、数少ないお友達ですから。

さらに、実はトランプだけではありません。

ことはサウジアラビア、最大のオイルマネーです。そこら中にポスト石油生産の経済確率のためにとにかくそこら中に投資しています。

なかでもMBSさんが、トランプとなかよしのこともありここのところサウジマネーの表に立つことが多くなって、

Tech産業への投資が増えている。

 

この業界というのは、基本リベタリアン思想が強い。こと税金の話になるととにかく自分本位で自分たちの利益のことしか考えませんが、いわゆるSocial Issueに関しては自由最優先。

 

アメリカ的な見方の場合、自由という言葉ぐらいいまだに重いものはない。

そんなかでも重いものの一つが、

 

Freedom of Press, 報道の自由です。

 

サウジの行為はこれに全く反するものです。

 

アメリカは政府としてどうするのか。

サウジからお金をもらっているNPO (有名大学とかもおおいのです。)はどうするのか。

そして、産業界は、特にTech産業界はどうするつもりなのか?

最後に、石油生産にどんな影響がでるのか。

 

今のところすべて五里霧中です。

 

しかも、アメリカの中間選挙まであと約3週間を残すのみとなりました。また、経過報告しますね。

暗黒化する資本主義、Market Correctionとホームレスの数とOpioid中毒

今現在、アメリカは10月16日の早朝。こうやって今日のブログを書き出しましたが、このブログをすべて書き終わる頃(夕方)には、このあと開くMarketの結果が出るので、もう少しはっきりしたことがわかると思います。

先週リーマンショックで底を経験したあと、低金利というか金利ほぼゼロ状態が未曾有の長期に渡って続き、極端な金余りによる景気の拡大が続いてきました。

そしてこの拡大は本当に大企業と大金持ちを太らせるだけのものでした。

 

その、大企業に対する不信感を利用され、大金持ちとはいえ一介の不動産屋であるTRUMPが大統領になったりしたわけです。

(もちろん個人的には、ロシアの介入があったと思いますが、今の所これをきちっと証明するのは無理でしょう。ロシアと共謀した連中を罰することと、具体的にどこまで選挙が操作されたのかは全く別の次元の問題なので。)

 

失業率はとても低くなったと言われてますが、それはUnder employmentや(自分の本来の望むレベルの仕事よりずっと下の仕事に就業すること。)

 

ともかく、身近で感じるこの格差拡大感は、若い人たちの就職難、そして表面的な景気の拡大にもかかわらず、どんどん増加するホームレスの数から来ます。

 

Baltimoreに越してきたのが、1999年ですから、もう2回大きな、Market Correctionを経験しています。

 

自宅をでて、Highwayに上がる直前の交差点には、歩行者が立つことのできる、分離帯があります。ここがホームレスが一番目立つところ。極端な話、私にとっての景気循環はほぼ正確にここに立つホームレスの数に反映されてました。

 

それが、リーマンショック以来、ホームレスの数が減らなくなったのです。それだけではなく、いままではホームレスというとほぼ、年配の黒人であったのが、

白人、そして若いホームレスが増えてきました。

うちのボブの説明によると、若いホームレスの大部分がOpioid中毒ではないかということです。

あ、このOpioid中毒というのがまたひどいDrug問題で、ある意味格差を象徴してもいる。

 

Opioid中毒になる原因は、いわゆる本物の麻薬から中毒になるのではなく、怪我や事故などでごく最近まで無制限に処方されていた、麻薬成分を含む、あるいは麻薬のような働き方をする強力な鎮痛剤です。

 

Opiumという英語は阿片という意味で、Opioidというのは阿片のようなという感じですね。だから同じDrugの中でも、中毒性が高く、Downerであるヘロイン中毒に発展することがおおいのです。

 

私も、歯の手術でものすごく痛かったときに、一度処方されたことがありますが、とにかくよく効くものの効き方がなんとも言えない変な感じ。

 

怖いので、一晩だけ使って、その後は残りをすべて捨てました。

 

こういう恐ろしい鎮痛剤を、ブルーカラーの事故とか、高校のスポーツ選手の怪我などについ最近まで多量に処方されてました。

製薬会社と一部の医者がぐるになってどんどん使った時期がかなり続いたのです。

で、例えばコカイン中毒などと違い、どちらかと言うとブルーカラーの更に都市部ではなく、郊外というか田舎といったほうが良い地域で蔓延していったのです。

 

そういう人たちがやがてあぶれて、例えばBaltimoreのように、Drugの闇市場があるところにやってきたりするわけです。

 

さて、Marketは今日大幅に上がりました。本当にどこか遠い国のことのように、私の身の回りで景気のいい話は聞きません。こんなこと、アメリカに来て初めてです。

Netで使える英語力増強講座 1 1984年、私がやった社会人の留学準備 パート2

さて、私の英語力増強は留学のためでしたから、もちろん読む力だけではことたりません。当然、聞く力とか、更に書く力だって重要です。

 

ただ、会話学校に一応通っていたものの、振り返ってみると会話学校の授業そのモノが役に立ったという感じははっきり言ってなかったです。

 

ともかく、昔はカセットテープのWalkmanを使って、FEN(Far East Network )のラジオを録音したものをせっせと移動中に聞いてました。

でも今だったら、

スマホがありますよね。

 

もうなんていい時代なの。

ただで、

膨大かつバラエティ豊かなコンテンツにいくらでもアクセスできるわけでしょう。

 

なのに、日本人が英語力向上したなんて話全く聞きませんよね。

これって結局、

英語を使う必然性がないからでしょう。

私は、とにかく通じさせようという意欲さえあればどうにかなるものだと確信している人間です。

これってもう、ほぼ究極のサバイバルスキルの問題だと思います。

 

ここでちょっと変な身内自慢を少ししますね。

 

1つ目は今は亡き父が、はじめてNeW Yorkにいったときのことです。まだ昭和の40年代でした。(1970年代です。)
父は、’Bird,Bird’といってあのころ人気のあったNina RichiのL’air du Tempという香水を買い、さらにTiffernyで指輪を4つ買うという結構男性にとってはハードルの高い買い物をコンプリート。(三人娘と母のぶん、私はこの指輪だけははずしたことがありません。)
さらにバスに乗って(どうやって探したのかしら?)Atlantic Cityまでいって生まれて初めてアメリカのカジノで博打をして来たのです。しっかりカジノのコンプの仕組みさえ学習してきましたから。
私だって負けてませんよ。むかしむかし私の二度目の夫になった人がなんとポルトガルしかPostDocが見つからずさっさと行ってしまったときのことです。だから確か1998年ごろ。
そのころすでに学者の世界に見切りをつけて働いていた私は休暇をとって彼を訪問しました。さすが3ヶ月ほどポルトガル語のテープを買って通勤の車のなかで聞いてました。でも、本当にそれだけです。
で、彼が仕事をしている間に、ひとりでずんずんと出かけていきました。
前もって調べておいた情報をたよりに、付いてから場所や日次をたしかめ、リスボンの蚤の市にだっていってきました。もちろんひとりでね。大きなショッピングモールと違って蚤の市は英語通じませんでした。でも、しっかりいろいろ買いいましたよ。
ポルトガルは真鍮製のものがお勧めと言う情報のとおり、タロットカードの正義のカードの絵によくある、目隠しして天秤をもってる女神様の置物とか、しっかり手に入れてきました。もちろん値切りました。(父に高そうなものはすべて値切れといって育った私です。)
つまり会話力というのは本来度胸とかCommunication能力が重要なのであって、語学力の問題とはちょっと違う。あと、’こんな発音だと恥ずかしい、とか、伝わらなかったらどうしよう’とか考えているうちは、たぶん無理に外国語でCommunicateする必然性はないのです。
まあ、日本人は子供のころから減点主義で育てられるから、それがマイナスにでていつまでたっても萎縮する癖が抜けにくいかもしれません。
よく英語でぺらぺらしゃべれるのってすごい。そんな言い方しますよね。これってよく考えてみるとすごく変です。だって日本語で日本人がぺらぺら喋ったら結構嫌われることも多いでしょ。なんで外国語だとぺらぺら流暢がよくなっちゃうのでしょう。

ほんとは日本人てもって喋りたいと思ってるのでしょうか。

まあ、ひきこもりのためのと銘打っているので、コミ障があるかもしれないかたに言えることではないのかもしれません。
でも、だからこそ会話の練習なんてあまり意味がないのです。
私は、Walkmanに飽きると、実はあることをあれこれ頭の中で想像し考えていたのです。
私は、空想の中に出てくるアメリカ人の友人らしき存在に向かって、あれこれ自分の興味があること、好きなこと、おしゃべりしたいことを、英語でどう言えるか一生懸命考えていたのです。
別に難しい単語をたくさん覚えこんでいたわけではなく、知っている単語を使ってどうやって説明するか一生懸命考えていたのです。
こういうところは中2以来私は変わってません。
実は昔々、中2のとき、父が彼の友人の駐在先にホームステイのアレンジメントをしてくれたのです。5週間サンフランシスコにいました。その時、2週間弱だけ、父の友人がアメリカ人のおばあさんで日本人の学生のホームステイを受け入れてくれた先を探してくれ、そこに一人で彼女とStayするはめになりました。
さて、アメリカがきっと体にあったのでしょう。私はたった5週間の間に5cmも背がのび、さらに、このアメリカ人のおばあさんの家にいるときになんと

初潮をむかえたのです。

 

今なら、Periodが始まったというところですが、その時は何も知らず、でも一生懸命自分の状況を説明する表現を考えました。で、こういったのです。

’Well, I was a girl yesterday. Today, I became a woman!!’.

もう、一発で通じてめでたくDrug Storeでの買い物に連れて行ってもらいました。

 

日本語本のKindleが使えなくなって、紙の本(’夢十夜’を十夜で’高山宏)を読みながら考えました。

いろいろWebで調べて試しましたが、今のところうまくいきません。ここにいたるまで既に何度も調子が悪くなって、いろいろそのたびにリセットして使ってましたが、とうとううんともすんとも言わなくなりました。

 

唯一試していないのはKindle OriginalのUSB コードをPCにつなぐことですが、もうどれがKindleのコードだったか分からないのでこれは試せませんでした。

また来年の2月に日本に戻るのでそのときに日本のAmazonのカスタマーサービスに電話するつもりです。

 

とはいえ、厳密に言うとKindle本はまだ読めます。スマホも、Ipadも今は日本語のKindle Accountにセットしてありますから。では何が問題かと言うと、

Bedで読む時がつらい。

Ipadを初代から使い始めて、Amazon日本のAccountが使えるようになった2015年まで、ずーっと英語のAmazonと、アプリを使って読めるものは基本全てIpadで読んできました。

父が1994年に逝ったあと、更に母の具合が悪くなった2005年から、その母も逝った2015年春まで、日本にほとんど戻らなかった時期がありました。その頃は本当にIpadに頼ってました。

版権がExpireした本をただで読める、青空文庫にもずいぶんお世話になりました。

 

一方いろいろ試しましたが、Amazon日本のAccountは、日本の住所と、日本の銀行口座やCredit Cardがないと設定できませんから。

 

まあ、一年に一回ほど日本からいろいろと本を送ってもらいましたが、高かった。あ、自分で注文していたこともありましたね。とにかく送料がすごかったっけ。

 

というわけで、やはりIpadに凄く頼っていたわけです。思い返してみると、この頃だいぶ疲れ目がひどくなり、視力低下が加速した感じです。

 

それでもIpadは起きている限り、非常に使いやすい端末なのですが、Bedで読むのいろいろと問題があります。

 

私の場合、もう何十年も基本本を片手に寝落ち、これが欠かせない就眠儀式なのですね。

で、寝落ちしやすいのが、横向きで本を読む姿勢。

だから文庫本が一番手軽。

 

そして2015年に、キンドルの日本語本用が使えるようになって、眠る直前の読書はすべてこのBasic版のKindleになったわけです。

まあ、寝落ちするので実に頻繁にKindleを落としてましたっけ。

もしかしてこれも具合が悪くなった原因だったらいやだな。

 

ともかく一週間前ぐらいから、紙の本に戻りました。実は一時的にIphoneで読むことも試したのですが、さすが一回落としてこりました。幸い以上はありませんでしたが。

 

で、最初に手をとったのが、夏に日本で取り寄せたこの本、

半盲奇才の英文学者、高山宏さんが大学で実際に夏目漱石最大の不思議作品’夢十夜’を講義した内容をもとに書かれています。ですから実際の学生さんたちの提出したノート、そして最終レポートなんぞも掲載されていてとても楽しい本です。

 

なにより、高山さんは、まるで香具師のごとく、人様に講義するのが好きな人なのでしょうね。

 

私が高山宏という英文学者を知ったのは、 まだ昭和の頃、友人だった小さな文学系の出版社の編集だった人にプレゼントされたのがきっかけです。

忘れもしない’アリス狩り’、1981年初版で、もちろん今は絶版、今はこの新版が手に入ります。

これが、すごくおもしろくて、1985年に、’目の中の劇場’アリス狩りIIを、確かNew York の紀伊國屋書店で見つけてすぐ買いました。

で、’アリス狩りI’も面白かったのですが、とにかくこの本で、完全に高山ファンになりました。

さて、彼の本については改めて書きますが、ここで改めて愕然としたことがあります。

高山宏を書籍でAmazonサーチすると、256ヒットしますが、Kindle本でサーチすると、

 

たったの一冊です!!

 

そうなのです、私が本当に大枚はたいて読みたい本は、基本電子書籍になっていないのです。

なんでだろう。著者の意向なのかしら。電子化することにそんなにお金はかからないはずだから。

 

アメリカだととにかくアマゾンが普通の本屋をバンバンつぶしてしまったこともあり、更にアメリカ人のアマゾン依存は日本の比ではありませんから、英語版で電子書籍化された本はずーっと豊富です。

 

で、2015年以来、気がついてみると私自身の読書の質がかなり落ちていたのですね。

 

Kindleで探しやすい本というと、売れている小説やら、ベストセラーの実用書が多い。Kindle Unlimitedなどになると、この傾向はさらにひどい。

気がつけば、紙で注文した本がいくつか溜まってました。

日本語の本が読まないまま溜まるなんてことはKindle依存以前はなかったのに。

 

まあ、面白い小説もあったけど、ミステリーとか読みすぎた。ミステリーって一回読むとほとんど読み返さないので、私の中ではコスパが(情報源としての)一番低いものの一つ。

 

さらに、英語の本となると、かなり読んでいないものが溜まってしまった。これ本当にまずいですよね。

というわけど、実は故障してよかったとも思っている、読書中毒の私でした。

‘それでもやさしい恋をする’ ヨネダコウ ’隠れゲイ’出口の屈折と韜晦が、恋の深淵を映し出す。

個人的に、BL漫画の漱石、鴎外は日高ショーコとヨネダコウだと思ってます。つまり他を大きく離す2大巨星。

この二人の漫画を、ただBL漫画というだけで読みもしないのなら、貴方には漫画読みの資格はない。

別に、’ワンピース’が面白い漫画のゴールデンスタンダードになっているリーマンに向けてケチつけているわけではありません。

男だけど、少女漫画の名作とか好きだよという貴方、この二人の作品は読まないと、もう漫画ファン名乗る資格はないと言い切ります。

恋愛漫画の主流はもうずいぶん前にBL漫画に移ってきてますから。

 

最近の少女漫画って、TL化してるか、一応恋愛の要素はあるものの本当の読みどころはそれ以外に移ってしまってますから。なんつうかパワーアップした少女たちの自己実現物語ぽいのです。

さらに、少年誌にも少女が主人公で、絵柄もどちらかと言うと少女漫画系かなと言う作品すら増えているし。

 

ともかくヨネダコウには、特に有名な作品が2つあります。

 

ひとつは、多分ヤクザ世界ベースのBL漫画としてもうこれ以上のものは出ないと思われる、

‘囀る鳥ははばたかない’

 

そしてもうひとつが、実写映画化された’どうしても触れたくない’

 

あ、こちらは映画版

 

どちらも読んでますが、’囀る鳥ははばたかない’’の話は後でゆっくり書きます。’憂鬱な朝’と並ぶ今現在BL漫画としての最高到達点ですから。(ということは多分ここ20年の恋愛漫画の最高到達点ということ。)

 

さて、私は基本’どうしても触れたくない’全くだめでした。さらにだめおしするように、映画版を見る機会がありますますだめになりました。とにかく外川という年上攻めにまるっきり萌えない。加えて特に映画を見たあとは嶋くんすらだめ。

 

ですが、今回の’それでもやさしい恋をする’は、この作品のスピンオフです。

 

主人公出口が三年越しの恋を実らせるまでの、その思慕の相手は年下メガネの小野寺。しっかり、小野寺くんが嶋くんをちょっと好きになるという状況すら登場します。

 

私はこの作品を先に読んで、確かその後で’どうしても触れたくない’を試読して、結果的にRentaで無期限レンタルしなかったのですから。

 

出口という男は、童顔イケメンでモテる。ゲイにも女にもモテるようなタイプ。程よくチャラく程よく優しく、なにげにかっこよいやつ。

こういう男が、老けて見えるノンケ、年下、地味、メガネ、おまけに鈍感な小野寺にほぼ一発で恋に落ちてしまうのですから

とにかく切ない。

実は出口、漫画で描かれるビジュアルは、’囀る鳥ははばたかない’主人公の美形やくざ矢代に通じているのです。

ヤクザとリーマンでは、世界の荒廃度が違いますが、この二人はキャラとしてもかぶる。(このへんから、ヨネダコウさんのほうが、漱石型かも。漱石もアーキタイプが目立つので。鴎外はアーキタイプ私が読んだ限りでは使わない。)

ふたりとも、

韜晦のかたまり。

これ、結構知らない人多い言葉かも。とうかいとよみます。

昔々、昭和の時代に知り合いになったゲイで東大でのイラストレーター件新人作家だった人に教えてもらった感じです。

コトバンクで見ると、

[名](スル)
1 自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。
「何故貴女は自分をそれ程まで―して居られるのか」〈有島或る女
2 身を隠すこと。姿をくらますこと。
「章三郎は一と月ばかり―していたが」〈谷崎・異端者の悲しみ〉

ほらぴったりでしょう。

で、そこまでするのはもちろん、いちに死ぬほど結構プライドが高い。プライド高すぎるからこそ、逆にタカビーには振る舞わず、チャラく笑ってごまかすパターン。

自己欺瞞よりずーっと悲しくて切ない。

本心がバレたら、さらに本性がばれたら

とりかえしがつかない

 

自分の感情を隠し、ごまかし、嘘までつく出口が本当に切ない。

 

ただし、全く終りが見えない大長編’囀る鳥ははばたかない’とことなり、この恋はかなり優しげなハッピーエンドとして終結します。

 

さらに、エロはかなり量的に限られている。

 

そしてその分、とにかく感情の描きこみが深い。

 

つくづく、本物の恋愛フィクションを読みたいのなら、今やBL漫画が一番と再確認できる作品ですね。

 

お話も、キャラも、ストーリーの展開の仕方もまったくちがうのですが、日高さんのリーマン恋愛作品’嵐の後’とものすごく読後感が似ているのです。

 

たぶん、リアルでは辛いだけの恋が、フィクションの中で成就するとこの、あの独特のカタルシス。

 

辛い恋をしたことのあるあなたにおすすめします。

週次レビュー、昼ごはんを減らしたい。季節外れの暑さとハリケーンとMarket大暴落

さて、今週は10月であるにもかかわらず、基本ハリケーンマイケルの影響で、なんだかとても暑かったです。

 

今朝になってやっと、ハリケーン一過で全米が一気に本物の秋に戻りました。でも温暖化の影響でしょうか、今年の9月は記録破りの暑さだったそうで、さらに今回のマイケル上陸下地店でカテゴリー5に近い4,その後も結構勢力を保ちながら北上していきました。

 

とにかく風が強く、被害にあった地域の写真はまるで竜巻が通ったあとみたいで怖かったです。さらに、ハリケーンの東側で竜巻がずいぶんと発生してました。

さて、先週の振り返りです。

 

1.健康と食事

今週ボルダリングジムにでかけたのは日曜日一回だけ。娘のプロジェクトを口実に水曜日の夜でかけなかったのは間違いでした。

 

これじゃまるで三日坊主です。とにかく夕方からのルーチンがいまだだめです。

 

まあ、月水金は、オフィスに8時から2時半まで基本いるので(厳密にはまだ午後はモールだったりしますが。)結構その後疲れているのはしようがないとして、今週は火曜日も、木曜日も昼間のMeetingがなく、ずーっと家から仕事。

このパターンだと午前中はマアマアなのですが、昼食べすぎて昼寝という非常にまずいパターンになってしまいました。

 

ただ、夕食と、朝食はだいぶ改善しました。朝食は、ヨーグルトとシリアルの組み合わせをやめて、Grassfed MilkとFrozen Berryを使ったProtain Shakeに買えました。

あと、夕食はなるべく炭水化物をなしか減らす方向になってます。

 

その反面、家にいる時だけでなく、夕食後間食しすぎたことが何度もありました。まあ食べたのは、ナッツ類と、アーモンドのダークチョコレートがけとかですが。

でも、ちょっと量的に食べすぎ。

 

やはり、毎朝の体重チェックとか始めるべきですね。だいたいまた少し太りだしてますから。

 

2.家事と断捨離

先週できた一番大きなことは、娘の部屋のセットアップしたこと、そして娘がいなくなった私の部屋の整頓も一通り住んだこと。

 

ただし、娘の寝室からパージしたものがいつもは通り道として使わない部分の廊下に山積みになってます。

本当に小さかったときの家具とか、あと以前捨てることにしてまだ捨てていないものとか。

まあ、娘はとても喜んでます。私の方も寝室ひとりになったので、朝ゴソゴソしやすいのが楽でいい。

ただ、やはりちょっと感傷的になりました。ずーっと娘に密着して面倒を見てきたので。

なんだか、変ないいかたですがこれではまるで発達障害様様です。だった、だからこそ普通の女の子よりずーっと長く、密着して生活できたのだから。

私は、かなり異様な育ち方をしたので、娘を持つまで本当の意味で家族らしい親近感とか、お気楽さを経験したことがありません。

だから、娘との時間の貴重さというのは、ちょっと濃すぎるのかもしれません。

 

3.仕事と時間管理

先週の金曜日に話し合いをして、私の本絡みのプロジェクトを2分する許可を取りました。それで張り切って、先週の金曜日の午後はモールでずいぶん仕事しました。

 

さらに、これからの私にとってもメインオフィスを、皆と同じBaltimore郡部のTowsonとしたので、今の個人オフィスのリースについて問い合わせ中。

 

本来のリース来年1月の後半までですが、たぶんWaiting Listがあるので、少し早めに切ることができるのではと期待をかけてます。

 

月曜日も、モールでの仕事時間はまあまあ。水曜日は逆に朝からの研修が1時半まで続いて、ひどくお腹が空いて疲れてしまった。そのまま、モールには行かず結構雑用で時間を取られてしまった。

 

水曜日の研修の内容は悪くはないけど、とにかくプレゼンターがダラダラしていてとても疲れた。

自分のペースの極端に合わない人に教えられるのはものすごく疲れる。

 

問題は、火曜日と木曜日。今週は火曜日の夜以外個人オフィスに行かなかったこともまずかったのだと思う。

 

それもこれも、実は私が駐車代をケチっていたのが最大の間違い。

実は今回この業界に入って初めて、オフィスの居心地がいいのです。そんなにおしゃべりをするわけでもないのですが、なぜかとても集中しやすい。

というわけで、月極の駐車場を申し込みました。来週からはほぼ毎日娘を送ってすぐまずはこのオフィスに出るつもりです。