Netで使える英語力増強講座 その6 停滞期に入っていた英語力が2000年末から伸びだした理由

2000年という年は、日本の皆さんにどんなふうな形で印象に残っているでしょうか。

アメリカに住んでいて、選挙権こそ持っていないものの、ゴリゴリのリベラルの私としてはあの年の大統領選のことを未だにはっきりと覚えています。

選挙当日に結果が出ず、フロリダ州で自動リカウントに入ったものの、結果的に共和党の実力者が、弁護士をぞろぞろ連れて裁判に持ち込み、5対4のギリギリの最高裁判事による投票結果で、国の混乱を避けるとかいうわけのわからない理屈で、子ブッシュ政権がスタートしたのです。

もう、そこらじゅうで腹立ててました。

で、そんな時にBobが教えてしてくれたのが、この’盗まれた選挙’をきっかけに誕生した、民主党系のMessage Board サイト、

Democratic Underground

です。

で、誕生後しばらくして主催者がなんとオフ会をやったので、確かVirginia のCristal Cityまででかけていきました。

EarlというAliasを持つ、主催者の代表が来てましたっけ。

 

あれからもう19年経ったなんて信じられない。

 

ともかく、その後2,008年の民主党予備選挙までは、結構ときどき自分の意見を上げたりしてました。

丁度あの頃から、SNSやスマホを使いこなす若い世代がどっとやってきて、こういう人たちはあまり長い意見とか挙げず、とにかくスレッドを盛り上げたり、はては炎上させたりして、どんどん自分の更新数を上げていきます。

私はあのとき、ヒラリーファンで、別にオバマは嫌いではなかったけれどまずはヒラリーに勝ってほしかった。でも、あのときはオバマサポーターが、一昨年のサンダースサポーターほどではないにしろ、まあ年のいったおばさんからするとうんざりするようんか攻撃が続いて、確か一度Membership登録を消しました。

で、そのあとオバマ時代はあまりこのサイトに近づかなかったのですが、一昨年のトランプ候補が実現して愕然とし、また払えるだけ払えばいいMemberに戻っている次第です。

 

で、何を言いたいかと言うと大学院に入ってから、英語力そのものはいわば停滞していきました。まあ、日常会話力とかはさすが伸びていきますし、後Teaching Assitantをしていたので、生徒の前でしゃべりは、まあ生存がかかっているので少しずつうまくなっていきました。

 

でも、それぐらいでしょうか。まあ、数学必死だったこともありますが。数学は英語力がほとんど関係ない学問ですから、それも学部時代と大きく違います。PhDを取得して働きだしてからも、あまり英語力が伸びるような行動は多くなかったです。

 

それが、このサイトをまめにチェックするようになって、どんどん実はニュースやら、他のサイトを読むことが増えていったのです。

このサイトには、

Latest Breaking News

というカテゴリーがあります。で、ここに新しいスレを立てるには、新しいニュースをそのソースリンクごとはらなくてはなりません。

極端な話、ここを毎日チェックすることから、私のWebBaseの情報収集グセが本格的にはじまったのです。

 

もちろん時々自分なりに、一生懸命考えて意見を述べました。それなりに反応してくれる人がいるとすごく嬉しかったのを覚えています。

 

当然のことながら,まめにニュースをチェックし、面白そうなスレをチェックし、そしてそれに対して英語で自分なりに意見を書いたりし始めたのですね。

ここから本格的に、英語ベースのインプットとアウトプットがまた増えだしました。そしてそれは基本全てネットとのInteractionベースです。

実はこれに加えて、私は地元の小さな州立大学で、2001年秋からMBAプログラムをはじめました。

で、私がとっていたクラスのいくつかは、クラスでの直のディスカッションの代わりに、クラスのサイトに設けられていたメッセージボードに、自分の意見を上げていくシステムになっていました。

いやこれきつかったです。個人的にメッセージボードに好きなことを書くのと違って、色々な課題に対して、正しい言葉使いでまるで速攻で長いレポートを毎週書いているような感じでした。

 

これ本当に勉強になりました。

 

それと同時に、PCの前で英語のインプットとアウトプットを繰り返すことになれていったのです。

というわけどここまでで留学編はおしまい。

 

次回から、Netベースの英語力増強についていろいろほっていきますね。

 

’無条件降伏論’ いさか十五郎作、アホで鈍感な加古、でも死ぬほど好き、やっぱ恋愛ものはもうBLしかないです。

最近少し面白そうなBL漫画を探す似に工夫が必要になってきました。

これひとえにRentaで新作リリースが一番多いのがBL漫画なんですけどね。とにかくちょっと目を離すと私が萌える作品を結構見逃していたりします。

そもそもこの作品に行き着いたのは、MADKの第二部、第一話を単品がいして、そこからなんと2度’オススメ’をたどっていきついたのです。

この方の作品実は一つ前に読んでますが、それはあまりピンとこなくて48時間レンタルのまま忘れていたのですね。

 

さて、なんでこの話が久々にすごくハマるものだったかというと、

当たり前に聞こえるかも知れませんが、

恋って理屈じゃない

で、最近の少女漫画の恋愛ってなんか割とまともな理由がある恋愛ばかりで別の意味ではとてもおもしろいのですが、恋愛の凄みを楽しむのには至って物足りないのです。

もちろん、少女漫画の場合相変わらず’そのままの君が好きだよ’的な乙女チックポルノは多量生産してますが。

 

それが、BLってやはり、ちゃんとよくわからない理由で恋に落ち、そして深みにはまる。

だからいいのよね。

 

さて、このお話、主人公の加古30も過ぎて、すでに負け組決定状態、編集プロダクションのそれもバイト。で、なんと10年ぶりに大学時代の二年後輩の北村史夜都ばったり再開するところからお話は始まります。

 

実はこの二人大学時代付き合っていて、はては加古が北村のところへ転がり込む形で同棲まがいの状態でした。ただ加古の卒業をきっかけとして別れたのです。

が、北村のなかでは’お互いのために別れた’ということになっていた別離は、北村にとってはある日、突然大好きな加古に突然振られたというきつい記憶だったわけです。

 

今や北村は、人気ゲームソフト会社のプロデューサー、加古と対象的な勝ち組。

で、加古は仕事絡みの思惑もあり、早速北村の誘いに乗っていわばデート、そして煽られるままにこの元彼としてしまうのですが。

一夜明けて次の朝、北村はまだベッドでまどろむ加古に万札を掴みだして投げつけるのです。

 

おもしろいのは、加古の反応。

 

まあさすが、バカにされたのだろうか、それとも復讐のあてつけか腹は立てるものの、せいぜいその程度。何よりこの時点で彼は、背に腹は替えられずそのお金で借金を返します。

 

で、これで縁が切れると思いきや、仕事先の上司に頼み込まれ、また北村と合う羽目に、そこでも北村の態度がさらに加古を混乱させる。

 

でも、また結果的に北村に煽られて、二人はベッドをともにするのです。

で、今度は北村、加古に自分のADになれなどと言い出す。

まあ、加古はなんだかんだと北村との肉体関係は嫌じゃない。が、結果的に上から手を回した北村の思い通りに移籍するはめになります。

 

で、ここまで読み進んできて、加古ってかなり鈍感バカじゃないかと私は思うのです。でも、そういう鈍感バカって、結構もてるのよね。ということも経験上知ってます。

 

この作品の突出した面白さは、とてもリアルな加古のキャラです。

 

で、ビジュアル的には、小柄ですごく若くみえるタイプ。移籍先で早速可愛いなんて言われるくらい。

 

まあ、このへんでストーリーをたどるのはやめて、ともかくぶっちゃけ北村はずーっと加古を引きずってきたとてもとても重いひとだったのよね。

そのへんの細かな描写はぜひ読んでください。

ただこれが振られた直後の北村。可愛そう。

 

もう、北村、加古のことどれだけ好きなのようって感じ。

 

痛いのです。

 

さて、少しずづ、北村の本当の気持ち、そしてかなり暗くネジ曲がった言動の後ろにあるものを理解しだした加古は、あらためてすごく北村に惹かれていくのです。

私が加古を好きなのは、この

億面のなさ

自分のバカさ加減で、北村を傷つけたことをそのまま受け入れ、加古は逆に北村と距離を縮めようと頑張るのです。

 

 

加古って、実にあかっぴろげでもう完全開き直り。

弁解なんてしない。

 

なんせ、加古って北村にそこまで好かれていたなんてこの再開にいたるまで全く気がついていなかったという超鈍感男です。

 

でも、あらためてなぜあれ以来誰ともあまり長続きしなかったのかがわかったとも言い募る。

さらに、北村は完全にゲイですが、加古は北村以外の男に惹かれたことはないということも。

 

 

結局、加古があまりにも臆面もなく北村との距離を縮めるので、ついにまあふたりは関係を再開するのですが。まあ、良かった、良かった。

 

ただ、この恋まだ少し波乱があるのかしら。それともここで終わるのかしら。

というのはサムネイルに上げた扉絵ですが、なぜか加古の手を掴んでいるもう一つの手が見えてます。これとても意味深です。

 

ともあれ、この二人の拗れ、そして気持ちのぶつけあい、ひさしぶりに盛り上がるものを見せていただきました。

私、今日これ書くためという口実で、もう4回も読み直しているのよね。

‘お金の五季’ 冬 あなたのお金にたいするMindfulnessをチェックする5つの質問

先週の木曜日か、金曜日に書く予定のこの連載ずいぶんずれ込んで遅れてしまいました。

前回は、Dietと片付けを対比させて、Mindfulnessが何なのか考えてみました。

さて今回は、お金の番。

 

具体的な5つの質問を紹介する前に、まずはこの質問に答えてみてください。

あなたのお金がどこに消えていったか把握してますか?

お金にたいするMindfulnessを可能にするためには、単純にいつもお金がどこへ消えて言ったか把握していないと困りますよね。

でも、それはいつも金勘定してくださいといっているわけではないのです。

さて、これだけではもちろん分かりづらいですから、質問を始めましょう。

質問1.日常品や食料の買い出しをするとき、大体予算通りに収まりますか?

 

これ、一種の訓練なのですよね。

 

リストを作って、細かく予算をたててそのとおりに買い物するというのではなく、頭に基本的に値段が入っていて、自然に予算通りの買い物ができるかどうかということです。

 

これができるようになると、後で呆然とするような意味不明の支出は、かなり減ってくるとお思います。まあ、個人的な体験からでしたが。

 

レジで、待ちながら合計いくらぐらいになるか予測してみてください。

で、誤差が5%以内なら上出来、10%以内ならまあまあですね。

それ以上の差が出たら、レシートを注意深く見てみてください。つまり買ったものの中に、きちんと値段を把握していなかったもの、あるいはそもそも買ったこと忘れてしまったものがあるはずです。

で、こういうものは基本、

買わなくても良かったものかも知れません。

節約とか、貯蓄を考える前に、こういう支出を減らせるとすごく楽になります。

 

質問2.ちょっと奮発して外食したあなたは、きちんとお勘定書き確かめますか?

これはまあ、罪悪感の問題一般です。

素敵なレストランでの外食に限らず、たとえば旅行先でつい使いすぎたなんてケースもチェックすべきでしょう。

要するに、使ったのはあなたです。

あなたは、奮発した分十分楽しんだでしょうか?

いろいろと新しい経験ができて有意義でしたか?

もしイエスと言えるのなら、自分が使ったお金に感謝しましょうよ。

もし罪悪感を感じるのなら、お勘定書を見ながら、自分がそのお金をどれだけ楽しんだか思い出してみましょう。

まだ小さい頃、父はよくその頃のごちそうが楽しめる外食先に連れて行ってくれました。

彼は、美味しい食事の後は、よくこんな言い方をしていました。

’やっぱ、飯が一番安いよなあ。’

お金で買える幸せなひとときは確実にあります。

あなたが使ったお金です。

心から楽しむことを受け入れましょうね。

 

質問3.日常品や保存食を買いだめする質ですか?

 

これ、日本はまあ中流でも家だけはあまり大きくないので、それほどひどいケースはないのですが、アメリカはすごいですよ。

大量にまとめて売ることによって、ひとつあたりの単価を下げているタイプのスーパーアメリカには大きなチェーンがいくつかあります。

第一アメリカの中流家庭の家って、同じ収入クラスに比べてざっと3倍ぐらいのサイズがあるから。ワンフロアが、丁度日本のマンションあたりの大きさで、それがアメリカだと2階建てプラス地下室という感じです。

私の義理のお姉さんも、まさにそのパターン。この手のスーパーの会員権をもっていて、ソフトドリンク、缶詰、冷凍食品に、トイレットペーパーまで凄い買い置きがあります。

だから、日本の倍ぐらいの大きさの冷蔵庫に加えて、冷凍食品用の冷凍庫が別にあるし。収納スペースもたくさんあります。

で、その結果一番悪影響を受けるのは、なんといっても食生活です。買い置きしてある缶詰や冷凍食品で済ますことがほとんどになり、本当に生鮮食品をあまり買わなくなる。

だから、うちのBob(夫)も認めてますが、かなり味覚音痴。

なんというのかな、フローが滞って、新しい空気がどんどん通らなくなっていく感じ。

ストックが増えて、今を生きる実感が打ち消されていくといえばいいのでしょうか。

もっと単純なレベルでは、自分が買って使うものと自分との関わり合いがどんどん薄れていくのですよね。

まあ、日本の皆様からみると、基本断捨離が必要だという結論にもなる。

貯め込むと、一体自分がどれだけのものを所有しているのか把握できなくなりやすいし。

 

質問4.自分の経済状態に関係なく、必要とあらば大きな支出に踏み切れますか?

 

これは、浪費を勧めているのとはちょっと違う。

例えば、諸事情絡んで凄い緊縮財政だったとしても、子供の誕生日プレゼントには欲しがっていたものを買ってあげたくないですか?

十年ぶりに親友とあったら、やはり多少お金がかかっても、歓迎したいしもてなしたいし、一緒に楽しい時を過ごしたいでしょう。

この辺の感覚は、日本人である私達は、ラテン系文化を少し見習ってもいいかも知れない。

あなたの人生ですから、使うときは使うものです。

ただ、サラ金やらの高いお金は問題外。

心を満たしてくれる出費の後は、普通にまた緊縮財政しましょう。

質問5.逆に、必要とあらば淡々と節約モードに入ることができますか?

基本、お金のある時も、ないときも淡々と平常心を保てるかという問題なんです。

これそんなに簡単ではないでしょう。

ただ、余分なストックを減らすと、節約モードはそもそもずっと楽になります。だから、単に今お金が少ないという事実以上に、自分から何かを奪われる事がなくなります。

貧乏を貧乏と感じるのは、あくまでもあるべき物、持つべき物と思いこんでいる物が、自分の手元にないことによって生じる欠落感からくるものでしょう。

最初から興味のないものを、いくらもっていないからと言って欲しいとは思わないでしょう。

例えば、今の日本で若い人たちは本当に自家用車を欲しがらなくなりました。だって田舎に住んでいるならともかく、車って大都市ではほとんど邪魔でしょう。

お金があるなら、タクシーのほうが楽だし。あ、アメリカだとUberもあるし。

ウチの娘を見ていても、とにかく洋服とか全く興味無しです。お菓子なんぞも、私が定量買ってあるだけで満足な人です。ただ、ゲーム関係のものだけは、吟味して買ってます。

 

どうでしょうこの5つの質問、思い当たること、引っかかることがあるといいのですが。

ソードアート・オンライン アリシゼーション好調です。今SAOとキリト の魅力について振り返ってみますね。

今季始まりは、とにかく期待しました。異世界ものも、そうではないものも、今年前半に比べてすごく充実感ありました。

さて、11月も終わりに近づいて、ファンタジーものと異世界ものは少しテンション下がってますね。’ゴブリンスレイヤー’は、手堅く面白いのですが、’転スラ’はちょっとゆるすぎる。この分だと最低2クールは続くのでしょうが、それにしても漫画に比べて引き伸ばし感がありすぎです。

別に、センチメンタルなシーンが嫌だと言っているわけではないのです。でも作品世界のなかの時間速度をときどき引き伸ばされるパターンが続くと’つまらいない’感が湧いてきてしまうのです。

そんな中ソードアート・オンライン アニメ第四期アリシゼーション盛り上がってます。

 

SAOは、シリーズ化されたアニメはすべてCrunchy Rollで見ています。

多くのファンと同じように第一期でハマりました。

で、第二期はいまいちでしたが、第三期GunGail Onlineは良かったです。

 

さて今季のアリシゼーションですが、最初ちょっとわかりにくかった部分もありましたが、やっと何が進行しているかが明らかになる前後からいい感じです。

 

とくに我らがヒーロー、キリト(桐ヶ谷 和人)がアンダーワールド(UW)に登場してから俄然盛り上がっています。

今、いわゆる異世界物が反乱する中、SAOはオリジナルのリアル対ゲーム世界の対比を決して捨てません。

確かにOverloadも転スラも大好きではあるけれど、SAOのこのこだわり原作者の挟持を感じます。

 

今季のアリシゼーションですが、これAlice化ということで、Aliceは

「Artificial Labile Intelligent Cyberneted Existence(アーティフィシャル・レイビル・インテリジェント・サイバネーテッド・イグジスタンス)」の頭文字のつなげた言葉で、日本語だと、環境高速適応する人工自立存在、あるいはAIといったところでしょうか。

 

この場合Labileという言葉がKeyで、アルゴリズムよりもっと瞬時に複雑な反応することを指します。

 

実はこの設定を見ていて思い出したのだ少し前にリリースされたInceptionというSF映画。

この映画のメインアイデアは2つあり、まず人間の夢みる力、なかでもLucid Dreaming (明晰夢:めいせきむ、英語:Lucid dreaming)。

これは睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことで、訓練あるいは偶然によって夢の状況を自分の思い通りにできると言われています。

映画でも、この能力が高いとされる人間が出てきますが、SAOのUWで、キリトがイメージする力と呼んでいる能力はこれに一番近いでしょう。

 

さらに、もう一つの夢の特徴、それは幾重にも夢を入れ子状で見るとき、深くなればなるほど夢の中の時間は現実世界に比べものすごい速さで過ぎていくとされています。

キリトが送り込まれたUWでは、それまだ経験したゲーム世界とことなりすでにかなりの時間が流れているというわけ。

 

映画の方は、この辺の説明をあまり丁寧にしてくれたとは言えないので、実は私この映画始めてみたときかなり混乱しました。でもこの前提を理解してから映画を見直すと面白さが増します。もちろんFXもすごいのですが。

 

ともかく、いままでのゲーム世界とことなり、キリトがUWに来て以来、すでに何年もの時間が流れているわけで、さらに複数のゲーム世界の覇者であるキリトはどんどんこの’イメージする力’まあ、UWでは一種の魔力を身に着けても行くわけです。

 

シリーズもここまで展開してきて、キリトとしてのゲーム世界での経験値とリアルでの桐ヶ谷 和人としてのものとの間にはすでにかなりの差があり、リアルの世界での認識異常をもたらしかねない。

 

実のところ、キリトがUWに飛ぶはめになった昏睡状態をもたらした事件も、このへんの認識誤差が原因となっています。

 

ただ、一旦ゲーム世界にはいってしまうと、彼はたとえルールが変わっても注意深く新しい状況を把握していくのです。

SAO第一期の面白さは、私にとってこのキリトの成長プロセスの丁寧なかきこみでした。

 

一方アリシゼーションでは、この世界の特徴がどういうふうにキリトの経験を形作っていくのか、そしてこの高適応型AI内に存在するNPOたちとどう関わっていくのか目が話せない。

今までの世界とことなり、キリト以外はすべてこのAIが生成しているものですから。

 

さて、キリトにしろ、リアルの桐ヶ谷 和人にしろ、基本的にいいやつです。ただスタート時点での設定では、彼はかなりのボッチタイプでした。

でも、オリジナルのSAOを生き延び、さらにチャンピオンのなり生還したことで、彼は凄まじく成長し、さらにリアルでは年上かついわば格上であるアスナとまずゲーム世界で結ばれ、さらに現実世界でももうそう簡単には壊れない絆を結んでいます。

 

ゲーム世界のキリトは、行動面では以前に比べかなり人当たりが良くなりはしましたが、いまだなんといっても’いいヤツ’であることに変わりはありません。

ただ、たとえ正当防衛とはいえ、キリトにはSAOでプレイヤー殺しを数人殺害しています。

これはもう彼のある部分に消えることのない闇をかたちづくってしまいました。

 

だからこそ、キリトが剣を手にして戦闘を始めるとき、その姿はヒーローというよりは、

剣鬼です。

 

彼の強さは究極的に、いつ死んでもいいという覚悟の現れなのです。

 

今現在アニメ、ラノベなどのコンテンツでキリトは最も濃密な剣技を可能にすることができる。そしてSAOはその姿を未だに描き出すことに成功しています。

 

キリトは、優しくて、ヘタレで、でも結構人懐こくなってきているけど、

 

彼はまだ少年である時に、ゲーム世界での生存のために殺人者となったのですから。

 

だからキリトは美しい。

すごく落ち込んでたけど、ぎりぎり今更新、明日から新しい日が始まるから

とにかく、書きましょう。

でないと情けない。

事の起こりはこうです。昨日の夕方、娘と一緒に買物の帰りにメキシカンレストラン(チェーンです。コスパが良いのでたまに行きます。)でメニューを見終わったところでした。

何の気なしにスマホをチェックしていて、メールボックスにゴミメールがたまっていたのでそれをクリアするつもりでタップしたら、サンフランシスコの日本人女性のクライアントからメールが着いていたのです。

普通、仕事関係のメールは休み中には見ないようにしてますが、この人は遠距離なのでなにか急用があると行けないと思い開けたら、なんと突然の、

FP契約破棄せよとの通知

そもそも、こういう大事なことをメールで一方的に知らせてくるというのがすごく感じが悪い。

さらに、せめて月曜日まで待てなかったのかと思う。金曜日ショッピングセンターこそ大忙しですが、オフィスは皆しまっていますから。わざわざ金曜日に知らせる必要はまったくない。

そして、理由の説明は全くなし。

10日ほど前に、彼女が日本をたつ直前にメールをくれたときには逆に、日本でなにかやったほうがいいことあるかと聞いてきたくらいでしたから。完全に寝耳に水。

その後、11月16日にTextで帰国したという連絡を受けて少しやり取りをしましたが、まだ何一つ具体的な提案をするレベルではありませんでしたから。ごく簡単なやり取りでした。

ただ、彼女が一方的に、いくつか単発であれこれ行ってきたので、それに関して少し答えてましたが、たぶんかなり感情的にあの時点ですれ違ったのでしょうね。

でも、くどいようですが、

月曜日まで待てよね。

正直、食べ物の味がしなかった。で、今日昨日の残りを温めて食べようかなと思う度にこのこと思い出して気分が悪くなりました。

 

それでも一応、保留にしてくれないかというメールを気を使いながら書いたのです。少なくとも2月までは。でもさっきいやとにかくやめたいという返事が来ました。

 

で、これはもう諦めました。諦めたら色々とだんだん腹が立ってきた。

 

つうか私今回つくづく、仕事のメールは絶対休日や週末にCheckしないようにしようと思いました。

ただ、この人は日本人なのでこちらからFP関連のことはすべて会社の英語のメールを使っていたのですが、まだ正式契約を結ぶまでのやり取りで私個人のメールをずっと使っていたのですよね。で、このメール宛に送ってきたのぜつい見てしまった。

 

後、正直Text見て今少し反省しました。

私喋りすぎ。電話できちっとしゃべるいがいは何も言っちゃだめですね。これだけは完全反省。

 

その反面、正直この人に銀行定期預金以外のものを進めるのはものすごくつらそう。今考えてみるとこの人が離婚弁護士料金の支払いについて相談してきた時に、うすうすこの人の情報とかProfessional Serviceに払うお金への抵抗に実は気がついていた。

 

やっぱり、まだ一度も合わずにクライアントになってもらうには無理があると思う。その前に自分のブランドを確立しなくては。

 

ああ、こうして書いたら少し楽になりました。

 

明日はきちっと新しい日にしよう。

アニメ’風が強く吹いている’、三浦しおんさんのこの原作小説、絶対・超オススメです。

2000年に’格闘するものに○’でデビューして以降、まるではじめからベテラン作家のような卓越した筆力で次々にヒットを生み出してきた、隠遁女子系の大小説家三浦しおんさんのの同名小説が原作です。

 

私の場合、2015年から定期的な日本行きを再開して、最初に面白そうな題材だと思って手をとったのが彼女の本屋大賞受賞作’船を編む’でした。これが彼女の作品との最初の出会い。

 

 

長い間探していた、ああこういう作品が読みたかったんだと言うのが私の第一印象で、その後新刊古本合わせて、手に入る彼女の作品をしばらく漁りまくりました。

 

この作品もそうやって出会った作品です。

 

ちなみにこの人の’秘密の花園’という女子高校生を主人公にした小説を読んで、このひとがかなりいろいろな好奇心のまとになりやすい、某有名女子校チェーンの横浜校出身であることを発見しました。私は同チェーンの四ツ谷校出身です。

このチェーン出身の人って、まあ卒業後拗らせることが多い半面、男性の視線抜きでゆっくり自分の世界観を作ってしまう人が結構います。三浦さんはそういうタイプの典型とも私のような大年増からは思えてしまうところもあります。

三浦さんは二次元ラブ全開の腐女子としても有名な方です。日本のように未だに超性差別社会であるこの国で、一つの開き直った隠遁女子というあり方を、’ショッピングの女王’中村うさぎさんと対談しています。

 

 

さて、話をこの作品に戻しましょう。大体において三浦さんの作品はマルチメディア展開されることが多いのですが、この作品もご多分に漏れず、これまでに映画化され、さらに漫画化もされてます。(漫画はヤングジャンプだったと思います。確かにキャラとかストーリーとかから判断するとそうなりますね。)

私はみていないけど、映画は主演の走役の新人がとても良かったとか。

 

 

そうですね、写真を見る限りでは、走は若すぎるし清瀬はごつすぎる。

 

その点アニメのキャラデザインは素敵です。これハイキューと一緒のデザイナーさんですね。走が少し影山ににてますが、まあ目つきが暗いし。でも設定的に似たものがあるのでいいと思います。

 

アニメの進行ですが、これもう完全2クールペースですね。今11月ももう終わりに近づいているのに、まだ最初の記録会エピソードが終わったばかり、箱根駅伝の出場資格レースもまだ。

なにより、いまだに肝心の主人公がこの竹青荘の住人たちと一緒に箱根駅伝に出るんだというかなり無謀なゴールを心から受け止めてはいない。

それがもうすぐかわっていくはずです。

 

ネタバレとはいえ、このかなり大胆な箱根駅伝出場というゴールはそもそものこの小説の大前提ですから、いまさらここで隠しません。

ただ、そこまでのこの10人が少しずつ変化していく過程をアニメがどう描いていくかは見ものですね。

 

正直、小説から入った私としては、いまのところ可もなし不可もなしと行った感じです。

 

小説を読みながら描いていたイメージに一番近くて嬉しいのはやはり、清瀬灰二さん。清々しくかつ腹黒な感じがとてもいいです。

 

さて、小説の方は、箱根駅伝の本番になんと全体の3分の一を欠けています。そしてそれが長くは感じないだけでなく、

いい。

そこまではアニメでもいいけど、最後の本番の描写は小説も読んで欲しい。

 

早くではなく、強く走るという本質がほとばしるのです。

 

ある意味魅力に欠けていた主人公走が覚醒していき、ゾーンに入っていく描写などは本当に言葉にしてくれてありがとうと手を合わせたくなる。

もちろん、10人10色のひとりひとりの自分の走る時間の強度を高めていくその有り様も、あるいは愛らしく、あるいは猛々しく、あるいは痛々しく、でもすべて美しい。

 

言葉だけだから広がりがあるということがあるのです。

アニメを見終わってからでいいから、小説も読みましょう。

 

Happy Thanksgiving アメリカは4連休、このブログの位置づけ5つ再定義してみました。

アメリカは今日からThanksgivingの連休にはいります。日本のように祝祭日が多いわけでなく、基本休暇というのは個人ベースでバラバラにとるのがこちらのあり方ですが、一年に一回Thanksgiving だけは全国同時の最低4連休。

このときだけは帰省する人も多いのです。うちもこのあとBobのお姉さんのところに行きます。幸い車で行ける距離ですがそれでも隣の州の郊外なので車が空いていて大体一時間半は、かかります。

以前ボブのお父さんが生きていた頃は、我が家とこのお姉さんの家と交互にDinnerのホストをしていましたが、あれ以来まあこのお姉さんが家長見たいなPositionになったので、彼女の家に行きます。

おかげで、Thanksgivingをホストすることがなくなり、まあ楽にはなりましたが。

正直、彼女のDinnerは苦手。

基本大手スーパーで売っているものを買って温めただけのものです。まあ、ヒートサーバーをいくつも持っているので温かいままで並べてもらえるのはありがたい。さすがターキーだけは、詰め物をして焼くだけになっているものOvenにいれ、焼き立てをサーブしてくれるのでまあまあですが。

私も昔はいろいろSide Dishやらお手製のクッキーを持ち寄ったりしてましたが、今は手作りのフランス料理式のルーだけです。

というのは、巨大なターキーを焼くと大量のジュース(肉汁のことです。)がでるのでそれを使って味を見ながら、私のバターをたっぷり使ったルーでグレービーソースを作るのです。これで淡白すぎるターキーがとても美味しく食べられるので。

アメリカのお店で売っているグレービーソースにはバターなんて殆ど入っていないのでまずいことこの上ない。

このグレービーをとても気に入ってくれたのがBobの亡くなったお父さんでしたっけ。

 

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ともあれ、アメリカにいるとThanksgiving Holidayが一番日本のお正月の感覚にちかいので、こうゆっくりこの一年を振り返りたいかんじになるのですね。

まだ、完全に一日一更新のペースになったのが8月の終わりからそれほど経っているわけではないのですが、9月に私が所属先を替え、娘が高校新生活をスタートしたせいもありこの約三ヶ月というよく考えると短期間の間にずいぶん色々なことが煮詰まってきた感があるのです。

というわけでこのブログの立ち位置を個々で再定義しますね。

1.これは読んでもらうためのブログ

なんでわざわざこんなことを言うかというと、きほん私はモバイルデバイスで軽く流し読みできるようなものはあまり書いていません。

もちろん、私のエネルギーが落ちているときは書き流せるテーマを選んで結果的に軽いものになることはあります。

でも、例えばこちらの政治社会系のニュースを取り上げるときは、ずいぶんその前に色々な記事を読み込んだり、他のソースもチェックしたりしてリンクを挙げながら書き込んでいるわけです。

偉そうな書き方だけはしたくないけど、でもきちっと伝えたいことはできるだけ説明します。

それから、萌えでも、書評でも、基本自分と言う人間が色々なコンテンツを消化してきた結果の反応である以上、比較的プレーンな言葉使いは心がけているものの、結構つっこんだコンセプトを持ち込んでいることも多いのです。

それもこれも、私の読者には本気で読んでほしいから。

だから、アフィリエイトもまあ本以外は今後も入れる気はありません。ヨメレバに早く移行しなくてはと思うのですが、どうもアマゾン以外のアフィリエイトの登録にちょっと手間取っています。実はこれ私がいまだアメリカにいる時間のほうが長いというところがひっかかっているので、次に日本に戻ったときに解決するようにします。

2.漢字は減らしません。

英語に囲まれて生きていると、日本語独特の、表音文字と表意文字の混じった表記に、あらためて魅了されることがあります。

少し前にあげた森茉莉の作品などは、その最たるものです。夏目漱石もこの感覚が強くて気持ちがいい。

ですから今更、モバイルデバイスで読みやすくするためだけに漢字を減らすことはありません。

大体、昔原稿用紙のマス目を埋めていた頃は、ルビをふるのが結構好きなぐらいでした。

日本語ぐらいでしょう、基本的には同じ意味で、もちろん発音は全く同じで、表記によって微妙な違いを表現できるのは。

それに、これは個人的な感覚もあるかも知れませんが、キレイな漢字って探すと結構あるでしょう。

はかない

ハカナイ

儚い

ねえ、違うでしょう。

3.萌ネタは絶対やめません。

わからないかも知れませんが、例えばBL漫画評を書くのって、基本普通の本の書評を書くよりずっと大変なのです。

だって、一応汚超腐人と自称しているのですから、そんな’良かった萌えた、エロかった’だけじゃ恥ずかしいですから。

もうBL漫画を未だ認めない世間が唖然とするようなオマージュを捧げないことには、私自分が嫌になりますから。

’憂鬱な朝’が完結したあと、以前あげた七巻までの分の書評ポストのヒットが急に上がりました。でも、私にはそうすぐいい加減なものは欠けなかったのです。

で、最近上げたばかりの完結後の新たな書評、正直自分でも気に入ってます。ああ待ったかいがあった、寝かしたかいがあった。

ところで誰か答えてほしいのですが、なぜ私の’ヲタ恋’ポストは未だに一番の人気記事なのかわからない。

まあ、こういう立派な理由とは別に、やはり萌えネタ系はこのブログのウリでもあります。やはりきちっとこの手のことを書く人少ないのかも知れません。

4.連載ものはこれからも登場します。

実は私には書きたいことが本当に山のようにあります。

その意味ではブログだけでは物足りない。

ただ、今の生活パターンですと、ブログの毎日更新ぐらいの量とペースが一番効率がいいのです。

ただ、当然のことながら私の書きたいことは、ブログの一日分一本で完結するものばかりではありません。

そこで、連載ものです。

さらに、連載ものは連載完了時点で、まとめ直してNoteで有料で上げるつもりです。

今現在2つ連載してますが、あともう一つ連載ものすでに各内容もほぼ決まっています。

’お金の5季’はかなり長くなります。というのはこれ実は英語で本一冊分の分量を日本語で日本向きに書き直しているので。

’ひきこもり英語力増強講座’の方は、このあと少しFormatを替えます。留学初期の話をあと数回で終了し、その後は英語のWebSiteを色々選んで教材ぽく紹介するつもりです。

5.カテゴリー’草薙素子になりたい’をこれから充実させていきます。

私の書きたいという欲望はとても強いです。

でも、いわゆる物語を書きたいタイプとは違う。

で、ずっとまあフィクションを書く可能性というものを諦めていたのですが、少し前に宣言しましたが気が変わりました。

Lifeshift, Nanotechnology, Cyborg(cybernetic organism), VR,  AR

で、Extrapolateしたい30年後あるいは100年後にあり得たかも知れない私の拡張そして今とは違った種類の懊悩みたいなものを想像してみたいと思います。

 

というわけで、これからも今の路線をさらに突き詰めていきますのでよろしくね。

 

 

 

 

突然ですが、俳句はお好きですか?私は、20代のときからすごく好きでした。だから婆さんの趣味というわけではない

最近、イケハヤさんのYoutubeを、家事をしてながらとかExerciseするとかに聞いているのですが、今日も’ブログはオワコン…’といういかにものタイトルなYoutubeをTreadmillに乗りながら聴いていたのです。

で、まあ最近みんな小説とか読まないという話になって、その先で確か俳句と和歌をいっしょに、まあ若い人に読まれるはずがないものとしてさらに論ってくださったのですが、私はそこで、

カリッとしました。

 

私俳句好きです。

日本の女学生だったころ古典とか苦手で好きじゃなかったのですが、その中で2つだけ気に入ったものがあって、両方とも半分世捨て人の爺さん。

一つは鴨長明の方丈記、もう目一杯暴徒から根暗な世界観で、天災やら飢饉の話とかもう暗い話ばかり続いて、凄く受けました。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし、世の中に住む人と住処とまたかくのごとし」

これいまだに暗唱できます。

 

そしてもうひとつが、こちらもまあ爺さんぽい。でもゲイの人みたいだからもっと生臭いのかも知れませんが、かの松尾芭蕉さんです。

私、’奥の細道’すごく好きなのよね。

この冒頭も未だに覚えている、

 

’月日は百代の過客にして、いきかう年もまた旅人なり。船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらえて老いを迎うるものは、日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅にしせるあり。’

 

旧仮名遣いでかけませんが、こんな感じです。

なんか私は、超大昔高校三年生の夏のはじめに突然家でして青森まで行った人間ですから、元祖ヒッピーみたいな感じがすきなのです。(あ、ヒッピーとか今の若い人な知らないかも、Googleしてみてね。)

ちなみに私が一番好きな句はこれ、

’象潟や 雨に西施せいしが ねぶの花’

象潟はそのころまだ日本海側にあった、松島みたいな場所だったそうで、そういう失われた景色に対するあこがれもあってすごく印象に残りました。

大体高校の修学旅行で一番印象深かったのが東北旅行でした。

この本アメリカに来るときに持ってきました。そしてあの震災のニュースを聞いた夜、この本握りしめて泣きました。

俳句って結構Intense,つまり濃くて重いものですよ。

 

で、どういうわけかというかだからこそ、近代の自由律俳句に至っても、 俳人は変な人が多い。だから好き。で、一冊もうこの’俳人みんな変だ’的に人物紹介してくれるありがたい本があるのです。

私は20代でなにかの間違いでこの本にであって本当に良かった。

これ文庫でした。でももはや古本しかないみたい。どうしてこんないい本を残さないのだろう。でもまあ今アマゾンで買える値段でもあるのでよろしかったら。

作者は吉屋信子さん、彼女が近代の9人の俳人たちの壮絶な人生を愛情込めてまとめてます。

今でこそかなり有名になってきた尾崎放哉ですが、私はこの本で初めて知り、

Fell in love

 

’底の抜けた柄杓で水を飲もうとした’がタイトルの原本。

 

尾崎放哉に関してはあのあと神保町の大きな本屋に行ってあんまり安くなかった伝記本までかいました。まだアメリカに来る前の確か80年台の頭ぐらい。

 

俳句は今の私には関係ないと思っているあなた、放哉の作品で私の好きなものをいくつか挙げさせてください。

 

この人の生き方凄まじく早死しているのですが、でもこの人の作品がかかえる感情には素晴らし広がりがあり、あったかなもの、くすっとわらってしまうもの、シュールなものまでといろいろ。そして実存的というか禅的世界観を目の前に突きつけてくれるものまで。

 

つくづく淋しい我が影よ動かして見る

あすは雨らしい青葉の中の堂を閉める

一日物云はず蝶の影さす

山の夕陽の墓地の空海へかたぶく

柘榴が口あけたたはけた恋だ

たつた一人になりきつて夕空

空に白い陽を置き火葬場の太い煙突

むつつり木槿が咲く夕ベ他人の家にもどる

いつ迄も忘れられた儘で黒い蝙蝠傘

たばこが消えて居る淋しさをなげすてる

傘さしかけて心寄り添へる

心をまとめる鉛筆とがらす

雀のあたたかさを握るはなしてやる

破れた靴がばくばく口あけて今日も晴れる

一人分の米白々と洗ひあげたる

足のうら洗へば白くなる

あけがたとろりとした時の夢であつたよ

朝靄豚が出てくる人が出てくる

入れものが無い両手で受ける

せきをしてもひとり

春の山のうしろから烟が出だした

一応本も、

俳句面白いよ!!

OfficeでのPotluck Lunchで、すっかり体調を壊してこわくなりました。

昨日のランチは、オフィスで皆で手分けして持ち寄った食べ物で、一足早くThanksgiving を祝いました。

まあ、私は糖尿ですから、Thanksgiving Menu の定番の、Stuffing (詰め物)とか、マッシュポテトとかには手を出しませんでした。

基本、野菜と、私のマネージャーが持ってきてたミートボールばかり最初は食べていたのですが、みんなで楽しくおしゃべりしながらだと、どんどん気が緩んでくるのですね。

イタリアン風マカロニとかについてを伸ばし、最後にブラウニー(チョコケーキの一種)をなんだかんだとつまんでしまいました。

気がつくと、もうお腹はパンパン、それと同時にまず身体が重くなりました。

続いて頭が重くなってきました。

とてもじゃないけど仕事には身が入らない。

で娘をピアノのレッスンに連れて行く、待っている間になんと

寝落ちしました。

そもそも、私の朝食はプロテイン入リスムージーと、バターコーヒーだけです。しかも朝の6時半、ですから普通ランチは11時過ぎにとってしまうのです。

さらに、普通のランチはもう一ヶ月ぐらい炭水化物ほぼ抜きで、量もあまり多くはしないようにしています。

だからこそ一週間前に始めた砂糖断ちも、それほどの禁断症状は起こさずここまで来たのですが。

正直、たった一食で、ここまで身体の調子が狂うとは思わなかった。

このスペシャルランチは、私の普通のランチタイムから2時間遅れ、1時に開始しましたから、ものすごくお腹も空いてました。だから、つい食べて、食べて、ああ、

食べ過ぎは怖い。

そのうえ、

炭水化物の食べ過ぎは怖い。

このあとかなり気分の重さそして胃のもたれが続いたので、夕食は抜き。

でも、少し小腹が空きなぜか突然甘い物が欲しくなり、止せばよいのに魔が差したて

ほんの少し残っていたピーカンパイを食べてしまったのです。

 

今朝起きて後悔しました。恐る恐る血糖を図ったら、月曜日の朝に比べて、なんと

70も上がってました。

というわけで、今日は私の犯してしまった間違いの記述でした。

また、砂糖断ち、炭水化物カットをきちっと始めないと。

今日のお昼は、昨日の残り。

夜はクッキー一個は食べてしまったけど、マアマアかしら。

アメリカは今週木曜日から、Thanksgivingの4連休に入ります。だから、明日で仕事はおしまい。

ちょっとお正月前みたいに、気が抜けています。

Netで使える英語力増強講座 その5 学部時代はTVが友達、さらに英語の字幕を頻繁に読む羽目に

ところでTVの良い所は具体的な内容である限り、そしてあまり高級内容ではない限りまあまあ見てれば分かる部分多いですよね。

ですから辞書を引かないで読むのににた効果があります。

さて天気予報とニュースから始まった私のTV英語修行は、ソープそしてミニシリーズへと写っていきます。
ソープはもちろんアメリカ版昼メロのこと。昼メロのスポンサーといえば洗剤と言う時代が黄金時代を築いたので、こう呼ばれるようになりました。
ミニシリーズは日本で言えば特番タイプのドラマ。こっちの場合、一発二時間とかいうより、これを数週間に渡ってやることが多いのです。
ただ、あの頃はまだドラマ番組というとまだ3大ネットワークの時代でした。で、逆に今よりも大時代な夜メロが結構あったのです。
本質的には、昼メロと内容は同じタイプなのです。
やたらContrived(これはむりに持って回った、やりすぎの、と言った感じの話のすじとか形容する時によく使います。)な人間関係、それも基本的にお金と愛欲の世界です。
ただ、昼と違う点が3つあります。
まずお金がかかっているので、セットも衣装もゴージャス。大体、超富裕層のお話ですね。私が見ていたのはもろ80年代だったし。
そして、役者は昔有名だった映画スターと新人の若手と言う組み合わせが多い。
そして、昼メロと違って編集が映画っぽくって、話がどんどん進んでくれます。無理のある筋とかもありますが、ハラハラドキドキで引き込まれます。
まあ、正直あまり’知的’な番組ではありません。で、芝居はもしろん大げさで、結構紋きりがたも多い。でも、ということは

分かりやすいのです。

 

私が一番ハマったシリーズが Dynasty。 Youtubeで当時の予告編を見ることができます。

実はこのシリーズ最近になってリメイクされてます。これもYoutubeで見ることができますが、たぶんオリジナルよりは早口だと思います。

あと、キャストのアップデート具合が面白い。黒人キャストやゲイのキャラクターとかに入れ替えられた役柄がいくつかあります。

何よりおかしいのは、昔の40代の設定って今よりずっと老けていること。

丁度同じころ、もうひとつはまったタイプの番組があります。それはTV法廷もの。これ日本じゃ考えられないんじゃないでしょうか。
アメリカの場合、賠償金、慰謝料などの金額上限が非常に低いSmall Claim Courtという日本の簡易裁判所よりもっと小さなケースを扱う裁判所があります。
一番多いのが大家さんと店子のもめごとですから、せいぜい数十万ぐらいまでですね。これをしっかりTVでやるのです。
TVとはいっても、参加者はまえもって契約書にサインしてますから、判決は法的に最終的なものとして有効です。
これ面白かったですよ。最初に一番ショックをうけたのは、原告も被告もまったくどうどうとしていたこと。言い分だけ聞いているとどちらもすごく自分が正しいと信じて疑っていないのがはっきりわかります。これ内容からするとどう考えても片方が圧倒的に正しそうでもかわりません。
英語と言う面から見ると、すべて事実関係の確認、時間列の検討などがベースになりますから耳がなれてきてわかってきます。まあ、訛りのきつい人もいますが。ただ一応裁判所なので、みなきちんと話そうとはします。だから普通の会話よりわかりやすいのです。
もちろん裁判官は、はっきりと言葉を選びながら話しますからさらにフォローしやすい。
法廷がCourt判決がJudgement,原告がPlaintiff,被告がDefendantです。
あと、ひとに物を論理的に説明するときはこうやるといいのだなとか、勉強になります。私が見ていた’People’s Court’はいまでもやっていて、Youtubeでも見られます。
すぐはあまりわからなくても、だんだん耳がなれてきますのでがんばってください。これ英語的なものの説明の仕方の勉強にもなります。

こうやってTVをかなり見ていたのはやはり学部時代です。

 

なにせ娯楽といったら学内のフィルム科と外国語学科が主催していた映画ぐらいしかなかったので、TVの気に入った番組は結構楽しみにしていました。

私が車の免許をとったのが、なにせ学部卒業の夏だったので、どこへもいけませんでした。

 

ただ幸運なことがありました。

確か大学の二年目のころ、フィルム科が

日本映画の特集をしていたのです。

ですから、日本語の映画に英語の字幕がついているものをずいぶんと見ました。

今ですとおすすめはなんといってもアニメです。

アメリカではアニメ、字幕付きと、吹き替えと両方ありますが、英語字幕つきけっこうおおいですよ。大体私がストリームで見ているのはすべて英語字幕付きですから。

たとえば今シーズン楽しみなシリーズの一つ’転生したらスライムだった件’とか。

字幕を読みながら話を追ってみてください。

 

そして、あのころ外国語学科のほうも楽しみでした。これも英語に字幕がつく英語圏外の映画ばかりだったので。

 

これでずいぶん速読に目がなれましたね。でも、字幕はたいていあまり長くないのでできるようになりますよ。

 

ここまで連載してきましたがお知らせです、いろいろ考えて年内にはこの連載と並行して週一ペースでYoutubeバージョンを開始しようと思います。

期待してくださいね。

‘憂鬱な朝’日高ショーコ.10年の時を経て堂々完結,夢と現実のあわいに屹立する恋愛ロマンの新世紀的止揚

Rentaで第8巻が最終巻としてリリースされた時、私は正直怖くてすぐには読み始めることができませんでした。この作品は私がBL漫画を読み始めて数ヶ月で遭遇したものの、’囀る鳥は羽ばたかない’と並んで、未だにトップを占めている2作品のうちの一つです。

 

さらに、日高さん自信にとっても非常にじゅうような作品であったことに疑いはなく、だからこそ8巻完結までに10年の時を経ています。彼女のあとがきで初めてタイトルの由来が明らかにされ、ちょっと不思議な思いもしました。

 

さて、連載開始から10年、その間BLの読者層はずいぶんと広がっていきました。が、その反面読み応えのある作品に対する抵抗のようなものも残念ながら増加していったのではないでしょうか。

Rentaの最近のレビューを読んでいると、わかりにくい、難しい見たいなコメントが有ってびっくりしたのですが、それもこれも今やストーリーのゲーム化が進んでいるからかも知れません。

本来恋愛ロマンこそが、ゲーム化不可能なものです。

 

私達がゲームをする時、そこにいるのは私だけ、あとは基本NPCもしくは私のためにあるものです。

乙女ゲー、(男性の場合はギャルゲー)は恋愛の代わりにはなりません。それは、そこに存在するのが自分がプレイするキャラクターだけですから。

恋愛で人は初めて、本当の意味で

自分ではない誰かに出会うのです。

 

恋愛で、ひとは’ハリネズミのジレンマ’(近付こうとすればするほど、結果的に傷つけあってしまうという人間関係の避けられない必須条件)に陥りながらも、近付こうとすることをやめない。

そして、二人の人間は恋愛という場(Field)で、それぞれの社会属性にかかわらず、対等でしかありえないのです。

ですから、近代を含め恋愛の基本パターンは

不倫でした。

男女不平等のある世界で、対等であるということは、男が一方的に求める関係であっては恋愛は成立しないということです。

 

両者の意志が表示されてこそ恋愛なのです。

 

ですから、やがて不倫と限らず、あらゆる恋愛を阻む障害のパターンが、恋愛ロマンの発展ともに生み出されていきました。

 

個人的には、恋愛小説の雛形はエミリー・ブロンテの’嵐が丘’トドメを指します。もしよろしかったら読んでみてください。

 

 

さらに、恋愛ロマンが成立する世界とは何だったのか、それをメタレベルで浮き彫りにしてくれる非常に便利は小説があります。まあ、便利と言っても読み応えのあるボリュームですが。

 

夏目漱石の未完小説’明暗’の続編’続 明暗’を書いた水村美苗が、じつに、’嵐が丘’をベースラインとしてかきあげたメタ小説です。タイトルからして’本格小説’です。

なんで、BL漫画の話なのにこんな時間の掛かりそうな小説をすすめるのかと思われるでしょうが、 ’憂鬱な朝’は現在のBL漫画の可能性を、未来の恋愛小説の可能性として描き出したからこそ、そこし背景てき知識を勧めたくなってしまうのです。

振り返って平成も終わりに近づいた今という時代で、もう

恋愛ロマンは死に絶えようとしている。

 

今や本来恋愛ロマンの牙城であった少女漫画では、’貧困’や’変態’が障害の多くをしめているありさまです。

大体数年前に大ヒットした’君の名は’覚えてますか?

あのアニメでは、将来の恋人の身体に乗り移るという設定そして、壮大なSF的背景が恋愛の成立を支えていたのです。

それに比べ、戦後すぐに大ヒットしたオリジナルの’君の名は’では、現実の圧倒的’不便さ’が軽々と恋愛ロマンを成立させていました。

 

とここまでは前置きです。もしまだ’憂鬱な朝’を読んでいないのでしたら、まず読んでからこの先を読んでくださいね’。

 

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日高さんは、この物語に’Happy End’を’付け加えました’。

この物語は、桂木が、暁人の出発の朝で終わることもできました。

 

実のところ、タイトル’憂鬱な朝’は、桂木が憂鬱な思いで、暁人の出発を思うそのいわばラストシーンの想定のもとにつけられたものでした。

ただ、作者の予想に反し、二人の人格は成長そして変容を遂げ、桂木はもう平静をを装う余裕などないほど暁人を深く思うようになったのだといいます。

この物語を読みごたえのあるものにしている最大の理由は、メインの恋愛と同時に進行する、明治創世記の時代の動きです。旧時代と新時代の拮抗。身分制度、さらにお家騒動も絡みます。従って7巻終了時点まで、色々な人物がそれぞれの思惑を絡めて、物語を複雑にしていきました。

もちろんだからこそ面白いのですが。

それが、7巻終了間際に、桂木が暁人が病気を偽ってこもっている久世子爵別邸のある、鎌倉に赴くのです。

そこにいたるまで、二人にはゆっくりと胸襟を開いて話し合い、思いを確かめ合う時間はありませんでした。

ここでさらに暁人は、2年の英国留学の予定を桂木に告げる。

桂木は、もはや暁人の描く新世紀に向けてのプランを損なうようなことはしません。

ただ、初めて二人でゆっくりとした時間を過ごす中、桂木の暁人への思いがとめどなく表出していきます。

そんな時、暁人はついに、桂木にも一緒に来てほしいのだと告げるのです。

次のカット、桂木のこの表情は8巻目にして初めて見せてくれたものです。

 

 

でも、現実の中で生きる二人にとって、やはりそれはかなわないことでした。

これは明治のお話ですから、遠いヨーロッパへと向かうことそのものが今現在とは重みが違う命がけの出立でもあります。

 

 

出港地である横浜、そこに思いがけなく前夜ホテルに現れた桂木を迎えて、暁人はやはり桂木が自分と一緒に来ることはありえないのだと思い知ります。

二人が夜をともにする時、いつも思いの丈を尽くすのは暁人でした。

暁人は臆面もなくほとばしる情熱を桂木に向ける。

それにたいして、桂木の情熱はいつもどこかで一歩踏みとどまり、だからこそどんどん内面化していったのです。

だからこそ、二人の朝いつまでも疲れ切って眠り続けるのは暁人、それを桂木は愛おしく見つめてきたはずでした。

が、暁人は桂木と思いを尽くしたその朝、あまりの悲しさに気が休まらなかったのでしょう。

このシーンはとても好きです。

こういうシーンがあるからこそ、アニメではなく映画にして欲しい。

暁人は多分新人でないと無理でしょうね。

 

 

もう、このあたりから読み返すたびに泣いてしまいます。

そして、暁人は船上の人となったあと、自室に逃げるように引きこもり滂沱します。

桂木は、ベッドから起き上がる気力さえもうない。

 

__________________________________________

 

彼らの恋愛ロマンはここで悲恋として完結することも可能でした。

 

でも、日高さんはそういう物語にNoを突きつけました。

 

二年後に再開する二人の関係は、今このときにあってもおかしくはない、すべての世間の柵を止揚してしまう二人の人格の有り様によって未来をつなぎとめるのです。

 

二人は自分たちの愛を貫くために、世界を変えるのです。物語として興味深いことに、二人の共通の友人とも言える暁人の学友石崎総一朗と、彼の恋人との関係も、いわばマキャベリアンな奇策によって解決してします。

私は、こういう臆面のない意志の表れに心から賛同します。

 

でも、それでももうHappy Endになると既にわかっている自分でありながら、二人が迎えた憂鬱な朝に、やはりまた涙してしまします。

土曜日はPokemon GoWalk, 娘が昨日買ったLet’s go Pikachuも初めて、最近Pikachuだらけな気分です。

昨日11月16日は、Let’s go Pikachuの発売日。学校のあとターゲットへ。多分来年いっぱいは金欠状態が続くので、娘には自分でGameSoft買ってもらいました。

うちの娘は、節約家というより、とにかく欲しいのか欲しくないのかをものすごくはっきりさせる金銭感覚に育っています。

もともと、2つ前の所属先でやっていた人気セミナー’金銭感覚のしっかりした子供を育てる方’のコンテンツを自分なりに応用したのが原因ではあると思いますが。正直、私よりずっとまともかつ明晰な金銭感覚持ってます。

中学生(アメリカの中学生は小学6年生)になっていらい、Bobから毎週$10のお小遣いをもらってますが、普段は殆ど手をつけません。だからといって私にTargetなどでねだるというわけでもなく、いつも淡々と吟味してます。

ただし、吟味しつくして買うと決めたときは非常に思いきりが良い。

このゲームに関しても、私が今お金ないから買ってあげられないけど自分で買うとたずねた上での購入です。

$10札、$5札、$1札をバラバラに広げる羽目になりましたが、レジのお兄さんはとても感じがよく、他にもお金貯めて来た子がいたよなんて言ってくれました。

さらに、限定数のスペシャルアイテムのおまけをもらって、娘は超ハッピー。

そして土曜日は、いつものように散歩とPokemon Goタイム。

で、昨日がこのゲームソフトの発売日だったので,

やたらピカチュウとイービーが多いのです!!

一匹、Sparkle ピカチュウというキラキラするピカチュウもいました。

Pokemon Goを未だにやっている方ならご存知ですが、ピカチューはファンにとってできるだけ多く捕まえる意味があります。

50匹捕まえるごとにメダルが貰えると、ピカチュースタイルのコスチュームが買えるようになるのです。

今日は張り切って捕まえたので49匹、あと一匹捕まえると、パンツか靴を買うえるようになります。

おしい。でも、明日もまめにちょこちょこチェックします。

さて帰宅後娘がLet’s Go Pikachuはじめました。

言語のチョイスがずいぶんとあります。

これ私がプレイするとこは日本語でやりたいですね。

ただ、当分は娘が集中してやります。で、その間私はほとんど見学することを許されません。

一通りマスターすると、見せてくれるようになるのですが。

でも、とにかくピカチューの声が沢山聞こえます。

娘の後ろ姿だけは写真に取りました。

 

 

TV画面のピカチュー迫力あって可愛いです。

週次レビュー、Productivity Planners使用開始、風邪と戦いながらSugar Cutほぼ継続中。

まずはSugar Cut. 我ながらかなり感心しています。というか、低糖とか中途半端なことをするより、お菓子はだめ、砂糖もだめで通したほうがSugar Cutはやりやすいのかも知れません。

厳密には、果物は一日一回適量とったりしてます。あと、風邪で胃が弱っていたので、全粒パンはほんの少し食べました。

でも、アーモンドチョコレートやら、Reese(甘いピーナッツバターが詰まったチョコ)をついついつまんでいたパターンすべてやめました。

あと、娘のお気に入りのチキンのFast Foodで、甘いミントをつまむのもやめました。先程Aldiでの買い出しを済ませてきましたが、今回はDry Fruitに手が伸びるのをぐっと抑えました。

 

そのたびにちょっとさみしいですが、それほどひどい禁断症状はありません。

早く、プラス効果が現れ始めるといいのですが。

 

それもこれも、今週は週の中程から、何度も風邪のかかり始め状態になり、そのたびによる早めに薬を飲んで寝るという形で対応してきました。昨夜なんかBedに入ったのは7時過ぎです。雪に濡れたりして何しろ熱っぽかったのです。

が、風邪薬とビタミンのコンビをしっかり飲んでとにかくひたすら寝ました。今朝はまあまあ、さらに夕方になってもぶり返しありません。

 

まあ、ここで私がいいたいのは、SugerCut一週目、そして風邪気味だったん割にはまあまあのProductivityだったと、自分を激励したくはあるのです。

 

ではお待ちかね、Productivity Plannerを使い始めて週の終わりのリポートです。

 

基本的にこれは、いわゆるタスクリストです。

Plannerページが始まる前に9ページから22ページまで、このPlannerがどういうコンセプトのもとにできているかの説明があります。

それからさらに数ページにわたって、使い方の説明が、これまた結構ていねいにあり、そして30,31ページの見開きで、My Commitmentを書き入れます。

まずは使い始めの日時、それからこのPlannerを使って達成したいことを3つ書かせられます。

私は、

1,2019年の売上高目標をたっせいする。

2,日本のBlog と 他のNet Business (Note など)を確立する。

3,英語の本の正式出版をする。

と書きましたよ。

 

そのあと、さらに、週ごとにアメとムチの設定、最後にこのProductivity Plannerを使い続けるために、毎日何を心がけるか書かされます。

いや、かなり徹底してます。

 

その後、見開きでもう一度、使い方がわかりやすいようまとめられてます。

 

ちなみに、この黒やシロの丸がこのPlanner のキモで、ポマドーロといいます。(イタリア語でトマトですね。)最初は基本、まる一つが25分。それぞれのタスクごとにどのくらいの時間が必要か、あるいはどれくらい時間をかけるか、決めます。で、25分集中インターバルを繰り返しながら、丸を埋めていくわけです。

 

これ凄く効きます。はっきり言って、今週は初めてだったので、ほとんど見積もりどうりにいきませんでした。

 

それと、せっかくはっきり優先順位をつけさせられたのに、なんども違う順番でやってしまいました。

 

それはともかく、一週間単位のPlannerはまずは週次リストから始まります。

 

ちょっとわかりにくいと思うけど、最もじゅうような5つのタスクのうち、できたのは2つ半、でも二番目にじゅうようなタスクを2つ完了してます。つまり優先順位の付け方が間違っていました。

 

これきほん、重要と緊急のバランス問題がきちっと区分けできたいなかったということです。

 

ともかく、次にお見せするのは2日分の実際のTask Listとポモドーロログ。

 

ほら、黒丸が足りてなかったり、まるでつかなかったりがあるでしょう。

 

そして一番下には、Productivity の自己採点が、基本5か6ばかりでした。

 

そしてまだ終えてませんが、最後にご丁寧な週次レビューページでしめとなります。

項目は4つあります。

1つ目はWeekly Win,今週のやったねタスクという感じですね。

2つ目は絶対来週にどうしてもコンプしたいタスク

3つ目は今週学んだこと、どそれをどうこれから活かすか問う。

最後が、来週何を心がけることによってProductivity を上げるか

本当にいたれりつくせりです。

とにかく、今の私にとってはかなり高いから、悩んだ末に買ったのですが、もう完全に

買って正解

 

なんというか、自分がどこでだめになったのか、マアマアの部分、良かった部分全てきちっと教えてくれます。

あと、なんとなく始めにくいタスクは、25分区切りに最初からしているので、ともかくTimerを欠けて25分やる、これは凄くいけてます。

ただ、まあしつこく風邪を言い訳にしますが、今朝はさすが疲れていたのと気が緩んでいたのとで、肝心の一番最初のタスクに手を付けるまでに時間がかかりすぎました。

というわけど、来週からはProductivity Plannerベースのレビューになります。

もう一度リンク上げますね。

 

ポケモン名探偵ピカチュウ 実写映画化予告編第一弾リリース、色々ショックだけどやっぱり可愛すぎる。

昨夜やっとブログを書き終わって、まったりとしているところへ、突然ボブ(一応夫)がやってきてたずねました。

’Did you know this? The real Pokemon movie trailer.”

私は以前、Youtubeで偽モンに引っかかったことがあるので、いや今頃そんなフルネタとまずは思ったのですが、彼は嫌今度こそ本物だと集中するので、

見たのがこれ。

 

いや、いまさらPokemon実写映画化はないとたかを括っていたので凄くのけぞりました。

私が昨夜チェックした時点で2600万View, 今朝はそれが3200万View, そしていまちぇっくしたらさらに3467万View まで伸びてましたから凄い勢いです。

今現在いいねが、実に110万、そしてコメントもなんと15万近くにまで上がっています。

私の第一印象は、もちろん

’あー、かわいいのにおじさん声だよー’でした。

ただ、大多数の人はこのFirst Shockのあと、とにかく数多くの懐かしくも愛しいポケモンたちが、そこら中に登場することにやはり最終的に凄く嬉しくなってしまうようです。

 

制作側のポケモンたちへの愛を感じる。

 

それは、やはりPokemon Companyが完全に共同制作しているからでしょう。

Warnar BrothersやLegendaryと並んで、Pokemon Companyが画面に浮かび上がるのはなんとも不思議な感じ。

 

おじさん声には実は理由があることもわかりました。3DS用の名探偵ピカチュウでは、ピカチュウが実際、少し感じは違うもののおじさん声で喋っているのだそうです。

 

で、この史上最初の実写Pokemon映画は、一応この名探偵ピカチュウ的ストーリーを雛形にしているそうです。

 

でもすぐなれました。とにかくこのピカチュウ可愛すぎる。もともとアニメでも、ピカチュウって一番表情豊かなPokemonですよね。まあ、一口にピカチュウといっても、厳密にはあつしと旅している進化したがらないかなり個性的なピカチュウでしたが。

 

え、ところで私今日は風邪ひきで、かなり具合がわるいのです。しかも天気予報が外れて、思いがけない雪、それからひどいみぞれに見舞われ、少し濡れてしまいますます体力落ちてます。だからあまりたくさんかけないのですが、今までにチェックしたいくつかの情報は上げておきます。

アメリカでの公開は来年の5月10日、かなり凄いOpeningになると思います。なによりも話はともかく、Pokemonをものすごく丁寧に作り込んでいる、そのことだけでもうたくさんのPokemon Fanが駆けつけるはずですから。

Pokemonの人気を甘く見ては行けない

 

英語のYoutubeには、すでにReaction Videoが上がってきています。Youtubeで’Detective Pikachu Reaction’とサーチをかけるといろいろ出てきますよ。

これはすでに色々なReaction Videoをまとめてくれたもの。

ただ、この映画本当にもしかして、

 

Pokemon World Domination Second Coming

 

になるかも知れません。

それにしても、このピカチュウ本当に可愛い、可愛すぎる。

‘お金の五季’ 冬 昭和の冬風景と現金社会の安寧は遠くなりました。

なにせ先週の選挙のせいで、ついいつもとは違う波長になってしまい、この連載も更新が遅れてしまいました。ともかく、喜ばしい結果のおかげで、心の落ち着く冬が迎えられそうで嬉しいと思います。

 

さて、四季というと普通は春夏秋冬ですよね。でも暦はいつも新年から始まります。これがアメリカだとやはりクリスマスが一年の終わりっぽい。なにせ大晦日は普通の仕事日だし、新年も2日からすぐ全て普通に戻るので、昭和生まれの私としては非常に寂しい。

 

実際日本が一番恋しくなるのは冬、それもお正月前後です。

 

今でこそ日本も昭和的なお正月風景はあまり見られなくなってしまいましたが、私がまだ子供の頃は、やはり一年で一番楽しみでした。

お正月料理は特別好きなものばかりではなかったのですが、やはりお餅やお雑煮は大好きだったし、あと父の好みで毎年ハムまるごととか、美味しいお肉とかがたされていたのも楽しみでした。

私は妙に家事を手伝う長女だったので、師走の大掃除と手伝いやらも結構頑張ったし。

もちろん、なんと言ってもお年玉がもらえるのは大きかった。今の日本ではどうなっているのでしょうか。やはりギフトカードより、可愛らしいポチ袋に入った、お札って凄く嬉しかったです。

 

でも、一番記憶に残っているのは、父の最初の小さな本社事務所があった浅草橋の問屋街へでかけて、一般人向けの安売りを一緒について回ったことでした。これも酉の市の一部ということでした。

本物の、浅草寺での酉の市には出かけるとしも、端折る年もありましたが、この仕事納めの日、大体27日か28日に連れて行ってもらいました。

父はお店の人と色々話しながら、調子よく交渉し値切るプロセスを楽しんでました。

 

父は一橋大学を卒業後、総合商社を一年でやめ自分の商売を始めた人間です。それなりに裕福な子供時代を過ごしていましたが、この起業で初めてお金の重さを知ったのだと思います。

だから、毎年の暮にこうやって娘たちをつれて買い物をして回るのが楽しかったのだと思います。

 

少なくとも値切るのはいいことだ。お金に対してはっきりしているのは凄く大事なことなのだと、そんな父を見て私はそれなりに学習していたと思います。

 

とはいうものも、それは父から学んだもの。母のお金に対する態度は全く違いました。女がお金の話をするのははしたないという教育を受けてましたから、私はその父との正反対なお金に対する見方を簡単には無視できません。

父のようにありたいのに、母の視線を感じてある種の罪悪感を持つといえばいいのでしょうか。

 

もちろん今まで、色々な’お金持ちになるためのHow To 物’で繰り返されていたことですが、お金をうまく付き合っていくためには、まず

お金と正面から向き合える。

これなんです。

ただお金と正面から向き合うということは、何も常に金勘定しましょうというわけではありません。

もちろん、事業主の場合は事ビジネスに関する限り、きちんと金勘定できないと死にますが、それは儲けをキチンと出していかないと、結果的に事業に関わる全ての人に迷惑がかかるからであり、単にお金儲けにこだわるというレベルで済む問題ではないのです。

 

そこで、今風のMindfulnessというコンセプトを、お金に対する最適な関係性として持ち出してきたわけです。

 

Mindfulnessというわかったようなわからないようなコンセプトを相手にする時、私はもう少しわかりやすい比較を取り上げます。

 

これがものすごく意味を持つ日常3分野が、

ダイエット、食生活

生活空間の整理整頓

お金

だと思うのです。

食べ物にたいするMindfulnessとは、まさに自分が今食べているものを本当に味わって食べる、基本はそれだけです。

が、これは’Recording Diet’で受けいられるようになったリアルですが、太る人ほど自分がいかに食べているか意識していない。

だから太る。で、そういう人はただ自分が食べているものをすべて記録するだけでもかなり食べる量が減ってしまいます。

 

整理整頓に関しては、それがだめになるほどどんどん汚部屋になり、最終的にはゴミ屋敷化します。そしてゴミ屋敷に平然と住んでいる人の目には、ゴミがゴミとしてもう写っていないのです。

 

振り返って、お金のMindfulnessを考える時、今の時代はちょっと厄介です。そこらじゅうでクレジットカードが使われ、それどころがスマホや電子マネーがどんどん浸透していってます。

 

昭和の現金感覚のままだと、こういう変化に対応できず、それが原因でお金との関係がまずくなることが増えていますから。

 

昔々、マルイが初めて登場した時、父は蛇蝎のように嫌がっていました。ローンで日常消耗品やら服を買うなんて何事だと言うのです。

それて、ローンには利子がかかります。現金はそれだけで割引対象になる時代でしたから。それがいつのまにか、お金が電子化され世界中を巡るようになり、現金はむしろマネーロンダリングされる対象に成り果ててしまった。

 

というわけで、次回は今の私達が、現金抜きでお金のMindfulnessを実践する方法についてお話したいと思います。

 

サブカテゴリー’草薙素子になりたい’の目的が今朝突然顕現してくださった件について

今朝3時半頃目が覚めて、最初は仕事絡みのAnxietyで目が冴えてしまった。で最近就眠ように読み返している、伊藤計劃記録IIを手にとったのが多分まずかった。

飛ばし飛ばしで、彼の死にいたるまでのブログポストやエッセイを読み返す。

’虐殺器官’で衝撃を受けた私が、さらに不思議なぐらいこの稀有な作家に惹かれたのにはかなり個人的な理由がある。

この人の大好きなSF作家と、映画監督画かぶりすぎなのです。

映画監督に関してはまずリドリー・スコット。この監督を好きな人はずいぶんいる。私にとってのリドリースコットが他の監督に比べて突出して好きな理由は2つ。

とにかくスケールが大きい映像が得意。一番最初に彼の名前を覚えたのは月次にBlade Runnerからだけど、私が日本で劇場公開で見た時はまだPhilip K Dickの名前はそれほど有名ではなかった。

逆に多分この映画のおかげで日本でもアメリカでも、Dickが注目されるようになったのでしょうね。今やDickの世界観は何故かアメリカでそこらじゅうに蔓延してます。

アメリカのAmazon Primeで今現在Dick原作のアマゾンオリジナルが2つも継続中だということだけでもわかる。

で、リドリーがエイリアンの第一作を監督していたということは逆に後で知った。

さて、私から見てリドリーが他の作家と違って見えるもう一つの理由は、

自分とは異質な存在をRespectして撮っているとしか思えない。

 

リドリーはあの’Thelma & Louise’をとっているんです。これもはやFeminist 映画のクラッシックでしょう。

で、911以降の世界で、もう右よりアメリカ人の神経を逆なでするような’Kingdom of heaven’とってるんですよ。

私はこの興行的にはアメリカでまずかった映画のMaking of本間で買いましたから。そのくらいこの中に登場する異文化がかっこよすぎたのです。

 

さて、私にはもうひとり偏愛する映画作家がいます。それがデビッド・クローネンバーグ。

 

この二人を別々に好きな人というのは結構いますが、二人一緒に好きという人にまだお目にかかったことがないのでびっくりしました。

 

ちなみにデビッド・クローネンバーグはやはり何故か映画作家に好まれだした、少し前になくなったSpeculative Fiction作家、J.G. バラードの非SF小説Crashを映画化しています。

なんというか、Sexが寒々しくて車の事故後の傷だらけの肢体が官能的という倒錯仕切った映像が忘れられない。

 

で、バラードの話が出てきたところでSFの好みのかぶり比較しましょう。

 

このひとは、さすがお若いのでSF初体験がサイバーパンクのウィリアムギブソンです。そこからバラードとかブルース・スターリングに惹かれていっている。

 

私は、逆にバラードがSF初体験(同時に、レイ・ブラッドベリとフレデリック・ブラウンも買ったけど結局バラードにのめり込みます。)ギブソンはずっとあとになります。

ただ、ギブソン以上にブルース・スターリングが好きで、Heavy WeatherとかHoly Fireとか英語で読んでいます。

確か短編集もいくつか読んでるけど思い出せない。

 

さて、問題はもうひとりの作家ジョン・ヴァーリイです。

この人の’残像’を日本を経つ数年前に読んで、さらに’へびつかい座ホットライン’を読んでぶっ飛びました。

だから、Steel Beachをアメリカで見つけた時は嬉しくて英語ですぐ読みました。これもまたぶっ飛びました。

 

ジョン・ヴァーリイの身体感覚は、変な言い方ですがとても男とは思えない。基本他にこういう作家アメリカのSFで知りません。いや女性の有名作家だって、こういう書き方はできていない。

 

あまりSFとかほとんど読まないあの頃の女性の友人に残像を読ませたところ、’子の人本当に男なのかと’しっかりコメントしてくれましたから。

 

 

私としては、’虐殺器官’の特異さ(日本SF史上で今のところSingularityでしょう。)はその身体感覚です。

別に体育会的なことを言っているわけではなく、

女が強姦によって気付かされる身体、あるいは男が戦闘の中で気付かされる身体。

そしてまた、妊娠や出産、病などで気付かされる身体でもあります。

 

確かに、SFとして’ハーモニー’のほうが評価されやすいのはわかるけど、ハーモニーの文体は彼でなくとも良かったと思えてします。でも’虐殺器官’は彼の身体の延長なのです。

かれはエッセイ’人という物語’をこんなふうに結んでいます。

 

これがわたし。

これが、私というフィクション。

わたしはあなたの身体にやどりたい。

あなたの口によって更に他社に語り継がれたい。

 

これを呼んだ時私が思い起こしたのは、私がまだ小学生だった頃初めて原爆というものを学んで、そのときに読んだ詩でした。

女の子が灰になってしまってもうアメが食べられないという叙情。

この叙情はその頃の私にとって死ぬほど恐ろしい感情として飲み込まれました。

たぶんこの連想はふさわしいでしょう。

 

彼がなくなったあと、ギブソンが最初のハッカー世代の作家とよんだニール・スティーヴンスンが登場し、テクノロジーの進化は伊藤計劃の死後、さらに2世代進み、その2世代目も終わりになろうとしている今。

私自身、これから生きる時間がまず確実に、今まで生きていた時間より短くなりました。

 

このブログを書いていて、毎日書き続けるからこそ、どんどん色々なものが言語化していきます。

ふと、この人の円城塔との対談を読んでいて、あれもしかして私SFは書けるかも、書きたいかもと思いました。

 

極端に分析的な人間なのでものを考え言説化することは大好きです。ただ、小説家になりたいと思ったことはなく、基本物語を作りたいという欲望はなかったのです。

 

’7つ闇’というロリータ幻想ホラーを書いて、友人にウケたことはありますが、あれは全く考えないで勢いだけで書いていました。だからそれだけだと思い封印しました。だいたい物語をもはやゲームとして読んでいるので、自分で物語を作りたいという欲望はないです。

 

ただ、この会談で、伊藤計劃が’装飾’で乗り切るという解説をしていて、それはありなんだ分かると思ってしまいました。

 

伊藤計劃は、男性でありながら稀な非常に明晰かつ論理的な存在です。で、普通こういう思考のあり方って小説を書くのには向いていないのですが、かれは自分を残す必然性があり、時間制限があった。(ちなみに、私が男性を非論理的と感じる最大の理由は、彼らが往々にして無自覚だからです。まあ、今の若い人たちはかなり違ってきてますが。ただ若いと明晰さのほうがまだたりていなかったりします。)

 

で、私がかきたいものがたりは、そもそも草薙素子が母になるとはどういうことなのかというExtrapolationがきっかけになると思います。

 

Holy Fireを読み直そう。あ、考えてみるとこの話老女が主人公です。読んだのは大学時代だったからずいぶんと前だけど。

 

多分あと数年はかかりそう。でも、こういう予感は必ず具体化するので。書き留めておきます。どうせいま考えていることと全く違ったものになるだろうけど。

 

ただ、そのノートのためにそもそも’草薙素子になりたい’というカテゴリーが生まれたのだと今朝気が付きました。

 

次にやりたいことが見えてきたのは凄く嬉しくて興奮したので、書き留めておきます。