‘囀る鳥は羽ばたかない’ 第7巻、 前巻ラストから4年後、矢代と百目鬼の邂逅のその先は…もちろん見えるわけがない

ああ、この物語はもう予定調和もハッピーエンドも、はなっから放棄しているんだなあとまず、いまさら思う。 でも、それでも、第43話の扉絵には正直、息が止まった。 iPadでRentaを使って読んでいて、隣には丁度娘が座ってG …

男性にもおすすめ、お正月にまとめ読みしたい、女性向き漫画とBL漫画、合わせて15選

私のブログいくつか自信コンテンツありますが、中でも漫画レビューは実はアニメ以上に年期入っています。シニアになっても、女性漫画、男性漫画相変わらずせっせと探してますね。どうせなので、男性にも進めたい、本来女性読者を対象に描 …

‘In These Words’ 第四巻で、盛り上がりが極まり感動してしまいましたが、そのあと克哉さんの前日譚にぶっ飛びました。

BL漫画を読んでいないわけではないのですが、そう簡単にピンとくる新作には出会わないものです。レビューをするとなると、私にとってはどちらが偉いというわけではないにしろ、結構力が入るものなので。   で、少し前にこ …

アニメ’囀る鳥は羽ばたかない’レビュー、’惜しい’というのが第一印象だけど努力は認める

えー、昨日は昼妹と出かけたりした結果、まったく昼寝ができない朦朧とした状態で行ってまいりました。妹の会社の女性社員さん二人とご一緒だったのですが、一人は全くこのジャンル処女。   正直、映画の内容にかなりショッ …

’ギブン’ 第9話,真冬の歌が解き放たれ、’ギブン’は、’喪失を物語る’神アニメとなりました。

漫画版’ギブン’を読み込んでいる人間にとって、真冬がどんなふうに歌うのかが、アニメ版の評価を決める最大の分岐点です。 だから原作者判断によって,OPとインスト担当のセンチミリメンタルのボーカルではなく、佐藤真 …

’ギブン’ 祝アニメ化、原作は人気BLマンガ初心者向き良作、アニメは超期待です。あ、ギターかっけ!!

えー、アメリカ時間木曜夜、仕事時間が完了し、あまり期待せずにアメリカ最大のアニメストリームサービスのアプリをIpadで開いたら、飛び込んできました、 ’ギブン’   えー、これアニメになったんだ!。びっくり。し …

’囀る鳥は羽ばたかない’ヨネダコウ、第6巻、何だよこれ凄すぎるよ、今はただ圧倒されてる。

予定では、Financeの話各予定だったのですがね、帰宅して、あっそうだ、今日は17日だから、もうRentaに出てるよねと、いそいそとIpad開いて読み出して…   何だ、どうしよう、すげー   改め …

’テンカウント’ 宝井理人 精神的外傷(トラウマ)という名のフェティッシュ

2015年の2月にBL漫画を本格的に読み始めて以来、いまだ私の中のBest 3の作品に入れ替わりはありません。 一作目は、8年かけて完結した日高ショーコの’憂鬱な朝’、そして二作目が今日やっとレビューを書く宝井理人の’テ …

‘イトウさん’ 冥花すゐ ノワール世界の純愛Fairy Tale, ’愛している’その真実の崇高な二重写しに泣けてしまう。

これは基本BL上級者向けです。なんせノワール世界が舞台の、ぶっちゃけ娼夫と殺し屋のラブストーリーなので、彼らの生きている世界は私達のリアルとかけ離れて 暗く残酷です。 最近の青年漫画的な、血生臭さと反吐が出るような醜悪な …

’コミックパーティワンダーラブ’ 山野でこ BL漫画家同士の笑撃ギャグ、でも最後は可愛く萌えてキュン

えー、本作はそもそもBL漫画誌リンクスに隔月で連載された5作と、書き下ろしの’コミックパーティサプライズラブ’を加えた単行本です。 なんでこんなことを事細かに書くかというと、なんと4作目まで、二人が本当にBLのカップリン …

’花のみぞ知る’宝井理人、私にとって一番綺麗なBL漫画

好きなBL漫画家さんはたくさんいますが、純粋に絵だけに限ると私にとっての一番は宝井理人さんです。 これ持ってますし、 Key Holder これですし。 よく考えてみると結構痛いBL丸出しなのですが、まあアメリカで使って …

‘蛇喰い鳥’ 芽玖 いろは、美人受け千鳥の誘惑のすべて、あるいはなぜノンケの二条が恋に落ちたのか。

今年最初のBL漫画レビューです。これはこの作家さんのプロデビュー作ですが、いまは出版社が変わったのか改訂版が出ています。       実はこの作家さんのごく最近の漫画をRentaで無期限貸出しして、ふ …

‘愛し’(かなし)くれの又秋、これもろ逆乙女チックロマンじゃないですか、翔真超可愛い。

そもそも、昭和の少女漫画で、Happy Endという夢によって救われるのは主人公の女の子です。 その中で、予定調和の極み、ハーレクインが登場するまえから女の子の妄想を愛らしい絵柄でくるみ、精神的ポルノグラフィーとして機能 …

’無条件降伏論’ いさか十五郎作、アホで鈍感な加古、でも死ぬほど好き、やっぱ恋愛ものはもうBLしかないです。

最近少し面白そうなBL漫画を探す似に工夫が必要になってきました。 これひとえにRentaで新作リリースが一番多いのがBL漫画なんですけどね。とにかくちょっと目を離すと私が萌える作品を結構見逃していたりします。 そもそもこ …

‘憂鬱な朝’日高ショーコ.10年の時を経て堂々完結,夢と現実のあわいに屹立する恋愛ロマンの新世紀的止揚

Rentaで第8巻が最終巻としてリリースされた時、私は正直怖くてすぐには読み始めることができませんでした。この作品は私がBL漫画を読み始めて数ヶ月で遭遇したものの、’囀る鳥は羽ばたかない’と並んで、未だにトップを占めてい …

‘それでもやさしい恋をする’ ヨネダコウ ’隠れゲイ’出口の屈折と韜晦が、恋の深淵を映し出す。

個人的に、BL漫画の漱石、鴎外は日高ショーコとヨネダコウだと思ってます。つまり他を大きく離す2大巨星。 この二人の漫画を、ただBL漫画というだけで読みもしないのなら、貴方には漫画読みの資格はない。 別に、’ワンピース’が …