トランプがやったのはナチスドイツみたいな子供隠し、子供と親を結ぶデータは全くなし

とにかくものすごく不気味です。

 

子供を、何の書類記録もなく親から切り離した後、その子供をさらに全米各地に輸送しているという実態が明らかになってきました。

 

もちろん、全国で少しずつ人権侵害訴訟が起きてます。裁判官の一人はこういいました。

 

刑務所にいれられるとき、私物を取り上げるときでさえ領収書をわたすだろ。なのに、親から子供を切り離して何の書類も作成しないとはどうなってんだ。’

 

考えても見てください、乳幼児もたくさんいるのですよ?アメリカには結構養子を欲しがる、それなりに裕福なカップルがいるので、そういうひとたちに

 

売るつもりですか?

 

しかも、気味の悪いことに、子供たちの搬送はなぜか夜間こそこそと行われます。さらに、収容先となった施設の所在地の地方政府には、何の知らせもなし。

これって、まるでナチスドイツがユダヤ人や政治犯を拉致したやり方を思い起こさせます。

 

だからこそ、何の説明もなしに騙され片棒を隠されてしまった飛行機会社もものすごく怒っています。

さらに、子供たちがアメリカのどこかに連れ去られる前に収容されるところが、まるで檻にしか見えない収監所であることが暴かれました。

 

日本に対して伝わっていないですよね。

 

TVや新聞では、大々的に子供たちの居場所を探しています。何しろ、地方政府からもかくしているので、善意の第三者だけが頼りです。でも、続々を情報が集まっています。Washington Postが一番わかりやすいです。

 

いまのところ、子供たちが目撃された州は、西側から、

ワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州、

アリゾナ州、カンサス州、テキサス州、

イリノイ州、ミシガン州、

ニューヨーク州、コネチカット州、ペンシルバニア州、ニュージャージー州、

ワシントンDC, 私の地元のメリーランド州、ヴァージニア州

フロリダ州、

 

どこの週でも、基本発見された子供たちは大都市部の、あまり設備の良くない子供用の収容施設、中には病院に運び込まれたケースもあります。

 

本当に何考えているんだか。

 

だんだんはっきりしてきた、トランプ政権の意図というのは、

 

基本難民がアメリカに来ないようにしたい。だからアメリカに来ると子供を失うそういうメッセージを出すことが目的で、この政策はトランプ政権開始後、2か月目にしてすでに、重要政策の一つとして掲げられていたことが分かって来ました。

さらに、今現在この政策はストップしてますが、いずれ再開するというリークもあります。

 

とにかく記録を取ってないので、今公称2300名といわれる宙に浮いた子供たちを親を探して送り届けるには、ものすごくお金がかかります。

 

唯一の救いは、普通の人たちがどうにかして子供たちを助けようとうごきだしていること。

 

6日前にカップルがFacebookではじめた子供たちの親を探すための寄付金募集はすでに日本円で20億近い金額が集まっています。

 

さらに、ワシントン州ベースの弁護士さんが、’良心にもとづいて、この命令の実行を拒否した執行官たち’の無料弁護をするNetwork を始めました。

Pro Bonoといいます。まあ、弁護士版のボランティアです。

 

もちろん、各地方政府もかんかんですから、この’子供の収監先にされてしまった’州を中心に、州レベルでの訴訟もはじまってます。

ちなみに、アンチトランプが一番強いのはワシントン州です。ワシントン州の州司法長官(State Attorney General)は、トランプが大統領になって以来、最多訴訟数を誇ってますから。

 

こういう流れの中で、11月中間選挙の予想はどんどん民主党側に傾いています。民主党が過半数を取り返す確率はどんどん高まっています。

 

でも、ヒラリーは予想ではほぼ確実に勝つはずでした。

 

ただ、共和党のほうも、リタイヤしたり、中道寄りの選挙民に嫌気ださしているところが増えてはいるので、候補者がどんどん過激になっていっているという状況があります。これは、選挙を左右しかねない独立系の票が、民主党側に流れやすい。

 

純粋に、選挙民の数だけで言うと、すでに民主党支持者が多いのがアメリカの実態です。でも、それを白人男性に限ると共和党支持者がずっと多い。そして特に保守的な州は、人口動態がかわってきているのにも関わらず、選挙区そのものが共和党有利にデザインされているという実情があります。

 

なんというか、私あまりトランプからも、トランプ支持の議員さんからもあまり危機感感じないのですよね。

また、この前の選挙の繰り返しにならないといいけど。

 

あ、たぶん証明することは法律上無理だとは思いますが、ロシアの介入がなければヒラリーは勝ってました。それはどんどん明らかになりつつあります

怒りと反発に腰砕けてトランプ家族引き離し命令撤回、この悲劇日本に全然伝わっていないでしょう。

この危機状態、日本にはいまいち伝わってないですよね。

 

いま、いろいろな数字が飛び交ってます。いままで親から切り離されてしまった子供たちは、一説では6000と言われてます。

 

トランプがさすが今日命令の撤回をしたのには理由がいくつもありますが、味方であるはずの共和党内部、そしてクリスチャンのサポートベースが一斉に蒼ざめ、反対を唱えたのが大きかったでしょう。

 

後、これは公に確認されたわけではありませんが、現在の三度目の奥さんはそもそも東欧出身、彼女もあまりのむごさにびっくりし反対したと言われてます。

 

さらに、昨夜はいまやケーブルニュースの星となった感のある、Rachel Maddowが、子供だけで引き離されて保護されたというニュースが涙で読めなくなってしまったというHappeningもありました。

 

さらに、この後さすがこの超非人道的な命令は撤回されましたが、いままで親から切り離されてしまった子供たちはそのままです。6000人にも及ぶ子供たちがちゅうにういてしまったのです。

 

子供と一口に言っても、乳飲み子、幼児がずいぶんと目撃されています。

 

そしてこんだけの子供たち、しかも年齢によっていろいろと必要なケアが違う子供たちをどこで、どうやって収容するのか、

 

今アメリカ全土で、草の根の子供たち探しがはじまっています。

 

いままでトランプがなにやってもなあなあで済まされてきましたが、これはどうもアメリカ人の逆鱗に触れたみたいです。

 

だって親から突然切り離されて泣く幼児の姿は、普通の人間ならとてもじゃないが直視できない。ずいぶんYoutubeでViralになりました。

TVのニュースもこれ一色。とにかく今収容所に連れていかれた子供たちをどうにかして親たちのもとに送り返さないといけないのですから。

 

これをさすがGreat Againとはいえない。

 

そういえば、最近どんどん視聴率が落ちてきている(RachelがFoxを抜きましたから。)Fox News で、Foxのホストが10歳のダウンシンドロームの子供のマネをしてものすごくたたたかれました。Viralであっという間に1000万回以上再生されましたから。

 

もちろん、どの子供の親がどの人なんて記録をどれだけ取っているのか怪しいものです。たぶんとっていないでしょう。

 

さらに、テキサス州の収容所では、子供たちを静かにさせるために多量の鎮静剤の注射が使用されたとして、人権無視および虐待行為の訴訟が起きています。

 

子供たちと乳幼児がいっしょくたに、本来子供用である施設にまとめて放り込まれていたという状況もあります。

 

また、ある場所では、100人もの乳児が床や子供用の囲いの中に放置され泣き叫んでいるのに、だれもケアをしないし、させてくれない状況も。

 

アメリカの主要飛行機会社は、すでに子供たち親とは別のところに運ぶプロセスには一切かかわらないと宣言してます。

 

とにかく本当にひどい、

 

本当にこの悪夢、終わってほしい。ただただ、11月の中間選挙で共和党が過半数を失うことをいのるだけです。

 

もう、共和党にはトランプをコントロールする力も勇気もありませんから。

 

オトメイトとNintendoSwitchのコラボは、たぶん海外乙女ゲーファンにとって最高の展開です。

最近腐女子やオタク女子仲間と話していると、乙女ゲーの劣化の話が出てきます。最近の新作ってスマホアプリばかりで、しかも途中でやたら課金が出てくるパターン。

そして、Nintendo Switchが最初の乙女ゲーを発表した時、私はとても期待したのですが、絵もお話のあまりに今一度が高すぎて買いませんでした。

 

少し前に、PSVitaベースの乙女ゲーの名作がどんどん出てきたころに比べると、乙女ゲーは今、非オタク女子がたぶんメインターゲットになってしまっているのだと思う。

 

でもスマホベースだと、本物の彼とChat風なんてのがウリで、ストーリー性とか二の次でしょう。

 

しかもそれで課金しすぎる人も出ているとか聞くとやっぱり腹立つですね。

英語版のアプリもこのタイプのスマホ乙女ゲーどんどん増えてきました。

 

買わないけど

 

ちなみに私はPSVitaもってません。だからある時期薄桜鬼をきっかけにして、乙女ゲーのそんざいをしり、アニメ化作品とYoutubeのGameplayにがちがちにはまりました。

二次元恋愛状態まで経験しましたから。

 

まああきらめていたのです。

 

今日、久しぶりにNintendo Switchと乙女ゲーで検索かけてみたら、なんと一か月ちょっと前に、

 

オトメイトがNintendo Switchとコラボ

 

という大きなアナウンスメントがあったのですね。第一弾は12タイトルのリリースとか。

 

『薄桜鬼 風華伝』 『薄桜鬼 完全新作』

『Code:Realize 彩虹の花束』 『ニルアドミラリの天秤 色ドリ撫子』『戦刻ナイトブラッド』 『アムネシア』

『Cendrillon PalicaA』
『ビルシャナ戦姫~源平伝~』
『私立ベルバラ学園』

『ノルン+ノネット』
『レンドフルール』

『LoverPretend』

 

私としてはまず、’薄桜鬼の新作’と’アムネシア’と’戦刻ナイトブラッド’即買いと張り切ったのですが。

なんと一番早いものでもリリースは9月。

 

というわけで今回の日本行での購入はできませんね。7月の終わりに日本をたつから。

 

でも、オトメイトの新しいビルがこの2月に池袋に誕生していたのですね。

 

池袋が腐女子のメッカなのはわかっているけど、正直池袋は苦手。昔日本にいたころからたぶん一番なじみの薄い副都心でしたから。今でこそ土地勘がくるってしまったけど、昔は新宿、原宿、渋谷、青山、そして六本木と西麻布だいたい飲み込んでましたから。

 

それはともかく、日本の乙女ゲーファンはあまりこの展開を喜んでいないので、ちょっとびっくり。

 

だってSwitchって携帯機としても使い勝手いいから。なにしろガチでかかえなくてもほんたいだけたてて、あとはコントローラーだけ使うというのもできるし。

 

確かに、乙女ゲーって周りに家族とかいる場合はちょっと大画面でやるの憚られますよね。でも、子供もいない休日のごご、配偶者もお出かけで家に一人なんてときは、大画面でやりたいじゃないですか。

 

いまいちわからないのですが、日本の場合、PSが好きな人にNintendoを目の敵にする人がものすごく多い気がします。

 

さて、乙女ゲーの将来を考えた場合、Nintendo Switchは大正解ですよ。

 

乙女ゲーって、まだ国外ではいわゆるロングテールだから。ガチなファンが広く薄く世界中に広がっている。

 

でも、こういうタイプのゲームに対する興味は、かなりゲームとしてのレベルは今一なスマホゲームを通じて少しづつ広がっているのです。

 

正直、課金システムじゃなかったら私スマホゲームでもやるけど。とにかく途中で課金というのが嫌いなので。(娘にも、途中課金は一切許可してません。だから彼女飛び森も、課金アイテムなしでやってました。唯一の例外はPokemon Go,たとえばデイパックの大容量化とかは正直必須だし、これの場合お金でコインを買うシステムなので、まあゲーム進行そのものからは独立してます。〉

 

さて、これってあまり注目されていないけど、SwitchがWii UやWiiと決定的に違うのは、これUniversal 仕様なのです。

 

つまり日本発売のソフトをそのまま使えることです。

 

ガチな海外ファンというのは、日本語のソフトと日本製のハード両方とも買ってプレイしてきたのよ。

だいたい、コアなオタクのかなりの部分が、日本語を一生懸命ならったりもしているし。

 

でも、Switchなら日本からソフト注文するだけ。

 

さらに、たとえば7月発売の’太鼓の達人’でもそうだけど、たぶんすこしずつLanguage Selection Patchを足していくでしょう。

 

つまり、オトメイトはSwitchとコラボすることによって、ファンベースを海外でどんどん拡張する可能性があるのです。

で、ファンベースが拡張すれば、新作のレベルがまた上がってくれる可能性も、乙女ゲーの一番のNeck,あまりに受け身な主人公キャラの刷新なんてこともありだとおもう。

 

コアな日本のファンには申し訳ないけど、乙女ゲーの未来を考えた場合、この展開は最高だと思います。日本のコンテンツってホントほかじゃないから

 

 

 

Pokemon Go2年目の超大型アップデート、ついにトレーディング機能追加、フレンドシステムで安心ですよ

昔々、アメリカで第一次Pokemon ブームが勃発したとき、最大のメディアはカードベースのゲームでした。

とにかくレアカードをめぐってのトレーディングの過熱具合ときたら半端じゃなかったです。私は丁度そのころ今の古くてバカでかい家に引っ越したばかりで、ほぼ週末ごとにフリーマーケット顔出ししていたのですが、そういうところでさえポケモンカードの売買が盛んでしたから。

 

Pokemon Goがあそこまで当初人気を集めたのは、もちろん革命的な準ARゲームだったこともありますが、子供や3DSなどのコアなPokemon Player以外に、子供の時にPokemon に夢中になった層が夢中になったせいです。

 

だいたい、Pokemon Goのひな型は2014のGoogleのApril Foolでお目見えしてたりしますから。

 

さて、今年でPokemon Goがリリースされてから、もう2年というかまだ2年というかひとそれぞれですが、実はこの土曜日オタク仲間のPotluck(食べ物を持ち寄るParty,私は稲荷ずしを持って行った。)で、久しぶりにPokemon Goの話で盛り上がりました。

 

もちろんきっかけは11月にNintendo Switchで発売されるLet’s Goピカチュー。あとやはりレイドバトルがきっかけになってまたやりだしたという話でした。

 

で、ものすごーくうらやましかったのはこのPartyのホストの状況。彼の場合仕事場(飛行場)にポケモンジムがあるそうで、レイドがアナウンスされると、職場の仲間を誘って小休憩をとり戦いに赴くそうです。

 

これ、本当にうらやましい。私と娘が何度強すぎるPokemonのレイドをあきらめたことか。

 

と、なんだかPokemonづいているところにこのNews. まだ肝心のリリースDateは発表されてないのですが、次のEventが6月30日になるはずなので、それまでにはリリースされるはずだそうです。

 

これって、クラッシュが怖くてぎりぎりまで教えないパターンじゃないですか。

 

だって、これこそPokemon Goを地道にやり続けてきたみんなが本当に待ちに待っていいたアップデートですから。

 

細かい内容はここに二つリンク張りますね。

日本語版英語版

 

日本語版はこと細かい内容の説明です。

 

英語版のほうはこれアメリカの有名経済紙Forbesの記事で、今回のアップデートをすごく褒めてます。

 

つまり、Pokemonをやる以上プレイヤーなら誰だってトレーディングやりたいです。でも問題は、お金目当てのトレーディングやら、ひいては犯罪を誘引するんではないかという危惧があったわけです。

 

はっきりいって、カードゲームの最盛期のころは、もろバブル状態で怖かったですから。

 

そこをNianticはまず、フレンド登録というシステムを加えます。これって動物の森のフレンド登録に近い。登録そのものは相手のIDをしっていればリモートでもできます。

 

で、トレーディングはフレンドとしかできず、さらにフレンド登録とちがい、物理的に相手がその場にいるときに限り可能となります。

 

フレンド登録はレベルがあり、まだ詳細すべては明らかではありませんがレベル上げをしていくことが出来ます。

 

さらに、トレーディングはスターダストを使います。で、どれだけのスターダストが必要かはポケモンのレア度とフレンド度で決まります。

 

Pokemon Go プレイヤーなら誰でも知っているように、スターダストは課金アイテムではありません。つまりいろいろいままでやりたかったなーと思うトレーディングをしたかったら。

 

1、実際にもっとPokemon Goをプレイする

2.まずフレンドを増やし、さらにリアルでフレンドと会う機会を増やす

 

これです。

 

だから、2年前のあの爆発的な流行まではいかなくとも、かなりの量のPokemon Go Playerがもどり、いままでこつこつと続けてきたPlayerはさらに熱心にプレイするでしょうね。

 

でも、だからと言ってこのシステムを悪用してお金儲けというのはかなり難しいでしょう。

ただ、以前にもましてPoke StopやGymのある場所はイベントをホストしそうです。

 

娘にいまText Message 送りました。娘はいまレベル32か33です。私はたかだか27.

 

もちろん最初にフレンドは娘。あと数日で日本に発つので二人目以降はしばらく日本人が続きそう。

あ、実家のすぐ近くにPokeStopが21個あるPokemonの巣がありますので、娘はもうほぼ毎日せっせと通うでしょう。

拡張する自己、’未来に先回りする思考法’佐藤航陽と読み比べて、今まで考えてきた拡張自己を5つに分類

お金2.oは、まあまあ面白かったので、妹の会社に作った読書コーナー用のつもりで’未来に先回りする思考法’佐藤航陽を買っとくはずだったのですが、

間違えてKindle本を押してしまいました。仕方なくすぐ読んで、なんというかすでに自分の中で整理できていることが90%ぐらいだったので、2時間もかからずに読み終わり。

 

10%は、自分以外の人間に説明する場合のうまいとっかかりと、アメリカの4大IT企業のものの基本的Attitudeぐらいかな。

 

ちなみに、この4大起業、Amazon, Apple, Facebook, Googleに関しては、すでに The Fourなんで本も出てます。(翻訳はまだですが、紹介記事はこちら、ところで、この4は新約聖書の最後尾にでてくる、もっともオカルトチックでわけがわからないとされている黙示録ーRevelationにとうじょうするFour Horsemen Of Apocalypseのことです。)

 

ともかく、私が、拡張自己を身近なものとして最初にとらえたのは、映画’Minority Report’ でもなく、Pokemon Goでもなく、攻殻機動隊劇場版アニメ’イノセンス’ (2004年公開)がきっかけです。

 

このアニメの初頭、草薙素子が失踪してから3年という設定のもと、トグサとバトーのかなり長い会話があるのですが、この会話もう、死ぬほど知識過剰で、本を読んでいるような不自然さが大部分を占めるわけです。

で、何なんだこれと首を傾げていたのですが、と、そこで瞠目!!

 

あ、実際、読んでるんだわたしがサーチしてWikiとか読んでるように!!

 

確かにPCのまえで、私はGoogle Search をかけては一昔前の図書館とくらべると、スピードも規模も比べ物にならないレベルで自分が探している情報に到達できる。

 

さらにスマホの登場によってPCは手のひらサイズになってしまった。

 

もちろん、アニメに登場するテクノロジーはDirectなJack INだったりするので、また一つぬけてますが、拡張する自己をはっきりと現実のものとした点で、スマホほど、実は未来を先取りするテクノロジーはなかったと思う。

 

で、さらに私は考えてみました。今のところ拡張自分って、5つぐらいに分類できるのではないかと。

 

一番目は、集合知としてのNetは私の延長 (Google)

 

これは決して私だけのものではないけど、いまや誰もがあくせすできますから、やはり私の延長としてとらえることが出来ます。ただ、これとOpen sourceとか考えてみると、なんか私たちの知恵はだんだん共有化され融合化していくのが自然なのかもしれない気がしてきます。

 

これをExtraporateすると、基本教育の無償かが進んで当然でしょうということになってくる。

何らかの権威によるおすみつきさえきにしなければ、もはや無料で学べることは膨大な量と質に到達してます。

話はちょっとずれますが、ここで英語力というものがものすごく格差を生み出しかねない。無償の一流教授の講義Videoなんてものは圧倒的にアメリカ初がおおいですから。

 

2番目は、クラウド化されている個人のPCという私の外部記憶

 

そもそも、AppleがPersonal Computerを売り出した時点がまあ一種の拡張自分元年だったという気がします。

もちろん、WifiとNetがいまのレベルに到達するまでは、PCが自分の外部記憶とはいえても、拡張自己といえるほど使い勝手が良いものではありませんでした。

 

そのいみで、やはりEvernoteの功績は大きい。

ところで、Evernoteをいまだにツリー構造のママのみで使っているひとは、結局自分の脳がツリー構造ではないということを認識していない。

Wetwareであるところの、人間の脳のNetworkは厳密にいうとむしろリゾーム構造。一部ツリー構造から発達したところがあっても、ツリー構造の整然とした階層は、横断するコネクションによって、どんどん複雑化していく。

Evernoteを例に挙げれば、最初はNotebookそしてNoteというふうに、きれいに始めたものを、とにかくどんどんTagをふやすことによって、その構造に収まらない関係性をたしていくのですから。

 

だからこそ、自分であらかじめ予想していなかったクロスレファレンスを発見することもできたりするわけです。

 

3番目は SNSに蓄積されていく私 (Facebook)

 

これは、人とかかわる自分という情報が蓄積していきます。古いネット型の匿名のメッセージボードと違って、SNSは私に’本当の私’私をネットで代表しかねない実体を作り上げることを、いわば無意識のうちに強制しているわけです。

 

これを怖いととるか、面白いと取るか、さらに未来のための自分のハブととるかはあなた次第。

 

SNSが面白くかつ恐ろしいのは、自分以外の他人の評価にさらされている。

 

’評価’という新しいCurrencyは、それこそ私にとって命取りになることもあるけど、やはりこれからは、まめにこのCurrencyを貯めていくしかないでしょう。

 

だから’評価経済’といわれるわけで。

 

私がこの言葉を最初に効いたのはやはりオタクコンテンツがらみ、オタキングこと岡田斗司夫さんの同名の書物より。2011年出版だからずいぶんはやかったです。

ちなみに、シェアエコノミーの定番本’Share’ by レイチェル・ボッツマン & ルー ロジャースが出たのがその一年前、で初代のiPhoneが出たのが2007年。ただアメリカの場合iPhoneが爆発的にのびたのは2011年にキャリヤーの縛りが取れたとき。

 

この2011年前後っていやゆるTipping Pointな気がします。

 

4番目は E-commerce Siteが蓄積するBig Dataとしての私 (Amazon)

 

そして、Amazonを代表とする、私のまだ気が付いていない私をどうにかしてよそうしようとしているのが、BigDataとして蓄積された私です。

 

ただ、これは過去の私がすべてだし、まだほかのアメリカ人ほど正直個人的にはアマゾンに依存してません。

ただし少なくともアメリカではこのトレンド進む一方です。

 

たとえば、アメリカで一年で最高の売上高を誇る日は、クリスマス商戦の幕開け、感謝差の翌日のBlack Fridayでした。おととしまでは。でも、去年E-CommerceのPeakその直後のCyber Monday がついにBlack Friday の売り上げを抜きましかから。

 

さらに大きなトレンドは、いままでE-Commerceの対象外だった生鮮食料品などの宅配。Amazonが高級かつHealth志向でうる食料品スーパーWholefoodを買収したことで、このトレンドはさらに進みました。

 

5番目は Mobile DeviceでLogとして蓄積される私 (Apple を筆頭に)

 

さて、最後はスマホを手にした私たちが、思いがけなく日常的にやり始めたある行動パターン。

Life Logです。それはもうアプリの数だけありそう。

まずは、LifeHackのための、自分の行動のTracking

身体関係も多い。エクササイズの量、睡眠、様々なBiometric

EventだってLogにのこせる

これだけで一つのマーケットになっているDiet 関連、単純に痩せたいから、各種食事療法関連まで、

もちろん、お金関係も全部

さらに、Mindfulness ブームもあって、自分のEmotionの記録なんてこともある。

 

これらは自分のために記録し、その日その日のデータだけでは、たとえ何の意味もなさなくとも、蓄積することによって自分が意識していなかった自分のパターンを知識として獲得でき、さらにそれを使って自分を教育、あるいは訓練することが可能になる。

 

 

たぶん、まだ生まれてきたのが少し早すぎたけど、私は本当に草薙素子になりたかった。それは脆弱な人間の肉体を義体、あるいはサイボーグとして強化することだけではなく、もっと全人的な自分の拡張。

 

私の体はあと数十年で朽ちるけど、私の拡張自己は、たとえばクラウドの記憶として蓄積されるのなら、それは私の一部がNetの一部として生き続けるということなのだろうか。

『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』が海外ですごいことになりそうな, 9つの理由。

えー、我が家ではいまだ定期的にPokemon Goをプレイしてます。3DS版のポケモンゲームは全然プレイしていないのですけどね。

ともかく、E3で、Nintendo Switch用の新ポケモンゲーム『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』のゲームプレイのお試しが解禁、そしてトレイラーでははっきりしなかったいろいろな詳細が発表されました。

 

娘は今日から夏休み。ちょうど、私の仕事場のエアコンが修理中なので、二人で今日初めて2週間前にリリースされたゲームトレイラーみました。

 

ハッキリ言って、日本国内より海外の反応のほうが半端じゃないです。

Youtubeのオフィシャルトレーラーの再生はすでに1000万回をと突破してます。

で、これ私ゼルダの時もMario Odessyもやりましたが、さっそくReaction ビデオのチェック。

 

なんかすごいことになってます、泣く人とか叫ぶ人とか、過呼吸起こす人とか。

 

ゼルダの伝説、ブレスオブザワイルドで、私海外ファンのリアクションビデオにはまりました。やあ、ゼルダは本当に泣く人多くてすごかった。

大体、アメリカに来て以来、唯一海外ファンが日本人のために泣きに泣いたのは、故岩田社長が亡くなった時だけですからね。このかた本当に超愛されてました。

後、丁度20年ぐらい前かな、アメリカのCable TVでVideo Game トップ100やったのよね。あの時も任天堂タイトル上位に多かった。よく覚えているのはゼルダが7位ぐらいだったのと、マリオが圧倒的一位。

 

ともかく、なんでこのゲームが凄いことになりそうかその理由を挙げていきましょうね。

 

理由1、ポケモンファンの層がとにかく厚くて広い!!

 

ポケモンというのは確かに1996年のゲームボーイソフトが最初なのですが、アメリカで最初にブレイクしたのは、なんといってもカードゲームでした。

あのね、あのころってコンソールゲームとか携帯ゲームとかのハードってまだ買えない層だってずいぶんあったのよね。

でもそもそもVideoゲームは、ポケモンが世界中の子供たちを夢中にさせたのは、カードゲームとアニメです。

ポケモンの一番最初の劇場版映画は、アメリカのフツーの映画館でも上映しましたから。そしてアメリカでの第一期のブームの時はニュースになったり、SouthParkという大人向けのTV漫画のネタになったりしましたから。

 

理由2、なんといってもみなピカチューが大好き。

 

私個人の睡眠用抱き枕も、変形しなんかかなり汚れてしまったピカチューです。日本に行くたびになんだかんだと数回はいってしまう、ポケモンショップでも、ぬいぐるみ意外だとやっぱりピカチューって圧倒的にデザイン向きみたい。

あの、黄色のかたまりと、ピカチュー後がとにかくかわいい。

ところで、アマゾンエコーでもGoogleアシスタントでも、ピカチューとお話しできます。

 

理由3、Switch 用のコンソール版RPGであること

 

ここのところ、主なポケモンゲームはみな3ds用、さらにWiiUのときも、スピンオフ的ゲームばかりだったので、やはりピカチューとふたりで冒険していくライトRPGというのはすごく感動する人がおおいです。

リアクションビデオをみていて、コアなポケモンふぁんて、ここでまずガチにかんどうしてましたから。

娘だってPokkenとか特に欲しがらなかったけど、このゲームは今年のクリスマスプレゼントとして決定しました。

ただ、もう一つの目玉Super Smash Brothersより1ヵ月早く発売されるので、Black Fridayに買いますけどね。(Black Fridayは、アメリカの感謝祭の翌日の金曜日、クリスマス目指しての一年で最大のショッピングシーズンの幕開けです。)

 

理由4、RPGの設定がポケモン イエローだということ

 

ゲームとして凄く人気だったという以上に、これアニメポケモンの記念すべき第一期なのですよね。アメリカ人オタクは基本全員このアニメの主題歌空で歌えますね。

もう、オタクの国歌みたいなものです。もはや’オタク’はそのまま通じるようになり、一口にオタクといっても、ゲーム、腐女子、レイヤー、コアとさまざまですが、海外では結構オタクはここに始まるって感じです。

 

理由5、SwitchでPairでプレイできるShare モードがあること

 

ここまではどちらかというと、大人のポケモンファンが喜ぶ理由だったわけですが、このゲームが凄いことになりそうなもう一つの理由は、Pokemon Goでポケモンが好きになった今現在子供であるファンたちをとりこめそうなSwitch Game ソフトだという点です。

私もしっかりそのパターンですが、親子でPokemon Goって結構多いのです。そういうPokemon Go経由のカジュアル ファンにとって、このシェアは楽しい!!

 

大体トレーラーでも、中年のお母さんと娘が仲良くプレイしていてうれしかったです。

理由6、Special コントローラー Poke Ball

 

これも、楽しいギミック。Pokemon Go用に以前出たKeyホルダーみたいなものと違って、本当にPoke Ballサイズの、もろPoke Ball.

Switchを大画面でプレイするときは、このボールきっちり投げる動作で野生のポケモンをキャッチするのは非常に来てます。

あと、どうやらピカチューかイーブイは、このボールで運べるらしい。なんて可愛いんでしょう。

 

理由7、Pokemon Goで捕まえたポケモンをSwitchに転送でき、その逆もあり

 

これはすごい。こういう形でモバイルのしかもARゲームとコンソールゲームをつなげたのは当然初めてでしょう。

そういう分析以前、これって直感的に超楽しくてしかも、ポケモンが住む世界が広がる感じがします。

ただ、いまだはっきりしないのは、Pokemon Goから転送したポケモンって、Switchのゲームのほうのバトル参加できるのかな。

ちなみに、このソフトの場合、バトルは本格的みたいです。

 

理由8、パートナーのピカチューやイーヴィーの着せ替えができること

 

これを決して過小評価しないでください。

だいたい、Pokemon Goで季節限定のピカチューとか出ると、みな争って捕まえに行くでしょう。

トレイラーで、でてくる着せ替えのオプションは、正直あまり可愛くない。でも、この手のものって普通ゲームが進むうちに増えていくものでしょう。増やしてよね、’

ちなみに、Mario Odessyの着せ替えは種類が多くてとても楽しいでしょ。今のZeldaだっていろいろな格好出来るのが楽しいでしょ。

まあ、カスタマイザブルのみリョウクですね。

 

理由9、野生のポケモン獲得プロセスを、Pokemon Goと同じ、バトルなしのPoke Ballなげきゃっちにしたこと

さて、コアなポケモンファンのなかには、これをむしろ弱点と取る人もいると思う。だから買わないってことはでもないでしょう。

逆に、Pokemon Goから来る人には、これすごく入りやすくしてくれる。大体、だからこそのPoke Ballもあったりするわけで。Shareだってすごくやりやすそうだし。

私は、あまりコントローラーをうまく使えないレベルですから、これはプラス。今から娘とやっと一緒にプレイできるゲームとしてワクワクしてます。

 

Switchのソフトは、あとでDLCとか足すことも多いから、先も長そうだし。あとは本格的なとレイド機能だけですね。

 

これで少し、海外の興奮伝わったかしら。

アニメ’ヲタクに恋は難しい’ タバコがやめられない廃人レベルゲームオタク宏嵩が,超かわいい件について。

’ヲタクに恋は難しい’今期アニメ化していたことは知ってました。でもこれCrunchy Rollの今期分には含まれてませんでした。

ですからAmazon Primeで見つけたときはほんと、狂喜でしたよ。

 

これはさすがRentaですでに全巻原作漫画読んでいます。

 

同じようなジャンルの’私がモテてどうすんだ’が長期連載かするにつれだんだん初期の面白さを失っていったのに比べると、こちらはいまだ目が離せません。あと腐男子高校生活’も面白かったけど、今一話がひろがらなくなって先すぼみ。

両方ともアニメ化されてますが、漫画ほどの新鮮さもなく、後アニメだから萌えたということもなかったのです。

 

原作は最初、Web漫画としてスタートし、その後2015年に書籍化、その年の’この漫画がすごい’オンナ編で、どうどう一位でした。

 

たぶんリアル腐女子たちに圧倒的に受けた’ヲタクに恋は難しい’も、基本オタクたちのリアルライフものです。ただしメインキャラはすべて社会人。

 

連載スタート時はまず、隠れ腐女子の桃瀬成海ちゃんが、何回目かのオタクばれ失恋の後、幼馴染の二藤宏嵩君と再会するところから始まります。ははは、ガチ都合のいい偶然ですよね。

 

さらに、偶然がかさなり、指導してくれる先輩社員の小柳花子さんが、実はやはり隠れオタクであることが分かり、さらにさらに、彼女のお知り合いのまた別の先輩社員の樺倉太郎さんも、オタクフレンドリーの準オタクであることが判明します。

 

しかも、宏嵩は成海に、’じゃあ、俺でいいじゃん’と提案し、彼女にとってとにかく楽な彼氏が誕生します。

きめは、花子さんと太郎さんも実はすでにカップルだったという設定。

 

で、この一応バラエティーに富んだ?各種オタク4人で、なんだかんだと、オタク的イベントと非オタク的イベントとりまぜ、なんだかんだと楽しそうなリア充オタクライフが進行していきます。

 

きほん、成海ちゃんは、ハードコア腐女子で、会社ではわりと仕事あまりできなそうなどじっこですが、その分余ったエネルギーはすべて自作同人誌に費やします。

 

宏嵩は、廃人レベルなどと評されるハードコアゲームオタク。頭よさそうだし、仕事の手際もいいけど、基本寝不足が多くて(もちろんゲームのやりすぎ)いまいち感のある方。

 

花子さん(すぐ、ハナちゃん、なると呼び合うのが可愛い。)は基本レイヤーです。特に男装がお得意です。花、成で、腐トークするのがとても楽しみ。そして花ちゃんは、どうにかしてなるちゃんにもコスプレやらせようと口説きまくってます。

 

太郎さんは、まあいわゆる男子オタクに人気のある漫画をガンガン読むのが基本行動。ただし、まあオタクイベントにはあまり抵抗なく付き合います。

 

さて、カップルの進行具合ですが、花ちゃんと太郎さんは結構やることやっているのではという感じがします。高校卒業以来の付き合いだし。

ただ、二人とも基本ツンデレなので、喧嘩が絶えませんね。バカみたいな喧嘩が多い。バカカップル度が高くてそこはかわいいですね。

 

で、肝心のなると宏嵩ですが、わりと中学生レベルのお付き合いが今のところ続いてます。

 

ここから少しネタバレ度が高くなります。まあ、でもいわゆるストーリー漫画みたいな展開ではないから、私の分析ってとこですね。

 

宏嵩となるちゃんは、基本幼馴染です、小学校中学校ぐらいまでいっしょなのかな?ともかく子供のころはよく一緒にゲームして二人で遊んでました。

 

で、確かに二人で遊ぶことはおおかったけど、基本宏嵩のほうは、コミ障ぎみで、なるちゃんはちゃんとしたたかにフツーの皮をかぶることに成功したといういきさつもあります。

まあ、非オタク男子とおつきあいなんかすると、さすが無理しすぎで結局オタばれするパターンでしたが。

 

でも、ここで宏嵩くんが、ほか三人と決定的に違うことがあります。

 

宏嵩は、子供の時以来実はずっとなるが好きだったのです。

 

まあ、なる以外親しくなることのできた誰かっていなかったみたい。

 

花子と太郎のバカカップルとつるみ始めたのも、もともとは花ちゃん、なるコンビが成立した故です。

だから、なるの腐女子ライフ充実のための助力は惜しまない、いい彼氏さんですが、ほんとうはもっと二人の関係を進展させたい。

 

ちなみに、CVいいですよ。宏嵩のCVはぼそぼそ感が強くて、ぴったりです。でも、このぼそぼそ感がせつないのよね。

 

タバコがやめられない宏嵩は、じつはタバコブレイクでため息ついてるのです。

 

宏嵩くんの長ーい’なる恋’の歴史をしっているのは、彼の弟尚哉君のみ。(ところで、この人の場合、天然とお人よしがわざわいして彼女なし歴を更新してきました。が、彼にも意外な彼女さんができそうで、その彼女もオタクです。hahaha,)

 

どう考えても、腐女子さんたちの、’あ、こんな彼氏がいたらいい度’ナンバー1になりそうな宏嵩は、超かわいいのでした。

’MADK’ 硯遼 超新星並みの才能BL漫画に登場です。ああ、なんて流麗なのでしょうね。

このBL漫画の魅力ってほぼ不可知領域に達してます。

 

とあるDK(男子高校生)思いつめた表情で悪魔を召喚

 

めでたく登場した悪魔は白い魔界の大公爵J、さてこのDKマコトが契約と引き換えに臨むものとは?

 

はい、ここでこの’MADK’ 硯遼作の漫画完全にいままでのフツーの常識世界をぶっ飛ばします。この先は、(といってもたかだか10ページ目ですが、一番ショックが大きいので、そのショックを味わいたい方はここで読むのをやめましょうね。で、読んでから戻ってきてね。)

 

警告しましたよ。

 

私完全に目が点になりましたから。

 

実は、このショックのせいでもうそのあと何が起きても普通に受け入れてしまたのですよ。

 

悪魔は天使のような大きな白い羽をもち、全体が白っぽくてとてもきれいだし。

 

全然おどろおどろしくないし。

 

では、いきますよ。

 

DKマコト君はいかにもかっこよく登場した美形悪魔にこう言ったのでです。

 

”悪魔のお肉が食べたいです’。

 

え、なにこれ、なんなの?

 

話の始まりがこれですから、カニバリズム(まあ相手は悪魔ですが)、人外、グロと何でもあり状態です。

でも、漫画を読んでいる間に本当にみごとに気持ち悪さもグロさも感じないのです。

それこそ読者である私たちの普通の常識的な反応が一時的にマヒさせられてしまった感じです。

 

さらにこのお話の凄いところは、

 

ヤンデレではない、これです

 

マコト君には、異常としか言えない性欲がらみの強い情動があります。それは悪魔を相手にするのでもないかぎり、この世では満たされない。

でも、彼は自分の情動のままにこの世では猟奇犯罪としか呼ばれない行為にはしるわけではない。

いや、確かに動物の死骸の切れ端とか、死体写真とかまあ集めるけど、フツーのサイコパス(なんという言い方)のように、たとえば生き物を切り刻むとかもしません。

 

それからしばらく、下半身モツ状態になってしまった美形悪魔との会話そして、食事生活(?)が続きます。

そこで、なにせ相手が悪魔なので、彼初めて自分の人外な情動について語るのですね。

 

この辺はもう、もろDKと美形おじさんカウンセラーのノリです。

 

で、悪魔のJさんは、だんだん彼が気にいり、そこは悪魔ですから彼が隠している情動を自分の体を使ってかなえてやるのです。

が、それは逆にマコト君に自分自身のの情動の深淵をつきつけることになります。

 

で、ヤンデレでないマコト君は、満腹を告げこの時点で契約完了。

これで死ぬはずだったのですが。

 

Jさんはすっかりマコト君が気に入り、彼を一人前の悪魔に育てるという一大プロジェクトをたちあげるのでした。

 

というわけで、この奇妙で美しい異世界の夢をみているようなお話が本当にはじまるのです。

 

 

悪魔の世界は人間世界とは違う価値観で動き、お話が進む中で、すこしずつ麗しい異形キャラたちが登場していきます。

 

ああ、でもVisualばかりの漫画だなんて思わないでね。

 

マコト君がめでたく悪魔になるまでには、Jのいうとおり彼には学ばなくてはならないことが本当にたくさんあります。

 

で、マコト君の’修行’を通じて私たち読者も、この漫画の悪魔世界の法則やら、価値観やらを少しずつ吸収していくのです。

 

そして、その過程も、人間世界の倫理観からは全く無関係であるがゆえの、蠱惑にみちたPoint of Viewであったりします。

 

 

さらに漫画ならではの視覚文法ゆえ、シリアス、グロ、エロ、ギャグ、萌え、情緒など本来矛盾すべき情念の色合いは何の前触れもなく変化し、無理もなく流れていきます。

 

何度読み返してもああ気持ちがいい。

 

ちなみに、一部のレビューに、食事中とか読まない方がいいとかありますが、普通にBLの激しいエロを見慣れている人なら、そういうの、これ照れ隠しの言い訳でしょう。

 

だって、とても早い時期に、私たちはこの漫画世界に浸るためにフツーを放棄したのではないですか?

 

ああ、なんだか私レバ刺しと楽しい会話ができそうな気がする。

 

 

アニメ’魔法少女サイト’、久しぶりの’美形’鬼畜キャラ、朝霧要のCV岡本信彦が,スゴイ仕事してます。

実は先週の金曜日から、ちょっとリアル関係の出来事で久しぶりに落ち込んでいます。だからまあ、`将国’のアルタイル’アニメまとめ視聴とかしたわけですが、そのあとも夜になると、アニメ浸り。

 

今シーズンはCrunchy Rollの同時放映分に興奮できるものがすくないので、これもまた、Amazon Prime,しかも現在進行中。

 

原作は週刊少年チャンピオン連載中の佐藤健太郎作の漫画

 

ハッキリ言って、なんといエグイ話なのだろう。

救いの見えない不幸に見舞われた少女が魔法少女サイトというWebサイトから不思議な能力を一つ授かるという設定が基本。

問題はこの’不幸’、大体サイトの扉のキャッチフレーズ

 

’不幸だねー、不幸だねー’

からしてキモイ。

 

このサイトの管理人という得体のしれない存在がキモイ。

 

魔法少女になれるのは’不幸’な少女たちばかりなので、この子たちのバックストーリーの話がでてくるとそれがまた、エグイしキモイ。

 

アニメ第一話は主人公の不幸が語られるわけですが、この子が学校でひどいいじめられ方をしている描写はしょっぱなからうんざりするし、彼女が杖と呼ばれるサイトから受け取った武器を最初に使用するきっかけというのも、エグイ。

 

ああ、キモイとエグイしか私の語彙はないのか。

 

だけど、このアニメのなかで(もちろん漫画も同じ設定だけど)一番鬼畜なのは主人公朝霧彩の兄朝霧要

 

こいつものすごーい二重人格。表の顔は美形優等生高校生で、あ、メガネかけてます。

 

だいたい彩の不幸がひときわエグイのは、兄要の虐待のせいです。

 

要がこのような人格になった最大の原因は、実父の極端な期待。テストでは100点満点以外は認めないコンプレックスの塊の実父は、要が思い通りのパーフォーマンスをしないと、基本殴るけるらしい。

 

反面、息子が期待通りに結果を出しているときは極端に持ち上げる。

 

こういうことされて育つと、ものすごく緊張型の人間になってさらに極端にストレスをためやすくなる。そして自分のまわりにいる弱者に暴力をふるいだす。

 

後、はっきり書かれてはいないけど、こういう人は基本女嫌いでしょう。つまり自分以外の人間、特に異性には惹かれないでしょう。

 

正直、原作も、アニメのできも、私には今一なのです。

だって彩の弱さは私がみていてもちょっともう少し反抗しろよと思ってしまうところがる。

東京グール’のカネキもひどいヘタレだったけど、すくなくともここまでおどおどしたしゃべりはしなかった。あと、もうすこし自己評価最低レベルから上がってくるスピードがましだった。

チョットネタバレしますが

 

 

 

最終的に彩は要にきちんと対決しないみたいです。

アニメ第9話の終わりに要にやっと彼の鬼畜行動の’報い’が訪れますので。

 

では、なんでこのアニメから目が離せないか、

それはCV岡本信彦がみごとこの超鬼畜きゃらをアニメのなかで演じきったからです。

 

すごいとしかいいようないです、乙女ゲーまっさおのイケメンパフォーマンスの後での、自分以外全員ごみというマニフェストが光ります。

 

岡本さんて、どうもこの手の鬼畜美形きゃらが一番はまるみたい。ハイキューの西谷やっている特は特別何も感じなかったけど、暗殺教室のカルマ君とかもう最高です。

 

本当にギャップがすごい。もう、目が離せない。鬼畜画をとか超キモイのに。

 

ところで、報いはアニメできちっとみせてくれるのだろうか。実はほんのチラ見だけあったけど、もっと見たい。

 

 

アニメ‘将国のアルタイル’まとめ視聴、戦略の天才美少年マフムート将軍に超萌え、美形キャラ多数登場で大当たり

Crunchy Rollの今期の同時放映分がいまいちなので、Amazon Primeでいろいろ探し、おとといから’将国のアルタイ’、全24話視聴しました。

 

フツーのファンタジー戦記物には、何か面白そうなひねりがない限り最近は食傷気味です。でもこのお話は同じ架空の戦記物とはいえ、主人公キャラの国が、中東風。

 

以前、同じように主人公たちのほうが中近東風の王国であったアルスラーン戦記が結構面白かったので、そしてもちろん主人公が何故か金髪の美少年将軍でしたので見始め、

 

はーい、大当たり

 

お話はアニメのアルスラーン戦記より、主人公がもっと複雑で、私にとってはより、面白い。

 

主人公マフムートは自分の故郷や家族を幼いころに滅ぼされた孤児。彼はその戦争を最終的には勝利に導いたカリル老将軍。

野心ではなく、二度と戦争を起こしたくないという強い思いから、将軍をめざし、見事最年少で将軍の地位を手に入れますが、将軍になってすぐ、友人の村を救うために命令無視で単独行動をとり、結果的には成功するのですが、将軍としては間違った行動であったということで、降格されます。

それからが本当の修行時代の始まり。

 

さて、舞台は架空ですが、主人公の出身地トルキエはトルコっぽく、そして拡大主義のバルトライン帝国と敵対しています。

 

場所はヨーロッパの地中海沿岸諸国、そしてギリシャの当たりなどを彷彿とさせる架空の中世のような世界。

 

ベネチア共和国に似たベネディック、ルーマニアを思い起こさせるウラド王国、実在のイタリア都市国家と同じ名前のフローレンス共和国などが、それぜれ自分の国のために画策、保身にはしるなか、この美少年は、この老獪な各国指導者たちをバルトライン帝国の侵略に対抗する同盟へと少しづつまとめていくのです。

 

後半、戦略家としての彼の手腕もどんどん発揮されていきますが、むしろ前半本音はめったに言わない各国の指導者たちの間で、もまれていく過程が本当に面白い。

 

実は私塩野七生の大ファンで、ベネチア共和国の歴史物語’海の都の物語’を読んでいるので、この辺の各党は、丁度この本を読んでいた時に私自身いろいろ考えさせられたことを思い出させてくれました。

ちなみに、このベネチアのお話を読んだ時、私は初めて共和制のほうが、もしかして小国の場合、いわゆる民主主義より効果的かもと信念がぐらつきました。これ、いまだに私の中で折り合いはついてません。

 

さて、降格後に、最初の経験はポイ二キアという灯台小国家の、帝国に対する防衛戦なのですが、最終的には、同盟国であったベネディック行動が、マフムートにとって最初の苦い政治的行動原理との邂逅ということになりますね。

 

さらに、マフムートという少年はとても高潔で、実際戦争のない平和な世界を目指して動いているのですが、結果的にその時々の正しいとの信念のもとにとる行動は、えてして効果的であるがこそひどく血なまぐさいものになっていきます。

 

とにかく、このお話もし絵がいまいちだったとしても、すごーく考えさせられることが多くて引き込まれるのです。

 

原作は、カトウコトノの漫画、現在20巻まで出てますがまだ完結してません。アニメは漫画の15巻ぐらいまでかな。

ということは、漫画のほうが30巻を超えれば続編もありということになりますよね。

 

ともかく、さらに加えて、マフムートしばらくぶりの、華麗金髪美少年で、中近東風の恰好すごくきれいです。あと、もうサービスのような女装すでに数回。

 

さらに、アニメ後半のOP最後のショットもうこれグラマーショットでしょう。

 

ほかに一番の美形はなんといってもベネディックの元首【ドウージェ)。マフムートの先輩かつライバルのザガノス将軍も実は美形、ただこの人今のところ一度も笑ってないのでね。

 

敵方にも何人か美形キャラいますが、今のところこの三人でかなり間に合ってます。なんか、普通のヨーロッパ風の格好だと、今一萌えが足りない感じ。

 

詳しく書くとネタバレしてしまうので控えますが、戦術の展開シーンもより現実的でおすすめです。

 

いやー、もっとこういうアニメみたいです。

アンソニー・ボーディン、アメリカでもっとも愛されていたフードクリティック、ライター、なんと首つり自殺, 超ショック

まずは英語版のWiki,Anthony Bourdain

日本語版のWikiはずっと短くてこちらアンソニー・ボーディン

 

いまいち日本での知名度が分かりませんが、アメリカではたぶん一番愛されているフードクリティック、ライターです。

彼は、単なるグルメタイプのフードクリティックでは全然なく、そもそも彼が有名になったのは’Kitchen Confidential’というNew Yorkのレストラン業界の裏側を赤裸々に描き出したノンフィクションがきっかけでした。

それまで彼は、New Yorkのフレンチレストランのコックさんで、本は基本その頃の経験をもとに書かれてました。

この本が呼び水になったのか、彼は’COOK’s Tour’というTravel ChannelというCable 局の番組で食べ物からめながら世界各地を訪れる番組でデビュー。

私が彼のファンになったのもこれがきっかけ、この番組の続編のような’No Reservation’は2005年から2012年までの7シーズン続く人気番組になりました。

この間彼が訪れたのは80か国にわたるそうです。

この人の何がここまでみりょくなのか。

彼の場合、書いてもしゃべっても、特別際立ったVoiceを持ってます。文体といってもいいけど、書かれた言葉だけではないので、Voiceという言い方のほうがぴったり来ます。

TVデビューはまだ40代前半でしたから、今よりずいぶん若かったけど、基本長身,痩身そして渋めのイケメンですね。

あと、この人ぐらいCoolという形容詞が似合う人はいませんね。

さらに、なんでもはっきりいうし、およそTVのPersonalityと実際のキャラに全く違いがないということでも有名。

実は、TV番組でさえ、割と平然といわゆるF-Wordを使ったりもする。

かなり皮肉をいいますが、それがあまり嫌味にも意地悪にも聞こえないというかなりレアなカリスマ性をもってます。

さて、番組のほうもこの人らしく、有名なレストランより世界のあらゆる地方のその地方ならではのおいしそうなものを探しながら、むしろ人々そして文化を紹介して行く。

たぶんこの人の一番有名なエピソードは、No Reservationの後、CNNに移ってからの番組の中のObamaがまだ大統領だったころベトナムを訪れたエピソード。

VIPの宴席ではなく、町角のベトナム麺をビールを飲みながら食べてるという、これ以上カジュアルな設定はないでしょうという状況。

実は彼の番組は、政治的にかなり緊張状態にある地域に訪れてしまうことでも有名です。

どういうつてなのかわからないのですが、ロシアで反プーチンの活動家と食事したり、イランで撮影したり。後日、この食事の相手が逮捕されてというすごいことになって、それがニュースに逆になりました。

これはまだNo Reservationsのころでしたが、イスラエルで撮影している最中になんとレバノンとの戦闘ががはじまったことがありました。

できたらDVD借りて、この人のショウを見てください。

こういう人をヒューマニストというのでしょうか。

ちなみに、この人は本でデビューする少し前まで、かなり長期にわたって麻薬中毒で苦しんできてます。別の言い方をすると、人生のちょうど真ん中の3分の一に渡る期間地獄みてきてます。

一度スペシャルで、アメリカの麻薬問題に絡めて彼のこの頃の話のスペシャルが放映されました。やはり、こういう経験で、人間に対する感覚を深くしたのではと思います。もちろんそこから這い上がれずにそのまま死んだり廃人になってしまった人の方が多いでしょうが。

いま突然自殺ということは、その過去からの悪魔にふと、足を取られたと言うのでしょうか。

この人笑顔が良いんだよね。ああ、悲しいです。

ご冥福を祈ります。

スターウォーズ’最後のジュダイ’ローズをやったケリーマリートランが、バッシングを受けてInstagramクローズ

この記事を最初に読んだときは本当に頭に来ました。

 

去年の12月にエピソード8を見た後ですぐ、日本人のスタオタのレビューで結構見かけたのですが、Roseを演じたKelly Marie Tranの評判がすでに悪かったのは知ってました。

その時は、日本人的な美人やかわいい子の感覚と欧米人から見たいいアジア人の女性のタイプとのギャップでしょうと思ったのです。

 

欧米人から見ると、彼女はBeautiful とかSexyとはいわないけど、Attractive, Charming, そしてCuteといわれますよ。

うちの配偶者が最初に彼女に関してコメントしたことはというと、

’彼女はことしのHalloweenにはPorgの恰好したんだよ’ですから。

 

含みは’かわいいね’です。わたしはひとこと、これ完全に’けなげ’キャラでしょう。そう考えると、確かに白人にはちょっと演じにくいかもと思いました。

 

で、私も最初は、あ、アジア人だと反応しましたが、だんだん気にならなくなり、そしてFinを助けた時点で、彼女のキャラのメッセージの重要性も感じました。

 

それが、こんなことになっていたなんて。

 

とにかく、このエピソード8’最後のジュダイ’は、いわゆるトランプ支持者層の白人男性を中心に、かなり声高な悪評を浴びました。

 

アメリカ最大のメリカ最大の映画批評のまとめサイトではまさかの結果も出ましたから。批評家の総合は93%でこれ実はStar Warsのなかでは最高。

ところが読者の感想はなんとたった57%のみが好きと答えてます。この逆はよくあるのですがね。つまり大衆受けしても批評家にはあまり評価されなかったやつ。

 

興行成績は、悪くなかったのでこのサイトの57%という数字も、たぶんトランプ支持者タイプがかなり入れ込んで荒らしたのではという見方があり、私もそれに賛成。

 

その嫌な荒らしが、俳優のなかでは、いちばん新しい抜擢感がある、アジア人系であるケリーさんに集中していったということですね。

 

本当に、胸糞悪い。

これって、えらそーに彼女の悪口書いていた日本のスタオタに対しても同様だよー!!!

 

Star WarsがStar Warsである所以って結局どこなのでしょうか?アメリカ映画批評家のなかで一番愛されたといわれるRober Ebertは、Episode3を見た後で、Lucusはアメリカ独自の神話を作りたかったのだと言っていますが、やはりそのあたりが肝なのでしょう。

 

見ている間のワクワクドキドキ感、キャラのはっきり感(いいところも、悪いところもアイセる感じ)、そしてヒロイズムが刺激されること。

 

何かこう理想のために戦うのはいいんだてき高揚感と風通しが良くなる感じ。

 

 

振り返れば、最初のStar Warsが上映されたのは1977年、なんと40年前ですよ。

ケリーさんが大抜擢されたエピソード8、

エピソード7はオリジナルであるエピソード4のよく言えばオマージュで、配役が今っぽかったのであまり感じていなかったのですが、実はあまりにもオリジナルの世界観そのままだったのですね。

二年前に基本的には好意的に受け止められたエピソード7でしたが、すでに女と黒人とラテン系が多すぎるという文句はでてました。

 

エピソード8の監督さんは、”Looper’というかなり良く考えると複雑なタイムトラベル系のSF映画を撮ったRian Johnson.

 

そんなにたくさん映画をとっていないのですが、複雑な時間の流れをうまく見せた手腕とあともうひとつ、普通に写真で見ると似ても似つかないBruce WillsとJoseh Gordon-Levittという二人の役者さんを、同じ人間の違う年齢として信じられるように撮って見せたことが凄かったです。

 

確かに、お話の流れとして’新しい展開’度は高かったと思います。

 

でも、それって基本プラスでしょ。エピソード7に対しては、今一だったルーカス自身も、非常にエピソード8を歓迎してますから。

 

Star WarsがStar Warsである所以って結局どこなのでしょうか?アメリカ映画批評家のなかで一番愛されてといわれるRober Ebertは、Episode3を見た後で、Lucusはアメリカ独自の神話を作りたかったのだと言っていますが、やはりそのあたりが肝なのでしょう。

 

見ている間のワクワクドキドキ感、キャラのはっきり感(いいところも、悪いところもアイセる感じ)、そしてヒロイズムが刺激されること。

 

何かこう理想のために戦うのはいいんだてき高揚感と風通しが良くなる感じ。

 

で、そういう本質が、時代の変化に連れて現れ方は変わってきても、やっぱりスケールの大きな英雄譚として、映画史上最強であることには変わりがありません。

 

だいたい、このエピソード、ファンボーイやスタオタたちの期待は全部ぶち壊した半面、キャラの掘り下げと若者の成長という面から見ると、きちっと帝国の逆襲のフレームワーク踏襲してもいますね。

 

とにかく、荒らし行為で、ばかレイシスト発言を繰り返す者たちに、スターウォーズファンを名乗る資格はないです。

 

別に、どうしてもこういう変化を受け入れられないというのでしたら、それは分かります。そういうかたは、40年前のトリロジーをうちで見ていてください。

私や娘やうちの配偶者みたいに新しい展開を楽しんでるファンたちの邪魔しないでね。

 

’Re:ゼロから始める異世界生活’、痛い主人公がResetで成長する凄みに私たちは感動する。

Re:ゼロから始める異世界生活’も、私の場合はアニメのみです。まあ、アメリカに住んでいると一番コスパのいいコンテンツはアニメだったりもしますので。(アニメは、今Crunchy RollというStreaming Serviceと、Amazon Primeで見てます。)

 

原作のラノベは2017年末までで、シリーズ累計部数は430万部売れ、’Sugoi Japan award 2017’ではアニメ部門とラノベ部門の両部門で一位。

オーバーロードと同じようにこれも異世界漂流もの。オーバーロードと違った意味でこれもとてもユニークな設定が、二つあります。

 

1.主人公スバル ナツキは引きもり高校生ですが、異世界漂流後も、リアルそのままのさえないキャラ。

2.基本特技は死ぬたびに時間分岐地点(そして時点)に戻ってやり直すことが出来る。そのさい以前の死に至る失敗もそれまでの経過もすべて覚えている。

 

後半にはいってから、ほんの少し低級魔法を覚えたりしますが、基本これだけです。このジャンルの主人公としては、私が記憶する限り最弱ですね。

 

お話や、ほぼ男性ファン向けばかりの萌えキャラたちの話はすでにさんざん盛り上がっているでしょうから、ここではこの残酷なまでに過酷な設定が、この主人公キャラをかなり強引に成長させてしまうプロセスについて突っ込んでみたいのです。

 

まず、スバルはだめ高校生ですが、日本である程度まで育ったことをふまえての基本的道徳感みたいなものは維持しています。

 

で、厄介ごとに巻き込まれ最初の死を味会う羽目になるのもまあ人助けという出来心がきっかけです。

もちろん、助けた相手の見かけがかわいかったことはあるにせよです。

 

お話が進むにつれ、それなりに好意を示してくれるキャラも増える半面、それらを巻き込んでのまあやばいことも起こりがちな冒険は進んでいきます。

 

で、ことあるごとにいきづまる。

で、どうしようもなくなるとスバルはやり直しのためにリセットするわけです。

 

リセットといえば簡単そうに響きますが、基本そのたびに殺されるか、事故死か、自殺ですよ。

 

さすが、いちいちこのプロセスの痛みは描かれませんが、最初の死(これは切り殺されました。)いらい、痛みから逃れるすべがないことははっきりしています。

 

最初のモチベはかなり単純、まあ一目ぼれした女の子キャラにいいとこ見せたいぐらいの軽い気持ちでしたが、この生と死のPDCAサイクルは少しずつスバルを変えていく。

 

だって、生死がかかってますから、そりゃ同じ間違いは繰り返したくないですよね。ですからだんだん努力して頭を使うようになります。

 

それでもちょっといいことが続いたりすると、そのあとものすごく痛い行為を立て続けにやってしまい総すかんを食ってしまったりします。

 

こういう時、すぐ生死にはかかわらないものの、さらにスバルは自分が変化することをせまられる。

 

つまり、戦略レベルの成長だけでなく、自分自身と対峙することさえはじめるのです。自虐でにげることも、できないところまで追い詰められていきますから、凄まじいです。

 

私もいろいろアニメ見てますけどね、スバルがものすごく痛くなってしまった時の状況、このアニメ本当に容赦なく描きます。もう、そこまで曲がりなりにも主人公キャラいじめるのという感じ。

 

Genshikenのオタク女子とこのアニメのはなしをしたとき、どんなグロシーンより、スバルの痛い言動のほうが見ていられなかったと手を取り合いました。

 

メインきゃらだけでなく、話が進むにつれスバル実は子供と仲良しになるの得意だったりという状況もうまれ、それは彼がさらに自分だけではなく、人を守るために戦うという方向へと誘っていく。

 

彼は、情報を集めること、人を動かすこと、交渉すること、そしてきちっと戦略をたてることなどを通じて、自分に魔力や強大な戦闘力がなくとも、どうやって前回の間違いを克服し敵を倒すことができるのか、実に忍耐強くそして緻密な行動を積み重ね、学んでいくのです。

 

私たちが生きていくうえで、息詰まることは何度もあると思います。そういう時、私たちは割とただ諦めてしまうことが多いのかもしれない。

 

でも、生と死のPDCAサイクルとまではいかなくとも、少しさかのぼってやり直すとうことは可能なのではないでしょか。

 

私の場合、最大のリセットはアメリカに来て大学に通い始めたこと。高校を卒業した私はぶち毀れ状態だったので、一度は勉強をあきらめたけど、結局10年近くたってからリセットしましたっけ。

 

いつも思うのですが、進化ってらせん状でしょう。

ほら、元の場所に戻るような形で起こるけど一つステップアップしてるから。

 

ほうんとうに、やり直すことは死ぬまで可能です

’オーバーロード’のLawful Evil(RPGキャラクター属性の’秩序にして悪’)メインキャラたちは、なぜみな超可愛いのでしょうか

オーバーロードは、2018年4月時点でシリーズ累計は700万部、’このライトノベルがすごい’2017年版で単行本・ノベルズ部門第1位という超人気コンテンツです。

 

私は原作ではなく、アニメを見ているだけですが、アニメ版だけでもこの作品の特殊な面白さは十分伝わっていると思います。

 

設定はいまやジャンルとして定着した異世界漂流もの。ある日気が付いたらゲーム世界からぬけだせなくなっている僕からのスタートです。が、立った一つ大きなひねりが

 

ゲーム世界のは最強のアンデッド、骸骨姿の魔王なのでした。

 

何かがおかしいと気が付くのは、NPCであるはずの部下キャラクターたちが自分と普通に応答をはじめたときですが、そこでもうすでににんまりします。

 

ここは、RPGいうとところの、Lawful Evil, 秩序ある悪という属性の世界。このキャラたちは全部非人間です。でもそれを除くと彼らほんとうに僕のキャラクター不死魔王アインズ・ウール・ゴウンを心から崇拝しているのです。

 

その崇拝具合がまあ、いろいろ感じが違うのですが、絶対的崇拝という点では本当に気分がよくなるぐらい気持ちが良い。

 

別の言い方をしますと、彼らの崇拝には葛藤という陰りがまったくない。

 

したがって、味方内の関係等のはまあ、馬の合わない同士、けんかしやすい組み合わせというのはありますが、いたって清廉。

人間の組織にありがちな、ややこしい競争心や、嫉妬心に基づいた美しくない足の引っ張り合いがないのです。

 

このお話(まあ、私はアニメしかしりませんが)について書きたいことはほかにもいろいろありますが、今回はなぜ僕(アインズ様)の部下たちの可愛さを一つ一つチェックします。今回はアニメ第一期の、ナザリックの階層守護者にかぎります。

 

アルベド 階層守護者統括 基本最強の守護力をもってますね。

 

黒色の翼と、山羊のような角を持ってますが、縦に割れた虹彩と金色の瞳が潤むととてもきれいなかたです。本来の作成者にはBitch設定されていたのですが、’僕’は、状況がはっきりする前に、これを’モモンガを愛している’にかえ

てしまったので、モモンガのキャラ’アインズ様’を熱愛しているというかなりあほっぽいギャップ性質が加わってます。キャラデザインのひとはかなりこのひとに力入っているみたいで、アニメ一期のEnding は本当にきれいですよ。胸はもちろん大きいですが微妙に収まっている感が女の私から見てもきれいです。

アインズさまーとあほになっていないときは、しっかりしてます。普通にものを大局的にみられますね。

 

シャルティア 第一ー第三階層守護者

 

本性は吸血鬼ですが、ふだんはロリータ風のフリルの多いドレス姿。この方は最初からアインズ様命で、この件に関してはアルベロとなにかと衝突します。一番の弱み?は胸が小さいこと。ははは。

一対一の戦闘力に限ると階層守護者のなかでは最強です。ただその分戦略能力とかはないですね。あまり頭はよくなさそう。そのせいか私はいまいち感情移入できないキャラですね。

 

コキュートス 第五階層守護者

 

この方は大きな昆虫型の怪物姿。でも、この方すごーく好感度たかいです。シャルティア的な強さとは違いますが、全体的な戦闘力は階層守護者一。

ただ、みためが昆虫型なので割と表立った先頭に出ることは少なかった。一番の特徴は、たとえ格下でも、勇敢な戦士にはきちっと敬意をはらうこと。後、戦うという行為そのものにたいする冷静かつ緻密な観察力とおもいいれがあるところが、なんか正直かっこいいのです。

この人にとってのアインズ様は、最強かどうかという以前に、とても部下思いのいい上司感が強いです。アインズ様ってすごーくいいひと感が半端じゃないです。

 

デミウルゴス 第七階層守護者

 

このかたはいわゆる悪魔、しゃべりかたもいわゆる丁寧で、優しく甘い言葉で人間をたぶらかすというステレオタイプにはまってます。で、守護者の中での立ち位置も、最強の頭脳の持ち主、アインズ様といっしょにいろいろ作戦をたてるのもこのかたです。

でも、でもなのですね。このかたのアインズ様崇拝の盲目度は最強の頭脳などものともせず、すべてアインズ様の都合のいいように解釈します。じつは僕がいまいちまずい計画を立て、その結果がまずかった場合でも、それにはなにか深謀遠慮があったと勝手に説明をつけてしまいます。

コキュートスと違い、ナザリックの仲間以外の存在、とくに人間や格下の生き物に関してはまるで歯牙にもかけないのにです。

このギャップは笑えてしまう。本来人間から見て極悪属性ですが、かわいいですよ。

 

アウラとマーレ 第六階層守護者

 

ダークエルフの二卵性双子、お姉さんのアウラが男装、弟のマーレが女装というわかりにくい設定。

戦闘力がずば抜けて高いわけではありませんが、いろいろなスキル、たとえばモンスターを使っての土木工事なんかをこなしたりしますので、結構有能な人材です。

実年齢はなんと76歳ですが、ダークエルフとしてはまだ子供という感じで感情パターン見た目も子供っぽい。活発なアウラと、内気なマーラが対象的です。

 

子供なので、アインズさまのことは最初おっかないお父様に対するようにたいおうしていましたが、いまではアインズ様って結構優しくてあったかいお人柄、結構甘えてもいい見たいぐらいになつききってます。

マーラは逆ギャップがおもしろい。普段はちょっとおどおど打ち気ですが、いいつけでたとえば人間をあれこれ始末するときは、もう冷酷そのものですね。やはり、ナザリック世界の外に全く関心がない。

 

ただ、設定のせいで人間用の食べ物とかはとても好きみたいでここはかわいいです。

 

セバス チャン 第九ー第十階層 総括 総執事

 

ナザリックの筆頭執事さん。見た目ももろ老執事ふうです。厳密には階層守護者ではりませんが、同等なので。

この方は唯一まっとうな人間に対してはかなり優しいです。なんでもこのキャラを作ったプレイヤーの好みを反映させているそうですが。この性質のせいでとにかくデミウルゴスと仲が悪い。

この方の特技は武器なしの戦闘。北斗の拳も真っ青の高速技がすごいです。メイド集団プレアデスをひきいてます。人に紛れることが簡単なので、アインズ様の作戦のために人間界で暮らすことが多いですね。

この方のアインズ様への忠誠がいちばん冷静です。でも、それでもです、自分の考えたことと、アインズ様の命令が対立したらためらわずにアインズ様の命令に従います。この辺はぶれません。なんて格好いいんだと思います。

 

 

つまり、ナザリックの悪の集団はいたってホワイトな会社組織みたいなところだとい結論。で、自分の所属集団内でのふるまいが非常にまともです。

 

このギャップをみるだけでも楽しめる。

 

ちなみにアインズ様の中身は実は人間なので、’僕’はこのみんなに不必要な殺生は効率悪いからやめましょうねと、指導してます。というわけでLawful evilと呼ぶにふさわしいキャラたちはかなりきれいな仕事を進行させてます。

思い出のPC Game Sim City (シムシティ)街づくりシュミレーションの決定版

さて、アメリカ留学が始まり、正直すべてはお勉強サバイバルに費やされる毎日となってしまいました。

 

学部時代は、レポートを書くのでさえまだワープロはなく、タイプライターから始めました。もう今考えると信じられないぐらい時間がかかってましたね。

 

学部の最後の年に、実はDOS(Widows system が始まる前のMicrosoft のPC用システムです。)ベースのパソコンを買うつもりだったのです、あの頃はプリンターがまだ死ぬほど高かったのでやめにしたことを覚えています。

 

結局アメリカで最初に買った個人用のパソコンはApple の古いMacintosh、Macintosh 128kと正式には呼ばれる、今振り返るととても小さなモニターと本体が一緒の一体がたでした。

確か大学院の3年生だったと思います。

 

相変わらず個人のプリンターは買えませんでしたが、学部にMac Roomがあり、そこにこの小さなMacや、もうすこし後のApple PCが置かれ、そこで数学とは関係のないDocument政策ができ、プリンターも使えましたので。

 

まだ、Netは学校のUnix SystemのAccount経由でメールを送る以外できませんでしたし。(このころは、Internetはシンプルなレベルで広がり始めたものの、Webとは言いません、だってブラウザー以前の時代ですから。)

 

このちいさなMacで私がせっせとやりこんだのが、あの頃はMaxisにいた、いまでは伝説のゲームデザイナーのひとりWill Wrightが開発したSim Cityでした。

 

少し前に、スマホアプリ版のSim City Build itが遊べるようになってので、知っている人もいるかと思います。それ以外にも、スマホには農場でも、街づくりでも、この手の箱庭ゲームは皆さんご存知だと思います。

 

これに比べて、オリジナルのMac用Sim Cityは、白黒で、まだ早々細かい公共サービスの設定は電力だけに限られていましたが。

 

凄ーく感動するゲームでした。

 

基本、何もないところに道路を作り、商業、産業、居住の三種類のZoneを少しずつ設定していきます。そして電力をつなぐと街が成長を始めます。

 

よく、箱庭ゲームという言い方をしましが、私にとってのWill Wrightのゲームって、むしろ何かをゆっくり育てていく感覚です。たとえば今スマホでよくある箱庭ゲームにくらべると、ほんとうに生きているように見えて、ゲーム構造やらパターンが見えないのです。

 

Sim Cityの成長の仕方ってすごく有機的に見えるのです。

 

パターンが見えず、生き物感が半端ではないのです。

 

私は、あの小さなMacのモニターの白黒の画面の中、町が成長し、やがて電車が走り出すのを見るのが本当に好きでした。

 

もちろん、そこで終わりではなく、街を維持していかなくてはならないので、交通渋滞を改善したり(オリジナルでできるのは基本もっと道を通すこと)、税収を増やすためによりクラスが上のゾーンを作るべくあれこれいじくったり。(これは、スマホゲームにくらべると、このオリジナルでさえ、とてもはっきりしてませんでした。だからまあ余計に面白かったのですが。)

 

その後バージョンが進むにつれ、Sim Cityはカラーにになり、さらに3dになり、そして基本すべての公共サービス機能がデザインできるようになりました。

 

やらなくてはならないことも、公害対策、下水そしてごみ対策、人口が増えるにつれて必要とされるパワーも増えていきますから発電所もアップグレードしていかなくてはなりません。

 

あと、道路のほうも、高速道路を作ることが可能になり、さらに港やら、飛行場の設定も可能になっていきます。

 

もう一つ重要な公共サービスはなんといっても教育機関。小学校から始まって、やがて研究設備のある大学までできるようになると、それによって可能な産業が変化していきます。

 

さらに、町のキャンパスであるまっさらな土地をいろいろ自分好みにデザインすることも可能になりましたっけ。

 

ただ、このころになると私は公式マニュアル片手にプレイするようになってきましたから、正直、オリジナルのようなワクワク感は薄れていたかもしれません。

 

それでも、MaxisがEAに吸収され、どうしようもなくひどい、Sim City Socieitesというゲームをリリースするまでは、すべてのバージョンをやりこみました。

 

あ、私の場合はひたすら街を育てるのが楽しみなので、基本災害モードはオフにしてしまいます。人によってはせっかく作り上げた街をぶち壊すのが大好きというのもありますが。

 

もし、Sim City Build itをプレイして、何か今一だったけど、興味がわいたという人は、ネットで、Sim City 4をダウンロードしてプレイしてみてください。

 

EAは、Sim City Societiesのあと、さらに鳴り物入りで’オンラインマルチプレイ’ができるという、Sim City 2013をリリースしてますが、これは、なんと肝心のマルチプレイがうまくいかず、結果的に廃棄されてしまったような状況です。EAはやたら金儲け主義が丸見えで、ゲーマーには評判悪い。

 

Sim City はMaxis のWill Wrightのゲーム。

 

ちなみに、彼はMaxisがEAに吸収された後は、Simsに集中。

 

Simsは人間のシュミレーション。私は第一世代だけしかプレイしてません。第二世代は買ったのですが、あまりはまりませんでした。

このゲーム、SNSが主流になる以前から、一種のソーシャルゲーム化していました。

 

ずーっとあとになってからWiiの動物の森にはまるまで、しばらくはこの手のゲームから離れてましたっけ。

指輪物語 トールキン著 日本語訳を初版で読んだころ、リアルを一番遠く感じていました。

実は私は二十歳になる前に、一度結婚しました。

 

高3で、完全に壊してしまったそれまでの自分が、まだばらばらであったころに、この最初の配偶者と出会いました。

 

それは彼自身がそれほど素晴らしかったというわけではなく、彼がその時しつらえていたその自室がとても素敵であったから。

彼の部屋は窓以外すべて背の高い本棚で覆われ、さらに同じ高さの本棚がベッドを隠していました。

 

あの時、彼は本の中に生きているように私には見えました。

 

ただ、つい会い始めるにつれてはっきりしてきたことは、彼は本を読むことが私ほど好きなわけでなく、幻想文学、そしてそのころNew Waveと呼ばれていたSF小説のサブセットをはじめとして、一種の本のコレクターでした。

 

例えば、SFマガジンを創刊号から所持していたり。

 

私が、たまたまJ.G. バラードを良く知っていたことと、あと、超現実主義絵画に詳しかったことが、まあ親しくなるきっかけであったと思います。

 

私は本を含めての彼にとても安心感を覚えました。

そして私がそのころ耽溺していたような、観念やら奇想を彼も愛しているように思えたので。

 

私との結婚は、彼をこの部屋から連れ出すことになり、それは彼の部屋を中心に生まれていた心地の良いサロンのような空間を壊すことになったのだと思います。

 

結婚後も、私の現実乖離感はあまりへらず、特に1月の終わりから3月の初めにかけてひどくなることが繰り返されました。

 

現実のなかで、私は父に紹介してもらった高卒事務員の仕事の途中でやめ、彼の友人関係のつてで、フリーのライター的な仕事を少しずつ初めてはいましたが。

 

でも、今思うと得意だったのは本を読むことと、読んだ本にあきれるほど耽溺することぐらいだったと思います。

 

そんな時に、トールキン作 指輪物語の邦訳が初めて評論社から出版され手元にやってきたのが確か年の暮れ。

 

私は’旅の仲間’をたしか二日ぐらいかけて読みふけったはずです。

 

で、その間私はすぐ近くにいる配偶者をほとんど完全に無視し続けました。

 

さすがに彼も怒り出したのですが、あの時の私には彼の怒りを理不尽と感じていましたから。そのころから、離別が避けられないだろうということが私にも見えてきましたが。

 

指輪物語は衝撃でした。それまでファンタジーというのは基本童話をもう少し大掛かりにしたものというのが日本での(そして指輪物語以前の英米国でも)常識でしたから。

 

中高とミッションスクールだったので、ナルニア国物語とかしっかり読んでましたし。長編ファンタジーというと、これがそれまでの基準でしたから。

 

何がショックだったかというと、あの濃さと緻密さ。トールキンは言語学者だったこともあり、いろいろな言語をこの物語のために創造してしまったということひとつとっても、レベルが違う。

 

今の若い人たちは指輪物語を映画でまず見ていることがおおいでしょうね。

 

私の場合、映画をこちらで見た後、今度は英語版で久しぶりに読みました。ちなみに指輪物語の映画化が最終的に、ほぼすべてのファンを魅了したのは監督の手腕もさることながらキャスティングの完璧さ加減だと思います。

 

なかでも4人のホビットとゴクリ(英語だとゴーレム)。

 

そのせいか、映画の場合実は一話旅の仲間が一番好き。ことこの映画に関しては、Extended Versionも持っているのです。

 

私は、この四人が住み慣れたホビット庄を発ち、そしてそれまで未知だった、外部世界との境界を超える第一歩を踏み出すシーンがすごく好きです。

 

あ、これも私にとっての大きなKey Event Typeのひとつ出エジプトですね。

 

平和で、いわば無力なホビットたちが。指輪という世界破滅の象徴を滅ぼすという重い使命の担い手となっている点で、いまだ指輪物語を凌駕するモダンファンタジーは生まれていません。

 

決して読みやすい本とは言えないのですが、この本を読むことはあなたにとって濃い体験となることをお約束しましょう。