’ヲタクに恋は難しい’今期アニメ化していたことは知ってました。でもこれCrunchy Rollの今期分には含まれてませんでした。
ですからAmazon Primeで見つけたときはほんと、狂喜でしたよ。
これはさすがRentaですでに全巻原作漫画読んでいます。
同じようなジャンルの’私がモテてどうすんだ’が長期連載かするにつれだんだん初期の面白さを失っていったのに比べると、こちらはいまだ目が離せません。あと腐男子高校生活’も面白かったけど、今一話がひろがらなくなって先すぼみ。
両方ともアニメ化されてますが、漫画ほどの新鮮さもなく、後アニメだから萌えたということもなかったのです。
原作は最初、Web漫画としてスタートし、その後2015年に書籍化、その年の’この漫画がすごい’オンナ編で、どうどう一位でした。
たぶんリアル腐女子たちに圧倒的に受けた’ヲタクに恋は難しい’も、基本オタクたちのリアルライフものです。ただしメインキャラはすべて社会人。
連載スタート時はまず、隠れ腐女子の桃瀬成海ちゃんが、何回目かのオタクばれ失恋の後、幼馴染の二藤宏嵩君と再会するところから始まります。ははは、ガチ都合のいい偶然ですよね。
さらに、偶然がかさなり、指導してくれる先輩社員の小柳花子さんが、実はやはり隠れオタクであることが分かり、さらにさらに、彼女のお知り合いのまた別の先輩社員の樺倉太郎さんも、オタクフレンドリーの準オタクであることが判明します。
しかも、宏嵩は成海に、’じゃあ、俺でいいじゃん’と提案し、彼女にとってとにかく楽な彼氏が誕生します。
きめは、花子さんと太郎さんも実はすでにカップルだったという設定。
で、この一応バラエティーに富んだ?各種オタク4人で、なんだかんだと、オタク的イベントと非オタク的イベントとりまぜ、なんだかんだと楽しそうなリア充オタクライフが進行していきます。
きほん、成海ちゃんは、ハードコア腐女子で、会社ではわりと仕事あまりできなそうなどじっこですが、その分余ったエネルギーはすべて自作同人誌に費やします。
宏嵩は、廃人レベルなどと評されるハードコアゲームオタク。頭よさそうだし、仕事の手際もいいけど、基本寝不足が多くて(もちろんゲームのやりすぎ)いまいち感のある方。
花子さん(すぐ、ハナちゃん、なると呼び合うのが可愛い。)は基本レイヤーです。特に男装がお得意です。花、成で、腐トークするのがとても楽しみ。そして花ちゃんは、どうにかしてなるちゃんにもコスプレやらせようと口説きまくってます。
太郎さんは、まあいわゆる男子オタクに人気のある漫画をガンガン読むのが基本行動。ただし、まあオタクイベントにはあまり抵抗なく付き合います。
さて、カップルの進行具合ですが、花ちゃんと太郎さんは結構やることやっているのではという感じがします。高校卒業以来の付き合いだし。
ただ、二人とも基本ツンデレなので、喧嘩が絶えませんね。バカみたいな喧嘩が多い。バカカップル度が高くてそこはかわいいですね。
で、肝心のなると宏嵩ですが、わりと中学生レベルのお付き合いが今のところ続いてます。
ここから少しネタバレ度が高くなります。まあ、でもいわゆるストーリー漫画みたいな展開ではないから、私の分析ってとこですね。
宏嵩となるちゃんは、基本幼馴染です、小学校中学校ぐらいまでいっしょなのかな?ともかく子供のころはよく一緒にゲームして二人で遊んでました。
で、確かに二人で遊ぶことはおおかったけど、基本宏嵩のほうは、コミ障ぎみで、なるちゃんはちゃんとしたたかにフツーの皮をかぶることに成功したといういきさつもあります。
まあ、非オタク男子とおつきあいなんかすると、さすが無理しすぎで結局オタばれするパターンでしたが。
でも、ここで宏嵩くんが、ほか三人と決定的に違うことがあります。
宏嵩は、子供の時以来実はずっとなるが好きだったのです。
まあ、なる以外親しくなることのできた誰かっていなかったみたい。
花子と太郎のバカカップルとつるみ始めたのも、もともとは花ちゃん、なるコンビが成立した故です。
だから、なるの腐女子ライフ充実のための助力は惜しまない、いい彼氏さんですが、ほんとうはもっと二人の関係を進展させたい。
ちなみに、CVいいですよ。宏嵩のCVはぼそぼそ感が強くて、ぴったりです。でも、このぼそぼそ感がせつないのよね。
タバコがやめられない宏嵩は、じつはタバコブレイクでため息ついてるのです。
宏嵩くんの長ーい’なる恋’の歴史をしっているのは、彼の弟尚哉君のみ。(ところで、この人の場合、天然とお人よしがわざわいして彼女なし歴を更新してきました。が、彼にも意外な彼女さんができそうで、その彼女もオタクです。hahaha,)
どう考えても、腐女子さんたちの、’あ、こんな彼氏がいたらいい度’ナンバー1になりそうな宏嵩は、超かわいいのでした。