’レオパード白書’ 扇ゆずは

BL漫画のレビュー始めます。

 

最初は、ベスト10やろうとかいろいろ考えたのですが、とにかく今の腐女子のかたは洗練化が進んでいるし、ご自分の萌えのパターンへのこだわりが強いから、変にここで順位づけとかすると、たとえ私が超大姉でも、’きっ’とかなさる方もいそうで、正直若い方たちとは仲良くしたいヘタレです。

そのかわりに、Rentaで借りていった順番にレビューしていきます。

 

とはいえ、一応私のつぼと、苦手をまずあげましょう。

 

1.基本年下S攻めすきです。鬼畜メガネも好き。Sでなくとも、基本年下攻めがすきですね。

2.けっこう病んでるのもすきです。異種BLもあり、SMもきちっと面白ければ好き。

3、絵柄については、最終的にはうまければ、あるいは魅力があればよいので、わりとこれといった好みのかせはないです。

4.設定についても面白ければなんでもありです。

5、エロがなくても、Loveがきちっとあればそれもありです。

 

割とにがてなのは、

1.もろおじさんはだめです。

2.最近増えてきた、オメガバースはなんか今いち萌えません。

3、BLがらみの場合は、スクールカーストとかサバイバルゲームとか、私にはいまいちです。ながくなってしまうやつを買う気がしません。

4.暴力や強姦を雑に描いて、エロを取ろうとするのはだめ。これ、TLでもそうだけど、エロはちゃんとツボを押さえて、きちっと描かれてないと読んだ後すごく嫌な気分になります。

 

だいたいこんなとこでしょう.

 

さて、記念すべき、Renta レンタル第一号 扇ゆずはさんの’レオパード白書’。

レオパード白書(1)

レオパード白書(1)

レオパード白書(1)

[著]扇ゆずは

 

設定としてはいわゆるホストものということになるマス。

とある超エクスクルーシブな小さなホストクラブの4人のホストをめぐる色恋ざたです。

絵柄的には、まあ少しふるいということになるのかなの、キラキラ華麗系。

 

第一話はは超美青年キャラの絢君と、大富豪の真行寺さま。

第二話は高校生フェロモンホストの燐花さんと、彼の高校教師めがね薬師寺さん

第三話は絶世の美人ほすと雛胡さんと、かっけーインテリヤクザの鴉門さま、

最後第4話は、天然ひとたらしの純情ホスト鉄狼さんと、燐花さんのおとうとで天才的武闘家の燐世くん。

 

基本一話目は、まあまあの出来、絢くん絵として、それほど超美青年には見えなかったし、このシリーズで、とにかく傾城の美人さんとして納得させてくれる絵は、雛胡さんです。本当にきれいな絵です。その次にきれいなのは、実は武闘家の燐世くん。

 

がしかし、話としてとにかく面白いのは第二話です。これもちろん年下攻めで、私のツボということもありますが、いわゆるパターンな年下攻めとはちがう。

 

恋は殴り合いからはじまるのよ!!

 

で、結果てきに三回もなぐりあうのよ!!

 

まあ、燐花くん、最初は自分が恋していることを認められなくて、殴ってマウンティングしちゃうのだけど、

やっと、付き合い始めた後のお互いの照れくささと、やりたくてしょうがない気持ちのいったりきたり、本当に可愛いです。

 

絵が華麗なBLって、少し古臭いとされている感がありますが、第二話は、絵に負けずなぐりあいながら、気持ちを深めていくのです。

 

これぞBL漫画のだいご味。

 

あと、年上の薬師寺さんも、かなり面白いキャラ。この人実は乙女チックかつ、本来ふけせんなのでした。さらに、ふたりとも燐世君にはまけますが、れっきとした武闘の素養があります。

 

上質なBL漫画って、基本男くさいシーンの書き込みが半端ないのよね。

 

これって、特に青年漫画で女性のファッションがいまだひどくダサいのと対照的だと思いません。

 

二番目のおすすめは、やくざさんの鴉門さんがとにかくかっけー第三話。これもやくざがらみの話とBL色恋の絡め方がうまい。

 

扇さんて、もう少し絵が華麗でなかったらもっと注目されていい書き手さんだと思います。

 

最初にドはまりしたこともありますが、燐花さんと薬師寺さんのお話は、いまだ時々読み返すお気に入りです。

 

Xenoblade2 JRPG初心者には不親切すぎるので私がやってる、ゲームWikiにもでてこない初心者テクニック9選まとめてみました。

2月末の日本行きまでは、結構入れ込んでやっていたXenoblade2ですが、あの後どんどん敷居が高くなって、そのままにしてました。

というか、ゲームそのものをここ3か月ほとんどやってませんでした。あ、これって私の基本的エネルギーレベルの低さを物語っている。

 

でも、戻りたかったのでやっとアメリカのメモリアルデー3連休を利用してまたやりはじめました。

まだ、半分には及ばず、第四話の終盤近くでした。

 

3か月のブランクって、かなりきつくて、コントローラーの配置ほぼ全部忘れたので、そこから復習。

 

英語版と、日本語版のXenoblade Game Wiki, 以前選んでおいたYoutubeのゲーム実況も見比べて、復習。

 

逆に3か月振りなので、改めていろいろ疑問もわいてきました。その答え探しにも今回は結構j間つぶしました。

ともかく、日曜日の夜、そして月曜日は、食事の支度やら、ちょっとした家族の世話を除いてすべてゲーム。

結果として、第4話、第5話完了、さらに第6話の前半までやりました。

 

せっかくなので、復習をかねて私が改めて学習したことをまとめてみました。

 

すべて初心者向きですが、一応一通りの戦闘パターンのチュートリアルは済ませたものの、今ピンとこないことが多すぎ、という方向けなので悪しからず。

例えばこことか読んで、第三話ぐらいにまで来ていまいちうまくいかないという方(私もそうでした。)にお勧めです。

 

あと、コントローラーはすべてSwitchの普通装備が前提です。(プロコントローラーとかもってない、コンソールゲーム初心者ですから。)

 

では、攻撃系から、

 

1.複数の敵の攻撃は必ず弱いほうから

 

R-Keyを押すと、まず攻撃対象が選べます、そのうえでR-Keyを押しながら、同時にX,Y, Bのを別々に押して、最初の標的にしたい敵を選びます。あと、すぐそばに行くとアタックが自動的に始まるはずなのですが、私はむしろ必ずAを押して始めます。

何が悪かったのかいまいちまだ不明なのですが、時々そばによってもそれだけでは攻撃が始まらないこともあるので。

 

2、アーツは、動きながらどんどん使う、とにかく早いところドライバーが使っている3種類をレベル3まであげる

 

アーツは、敵に対する立ち位置によって威力が違いますし、どんどん消化しないと必殺技のゲージがたまりません。あと、キャンセルというテクニックもありますが、私はまだへたなのでなかなかうまく使えません。

 

レベル3まであがると、たまり方がかなり早くなります。あと、アイテムで、子のゲージのたまり方を促進させるものがあったら使いましょう。

 

このゲームの戦闘はすべてアーツからスタートするので、これが実はすごく重要だったということにやっと気がつきました。

 

アーツはX,Y,Bに丁度戦闘画面上の位置に対応して、コントローラーのボタンがあります。

間違えて、Aを押すと、まだレベルの低い必殺技をリリースしてしまうので気を付けましょう。私はしょっちゅうこれやってます。

 

3.戦闘中はトップ(状況によっては外のドライバーを隊列トップにもってくることもあります。)のブレイドしかスイッチできません。でも、チェーンアタックの時は、その時装備しているブレイドをスイッチすることができます。

 

これがはっきりするまで、すごく混乱してました。

というのは、ゲーム実況をみていると、自分がコントロールしているドライバー以外のブレイドがチェンジしていることがあります。

でも、これは結局、AIが親切にやってくださっているだけでした。

 

なぜ、ブレイドをチェンジしたいなどと思うかといいますと、基本にブレイドコンボの、ブレイド属性を選びたいからなのですね。

まだ、属性の相性を覚えていませんが、この先敵がどんどん強くなるので、どんなブレイドを増備するかということ、そしてまめにレアブレイド目指してのガチャががんばらなくては。

 

ただ、チェーンアタックの際は、アーツ選びと同じコントロールボタンで(位置に対応する、X,Y,B)、順番が巡ってきたドライバーのブレイドは選べます。

これは、属性玉を破壊するための相性が大事だったりするので、細かいことは先ほどリンクをはったWikiを読んでください。

 

あと、正直な話ブレイドコンボのための欲しい属性のレアブレイドがいない場合は、ハイレベルのコモンブレイドをセットすることもあります。で、そういうブレイドはブレイドコンボには使うけど、チェーンアタックでは使いたくない。

これも、最初ブレイド選びが分からずなんどもコモンブレイドをチェーンアタックで使ったりしました。ブレイドコンボでコモンブレイドを使った後だと、これが活性化されたままになっているのです。

 

4.ボスキャラと戦う前は、きほんPartyゲージをほかの雑魚モンスターで満タンにしてからいく

 

正直なところ、ボスキャラを一度でたおせたことなんて、ほとんどありません。ボスキャラ相手の場合は、時間がかかるので、パーティーのメンバーが死ぬことも結構あります。

 

パーティーゲージは、フルでチェーンアタックをするのに使いますが、メンバーの再生に使うこともできるので、ゲージがゼロのでボスキャラにのぞむのと、3ゲージがほぼ満タンでのぞむのでは、すごく違います。

 

5.勝てないとおもったら先頭キャラだけで逃げる

 

これ、時間の無駄の短縮になります。もちろん場所によっては逃げられないところもありますが、そういう場合はリセットしてもすぐその場に戻してもらえます。

 

でも、ボスキャラでなくとも、私のように戦闘が下手なプレイヤーは、ちょっと強いモブキャラのグルーブにうまく勝てなかったりするかもしれません。そういう時って一つ前の終了ポイントにもどされるので、結構たるいのです。

私の場合、今回再度やりはじめたとき、戦闘の詳細をとにかく忘れていたので、やたら死にました。で、死ぬたびに結構遠くまでもどされるはめになってじつにうざかったのです。

 

6.ボスキャラが強すぎると感じたときにできること

 

私がやるのは、下手でもできるとこばかりです。

まず、ゴルトムントの宿屋に戻りレベルアップします。なぜここかというと一番安いので。

レベルアップしたら、それとどうじにいろいろなボーナスポイントも付きますので、とくにレベルアップできるアーツを上げます。

 

それ以外はとにかくいろいろアイテムの装備やら、ボーチに入れられるものをチェック、まだそれほど研究していないので、このまとめは別の機会にします。

 

でも、肝はお金!とパーツ

 

ここで出てくるのがサルベージ。このゲームの場合、下手なクエスト(あとあと重要になるタイプもあるので気を付けないといけませんが)よりずっと大事です。お金と、Expと、パーツとすべて獲得できさらに、クエストと違っていろいろ探し回らなくて済むのですごく効率がいいと思います。

 

ただ、私のようにボタンを押すタイミングが下手な人は、安い装備で練習してからのほうがいいですよ。

ほかにもまだありますが、初心者が始めるのに楽なものを書いてみましたので。

もちろん、レベル上げにどんどん、雑魚キャラをやっつけるのもありです。私のレベルなんて、ゲーム実況しているうまいプレイヤーさんにくらべると、大体1-3レベル上ですから。

 

次に、非戦闘系を、

 

7.地図について

 

ハッキリ言って、Xenobladeの地図って見にくい。私なんて、JRPGこれがはじめてだし、Switchのゲームでやりこんでいるのは、これが2作目という超初心者。

 

一作目はもちろんゼルダです。ラスボスはまだですが、祠は95%、四大神獣も開放し終わりました。ただ、コログの実をほとんど集めてないので、武器スロットMaxできるぐらいまでは集めてからとうろうろし始めたところでした。(コログの実を探しやすくなるアイテムはげっとしましたので、)

そこで、むすめがZeldaのDLC第二弾をやるのでゆずったところ、そのまま娘に奪われ、まえまえからJRPGに挑戦したかったので、FiremblemとXenobladeを比べて、アメリカのGame評ではXenobladeのほうがずっとよかったので、それだけを根拠に始めたわけです。

 

まあ、Zeldaがふつうでなくどこにでも行けたので、こちらの方が普通なのでしょうが、最初は本当にZelda慣れしたいたこともあってやりにくかったです。

 

あとMapがかいそうしきになっているのですが、その階層の繋がり具合がひどくわかりにくい。

 

Map上でどこを動いているのもかわからなくて、確かにその時点でも目的地までの歩数はでますが、それだけだと方向感覚はつかめないのです。

 

で、偶然発見したのが、L-ステックの使い方。普通のコントローラーの説明にはなぜかふくまれてませんでしたから。

 

非戦闘状態でこれを一回押し込むと、画面にいまいる当たりの地図がオーバーレイされます。もう一回押し込むと、この地図が大きくなりさらに見やすくなります。

消したい時はもう一度押し込む。

このオーバーレイマップを時々見ることによって、だいぶ歩き回りの最中に周囲を把握するのやりやすくなりました。

 

8.ショッピング

 

Zeldaでは、せっせと攻撃量の高い矢にずいぶんさんざいしましたが、Xenobladeでも、お金はものを言います。

Shopping の際に心掛けることは二つあって、基本最初に開けた商店街ごとに、売っているもの手に入るものは少しずつ変化しています。この辺は更なる研究課題ですが。

 

が、その一方で同じ商店街で買い物をし続け、さらにサイドクエストをするとモノの値段が下がってきます。

あと、ショッピングエリアで精製しないと使えないものもあるので、ショッピングの重要性は私が知っている唯一の参照例であるZeldaの伝説、ブレスオブザワイルドに比べて、ずっと複雑で多様です。

 

9.ブレイドコア ブースター

 

これも、たまたま見つけたことです。

 

もともとクラウンマーク一つのコモンブレードが増えて逆に見にくくなってきたので、デリート(リリースといいます)を始めたのです。

で、デリートするとなんといろいろなタイプのコアクリスタルようのブースターがゲットできてしまいました。

 

ブースターはお宝の一部としてゲットできることもありますが、結構私の場合は確率低かったのです。

それにくらべて、中盤から敵のレベルがあがるにつれてコモンコアはかなりでやすくなるので、レアブレイドのガチャ確率を上げるためにもこれはお勧めです。

 

とまあ、これで週末の復習はそれなりにできたでしょうか。

長くなったので、今後の課題はこの次に続きます。

 

 

勝間和代さんがカミングアウト、なんとも清々しいニュース 

少し前に、ブロガーの立花岳志さんが、ポリアモリーの宣言をして、私の個人的な感想はともかく、基本的に感心しました。

 

で、今朝最近は毎日チェックしているブログの一つ、勝間さんの’徹底的にマニアックな話をアップするブログ’を開いてみたら、まさかのカミングアウト、すでに女性パートナーと生活をともにしてらっしゃるとのこと。

blogに貼られていた、この件の詳しい背景説明はこちら

 

立花さんにしろ、勝間さんにしろ、今まで周りに勝手に作られたイメージをはかいしてくださったわけですから、頼もしいですよね。

よく、カミングアウトとか別にいまさらという声もありますが、それは嘘。

 

ことMinority, とくにSexual Orientationのおける少数派にかんしては、いわゆる有名人がカミングアウトすることにはとても意味があります。

 

いわゆる普通の共学校で成長してきた人にとって、自分が同性愛者である、あるいはバイセクシュアルであることを、公にするのは、たぶんちょっときつすぎると思います。

 

私の場合は中高女子高でしたから、第二次性徴が始まる前の初恋の対象は宝塚の男役のような上級生でした。男役より、かっこよかったかも、化粧していないし。

 

私自身は、おじさん関係の黒歴史のせいで、少しミサンドリー的な傾向もありますが、(あ、ミサンドリーはミソジニーと対応概念。男性性嫌悪といったところ。)どちらかというと経てろセクシュアルよりの、バイセクシュアルということになるのかな。

ただ、私の場合、そして多くのオタクの場合、リアルな性愛より、2次元キャラ相手に萌える感情のほうが、結構重要だったりします。

リアルな恋愛度が高まっていた時期は、自分のなかのオタク指数やら、腐女子妄想がとても低くなっていた気がします。

 

自分でミサンドリー傾向があるなあと思うのは、こと男性に関しては自分に向こうからかかわってこない男性に関しては基本どうでもいい。まあ、年下にはさすが少し甘いけど、これは子育ての習い性の延長という感じ。

これが女性相手となると、たとえNPC(つまり、行きがかり上であっただけの人)でも、あまり嫌われたくない。

とにかく女性に優しくされるとすぐうれしくなってします。

その点日本は天国ですね。みんな、小ぎれいでやせていて(日本で太っているとやゆされるレベルでも、別にアメリカにごろごろいる、プロポーションが不健康なまでにくるってしまったレベルの人々とくらべると、十分魅力的だと思います。)優しい。

普通のお店の店員さんでも、ビジネスクラスのすっちーでも、皆頭の回転が良く優しい。

いわゆるおばさんと呼ばれるような人でも、普通に出会う限りは、お店でも街角でも、皆優しくて頭の回転も速い。

日本で一番ダメなのは、中年以上のおじさんたち。40過ぎからそろそろどうしようもない奴が表れ始め、団塊の世代あたりになると、本当にひどい。

あ、じつはこれ結構アメリカの日常と好対照です。

アメリカでは、基本男のほうが優しい。まあ、だかれこそそこからはみ出た人たちの、犯罪とかDVがすさまじくもなるのでしょうか。

 

 

話をもどすと、LGBTを社会として受け入れることに関しては、アメリカの場合オバマ大統領が法律に関する限り、同性婚を、連邦レベルで認める形でひととおり完了しました。

まあ、南部の保守的な州などはいまだ抵抗はしてますが。

 

ただ、アメリカの場合、州レベルでの同性婚は、いわゆるブルーステート(リベラルな民主党が強い州)で、かなり早くから認められていました。さらに、結婚まではいかない、Domestic Partnershipに関してはもっと早かった。

Domestic Partnershipを申請すると、基本ほとんどの婚姻にともなう配偶者の権利が与えられます。介護、遺産相続、就業先のBenefitの受領など。

 

Domestic Partnershipの場合は、そもそも同性カップルを念頭に入れて設立されてものではなく、内縁関係の保護から出発してますが。

 

アメリカの場合、基本有料企業ほど、就業後に受けることのできるいろいろなBenefitが充実してます。そしてそれが売りになるとき、たとえばPartnerが必ずしも婚姻関係に貼るとは限らず、だからこそDomestic PartnerをBenefitの受け取り手に含めるかどうかでBenefitの魅力度に差が出るわけです

 

ですから、特に高学歴プロフェッショナルの雇用のために、優良企業ほど、Domestic Partnership,ひいては同性婚、さらにはトランスジェンダーの権利の尊重などをおしすすめる方向に動いてきました。

 

これ、日本からみると多分考えにくい状況だと思う。

 

基本、社会によるLGBT受け入れ度と、性差別の制度的解消度はほぼ正比例しますので。日本はなんせこそ性差別調査で、144か国中、114位ですからね。怖いです。

 

日本て、まだ私が最初にアメリカに行った頃は、なんと婚姻による国籍取得でしっかり差別してたってご存知でしたか? 女性が外国人と結婚した場合は、婚姻による国籍取得ができなかったのですよ。

 

ちょっと話は飛びますが、例の韓国人の慰安婦の話ですが、これいろいろな言説が飛び交っていてとにかく混乱する。ただ、第三者の国々がいまいち日本に同情的でないのは、日本の性差別文化というのがとにかく深い。

ちなみに、日本という国は、米軍占領下で国策としてアメリカ軍用の日本人慰安組織を作った国です。この場合、公募で仕事の内容を偽って。これって働こうとする女は売春婦として使ってもよいという発想です。

まあ、韓国の場合、あの国そのものが日本といい勝負の性差別文化ば寝ず良い国ですから、その辺日本人としてもおさまりが良くないという本音はあります。

でも、自国のWorking Womenをだまして慰安婦にする国だったからねー、韓国が言っているようなことは規模はともかく絶対あったと思います。

 

また、話をもどして、勝間さんは確かすでにLGBTのMovementはかなりサポートされてるはずですが、この先、法令改正に関しても具体的に動いてくださるといいですね。

日本の場合、区レベルで、ある種のDomestic Partnership認める動きが出ているそうです。でも、区レベルじゃ、介護も遺産相続もそのたもろもろできること限られていると思います。

せめてまず、都道府県レベルで法改正を始めてほしいです。

 

 

汚超腐人と呼ばれたい その10 2018年春、’文豪ストレイドッグス’劇場鑑賞デビュー、わくわくは続きます。

とまあ、現在に至ってます。

 

今年もいつものように、2月末から3月前半、日本で過ごしました。あいにく風邪をこじらせ、なんと気管支炎を併発して、実は予定もずいぶんキャンセルしました。

それでも、新宿のVRゾーンで、しっかり攻殻機動隊やったし。(まあ、これで無理しすぎて完全に風邪をこじらせたのですが。)

 

東京キャラクターストリートはいけなかったけど、スカイツリーのソラマチにある、TV局系アニメキャラクターものがいっぱいのストアにはいけたし。

もちろん、秋葉と秋葉ガールズステーションはいったし。

 

なによりも、うまく時期があって、’文豪ストレイドッグス’OVA, Dead Appleを劇場で見ることができました。

完全にがちですが、もうしょっぱなから太宰さんが大好きです。CVも宮野守さんですし。宮野さんの、チャラい韜晦キャラってもう死ぬほど萌えますね。

 

ちなみに私が宮野さんのこの手のキャラに最初に遭遇したのは、Crunchy Rollでまとめ視聴した『妖狐×僕SS

のアニメのサブキャラ夏目残夏さん。とくに彼が歌ったEnding Theme’One Way’がもう死ぬほど好きでほんとうに何度きいたことでしょう。

ちなみに、宮野さんが割とシリアスな一ノ瀬さんを演じたうた☆プリも歌がすごかったです。私的にはまさととCross Unitで歌った’Original Resonance‘がさいこうです。

 

少し脱線しましたが、OVAは基本楽しかったです。おしむらくはOVA限定登場の新キャラ澁澤龍彦のCVがいまいちでした。

今回は、いつもどちからというといまいちの芥川さんが、とてもよかった。あと、中原中也の異能って、こんなにすごかったのかと感動。とこれ以上はネタバレになるのでここでストップ。

 

さて、劇場公開ですから、絶対に限定グッズやらプログラムがあるはずなのですよね。しばらくうろうろしましたが、かなり奥まったところにある売店を無事発見。

グッズはいまいちで結局ここで買いませんでしたが、プログラムはシッカリ買いましたよ。あと、なぜか太宰さんと中原さんが子供だった頃のお話のミニ文庫もらいました。字が普通の文庫よりさらに小さくてすごく読むのに苦労しましたが、アメリカに戻ってきてからひどい時差ぼけで寝込んでいた時に読みました。

 

さて次の日本行きは6月末から一か月、次回からは汚超腐人の’なんでもあり’というシリーズで私のオタクライフの重要イベントそのつどお伝えします。

 

汚超腐人と呼ばれたい その9 秋葉ガールズステーションと東京キャラクターストリートが超便利な件

さて、2015年は、いろいろあって4回、2016年は3回、そして2017年から年二回のパターンで、日本に戻るようになりました。

もちろん、実家の事情と仕事がらみなのですが、もちろん週末やら、予定が少なめで空いた時間とか、もちろん、

 

買い物ですね。

 

最初は、実は結構大変でした。実家からは秋葉に出るのが簡単なので、まずはそこから探検しました。

 

ただ、基本秋葉は男性オタク上位の街ですから、結構私が買いたいもののあるお店を探すのには苦労しました。池袋が本店のアニメイトの出店を幸い見つけましたが。

 

もちろん、池袋にも行ってみました。

ただ、私の実家から池袋まで行くのって、地下鉄の乗り換えが多いのと、割と遠回りなルートしかないのです。だから、ほかの繁華街に比べて池袋ってほとんど行かないので、土地勘がありません。

これが渋谷や新宿だと、今や地下鉄乗り換えなしで一本。あまりに空白が長いので昔に比べての土地勘は薄れてしまいましたが、それでも頭の中の地図をアップデートしながら動き回ることは出来ます。でも、これ、池袋ではいけません。

というわけで、執事喫茶Swallowtailにまた行くきかいがあるまでは、基本池袋までわざわざ、行くのはあきらめました。

 

ところが、秋葉が変わります。それは2016年夏に、アニメイトがガールズステーションをオープンしたから。

 

ここは7階だのビル全部が、女子オタク向けのグッズやら、その他もろもろもろすべてを扱っています。いつもまず7階のBLプラス同人誌コーナーからスタート、階段を使ってたらたら降りてきます。

 

買い物だけでなく、階段の壁にはいろいろなポスターで目の保養。さらにエレベーターのドアにも押しアニメや乙女ゲーのキャラのイラストがでかでかとえがかれているので、来るたびにまめに写真も撮ってます。

 

各フロアーごとにてーまがあるのと、後会計は一括1階でおこなわれるので、割と見やすいのです。

春は一回、夏は2-3回秋葉に行きますので、まあ、そのたびにチェックですね。

 

さらに、実は東京八重洲地下街に、東京キャラクターストリートという、まあキャラクターグッズのお店ばかりが固まっているところも発見。(といっても、現在の約半分の規模で2008年にはオープンしていたのですが、そのころはおなじキャラクターグッズといっても、オタクが喜びそうなお店は少なかったそうです。)

私にとってもの一番の目玉はTV局系と、少年雑誌系。

アメリカでは手に入りにくいタイプのキャラT-シャツとか。(一番のお宝は、終わりのセラフのTシャツ。これはGenshikenでさえ、ものすごく褒められます。)

 

まあ、最近は以前ほど買いませんし、基本小さめのキーホルダーとか、バッジが多いです。ただ、ガールズステーションほどではないにしろ、歩きながら見ているだけで楽しい。まあ、さすがこちらは観光客、それも外国人が多いですが。

 

日本の若い人たち、あまりお金を使わなくなったと言われてますが、ことキャラクターものに関する限りは例外みたい。

 

2017年からは、Otakonワシントンに移ってしまい、18年間通ったOtakonから卒業してしまいましたが、いまや日本でのショッピングと、Animeのストリームサービスと、電子貸し本サイトRentaのおかげで、個人的には120%の女子オタクライフ楽しめてます。

 

ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー レビュー、面白かったんだけれど、いろいろ考えさせられました。

アメリカでは金曜日封切りの、まあサマームービー第一弾、若き日のハンソロを描いた、スターウォーズのスピンオフ、家族そろって見てきました。

私は、オリジナル第一作を劇場公開時に見ています。あの頃、丁度同じ時期にスピルバーグの未知との遭遇も公開されていて、私はその時未知との遭遇のほうが好きだったことをハッキリと覚えてます。あれが1977年でした。

 

あれからなんともう40年以上たっているなんて、

 

ですから、この映画を見ながら作品そのものだけでなく、スターウォーズ映画シリーズの変遷みたいなことをついいろいろ考えました。

 

さて、ネタバレほぼなしで、映画を振り返ってみましょう。

 

アクションシークエンスはかなり多く、どれもよくできてます。やはり、ハンソロが主人公だとライトセーバーも、Forceも使えないので、ウエスタンを彷彿とさせるような撃ち合いが結構多い。

ただ、Millennium Falconが登場してからは、もちろんこれがらみの見せ場がたっぷり。まだ新品でピカピカしていて、ファンというほどではなくとも、映画は結局封切りですべて見ている私としては、なんというかこの船体が出てくるたびに若返った気がします。

 

エピソード、そしてキャラ的にも、やはりチューバッカがらみのエピソードが一番素直に楽しめる。

考えてみると、チューバッカだけが最初から、そして最後までスターウォーズとともに、変わらず生き続けているわけですよね。すでに、ホログラムチェスで癇癪を起しているところが可愛い。

 

あと、’帝国の逆襲’で、注目を浴びたランド・カルリジアンと遭遇し、まあ腐れ縁の友人になっていくエピソードもそれなりに面白い。というか、若き日のランドの相棒が、とてもユニークで、ある意味スターウォーズ初の設定で面白いのです。これ以上書くとネタバレになるので。

 

さて、肝心のハンソロのお話なのですが、これはこの映画単独の問題というより、第一作New Hopeが作られて、今現在にいたるまで、肝心のアメリカがものすごく変わってしまったというところが大きいのだと思う。

 

第一作のハンソロは、いかにもアメリカ人ごのみの気のいいアウトローで、そして第一作のHarrison Fordは本当に格好良かった。私のように、最初からルークのほうに感情移入していたスターウォーズファンもどきでも、

とにかく明るくて格好良かった。

 

さて、この若き日のハンソロなのですが、役者さんは頑張っていて、ハンソロの口癖とかポーズぐせとか、すべてきっちり取り入れていて、その辺は申し分ないのです。

でも決定的にあの40年前の明るいハンソロと違う。

 

だって、明るく見えないのです。

 

それは、第一作が、PG13(つまり、13歳以上は親なしでOKという、家族向け保証付きの映画)で、勧善懲悪で、キャラが基本いい意味で単純だったのに比べ、ハンソロのBack Storyなんてもう暗いですよ。本当に。

 

中でも、最初の恋人との関係と、終盤近くのShockingなハンソロが取ってしまった行為。(これ、彼の最後の伏線に私は見えました。)

 

スターウォーズ ユニバースって、はたと見回すと、実は弱肉強食の、超格差社会だったりするじゃないですか。それを、ずっとPG13でやってきた無理が少しづつ響いてきている感じなんのです。

 

それでも、この映画を決定的にいまいちにしている理由は、残念ながらもう一つあります。そして、この理由ゆえに、同じスピンオフでも、ルーグワンのほうが、映画として純粋に楽しめる部分が多かったという結論になってしまった。

 

それは、肝心の主演キャスト二人の問題。

 

ハンソロをやったオールデン エアエンライクには、かってのHarrison Fordを彷彿とさせるような、明るいオーラが感じられないのです。そして、ハンサムではあるけど、顔の輪郭がごつすぎる。なんか、顔がつい邪魔になることが幾度もあったのよね。

 

経歴をチェックして、実はこの人私が前に見ている、ゴシックホラー度がたかい、アメリカ版ラノベの映画化で主役をやっているのよね。これ絶対違うでしょう。

 

2009年に、J.J.エイブラムス監督が、スタートレックを、リブートした時に起用した、クリス パインと比較するとはっきりします。クリスは、21世紀に再構築された、新時代のカークだったけど、あの絶対的楽天主義のキラキラお目目をきちんと再現してくださったので、それほどカークが好きになれなかった私も、そうかスタートレック的精神てこれなのかと感動したのです。

 

そして、相手役を務めたエミリア クラークですが、こちらはもう私にはミスキャストとしか思えなかった。どこかで見たように思えるけど、今一映画を見ている間には思い出せなかったのですが。この人、

 

ゲームオブスローンで、龍使いの女王やっている人だったのよね。

 

あっちは金髪だったので分かりにくかった。

 

ちなみに、ゲームオブスローンは同名のファンタジーベースのHBOのTVシリーズ。原作者はアダルト版の指輪物語が書きたかったそうで、TVシリーズのほうも、成人指定です。まあ、HBOなので、その点好きやってますが。(HBOはケーブルTVのなかでもプレミアムと呼ばれ、基本単局で、有料のケーブルチャンネルのひとつ。メジャーなNetwork TVではやれない内容で、ファンをキープし続けてます。)

 

まあ、キャラとしてはある意味共通するものがあるのだと思う。どちらも逆境のサバイバーだし、戦闘力もあるし。

 

でも、スターウォーズにでてくるヒロイン達って、レイヤ姫を筆頭に、とにかく自分を貫く人ばっかりなのよね。戦闘力のレベルにかかわらず。

で、この方の場合、結局流されキャラのオーラが強すぎて、好きになれないのです。顔がとにかくそのキャラオーラべったりで。

 

とまあ、いろいろ突っ込んでばかりいましたが、それでもスターウォーズ的活劇とMillennium Falconだけでも見る価値はあると思います。

汚超腐人と呼ばれたい その8 2016年早春、ひな祭りPotluckと、’魔法少女 まどか☆マギカ’のマラソン

一回目の鍋Partyで気を良くした私は、二回目のオフ会ホスト、ひな祭りにからめることにしました。

実は、娘が生まれた後、実家にある古い昭和の雛飾りをすでにこちらに持ってきておりまして、毎年2月最後の週末にお飾りしてました。

ただ、船便のサイズの規制のため、肝心の雛段だけは送るのをあきらめたので、まあ、いろいろな場所に分散してのお飾りですが、やはりこういう実物初めてのオタクたちには受けました。

私のメインディッシュのほうは、ひな祭りらしく五目ずし。まあ、パックを使うので割と楽。ただ、錦糸卵やら、エビ、彩のさやえんどうなどは足して一応のカスタマイズはします。

 

さて、これはGenshikenのイベントなので、もちろんアニメか、ゲームがメインとなります。

2014年て、新作が正直今一だったので、少し前に記事を読んですごく興味があった’魔法少女まどか☆マギカ’ マラソンをメインにしました。

Crunchy Rollのライブラリーに足されていたので。

 

これは、日本では確か2011年公開ですが、とにかくあの年いちばん話題になったアニメで、しかもそのあと、劇場版が何作も作られたといういわくつき。

正直キャラデザインとか、好みじゃないです。なんかみんな幼稚園児みたいなロリ顔で、特に主人公が一番好きになれない顔。この顔を可愛いと素直に思える女性は少ないと思いますよ。

ストーリーはひとこと

 

歪んでます。

 

ほんと、この絵でこれやるわけ、本当になんでこんな話にしてしまったんだろう。確かに秀逸ではあるけど。

 

まだみたことのないひとのために、詳しくは書きません。最初たるいでしょうが、とにかくエピソード3までは我慢してください。エピソード3の後、いろいろなキャラがすべて違った意味に見えてきますから。

 

ちなみに、Party のゲストのうち、このアニメのことを知っていたのは確か4-5人でした。(でも、Crunchy Rollに降りてきてそんなにたってなかったから、この人たちさすが。

最初はたらたらみていたひとも、エピソード3のパラダイムシフト以降は、さすがに興味をそそられた人が多かった。

 

11月に比べて少し少なく、確か15人ぐらいじゃなかったかしら。でも、ひな祭りをほかのひとと祝えたことそのものが嬉しかったです。

 

さて。2015年は、この後夏に、そうめんと冷やし中華がメイン、秋はまた鍋物がメイン。

この年三回のパターンを、2016年、2017年と繰り返しました。

その間に、うちのオフ会に来る人数は減ることもありましたが、その中でより親しくなってきた人たちも増えてきたので嬉しかったです。

後、階層のためBaltimore Convention Centerがしまってしまうまで、2016年が最後でしたが、Otakonで、Genshikenの皆と会うこともありました。

Genshikenには、結構熱心なレイヤーさんが何人もいましたから。ちなみに、Johnの十八番はワンピースの海軍姿、レイチェルは色々変えてましたっけ。

私のオフ会Partyで皆と一緒に見たアニメを少し思い出してみると、

 

’はいきゅー’

’俺物語’

’私がもててどうすんだ’

東京ぐーる’

’Psychopath, OVA’

’Overload’

’月刊少女野崎くん’

’ばからもん’

 

今ここで思い出しただけでも、結構バラエティーあるでしょ。

 

さて、少し重なりますが、私の生活パターンそのものが2015年から大きく変わります。

2015年から、日本の実家の状況が変化し、年2-3回日本に定期的に戻るようになりました。

 

 

汚超腐人と呼ばれたい その7 初めてのGenshikenオフ会ホスト、アニメのあと’オーディション’と’殺し屋一’を見せてしまう

さて、時間を少し戻し、一番最初のGenchikenのPartyが楽しかった私は、しっかり同じようなことをやりたいと思ってしまいました。

その場で、ホストだったJohnに聞いたところ、GenshikenのMeet Upページで、自分がホストしたいイベントを呼びかけてよいとのこと。

そこで、自分なりに少し考えました。Genshikenの若いオタクたちに来てもらうにはどうすべきか。

 

’食べ物でつる’これです。

 

第一回は11月の前半の土曜日を選び、食べ物のテーマは実に’鍋物’。なんだかんだと20人以上きました。

日本式に、座ってお鍋を突っつくというのは無理なので、寄せ鍋だけはテーブル用のガスコンロで、その場で料理しましたが、それ以外におでんと水炊きを前もって作り、そっちは低温鍋にいれてセットしました。(Crock Pot といいます。)

もちろん、アメリカですのでわたしひとりだけがつくるのではなく、Potluck,つまり皆何かしら持ち寄るというルールのPartyです。

 

ですから、サラダとか、お菓子とか、おつまみぽいものとか、あとビールとかお酒を持ってきてくれる人たちも多くすごいもりあがりでした。

ご飯はややこしくなるので、前もってうどんをゆでておき、適当にたしてもらってましたが、みなうどん全部食べちゃったのにはおどろきました。

 

さて、これは初めてのホストだったのと、後2014年の新作アニメでマラソンをやってみたいほどのものがなかったので、いろいろかんがえてまあ、Halloweenが終わったばかりだし、日本のホラーアニメとかどうかなと思って、

怪Ayakashi シリーズの化け猫

まあ怪談ものですから、かなりえげつない話ですが、プロダクションデザインが超豪華絢爛なので、おすすめです。あと、お祓いし役の薬師のかた、美形で萌えました。

 

さて、実はアニメのチョイス、私としてはそのあとに紹介する日本映画の前座のつもりでした。

というのは、メインイベントに用意したのが、三池 崇史 のなかでもバイオレンス描写のえぐさが際立つ2作。

 

まずは’オーディション’。私この村上龍の原作ずいぶん前に読んでいて、Otakonで映画化をみつけたときはもう小躍りして買いました。

そのあと、細かい説明何もせずに、うちの奴と一緒に見て、彼に悲鳴をあげさせたしろものですね。

 

案の定、初めて見た男性はみなぎゃーぎゃーいっておもしろかったです。

 

この映画が終わるともう9時近く、始まりが5時だったのでもうかなりの長丁場でした。

 

で、最後が’殺しや一

 

はっきり説明しました。’オーディション’だいじょうぶだったひとも、’殺し屋一’はきついかもしれない。正直私自身あまりもう見たくない。でも、それでもこの映画をだめな映画だと切り捨てることは出来ない。

 

だって主役浅野忠信ですよ。

 

なぜかこの人こんな超ど級の暴力病気人間やっているのに、それでもかっこよくみえてしまう。ああ、こわいよー

 

日本で公開されたときは、暴力描写のが理由で初めて成人指定となったそうです。

 

はっきりいって、二度と見たくないですよ。でもおかしなことに、たぶん三池作品のなかでたぶん一番タイトな作品なのです。

簡単に言ってしまうと原作のえげつなさが、三池さんのえげつない資質を上回っている。だからこう呼ぶんだと感じる描写がない。

 

だから、ハリウッドの映画並みのタイトさがあるのよね。だから、タランティーノこのえいがだいすきだし。

 

こんな風に言い切る自分に違和感感じるぐらい、とくに女性に対する暴力シーンは正視できません。それでも対男性の暴力シーンのえげつなさと想像を絶するバリエーションにくらべたら、

でも比べてもしょうがない気がする。

 

ともかく、最後までこの映画を見たのは二人だけ、一人はGenshiken初めての男性、もうひとりはレイチェルさんですよ。

もうレイチェルさんほんとうにオタク女子の鑑です。

よく訳の分からないおわりかたでしたが、ほんとうに自分がホストしたPartyのなかでも、Top3に入るPartyでした。

 

汚超腐人と呼ばれたい その6 電子貸し漫画サイトRenta爆買いが始まる、記念すべき第一冊は’レオパード白書’ 扇ゆずは著

さて、2015年2月から、私の腐女子度は大幅にアップします。

 

いままでにも、雑誌Onlineから、それなりに電子版漫画をかりてはいたのですが、量も種類も少ないし、ずーと不満に思っていて、Genshikenのアメリカ人腐女子たちが、みな電子版で漫画を読んでいることをしり、探したら行き当たりました。

 

さて、あれから3年ちょっと、今現在無期限レンタルになっている漫画は全1015冊、48時間レンタルとか、無料レンタルとかこの2倍はやっているので、大体3000冊ぐらいは読んでいる勘定になる。まあ、一年で1000冊弱、ひと月60-80冊平均、一日2-3冊。

でも、実は何度も読み返す本(ほとんどBL漫画です。)も結構あるから、もっと多いかも。週末とかに漫画読みモードに入ると、20巻ぐらいすぐ読んじゃうし。

 

Rentaのいいところは、ジャンル分け、しかもこのジャンル分け、ダブるところはダブらせてくれるところがいい。

ちなみに、借り始めの29冊すべてBLですよ。それまで、BL漫画雑誌は借りたことあったけど、いままでのアプリではBL漫画の単行本がなかったので、ものすごーく嬉しかったです。

 

記念すべき第一冊目は’レオパード白書’扇ゆずは

基本、そのころの人気トップにでてきて、紹介に美形ホストという設定があり、試し読みできらびやかな絵が気に入ったのですぐ買ったわけです。

あのころは、まだBL漫画がどんな感じかあまりわかっていなかったので。今はどうかという点については、この連載が終わり次第 BL漫画レビューを始めますのでちょっと待っててください。

 

それから 3冊なぜかTLがはいり、またそのあと35冊BLが続きます。でやっとそのあと、BLではない’鬼灯の冷徹’爆買いがはいってます。

 

最初のうちは、結構課金に抵抗があり、それなりに恐る恐るでした。単行本は、日本円で一冊700円ぐらいが多いので、10冊で、7000円。ものによっては連載中も短いものもあり、そちらは一冊100円からですね。

でも、いつの間にかなりの出費になってます。正直、Rentaで買う時って、ただクリックするだけですから、気が付くとあっという間に時間もお金も無くなったなんてことは、ほぼ週一ぐらいであるんじゃないでしょうか。

 

おかげで、逆にアニメを先にみた場合は、どれだけ原作がよかろうとぐっと我慢。

アニメを見ていたから逆に買わないで済んだ長編漫画をいくつか挙げると、

ハンターハンター

進撃の巨人

東京グール(ところで、これはRentaでいまのところ貸し本化してません。これアマゾンでいずれ買うつもり。ただ今持っているキンドルでは漫画が読みにくいのでどうするか考えないと。)

この三つは、アニメで先に見ていなかったら買ったと思います。BLではないけど、萌えキャラ多いし。

 

アニメのストリームサービスは本当に安く感じる。それにくれべると電子版の漫画は高い。ねがわくは、作家さんにお金がたくさんいってますように。

 

日本の漫画はどんどん、翻訳がすすんでます。

公式でなくとも海賊版のサイトも結構あります。私の友人のアメリカの腐女子たちはそういうところもすごく利用している。

 

ちなみに、確か2017年の正月明けに、Genshikenの腐女子たちと相談してはじめて、Genshiken腐女子会を開きました。

 

全部で10人近く集まりました。場所は、地下室にプロジェクターのある、IT系オタクカップルの片割れ、レイチェルさんのおうち。彼女こそが最初のGenshiken Partyで、一番最初にともだちになったひと。30は過ぎているかもしれなけど、普通に可愛い感じの方です。

日本から戻るたびに、あれ知ってる、これ知ってるという会話をすることが多いのですが、彼女10中8,9知ってるのです。怖い。

 

この女子会の時に最初にみたのは、アニメ版の’同級生’ (これはみな気に入りました。漫画は読んでましたが、アニメ版良かった。)

 

次が、実写版の’どうしても触れたくない’。これは???

なんか、どっちかというとGay Pornoぽくって、持ってきたか以外ほぼ全員だめでした。

 

休憩時間は、私が日本語版でよんでいるBL漫画の新作を一生懸命にしょうかいしたのですが、結構海賊版とかで知っていたのが多くて、関心。

最後は、BLというより、乙女ゲーベースの、でもいろんな美少年キャラがやたら歌いまくるアニメを見ました。これは私見たことがなく、面白かったけどタイトル忘れ。

 

なんだかんだと週末の午後から夜にかけて、5-6時間しゃべったり、比べたりしましたよ。

あれは本当に楽しかったなあ。

さて、私自身も年に2-3回はGenshikenのためのParty をします。次回はその話を。

 

 

 

イケダハヤト激昂、’保育料、ベビーシッター料’の税制優遇の可能性を、アメリカと比べてみる

続けて、またマネーハックカテゴリーの話題。

これも、もとはイケハヤさんの今日のポスト、まずはアメリカのTax Codeの復習。一応、アメリカでは、CFP(これもっていると、日本でのFP一級の学科試験免除です。)なので、少し詳しく説明してみます。うーん、税金の話って7科目の中で一番嫌いだったけど。

 

1、優遇税制の対象となる範囲と条件

 

基本、アメリカの場合、幼稚園から高校までは公立に行く限り、授業料ただなので、幼稚園以上はあくまでも、時間外のChild Careだけが対象になります。

保育園以下では、たとえ私立でも授業料は、Child Care Expenseにふくまれます。

もちろん、発達障害児などのための特別な施設のケアは、同じく、幼稚園に参加しない限り、対象になります。

基本公立の場合、発達傷害児のために、IEPというシステムがあるので、(Indivisualized Education Program), 余談ですが、子供が公立の幼稚園に入学すると、サポートが、かなり細かく受けられるようになるので、だいぶ楽にになります。

 

それはさておき、Child Care Expenseは、アメリカでも、Business Expense としてあつかわれることはありません。

 

これって、事業主だろうが、サラリーワーカーだろうが、働いて稼いでいる以上みな、この優遇税制の恩恵にあずかれるようにという理念のもとに、設定されているので。

 

とにかく、働いている人ならだれでも、このルールに適応します。カップルの場合は、片一方が、生徒でもOK.

ちなみに、’働いている’という条件は、きっちりあてはめられるので、たとえば、お父さんとお母さんが、二人で久しぶりにデートなんてことのために、ベビーシッターをやとったのでしたら、この対象にはふくまれません。

 

2. Child Care Providerの条件

 

これは、個人でも、法人でもOKなのです。ただ、たった一つ大きな条件があります。

 

この優遇処置の恩恵に預かるためには、Child Care ProviderのIDが必要です。

 

アメリカの場合は、これはシンプルです。たとえ個人でも、TAX ID (Social Security Number というアメリカ版 My number です。)は誰でも持っているし、法人の場合は、法人登録するときに、もちろん登録IDが生じますから。

 

実はこの条件がらみでいろいろ問題がおきることもあります。それは、お金のあるところで、契約として、Child Care Providerを雇った場合。

 

雇用形態が正式に確立されたとみなされると、実は雇用する側にいろいろと義務が生じます。まあ、ここは日本では本当にあまりないケースなので、これ以上深入りはしません。

 

3.優遇処置の計算

 

さて、対象が子供のいる勤労者全員となりますので、優遇処置は’経費’として落とす形ではありません。Tax Credit, 税額控除という形になります。

 

いろいろ、細かいルールがありますが、簡単な例で説明してみますね。

 

たとえば、月5万円、年間60万円、保育料を払っているとします。お子さんが二人いるので、トータルは120万円ですね。

次に、家族の総収入(厳密には、アメリカのばあい、公社債の利子などがひかれます。)を、年収500万円と仮定します。

すると、1,200,000X0.2=240,000 これがTax Credit となります。

Tax Creditというのは、最終的に課税対象収入が決まり、それによって課税額が定められたあとで、そこから引いてもらえます。

この例をつかうと、仮に課税対象額が、4,200,000円だとします。で、課税率が10%としてみましょう。すると税金は420,000円ですよね。

Tax Creditが200,000万あるということは、実際に支払う金額が

420,000ー200,000=220,000円 で済むということです。

 

ちなみに、Creditを計算するための倍率は、家庭総収入が下がるにつれ、どんどんあがっていいきます。

米ドルで 15,000ドル以下(大体1,800,000円ぐらい)までは、35%、そこからどんどんこのCredit 率はさがり、43,000ドル(大体,4,600,000円ぐらい)に足した時点から、一律20%となります。

 

4.日本での適用は?

 

保育園の授業料に関して、なんの優遇処置もないでしたらそれは問題外にひどい。アメリカも保育園は高いし、ほぼ私立です。でも、この優遇処置は、とくに中流までは、税金をへらしてくれます。

ただ、Tax Creditというのは、経費とちがい、国の所得税だけが対応なので、地方税からは引かれない。だから、地方税が高い州は、つらいです。

あ、ちなみに、私の住んでいるメリーランド州は高い州。まあ、そのぶん、IEPで助けられているのでいいです。

ちなみに、サマーキャンプの費用も対象になります。働いている時間のChild Careとみなされますので。

ただ、アメリカでも不定期のベビーシッターとかは、あまりこれに含めていないことが多いと思います。

最大の理由はシッターさんがわにあります。

ベビーシッターという仕事は、高校、大学生の特に女の子の一番いいバイトだったりしますので。で、そういう場合、まずお金は現金払いで手渡し。わざわざTax IDもらうなんてことはまずありません。

日本でも、これは同じ状況だと思います。

ですから一種の特化した派遣サービスにしないと、優遇税制の対象にはしてもらえないでしょう。ただ、組織化すると、受け取り側がきちんと税金を払うことになるので、その分料金が高くなる可能性があります。

日本の将来を考えるうえで参考になるといいのですが。

 

 

‘居場所のない男、時間のない女’、お金を使う本との理由とマズローの欲求5段階

マズローの欲求五段階 というピラミッドをご存知ですか。

 

一度アメリカ人のサイトで、これをFinanical Planningの Frame Workとして使っているのを見かけたことがあります。

どうやって、自分が必要だと思っている分のお金を蓄財かつ、投資とかまあまわしていくわけですが、一方、どれだけのお金が何のために必要なのかということはほんとうに考えない。

 

ここで、まずマズローの欲求5段階の復習

 

アメリカの心理学者アブラハム マズローが、人間は自己実現に向かって成長を目指すものだと仮定して、その段階を人間の欲求の5段階の階層に構造で表現したものです。

 

第一段階 生理的欲求 (Physiological needs)

第二段階 安全の欲求 (Safety needs)

第三段階 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)

第四段階 承認(尊重)の欲求 (Esteem)

第五段階 自己実現の欲求 (Self-actualization)

 

もちろん、仮定である自己実現とは果たして何なのかという点に、いろいろいちゃもんをつかられやすいのですが、正直下から上へと上がっていく順番は、フレームワークとしてとても使いやすいと思うわけです。

では、始めてみましょう。

 

第一段階 生理的欲求 (Physiological needs)

 

第一段階がカバーするのは、いわゆる生きていくために最低限必要なものです。眠ること、食べること、排泄すること、そして生殖期間であれば(十代後半から)性欲も一応含まれるでしょう。

 

ところが、私たちいわゆる先進国に住んでいる人間にとって、たとえこの第一段階の属する欲求を満たすものでさえ、ことはそう単純ではありません。

 

ここでは食べることを例にしてみます。

考えても見てください。日本やアメリカの女性が、たぶんたくさんのお金を費やしているのは、何を食べるかではなく、どうやったら食べないでいられるかということ、つまりダイエットです。

 

第四段階の安全欲求に属する健康のためというひともいるかもしれません。でも実際は’外見’を改良してよりメインのそしてより上のカーストに属したいと言うケースが多いと思います。第三段階の社会的欲求や、第二段階の尊厳、そして承認欲求までかかわってくると言うことです。

 

これはどういうことかというと身体の欲求を満たすはずのものがそれ以外のそれより上位の、より高次の欲求を満たすために使われていると言うことになります。そしてそのために多大なお金が使われている。

もちろんグルメレストランなどで散財するのも微妙です。

さすが身体にいいものだけ食べるというのもいわば第四段階が完全に第五段階を支配しようとしているようなものなのでとても自然とはいえませんでぃ。

私たちがレストランで散財する時それはほんとうに自分の食欲、そして味覚を満足させるためでしょうか。それともステータス(第二)、他の人とおなじでありたい(第三)という欲求の具現かでしょうか。

 

私個人の経験を考えてみると子供時代親に連れて行ってもらってすごくおいしかった思い出のある店は限りなくピュアな第一段階欲求の満足といえます。それ以外ですと、お店のおしゃれ感と第一段階欲求度はほぼしっかり反比例します。

 

なぜこんなことが大事なのでしょう。

自分の欲求を確実に満たしてあげる時私たちは満たされます。

でも、Aと言う欲求を満たすつもりで実はその影にBと言う欲求が隠れていたら、いくらAを満たす行動をとっても満たされない。

で、もちろんこれは再現のない消費につながります。

私が本当においしいと思えるものってそんなに高いものではなかったりします。

たとえば、その意味でこころからおいしいと思える朝ごはんというのはピュアな第一段階欲求の満足を与えてくれる良い例だと思います。

 

日本は基本的な文化が一番’拝金主義’から遠い国のひとつだと思います。しかも日本はチベットやブータンのように宗教的な特別な土台がなしにあり、その上先進国です。

 

日本でふつうに食事のたびにいっていた’いただきます’と’ごちそうさま’はとても良い言葉です。

大体、バブル崩壊のあと清貧にここまで走ったのは日本ぐらいですし、その後の草食男子とか物欲の少ない世代の台頭も日本が先を切っています。そうそう断捨離もこういう欲求の再点検から来ているわけです。

お金との健康な付き合い方を考えるのでしたら、まずは自分と食べ物の付き合い方を考えてみるの結構役にたちます。

 

第二段階 安全の欲求 (Safety needs)

生理的な欲求を満たしその次に満たされなければならないのは安全欲求、いわゆるShelterですね。

安全に保護されて心と身体をやすめられること、そして心と身体の健康を守り維持することもここに含まれます。

健康維持は欲求というより、私たちにとってはより快適にすごすために保ちたい状態といったところでしょうか。

その一方で、世の中にはおよそ健康にはよくないけど一時の欲求を満たしてくれる誘惑が満ち溢れています。

そして一番人間的でかつ恐ろしいのが各種の中毒。アルコールでも、煙草でも、薬物でもおよそこの健康でありたいと言う本来なら自然な欲求からどんどんかけ離れていく。

 

そしてもちろん、こういう不健康な習慣にそまり、中毒までいってしまうともちろん金銭面でも破滅がまっています。一体私たちはそこまでして何を満たそうとしているのでしょう。

 

ふと思うのですが、マズローのピラミッドは普通低次から高次の欲求の順に並んでいると言い方をしますが、それよりもより肉体的そして具体的なものから、社会的そして抽象的あるいは哲学的な欲求と言ったほうが、ぴんと来ますね。

これって、私たち人間が限りなく不自然になり自然な欲求を満たすことからはなれていくと言う感じしません?

不自然な欲求というのはいくらそれらを満たそうと’たとえばアルコールに溺れ、薬を取り続けても、もちろん満たされることなんてありません。

それは簡単にいってしまえば満たされるためにはその背後にあるより抽象的な欲求を満たしてやらない限り何も変わらないのですから。

もちろんそんな欲求をどうやって探すかなんていうのは私の手に到底負えるような問題ではないし、まあ、今回の私のテーマから離れてしまいます。

 

 

健康と同じぐらい、この安全欲求にかかわってくるのが、シェルターもしくは私たちの住む家、ホーム。

私の場合、実はは自分の家族といても緊張する人間でした。

アメリカで自分の家をもってはじめて自分の拡張としてリラックスできる空間が生まれたとかんじたのですね。

あ、これって実はかなり根源的な安全欲求のあらわれでしょう。

 

英語でHearthという言葉があります。

直訳すれば炉辺ということになります。暖炉のようなもののことを思い浮かべてもいいのですが、それよりも、もっと昔台所と食堂をかねた部屋にある煮炊きもする暖炉兼用の炉がもともとの意味です。

 

これつまり、西洋の簡素な家の中心、あるいは肝と読んでもいいかもしれない。太古より、燃える火こそが人間たちを獣から守り、そして食べ物をおいしくし、何よりも温めてくれた、その焚き火が家の中に移ったのがHearthです。

 

ですから安全欲求とは人間のHearthを求めるこころと言い換えていいかも知れません。21世紀ですから、実際に火の燃える暖炉の必要はありません。

 

寒い夜みんなで暖を取りながらゆったりとできるスペースがHearth.

大きな家、素敵なインテリアより、心を暖めてくれる空間こそが一番だいじな良き家の要ということになりませんか?

 

とはいえ、いまや安全欲求を満たす場所が、リアルではなく、バーチャルだったりするのもありですよね。

 

まあ、これは、第三、第四の欲求階層とどんどんかぶってはいきますが。

 

第三段階 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)

 

私基本、典型的拗らせ女子でしたから。いまだに格闘中です。私ははっきりいって人間が怖い。人間だけが他の人間を傷つけることができるから。

 

ただその怖さがだいぶ薄らいできたのは娘をもってからです。

 

正直、私にはまともな親になれる自信がないどころか親として子供を果たして愛せるのだろうかという疑問すらありましたから。

親なら子供を愛せるのは当たり前的な話を聴くたびに首ふってましたから。

ただ娘が生まれて、どうせたいした親なんかにはなれないからできるだけのことをしよう。間違えたときは謝ろうとだけは心に決めていました。

私、ストレスは貯めまくるし、予期していなかった金銭的苦労はしょいこむし、娘にかんしゃくおこして怒りをぶつけたことなんてずいぶんありますし、これからもあると思います。

でも私が悪い時は謝ります。

 

そうすると子供ってかなり簡単に許してくれるのです。

 

子供に許されると、間違いを起こしても許してくれる人って結構まわりにいるのだと少しずつ気がつくようになりました。

そうなるとほんとうに少しずつですが人間が怖いという脅えが薄れていきます。

 

ともあれ、よほどのことがない限り、親はなんだかんだいっても嬉々として、子供にお金使うのよね。

 

実は、人のためにお金を使うのって、満足度のコスパがとても高いのです。(そういう、心理学者の研究結果がすでにあります。)

 

そうそう、日本の場合、特に男性のほうがより社会所属欲求が強いのは、愛の欲求の抑圧ということになりますね。

 

特に日本の場合、典型的なおじさんが、世界中見回しても家族と過ごす時間最短です。だからこそ、日本の水商売、いや風俗でさえ、実は第一欲求ではなく、この第3欲求を満たすためのものでしょう。

 

だからこそ、感情ビジネスがはやっている。

 

この辺を実に的確に分析した本がありますので、進めます。

水無田 気流さんの’居場所のない男、時間がない女’

 

でもそれ言うと、オタクが自分の萌えに多量のお金を使うのは、やはりこの段階にはいることになりますね。なんか、また自分にもどってきましたね。

 

第四段階 承認(尊重)の欲求 (Esteem)

 

さて、承認欲求です。

 

 

戦後の消費社会って、第一、あるいは第二欲求をみたすつもりで、その実この第四段階、それも他者による承認を満たすべくあくせくするというパターンだったのだとと思います。

具体的にいえば、地位、名声、注目、これってもう自我と社会性が目覚めると同時に学習せざるおえない。先進国のように普通に衣食が足りてしまうとどんどんこの欲求が過剰になっていくのだと思います。

 

で、こういう記号を具体的なものであらわすものが、消費を加速させてきたのでしょう。

消費の対象であるものも、どんどん本来の機能からはなれ、私たちがはりつける抽象的な価値によって、限りなく差別化されていく。

 

一説では今市場にでている製品の多くは、もっと長持ちさせることも丈夫にすることも可能なのだそうです。

でも適当な時点で壊れてくれないと次のものを買ってもらえない。いえ、こわれてなくとも、まだ十分使えても、

 

新しいものを買わなきゃという同町圧力が!!

 

貧乏がおそろしいのは別に本物の物質的欠乏というより、こういうレースについていけなくなることかもしれません。

 

 

経済格差がこれからまだしばらくは拡大し続けると思います。

ただ、21世紀の先進国でなら飢え死にすることはまずありません。お金のかかる見栄張り競争をパスすれば、そんなに多くのお金をかせがなくても暮らしていける。

 

そのかわり、別の形で、皆が皆承認欲求を強く意識する時代にはなってきてますね。

 

もはや、評価経済ぽくなってきているし。

ただ、一方で経済面の格差が広がる一方で、Netのおかげで、努力さえすれば、それなりにこれはみたせますよね。お金をかけずに

 

たとえば、ブログを毎日更新してより多くの人に読んでもらうとか!!(じぶんにまたかえってきた。)

 

お金をつかわずに、これを満たせるオプションて、ふえてますでしょう。

大事なのは、承認欲求というのは、そんなたいそうな数が相手出なくても、満たされえるということ。

 

それは、

私を見て から あなたと繋がりたい というパラダイムシフトであってほしい、と大姉は祈ってますよ。

 

第五段階 自己実現の欲求 (Self-actualization)

さて、自己実現というとき、たいてい自分探しを思い浮かべませんか?

 

これって、自己啓発でもありますよね。日本も本当にもう10年ぐらい前から、ブームですよね。やはり、一番最初のブレイクは勝間さんでしょうか。

 

わたしも、昔はオンラインの教材とかかったりしました。

 

アメリカは、自己啓発では、’先進国’??で、まあ、Lifecoachとかいうことが多い。

ただ最近は、Mindfulnessがのびてます。

瞑想やら、こう禅てきな意識を生きる講座とか盛んになってきていますが、私はかなりシニカルです。

瞑想はいいんです。

ただ、そういうところにわざわざお金を払っていく人たちは、家の掃除ひとつとっても人をやとってやらせていたりするので。

なんでもお金を払って逆に現実体験から疎外されているとでもいいましょうか。

 

私は仕事も子供の世話もしていて時間がなく、その分人を雇って家事を外注することにはまったく賛成なのです。(間接的な自己実現欲求というきします。)

ただその手のセミナーやワークショップにわざわざいってなにかすごい発見をしたきになろうとするのなりら、(りんごを時間をかけて味わった、すごい。なんて話を読むとさすがうんざりします。)

時間のゆるすときに、じぶんで掃除でもしたらどうでしょうか。禅寺のお坊さんの日課ですし。

 

最後に自己実現についてちょっと

 

と、お金を使うという側面からみると、まあ、こんなところですが、せっかくですから、自己実現について、今のところ自分なりに考えていることを最後にまとめてみます。

 

最初にマズローの自己実現と言うモデルを知った時は、結構いいなと思いました。

いまはちょっと違う。自分らしい自分として人生を送りたいと言う欲求はむしろ若いときより強くなったとおもいます。

 

でも、探して求めるというのではうまくいかないだろうなと思うのです。

 

こう少しピンボケのホログラムのような存在を自分のなかに抱えていてそれがときどき光ってある種の安心感、’ここでいいんですね’という確認をあたえてくれる。

そして私たちが死ぬ間際になって初めてそのホログラムがはっきり焦点を結ぶ。それが私にとっての自己実現のイメージです。

もうぜんぜんマズローが描いていた超人みたいな自己肯定力をもった自立する存在からは程遠い。

 

ただその’ホログラムが光るとき’を、もっとはっきりとした現象として説明する研究結果はじつはそれなりにあるのですね。

 

たとえば演奏家が神がかり状態になって演奏しているような精神状態。

あるいは熟練工が一心不乱に作業に集中している状態。

スポーツではこの状態にはいることをZoneに入ったなんていいます。

たとえば何かかなり難しいことを一生懸命勉強していて、ふと目の前の光景が変わって突然それまでどうしも分からなかったことが急に見通せるなんていうのも。

 

この、ホログラムが光る時間のことを、フローといいます。

 

このフローの研究は幸福の心理学の先鞭をつけた研究で、それまでどういうわけか異常心理学とかNegativeな心理状態に集中していた流れをかなり変えたそうです。

 

フロー的精神状態に入るかいなかにはいろいろ微妙な条件があります。

これはある種の限界じょうたいですから、その状態に入る直前までその人は限界とみなしていたものをほんの少しこえたところまで自分で持っていくことが必要とされます。

余り難しく考えなくても、自分で自分を鞭打つことにはそれなりの成果があるということです。

ただこれ、ひとにいくら強いられても出てくる精神状態ではありません。

それとフローと仏教てきな瞑想、あるいは私たちの日本文化に特有のいくつもの’道’もこのフローを生み出しやすいのだそうです。

ですから、お茶でも、お花でも、お香でも、弓道、剣道、柔道、どれでもフローが可能。

 

 

フローを目指すという意味で、何かを極める、そこにお金を使うのはまあ、自己実現にむけてお金を使っているということになるのかな。

でも、これって好きなことにつぎこむってことでしょ。

 

なんだか、マズローとかはじめたわりには、割と当たり前の結論でしたね。

 

ただ、こういうことって、結論だけわかっても何の役にも立ちません。やはり、したのだんかいから、自分のお金の使い方の検討してみるのは、結構自分が分かっていいと思いますよ。

映画’闇金融ウシジマくん’4作まとめ視聴 多重債務者になる人々と、借金を返せる人とは、どこがちがうのでしょう。

少し前から、アメリカでのAmazon Prime Videoで日本語のコンテンツが増えてみました。まあこれ、アマゾンのことだから私の視聴履歴を解析して、私向けのコンテンツをどんとん送ってくれてる可能性もあるけど。

 

ともかく、アニメが増えてきて喜んでいたら、今度は日本映画のコンテンツが増えてきました。で、見つけたのが映画版’闇金融ウシジマくん’全四作。

 

いつもお世話になっている、貸し漫画サイトRentaで一巻だけ無料分読んで知ってはいました。おもしろかったけど、わざわざ全巻大人買いというほどではなくそれっきりになってました。

正直暗い話ばかりで、ちょっと嫌になったけどまあ、肝心のウシジマくんは、漫画よりよりカッコよく、かつストイックなキャラに仕上がっています。

彼自身も彼の仲間も何が楽しくて生きているのだろうという感じ。結果的に全部見ましたけど疲れました。

 

だってなんでみんなこんなところから金借りるのよう!!

 

アメリカって、確かにクレジットカードが蔓延していて、日本に比べるとクレジットカードのリポ払いになってしまっている負債の平均高いです。

 

でも、闇金融みたいなことって普通の人にはないのよね。

 

そのかわりに、クレジットカードで首が回らなくなった人たちのためには、Debt Consolidation Serviceが一般化してます。

 

この人たちは、債務者にかわって、クレジットカード会社と交渉してくれて、負債をまけてもらい、一種の成功報酬のかたちでサービス料を取ります。

すべて、ビジネスライクで、まあさすがにCredit Scoreはどーと下がりますが、早い話が借金で首が回らない状態をりせっとできてしまう。

 

どうも、アメリカの場合、さっさと損切りして次に進むというアプローチが一般的なのですね。

確かに、クレジット会社がわからすると、たとえ借金をまけてやっても、大体それまでに高い利息をしぼりとっているから、全体で見るととにかくさっさと進めたほうが採算がいいわけです。

 

でも、日本だと、リスクを取ることについてドライになれないのよね。

 

日本人て、結局現金がすきでしょ。

私の父も、現金払いがすきでした。

 

父は大学卒業後、いわゆる有名商社に就職したのですが、ほんの数年でやめ、確か私が生まれた年に起業したのです。

起業の際、父はそれまで住んでいた西船橋(東京近郊、千葉県にあります。)の家を抵当にいれ、それと同時にずいぶん頭をさげて会社の株を買ってもらったと昔はなしてくれました。

私が中学を卒業するころ西船橋のうちがもどってきたのを覚えていますから、その借金を返すのに15年ぐらいかかったと思います。

子供のころから父の話に、”手形’、’手形割り’、’パクリや’なんて言葉が出てきたのをよくおぼえています。

 

起業して、借金があったからこそ、たぶん父は現金が好きだったのだと思う。

 

ちなみに、現金と現金以外の支払い方法では、脳も反応が違うそうです。。現金で支払うと現金が減った痛みで痛みの中枢が刺激されます。ところがたとえばカードを使うとこの痛みをかんじない。フィルターされてしまうのだそうです。

 

ウシジマくんの漫画もいいけど、もう少し借金がらみの前向きな話としてすすめたいのが、金森重樹さんの本、’借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記’

彼の場合、Commodity Tradingで騙されて、ほんとあっという間に億単位のお金を溶かししまう。とても怖い本です。

 

生還できなかった多くの人たちをいやというほど見てきたものの、彼の場合はそのどん底から帰還してきた。はっきり言って、こういう例はまれ。だからすごい。

 

金森さんの場合は、いまだご本人はかなり質素志向。私の父の場合は、なんだかんだといっても会社を伸ばしてきたので、少しずつ自分の稼ぎを楽しむようになっていきましたがね。

 

ただ、そうやってずいぶん余裕ができたあとでも、お金のことだけはものすごく細かかった。

 

私は昔それがものすこくいやだったのですが、いまは父がどうしてそうしていたのかなっとくがいきます。

 

いわゆる多重債務者になるひとたちは、自分の状態が普通でないということに直面できていない。キャッシュフローが、どうしようもなくなっているという現実に直面できていない。

 

その意味で、精神構造が、薬物中毒と同じ状態で、実は専門家の助けがひつようです。

 

実際、アメリカは、確かにCredit Cardが蔓延しているけど、多重債務者は、カウンセリングを受けることを進められることが多い。

 

いま日本では、なんだかんだと、マネーの電子化がさけばれているけど、Safety Netないでしょう。カジノの問題と一緒。

 

中国に追い付かなくては、なんて理由でせかすなんて馬鹿げている。あの国の多重債務者の末路なんて、想像すると身の毛がよだつ。

 

私だって、予定外の人生の出来事続きの結果、キャッシュフローがひどく悪化してものすごく、苦しんだことがあります。

 

さらに、2016年の所得が不動産の売却のせいで極端にあがり、いまだに税金はらってます。おかげでまた、クレジットカードがリポ払い状態になっている。

今大体5分の3払い終わったところで、あと2年ぐらいかかりそう。

 

それはともかく、今の世の中は使う必要のないお金を使わせる仕組みに満ちています。

 

商売をしていたり、起業するのでしたら、ある程度の借金はかもしれない。計算されたリスクを取るのは起業家にとってたぶん必要でしょう。

 

でも、仕事にかんけいのないことに使うお金は、基本、現金にかぎっていまだに正解だとおもいます。まあ、Debit Cardのかたちで、さすが電子化はされると思いますけどね。

あ、Debit Cardって、当座預金につながっていて基本自分の残高いないでしか使えないという、ありがたいカードです。

ほら、アメリカでも、それこそ中国でも現金を持っていることが、実は結構危険かもしれないという、まったく別の事情があるから。

 

私は、日本で現金がいまだに中心なのはいいことだと思います。

 

 

ALDI,という食料品スーパー 日本にはまだないみたい

さて、ちょっと前にあげたさて、イケダハヤトさんですが、学生時代のいつごろからか、とにかく無駄遣いを減らし、節約術をみがくことをすでに生活のベースにしてます。

脱サラ生活をなりたたせるには、まずある程度の資金が必要。で、ここで、すぐ投資とかに走るのではなく、

 

まずは節約ですね。

 

イケハヤさんは、昔はかなり極端な食生活によって食費をかっとしてらっしゃいましたが、それは私にはちょっとできない。

 

食べるものだけは値段だけでなく、質が一番。ちゃんとしたものを食べていれば健康でいられますから、長い目で見ると当然ですよね。

 

と言うわけでごく最近まで食料品の90%はWholefoodというすべて有機ではないものの、健康と品質に焦点をあわせたWhole food Marketですませます。

実は有機食品、さらに最近増えたGrass fed(牧草育ち)の肉、卵、乳製品とかはっきり言って高い。でも、もうシニアと呼ばれてもおかしくない私にとって、身体の調子ほんとに差があるので頑張って通ってます。

ちなみに、Wholefoodはアマゾンに買収されたので、少し安くなったものもでてきました。あとどうやらメンバー割引システムとか検討しているらしい。

Wholefoodも、Private Brandで見つかると、コストをおさえられます。

 

が、他のものの値段はここ数年あがっていないのですが、食料品だけは毎年少しずつ値上がり、かなり割高感が増してきていました。

 

で、そこでもうひとつ違うスーパーを足すことにしました。その名はALDI

 

このチェーンの名前がALDI、本社はドイツで、今のところヨーロッパ各国とオーストラリアとアメリカしか展開していません。

ここはかなりユニークなシステムなので治安がよく、消費者が成熟しているマーケットでないとやっていけないのはわかりますが、なんで日本にはいかないのかな?

 

さて、このチェーン、いままでいわゆるワンランク下の食料品スーパーには近づかなかった私のような消費者の間にぐんぐん浸透しつつあります。

だって買いたいもの、品質的に買ってもOKなものが見つかれば, 確実に20-30%お安いのですから、これは大きい。

 

私のお気に入りは、お肉と冷凍食品,冷凍海産物。

 

おそるおそる試したのですが本当に質が良かったのでびっくりしました。

 

だって安い鶏肉とか普通買うとすごくまずいし臭いもするし。そういうのとは全然レベル違う。

あとイタリアンの食材が結構いい。生ハムもあるし、真空パックのニョッキもありますし、壜詰のペストソースもいけます。

そうそう、冷凍のお魚の切り身や高級野菜の冷凍もおいしいです。(お気に入りはなんといってもアスパラとフレンチ風の小ぶりのインゲン豆)

それ以外にも私が欠かさずのんでいるKefirという中近東ドリンクがあって、それもALDI値段、他にもすぐ食べられるPrewashのサラダべジのパック入りとかもちゃんと有機版があってうれしい。

 

品数はそんなに多くありません。でもここでうまく見つかれば品質が良いのでかなりの節約になります。

 

さて、どうやってそんなに安く出来るのか。その理由は大きく分けて二つ。
第一に、プライベートブランドがほとんどなのでそこでまずかなりプライスカットができる。

 

そして第二が徹底的ないわゆる維持費、その他のコストのカット。ここの徹底のしかたがすごい。

 

これをちょっと箇条書きにしてみました。

1.ロケーション、なんというかいわゆる大手食料品スーパーから少し外れたロケーション、ただし治安の悪い所ではない、このちょっとはずれというてんで、かなり場所代を抑えている。

2.お店のサイズ、普通のスーパーのだいたい4分の一から5分の一ぐらい。サイズ的には他のいわゆるDiscount スーパーに近い。小さめだと扱う商品の数が限られてくるのでその分安く付く。

3.人件費の大幅カット、レジを入れて平均4-5人でやっているそうです。

4.ユニークなカートシステム。ちょっと空港によくあるカートに同じシステム、25セントをいれて、カートを使い、終わったらもとにもどしてその25セントを返してもらう。というわけで消費者が自分でカートをいつも所定の場所にもどすので、他のスーパーのようにカートを運んだり駐車場から持ち帰ったりする必要がない。

5.Credit Cardは受け付けない。もっともこちらでは銀行が発行するDebitCardを使う人が多いので、こちらは余り不便を感じない。でもこれお店側としてはすごい節約になる。

6.袋は有料。だから消費者が持参するのがデフォルト。

7.ウェブと新聞チラシ以外は広告なし。

 

ざっとこんなところでしょうか。ほんとことこまかな節約だらけ、すごく徹底してます。でも合理的ですよね、これで価格をさげてくれるのなら。

 

いわゆる定番の食料品スーパーはそんなこんなで苦戦してますね。

そういえばALDI以外でやたら増えているのがアジア系スーパー、アジア系といっても、韓国、中国、そしてインドにベトナムというかんじですから、こういうお店も強いです。

 

あ、日本系は、特別な大都市を除いてほとんどないです。

 

というわけで雑食の我が家はスーパーの使い分けで節約しつつ、結構豊かなお家ご飯で、健康維持というわけですね。

 

 

エマ ゴンザレス 18歳、アメリカの癌を浄化する高校生カリスマ、アメリカの銃規制の行方が注目されます

時事ネタを、ここに書くかどうかすごく迷ったのですが、こと、銃問題にかんした、余り日本のマスコミがきちんと書かないので、やはりここに残しておくことにしました。

 

基本的にオバマ大統領が選出されて以来、NRA(National Rifle Association)は、保守的な白人層の恐れをあおることによっていまや、全米で一番怖い圧力団体です。

 

アメリカの憲法第二条は、’Right to bear arms’.これはそもそも、アメリカがかつて支配者であったイギリスに対して革命を起こしたという形で成立したからこその条文ですね。

で、特に民主党側が政権にあった時代は連邦政府に反抗する権利という形でどんどん拡大解釈されていきました。

その結果、本来戦争で使うAR-15なんて言う銃が、飲酒可能年齢よりしたの18歳でできてしまうなんて言う恐ろしい状態になってます。

そのうえ、アメリカの汚いもの、醜いものが皆NRAを核にしてどんどん力を増していきました。

 

私にとって絶望が一度は決定的になったのが、2012年12月、アメリカ東部のSandy Hook 小学校でのMass shooting.

死者は22人であっただけでなく、その大部分が小学生でした。これをラジオで聞いた時はさすが恐ろしくて泣きました。

考えても見てください。小学校ですよ。殺された中には本当にまだ小さい子もいました。でも、残された親たちの本当に胸が張り裂けるとしか言いようのないPleaにもかかわらず、みごとに何も変わりませんでした。

 

2011年の東日本大震災の後、一度はそのつもりになっていたアメリカ市民権の取得をまた10年伸ばしたのですが、この事件の後、つくづくこの国が嫌になってきました。

 

大統領と呼びたくないトランプがアメリカ権力最高の座についた後も、何件もむごたらしさを競うようにMass shooting が続きました。

 

そして今年2月14日フロリダ州、Stoneman Douglus高校で、またもやMass shootingが起こり、17人がなくなりました。

でも、思いがけない、いえ、考えてみると唯一の希望と呼べるような若い世代が、今NRAとGun Culture, Gun lobbyに対抗する大きな力を生み出しつつあります。

 

その中心にいるのが、Emma Gonzalez. アメリカ中、いや世界中が彼女に注目したきっかけはMass Shootingの三日後のアンチガンの集会でのEmmaのスピーチでした。

 

ちなみに、アメリカの政治そして歴史上でも、スピーチは日本人にはちょっとピンとこないほど重要です。

作文を習うのと同じように、スピーチ(Oral Discourse)にも、その文法やある程度確立された手法があります。

実は大学学部時代に興味があり、歴史の代わりに人文系の単位をとれたので、Oral Discouseのクラス6単位取っているのです。

ただ、書かれただけの文章と違い、スピーチ、あるいは演説が成功するにはもちろん話し手の資質が重要です。

 

一番大事なのはいかに聴衆と深いレベルで繋がれるか、そしてそれと同じぐらいに大事なのははっきりと一番重要なメッセージを伝えることです。

そして二番目が効果的に反響して演説後も影響力を持ち続けるためには、何かしらの短い、いわゆるキャッチフレーズも欲しい。

 

Emmaのスピーチ全文は、ある意味とても優等生ポイ、オーソドックスな構成でした。その意味では高校生らしい。でも、2点がとにかくViralになるべくしてなったというぐらい突出していました。こちらに全文

 

一つ目は、彼女のPhysical Presence。どちらかという小柄の彼女は、女の子ですがははは、坊主頭です。

でも、表情が凄く豊かで子のスピーチの最中、彼女の目からずいぶん長い間涙が流れ続けていました。

情熱的で、でもどこかで踏みとどまって、まっすぐに、メッセージを伝えようとする姿勢がすごく力強いのです。

 

そして、二番目が、いかにも高校生が大人に向かって叫んでるという、だからこそ、いわゆる政治のプロたちの子供には難しすぎる的言説を、きっちり封じ込める一言。 ’We call BS;.”

BSはBull Shitの略です。EmmaのCleverなところは、Bull Shitといわず、BSといったところ、いわば優等生ぽく悪態をついたという感じ。

 

EmmaはほぼSNSに興味がなかったらしく、なんとこの事件に巻き込まれるまでは、Twitterのアカウントを持っていなかったのですが、彼女とほかの高校生サバイバーが中心になって、大きな波を起こすためにスピーチの後すぐアカウントを取ったそうです。

 

で、なんと10日で100万人のフォロワーが付いたそうです

 

Emmaは、警察が生存者全員を助け出すまでの2時間、自分のスマホで外の状況をグーグルし続け、それを頼みに頑張ったそうです。

 

そして、結構恵まれた環境で育ったと自他ともに認めるこの高校生たちがたった一ヶ月半で、アメリカ史上最大の学生による集会を組織していったわけです。

私個人は最後に日和って現場には出かけませんでした。

 

でも、まあ、3時間TVの前の実況に噛り付いていました。

 

ではこのMarch for Our livesのどこが凄かったのか、またしてもEmmaの歴史的なClosing Speechにも触れながら解説しますね。

 

ええ確かに、彼女が集会の締めくくりでやったことは、本当にBrilliantとしか言いようがない。

彼女は、死んでしまった友人に短く、ふれたあと、沈黙しました。

沈黙が1分を超したころから、私は正直たぶんそうじゃないかなと思ってました。でも、4分の沈黙ってすごく長く感じますよう。

 

そう、エマは、あの銃撃が続いた死の4分間、沈黙したのです。

 

実際、特に右の大人どもは、あの虐殺の場にいたという経験のトラウマをまるで分っていない。

 

銃って本当に怖いのですよ。刃物とかだったら基本見えるでしょう襲われる前に。いわゆる治安が悪くAfrican Americanが多い都市部では、流れ弾が屋内にいた子供にあたって死んだなんて話、少なくないのです。

 

個人的に一番怖かったのは、2002年に、二人組の連続狙撃犯がでて、この二人が逮捕されるまでのほぼ3週間。

出没エリアは、メリーランド州、ヴァージニア州、そしてワシントンの三地域という広範囲。

場所としてガソリンスタンド、会社、そしてショッピングセンターのパーキングエリアとかで、二人が乗っていた車の中から比較的遠距離の標的を狙っていたのです。

とにかく、その手の場所で車から降りるときは怪しい車がいないか見回して、出来るだけ早く屋外なり車内に戻るようにしてました。

 

発砲音て割と小さいのです。こうぷスプスという感じで花火と間違えます。

でも、そのあと誰かが倒れる音は大きい。

 

さて、3月24日の集会の話に戻します。NRAだけでなく、ハードコアのトランプサポーターたちをものすごく嫌な気分にさせるようなことをこの高校生集会はきちっとやってしまったのです。

大体、集会の構成もよかった。

基本3-5人のスピーチごとに、参加してくれたまあ、若い子に人気があるタイプの歌手のショータイムがあります。だから飽きないのです。

大人のスピーチより、短めだしメッセージがストレートで、そして実際の事件の生存者の場合は、とにかく生の気持ちのこもり方が半端じゃない。

 

で、何が凄かったかというと、スピーチをした子供たちの若さと人種の多様性です。

 

銃規制が必要なのは単にいつどこで起こるかわからないMass Shootingだけが理由ではありません。治安の悪い都市部では、巻き添えを食って子供たちがどんどん日常的に死んでいるのです。

その決定的なスピーチをしたのがたった11歳の、Naomi Wadlerちゃん。

さすが固くなっていたけどもう立派でした。

 

この集会はワシントンの大集会がメインですが、それ以外に全米そして国外をあわせると全部で800か所以上に及びました。

そしてそのなかには、シカゴやロスアンジェルスのように、いわゆる都市がたの犯罪多発地域も含まれています。本当は行くべきだったのですが、ここバルチモアでもたしか市議会前でありました。

 

ほかにもサプライズゲストで、なんと9歳のでもさすがというマーチン ルーサー キングのお孫さんが短いペップトークやりました。

シカゴ代表のAfrican American高校生の二人組も、だいぶ上がっていましたが逆に切実感が凄かった。

 

さらに、今は高校生になった、Sandy Hook小学校の生存者たちも登場。この子たちは本当に感無量という感じでした。あの事件で私一度は完全にこの国が嫌になったから。

 

ここまで人種や経済的、文化的違いを超えて大きなうねりを作ってしまったのはただすごいとしか言いようがない。

 

もちろん、今年18歳になる若者たちに、選挙登録を呼びかけることもしっかり、それぞれの集会場で結構登録をすましてしまった数も多いと聞きます。

 

私はゲームに夢中な男の子や、SNS命のJKとかのことはそんなに心配していないし嫌いじゃないです。実際この集会でも、ほんの一か月ちょっと前まで、政治参加や運動なんて考えてもみなかったといっていたアメリカJKも結構いました。

 

日本の若い人達、いや大人たちも含めて、今のステイタスクオがそのまま続くと思っている人たち、あの人たちが怖い。

 

偏差値なんて、ものすごく狭く固定された能力しか図らない。

大体高校で勉強することって、受験とは関係なしに勉強するのなら結構意味のあるものが多い。

でも、そういう勉強は基本いい大学に行くための偏差値稼ぎのために捻じ曲げられ本来の意味を失っている。

 

ああいう人たちって、共感力、想像力、創造力が決定的にかけている。

 

この高校生が、それもどちらかというと裕福でおっとりとした育ち方をしてきた子供たちが始めた運動は、アメリカの方向性を変える大きな力になると思います。

 

まあ、それに抵抗する側もこれからどんどん汚い手を使ってくると思います。すでに、エマに対する中傷は高校生相手とは思えないぐらいにひどくなってきてますから。

汚超腐人と呼ばれたい その5 Genshikenー地元の最大オタクグループに思い切って参加

さて、アメリカでの、私の腐女子進化は、2014年の春、さらにたかまります。

遂にアメリカのオタクたちのグループ(Genshiken)に参加をはじめたのです。

 

実はこの年の春は、CPFの最終試験(一日半というかなりきつい試験です。弁護士試験が丸二日なので、それに準ずるレベル。)仕事をしながらの試験勉強で、かなりストレスアップでした。

実はアニメ版の薄桜鬼にはまったのも同時期でした。正直アニメの話とかできる友達を作りたかった。

Otakonには毎年行ってましたが、以前いたオタク系の友人たちがいつの間にかいなくなり、あのころ、かなり寂しかった。

それで思い切って、ローカルのグループに参加してみようと思ったわけです。

いわゆる、SIG, Special Interest Groupのオフ会を探すのに一番便利なのは、Meet Upというポータルです。

でも、この地域にだけ限ってもその手のグループ結構ありました。では、なんで、このグループを選んだのでしょうか。

 

最大の理由は名前。グループ名がGenshikenだからです。

 

じつはこのげんしけんということばは現視研と日本語では書き、もともとは現代視聴覚文化研究会の略です。もちろん大学などの場合、いまでこそアニメ研と堂々いってるのでしょうが、こういう間接的な名前が昔は多かったらしい。

 

しかも、同タイトルの、漫画があり、さらにアニメ版をCrunchyRollに移行する以前に第一期DVDでもってました。二期はCruchyRollで見ましたが。ちなみに、2期は基本、腐女子の話なので、この連載を読んでいる方には超お勧めです。

 

一番最初のオフ会は、日曜午後郊外のPanera Breadという、カジュアル、ヘルシーなサンドイッチやさんで。これは、新入会員のための最初のオフ会、Johnというサブオーガナイザーのひとりが、まとめ役として来てました。他にも何人かメンバーさんがいたと思います。

 

後でだんだんわかってきたのですが、私本当にいいグループを選んでましたね。もともとの設立者とは別に、何人かのサブオーガナイザーがいます。でも、MeetUpそのものが、ルールをかえるまでは、一度メンバーになると、だれでもオフ会の声掛けができるという大変Openなポリシーをとってました。

 

さて、その同じJohnが主催した、最初のメンバーオンリーのオフ会に行ったのが、2014年の9月。

 

オフ会といっても、彼が兄弟とすんでいる、タウンハウスでの、Potluck Party でしたから。

私、アメリカのPartyってそんなに楽しめません。自分でお客さんをもてなすのは、結構きらいではないのですが、基本あまり話をしていて面白い人がいなかった。

 

それって、基本、私は重度のオタク女子、そして腐女子なのだからです。

 

初めてのGenshikenのParty,とても楽しかったのです。

 

まず、女の子の一人とすごく趣味があって、前半もりあがり、しかもホストのジョンが昨夜はカレーライスとアンマンという、アメリカ人として超カルトはメニューを用意していたのであいかわらずの食べ物談義に花が咲きました。

 

さて女の子といいましたが、結構30越しているかもしれません、もう結婚していて旦那様はしっかりオタクぽかったのですが、彼女はかわいらしくてファッショナブルでした。一番うれしかったのは彼女も 2014年 秋今シーズンの目玉のひとつ、東京グールが好きだったこと。

 

これ実はかなりグロい漫画原作のアニメで、吸血鬼ならば浴有る設定ですが、大学生が人肉喰らいなってしまうはなしなのです。でも大ブレイクした進撃の巨人ように、いまの日本の閉塞状態を映し出しているのだと思います。

 

で、そのうえにですね、オープニングの主題歌がものすごく良くて、’凜として時雨’というグループのTKというリードボーカルがソロで作った曲ですが、この点に関してもぴったり彼女と、気があいました。

ちなみに、’東京ぐーる’は、翻訳版の漫画もすごく人気です。つい最近、このTシャツを着ていたら、Fastfoodの若い子に、やたらほめられました。

 

そしてダメ押しはら彼女がPSPで’薄桜鬼’ゲームをぷれいしていたこと。正直もっと前に参加していたらと思いました。

 

4時半ごろついてそろそろと帰り支度をはじめたら、もう9時半になってました。ずいぶん長々といたことになります。

 

さて、Genshikenで私はどんなことをするようになったのかは次回に続きます。

英語で読む自己啓発書  Three Simple Steps by Trevor Blake

この本は、8年ほど前に、本屋で手に取ったものです。あの頃はまだ、本は一応本屋で紙の本を買うのが普通でした。いまでこそ、ほとんどの書籍はKindle版で済ませますが、いまだに本屋は好き。

 

行くのはたいたい、Barns&Noblesという、いまだにリアルの本を残しているチェーン。

ほかのMajorな本屋チェーンはすべてアマゾンに負けて潰れました。

Barns&Noblesがどうにかやっているのは、いくつか理由があります。

Starbucksが中に入っていて、なおかつ大学用の教科書センターをやっているとこが多い。

とはいっても、どんどん、アメリカ版のラノベ、子供向け教育玩具、そしてキャラクターグッズの占める割合が増えています。

あ、日本のキャラクターグッズかなり割高ですが、この手のグッズの50%以上占めてるとこ多いです。あと、翻訳版日本の漫画もどんどん、売り場増やしてますね。

 

ともあれ、私はいまだに本屋、つまり、Barns&Noblesに行くのが好き。

私の場合、軽い落ち込みは本屋に言って直します。

高校生時代から筋金入りの立ち読みエキスパートですから、私の潜在意識に引っかかる本をどういうわけか手にとってしまい、それを読んで元気をとりもどす。ちょっと単純すぎるのですが、このパターンでなんど助けられたこか。

 

 

さて、この本ですが、装丁からして異色です。

ふつう、自己啓発系、(こちらではよくLife Coachといういいかたをするのですが)は最低どこかにアメリカ風の真っ白な歯を見せるスマイルを浮かべる著者の顔写真が載っていることが多いのですが、この本の場合どこにも写真がありません。

おもしろいことにこれは著者が意図的にやったことなのだと前書きでいってます。

そして何より異色なのはこの著者の場合、すでにはっきりとBioTech系のベンチャーで金銭的なゴールを達成しまっていること。この本の売り上げは彼が支持する癌治療研究のサポートにすべて寄付され、しかも頼まれもしないのに彼は名のある全米の図書館すべてにこの本を寄付しています。

かれのWebsiteには、PDFもあります。ただし、私の知る限りでは、日本語訳は出ていないようです。あ、こういうサイトこそ、Netで英語増強力をつけるのに使えます。その話はまあ、いずれ、Noteでまとめますが。

 

あ、ちなみにこのひとアメリカで大成功はしましたがもともとはイギリス人です。

 

3ステップのうち、一と三はある意味他の自己啓発本にもよく登場するポイントです。一はメンタルタフネス、三は日本で言うところの’引き寄せの法則’系の考え方。

 

ただし、一番説得力があるのは、彼が成功するまで、これらの法則がどうやって育まれ、使われていたかが非常に詳しく語られている点です。しかも彼の生涯ロールモデルであったお母さんの話と彼の反面教師であった、お父さんの話がかなり包み隠さず語られているのもすごい。

 

彼はリバプールのWorking Class出身で、子供のころ赤貧と呼ぶべき状態も経験しています。でもできた親の力ってすごいものですね。お母さんの子供に対する信頼がいつも肝心要のところで最後の一押しになって先へと進んでいる。

 

あ、これはお母さんの期待に添った人生を歩いたと言うことではありません。彼が子供だったころのイギリスの階級感覚と言うのはとてもまだ強く、彼が何か前例のないことに挑戦しようとするとものすごい逆風があったということです。そういう時彼の人生前半ではこのお母さんが後半では奥さんがゆるぎのない信頼をもってサポートしたということです。

 

正直、この本を最後まで読んでしまったのは、このひとの個人のお話に引き付けられたから。

 

ステップ一には、どうやってメンタルを強くたもてるかその具体的な技術のようなものがあり、これはかなり有効度が高い。ただ、一番肝心なのはそういうスキルの話の前に彼がお母さんの人生についてたんたんと、結構事細かに書き連ねていて、そこがすごく説得力にすぐれてる。

 

彼は最初海軍の将校養成学校にはいったのです。もちろん彼の階級からの前例なし。でも、ここでかれはめきめきと頭角をあらわし、さいごにはものすごく将来を期待されるまでになるのですが、結局このキャリアから逸脱します。

これは最初読んだ時にはなんてもったいないと思ったのですが、最大の理由が乳がんになってしまったお母さんから離れっぱなしになることが耐えられなかったから。

でも、この決断がやがて彼をBioTechの世界とむすびつけるのですから、人生自分で選択することがどれだけ大事なのかということをなにかちょっと不思議な運命の導きみたいな感じでうけとめました。

 

さて、私が一番影響を受けたステップ二は、端的にいって瞑想のすすめです。

彼のやり方はけっこう凝っている感じで、そのとおりにやるのには余り長く続きませんでした。

ただし、私自身この第二部を読むまでは、瞑想の重要性、そして脳がどうやって発達していくのかその重要性について余り考えていませんでした。

 

この本を読む少しまえから最近の脳生理学についての本をすこし読み出していました。

まず、一番大きな発見は、なんといっても脳はいつまでたっても教育でき新しいシノプシスの結合を増やせると言うことです。いつまでたっても、新しいことを習おうとすることはけっして無駄にはならないということ。その少し前までは脳の成長は中年でとまるというのが常識ですから、これは個人的にうれしかった。

 

それと、脳が身体を動かす以上、いわゆるイメージトレーニングの重要性にも、ことこまかに触れられています。

この本の著者はBiotech関係の事業で成功した方ですから、いわゆる精神論、もしくはSpritualな説明でなく、いろいろな一番新しい脳の研究成果を紹介しつつ、瞑想とイメージトレーニングがなぜ彼のステップ二なのか、説明されてます。

 

もうひとつ、彼の強調する大事な点があります。それは瞑想にしろ’Quiet Time’にしろ、かならず自分ひとりでやることです。

 

 

ステップ三はいまや自己啓発書系ではほぼお約束と化した’引き寄せ’について。

前二章と同じように、著者の経験を基にかなり独自な説明をしています。

 

英語だと’Law of Attraction’,あるいは’Power of intention’とかよく言いますが、日本では一番なじみがいいのはたぶん’引き寄せの法則’だとおもいます。

 

私は最初はあまりこれ苦手だったのですが、さすが自己啓発に関心を持つようになってから色々読みました。

 

大体のことを理解したうえで自分の人生をふりかえってみると、やはりほんとうにもう心のそこから望んだことはかなっているのですよね。

 

一番大きなことは何よりアメリカで生活していること、中二のときに父がなぜか私を彼の友人の商社マンのおうちにHomeStayさせてくれるという幸運があり、それ以来いつもいつも心のそこでアメリカにもどるんだと思い込んでいたのです。ずいぶんそんな願望から遠く離れた時期もあったのに。

 

その次はアメリカに留学して、最初の学期が終わる前に、もうPH.Dをとることを心に決めていたこと。日本で大学に行かなかった私の、まあ落とし前でした。

 

この本の著者は’Power of intention’と言う言葉使いをもとに、その強さの進行をこう言い表しています。

1・ Desire 欲求あるいは欲望、はっきりとした欲望なしにどんな引き寄せも起こりえません。今の私は私が本当になりたい私ではない。そんな気持ちも大事にしていいのだと思います。他の人にいってもいわなくてもいい。打ち明ける相手をこの時点で間違えると次の段階にすすむエネルギーを失ってしまうこともあるし。

2. Belief 信念、始めはこうしたい、ああなりたいと望んでいいるだけだったものが、このレベルにまで達すると、具体的に自分の生活を少しずつ変化させていくエネルギーを生み出します。この時点では逆に親しいひとたちに知らせたほうがいい。私は一番最初に父に留学したいと言うことを話しました。その時点ではもう自分の留学先を探し始めていました。

 

さて、結構この二つのレベに達したあと、実際に引き寄せが起こり始めるのだと思います。でその第三段階が

3.Knowing なんというかこうなることを知っていた。これが本当の既視感とでも言えばいいのでしょうか。

 

とまあ、私にとっては、一番説得力のある、’引き寄せの法則’の’実例’でしたね。