この記事を最初に読んだときは本当に頭に来ました。

 

去年の12月にエピソード8を見た後ですぐ、日本人のスタオタのレビューで結構見かけたのですが、Roseを演じたKelly Marie Tranの評判がすでに悪かったのは知ってました。

その時は、日本人的な美人やかわいい子の感覚と欧米人から見たいいアジア人の女性のタイプとのギャップでしょうと思ったのです。

 

欧米人から見ると、彼女はBeautiful とかSexyとはいわないけど、Attractive, Charming, そしてCuteといわれますよ。

うちの配偶者が最初に彼女に関してコメントしたことはというと、

’彼女はことしのHalloweenにはPorgの恰好したんだよ’ですから。

 

含みは’かわいいね’です。わたしはひとこと、これ完全に’けなげ’キャラでしょう。そう考えると、確かに白人にはちょっと演じにくいかもと思いました。

 

で、私も最初は、あ、アジア人だと反応しましたが、だんだん気にならなくなり、そしてFinを助けた時点で、彼女のキャラのメッセージの重要性も感じました。

 

それが、こんなことになっていたなんて。

 

とにかく、このエピソード8’最後のジュダイ’は、いわゆるトランプ支持者層の白人男性を中心に、かなり声高な悪評を浴びました。

 

アメリカ最大のメリカ最大の映画批評のまとめサイトではまさかの結果も出ましたから。批評家の総合は93%でこれ実はStar Warsのなかでは最高。

ところが読者の感想はなんとたった57%のみが好きと答えてます。この逆はよくあるのですがね。つまり大衆受けしても批評家にはあまり評価されなかったやつ。

 

興行成績は、悪くなかったのでこのサイトの57%という数字も、たぶんトランプ支持者タイプがかなり入れ込んで荒らしたのではという見方があり、私もそれに賛成。

 

その嫌な荒らしが、俳優のなかでは、いちばん新しい抜擢感がある、アジア人系であるケリーさんに集中していったということですね。

 

本当に、胸糞悪い。

これって、えらそーに彼女の悪口書いていた日本のスタオタに対しても同様だよー!!!

 

Star WarsがStar Warsである所以って結局どこなのでしょうか?アメリカ映画批評家のなかで一番愛されたといわれるRober Ebertは、Episode3を見た後で、Lucusはアメリカ独自の神話を作りたかったのだと言っていますが、やはりそのあたりが肝なのでしょう。

 

見ている間のワクワクドキドキ感、キャラのはっきり感(いいところも、悪いところもアイセる感じ)、そしてヒロイズムが刺激されること。

 

何かこう理想のために戦うのはいいんだてき高揚感と風通しが良くなる感じ。

 

 

振り返れば、最初のStar Warsが上映されたのは1977年、なんと40年前ですよ。

ケリーさんが大抜擢されたエピソード8、

エピソード7はオリジナルであるエピソード4のよく言えばオマージュで、配役が今っぽかったのであまり感じていなかったのですが、実はあまりにもオリジナルの世界観そのままだったのですね。

二年前に基本的には好意的に受け止められたエピソード7でしたが、すでに女と黒人とラテン系が多すぎるという文句はでてました。

 

エピソード8の監督さんは、”Looper’というかなり良く考えると複雑なタイムトラベル系のSF映画を撮ったRian Johnson.

 

そんなにたくさん映画をとっていないのですが、複雑な時間の流れをうまく見せた手腕とあともうひとつ、普通に写真で見ると似ても似つかないBruce WillsとJoseh Gordon-Levittという二人の役者さんを、同じ人間の違う年齢として信じられるように撮って見せたことが凄かったです。

 

確かに、お話の流れとして’新しい展開’度は高かったと思います。

 

でも、それって基本プラスでしょ。エピソード7に対しては、今一だったルーカス自身も、非常にエピソード8を歓迎してますから。

 

Star WarsがStar Warsである所以って結局どこなのでしょうか?アメリカ映画批評家のなかで一番愛されてといわれるRober Ebertは、Episode3を見た後で、Lucusはアメリカ独自の神話を作りたかったのだと言っていますが、やはりそのあたりが肝なのでしょう。

 

見ている間のワクワクドキドキ感、キャラのはっきり感(いいところも、悪いところもアイセる感じ)、そしてヒロイズムが刺激されること。

 

何かこう理想のために戦うのはいいんだてき高揚感と風通しが良くなる感じ。

 

で、そういう本質が、時代の変化に連れて現れ方は変わってきても、やっぱりスケールの大きな英雄譚として、映画史上最強であることには変わりがありません。

 

だいたい、このエピソード、ファンボーイやスタオタたちの期待は全部ぶち壊した半面、キャラの掘り下げと若者の成長という面から見ると、きちっと帝国の逆襲のフレームワーク踏襲してもいますね。

 

とにかく、荒らし行為で、ばかレイシスト発言を繰り返す者たちに、スターウォーズファンを名乗る資格はないです。

 

別に、どうしてもこういう変化を受け入れられないというのでしたら、それは分かります。そういうかたは、40年前のトリロジーをうちで見ていてください。

私や娘やうちの配偶者みたいに新しい展開を楽しんでるファンたちの邪魔しないでね。

 

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