’レオパード白書’ 扇ゆずは

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BL漫画のレビュー始めます。

最初は、ベスト10やろうとかいろいろ考えたのですが、とにかく今の腐女子のかたは洗練化が進んでいるし、ご自分の萌えのパターンへのこだわりが強いから、変にここで順位づけとかすると、たとえ私が超大姉でも、’きっ’とかなさる方もいそうで、正直若い方たちとは仲良くしたいヘタレです。

そのかわりに、Rentaで借りていった順番にレビューしていきます。

とはいえ、一応私のつぼと、苦手をまずあげましょう。

1.基本年下S攻めすきです。鬼畜メガネも好き。Sでなくとも、基本年下攻めがすきですね。

2.けっこう病んでるのもすきです。異種BLもあり、SMもきちっと面白ければ好き。

3、絵柄については、最終的にはうまければ、あるいは魅力があればよいので、わりとこれといった好みのかせはないです。

4.設定についても面白ければなんでもありです。

5、エロがなくても、Loveがきちっとあればそれもありです。

割とにがてなのは、

1.もろおじさんはだめです。

2.最近増えてきた、オメガバースはなんか今いち萌えません。

3、BLがらみの場合は、スクールカーストとかサバイバルゲームとか、私にはいまいちです。ながくなってしまうやつを買う気がしません。

4.暴力や強姦を雑に描いて、エロを取ろうとするのはだめ。これ、TLでもそうだけど、エロはちゃんとツボを押さえて、きちっと描かれてないと読んだ後すごく嫌な気分になります。

だいたいこんなとこでしょう.

さて、記念すべき、Renta レンタル第一号 扇ゆずはさんの’レオパード白書’。

レオパード白書(1)

レオパード白書(1)

レオパード白書(1)

[著]扇ゆずは

設定としてはいわゆるホストものということになるマス。

とある超エクスクルーシブな小さなホストクラブの4人のホストをめぐる色恋ざたです。

絵柄的には、まあ少しふるいということになるのかなの、キラキラ華麗系。

第一話はは超美青年キャラの絢君と、大富豪の真行寺さま。

第二話は高校生フェロモンホストの燐花さんと、彼の高校教師めがね薬師寺さん

第三話は絶世の美人ほすと雛胡さんと、かっけーインテリヤクザの鴉門さま、

最後第4話は、天然ひとたらしの純情ホスト鉄狼さんと、燐花さんのおとうとで天才的武闘家の燐世くん。

基本一話目は、まあまあの出来、絢くん絵として、それほど超美青年には見えなかったし、このシリーズで、とにかく傾城の美人さんとして納得させてくれる絵は、雛胡さんです。本当にきれいな絵です。その次にきれいなのは、実は武闘家の燐世くん。

がしかし、話としてとにかく面白いのは第二話です。これもちろん年下攻めで、私のツボということもありますが、いわゆるパターンな年下攻めとはちがう。

恋は殴り合いからはじまるのよ!!

で、結果てきに三回もなぐりあうのよ!!

まあ、燐花くん、最初は自分が恋していることを認められなくて、殴ってマウンティングしちゃうのだけど、

やっと、付き合い始めた後のお互いの照れくささと、やりたくてしょうがない気持ちのいったりきたり、本当に可愛いです。

絵が華麗なBLって、少し古臭いとされている感がありますが、第二話は、絵に負けずなぐりあいながら、気持ちを深めていくのです。

これぞBL漫画のだいご味。

あと、年上の薬師寺さんも、かなり面白いキャラ。この人実は乙女チックかつ、本来ふけせんなのでした。さらに、ふたりとも燐世君にはまけますが、れっきとした武闘の素養があります。

上質なBL漫画って、基本男くさいシーンの書き込みが半端ないのよね。

これって、特に青年漫画で女性のファッションがいまだひどくダサいのと対照的だと思いません。

二番目のおすすめは、やくざさんの鴉門さんがとにかくかっけー第三話。これもやくざがらみの話とBL色恋の絡め方がうまい。

扇さんて、もう少し絵が華麗でなかったらもっと注目されていい書き手さんだと思います。

最初にドはまりしたこともありますが、燐花さんと薬師寺さんのお話は、いまだ時々読み返すお気に入りです。