‘来世は他人がいい’、小西明日翔 超極道ラブストーリー、恋の狂気が1000%深化、ひたすらはまります。

必読漫画

はい、これもRentaの試し読み大増量111ページとかで読み始めた作品です。あ、でもこの作者の一作目はとても気にっていたのも事実ですね。

 

 

お話そのものは、それほどユニークではないのですが、とにかく主人公二人の感情の進化の見せ方が上手なのです。Rentaで漫画を読むようになってから、恋の狂気を感じる恋愛漫画というと圧倒的にBL漫画が多いのですが、この作品は数少ない例外。

 

エロがゼロで、ここまで濃い作品は珍しかったので、すごく印象に残りました。実際2017年の’このまんががすごい’女編で、第2位だっただけのことはあります。

 

ですから、期待はありました。でも、期待をうわまるなんてもんではなかったです。

この漫画にとりつかれて、もう8回読み返してます!!

 

 

興奮したい、濃い恋愛漫画が読みたいと思っているあなた、これは即買いです。

 

厳密に言うと、主人公の吉乃に惹かれる二人の青少年は、(大学生と高校生)は入れ墨ものであるだけでなく、かなりヤバイキャラなので、あまり普通のハッピーエンドが期待できないのですが、だからどうなのという感じ。

狂熱の極みですから。

 

ギンギンにネタバレになりますので、とにかくさっさとまずはRentaで借りて一回読んでからこの先を読んでください。

 

さて、主人公吉乃は、大阪の広域暴力団染井組の組長染井蓮二の孫娘、今の所本当の理由ははっきりしませんが、東京の深山組の孫(血縁的には、組長の弟の孫)、深山霧島の許嫁という名目で、東京の深山組に滞在することになります。

霧島は理科系が得意な学業優秀な高校生ということで、まあ最初はいたれりつくせり、それにたいして吉乃は、まあいきがかりでひきづられるままに、東京生活をはじめます。

 

が、二週間をまたずして霧島は本性を現す。吉乃の必死の’普通の女子高校生’あらンとする努力に、がっかりしたとのたまったあげく、

 

吉乃は、自分の期待に反してつまらないから、せめて風俗でもやって稼げ。

いやもう、完全極道。いや極道以下。というのは、彼、吉乃がこういう彼のメチャクチャな物言いを、そのまま大阪側に告げ、抗争に発展したら逆に嬉しいと開き直るします。

いや、この時点でなんかもう先がわからなくなりました。

さて、これを受けた吉乃は、まあかなりのIdentity Crisisですが、(同じ時期に、生まれて初めてのガチないじめを受けたりと踏んだり蹴ったり。)へこみそうなところに、祖父から電話がかかります。

まあ、基本1年は帰ってくるな、そして相手に惚れさせて、その上でふってかえってこいというわけのわからないものいい。

 

で、吉乃はここで、自分を取り戻し行動に出るのです。で二週間姿を消した後、霧島の前に現れ宣言します。

 

 

本当に腎臓を売ったのか知りませんが、確かになにかひどく際どいもの売ったのは確かでしょう。

何よりこのセリフがすごいでしょう。

 

で、すっかり大阪弁に戻り、何かと鬱陶しいクラスメイトに対しても単価を切ります。

 

 

ギャー、なんてカッケーンだ、もう死ぬほどカッケー!!

 

これで、霧島が完全に落ちます。私だって完全に落ちました。女子キャラにここまで惚れたのは、花のあすか組のあすかちゃん以来です。

 

ただ、この男、吉乃の最初の想像以上にヤバイことがどんどんわかってきます。実の家族から離れてこの極道の大伯父のもとにやってきた理由というのが、まだ小学生のときに起こした、超絶暴力沙汰らしい。

 

 

さらに、極道絡みのいざこざに巻き込まれ、霧島がこのレベルの完全に歯止めが吹っ飛んだ暴力を発動する状況を体験します。

ただ、ここで霧島のタガが外れた一番大きな理由は、最初に吉乃が殴られてしまったからなのですね。

吉乃がすごいのは、どうにか霧島をコントロールすべく、

当事者として関わることです。

やくざに、体がぶっ飛ぶ程の一撃をまずくらったのですよ。怖いし、痛いし、動揺してるし、でも、

 

 

立ち上がり、早速霧島を後ろから殴ろうとした男を、飼ったばかりのヘアドライヤーでぶちのめすのです。

 

 

ますます、霧島は吉乃に惚れる。でも、今まで一度もまともな人間関係を持ったことがないらしい霧島の行動は

完全に狂ってます。

 

吉乃が眠る離れに忍び込み、

 

 

霧島の恋心はこの時点で完全に狂熱でしょう。

 

まだ2巻、第9話が終わったところ。連載のほうは、第12話が終わったばかりみたいです。とすると、多分第三巻がでるのは、今年の夏頃。

 

さらに、吉乃にはもうひとり心を寄せる青年がいます。鳥葦翔真という、まだ吉乃が中学生だった頃に、彼女の祖父に引き取られた男の子。

 

この前日談、短編ですが二人の関係の本質、そして吉乃という人間の魅力がとてもはっきり描かれてますので、第三巻を待っている間に、読みましょうね。

 

 

実際には年下の吉乃と翔真は、家族のように育ってきてただけでなく、いわば吉乃が姉であり、母親代わりで面倒を見てきたわけですが、もちろん翔真にとって唯一無二の存在が吉乃です。

 

いまのところ、むしろ霧島に手を焼くばかりの吉乃に、彼女が望むのなら霧島を殺すのはなんの問題もないと言い放つ翔真ですから。

 

もちろん、霧島は翔真の気持ちをすぐ嗅ぎ分けます。

 

ところで、この作品の’極道’指数結構高いのですよね。暴力シーンリアルだし、みな暴力沙汰に慣れすぎているし。

 

さらに、霧島と翔真それぞれの入れ墨を露出するシーンが、あまりに克明なのですよね。

 

消せないでしょう、極道臭。

 

そして、吉乃の私服というのが、女子高校生なのに限りなく水っぽいのです。

 

だから、正直破滅に向かってつきすすんでいるのかなふと思います。

 

吉乃が霧島という人間を説明しようとして、頭に思い浮かべる表現が怖い。

 

マゾヒスト(やたら、ごつい折檻に慣れていて怖い。’殺し屋1’という作品の垣原をおぼえてますか。究極のマゾヒストは自分が平気なので、人に対する暴力にもまるでためらいがない。)

破滅願望 (これは説明なしに徹底していて、大伯父もかなり諦めている。)

女たらし (徹底してクズであり、逆に今までまともに人を好きになったことがないので、吉乃への気持ちの深まりがかなり不気味。)

嘘くさい微笑 (本人も限りなく投げやりなのでしょうね。これがひっくり返ると凄まじい暴力衝動になります。)

 

でも、それでも、それだからこそ、この恋物語の狂熱温度は、スーパーノバ並なのでしょう。

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