今朝、この記事を見つけました。日経ビジネスオンラインの有料記事、といっても短いけど、

 

不動産も「有事の日本買い」、東京が世界トップに

 

こちらが、この記事の肝であるランキング

 

 

このデータの提供者は、アメリカ最大の商業不動産売買取引会社JLLなので、バイヤーは必ずしもアメリカ人とは限らないのでしょうが、基本アメリカ国内でドル建てでの購入です。

ですから、当然アメリカの大都市が大部分を占めます。

その中で、ヨーロッパからは、上から順番に

パリ、ロンドン、ベルリン

そしてアジアからが、この記事の肝で、トップが

東京、

その後に、

ソウル、上海、北京と続きます。

 

東京の話に入るまでにいくつか。

ロンドンがすごく低い。これは完全にBrexitのせいですね。

そして、アジアで東京に続くのはなんと、

ソウル

中国とアメリカの距離が広がる中、アメリカ資本の韓国に対する距離感は縮まっているのですね。まあ、日本と韓国はうまくいかなくても、基本的に韓国は事大の国。第二次大戦後は、アメリカに売り込むことでずーっとやってきたのでしょう。

 

正直、日本はもう少ししっかりしないと、韓国勢に結構いろいろなものと取られてしまいます。

 

呪術廻戦も制作しているMappaですかが、ここは韓国人(もしくは在日韓国人)の監督さんを使ってますし。アメリカ最大のアニメストリーミングサービスは、韓国製のWebtune原作のアニメを、日韓混合のスタッフを使って作らせています。

 

正直、NoblesseのOpeningは、もろK-Pop風で好きになれません。私、K-Popも、タテコミもあまり好きではないので。

 

でも、日本の若い女の子は、K-pop大好き、韓国化粧品大好きでしょう。

 

韓国は、後から参入して、非常に効果的なMarketingとProduct デザインで、いろいろな先行会社のお株を奪っています。いやー、サムソンが最初にアメリカでスマホを売りだしたとき、どうなるものやらと思ってましたが、今やサムソンのGalaxyこそがアンドロイドの代表的スマホですものね。

 

戦略的な市場へのアプローチに関しては、基本韓国という国は大企業のトップほとんどがアメリカで教育を受けてますから、その辺日本の大企業の経営陣とはレベルが違う。

 

でも、それでも、日本、そして東京を発端に、神戸まで続く一連の大都市ベルトの底力は、やはり、′

有事の日本買い

という、今だ繰り返される基本アプローチの根拠を支えていると思います。

 

あと、こういう時、シンガポールって入ってこない。さらに香港はもう抜けてしまった。香港が抜けたのは政治情勢で当然ですが、なぜいろいろともてはやされることの多いシンガポールはなぜ入ってこないのか。

簡単にいって、規模の問題です。

東京(横浜)、 都市圏人口  3850万人
ソウル  都市圏人口  2432万人
Singapore 人口  563万人 (世界の都市圏人口Top50位までに入っていません)

 

世界の都市圏人口のトップ10てこんな感じです。

  1. 東京
  2. ジャカルタ
  3. デリー
  4. マニラ
  5. ソウル
  6. ムンバイ
  7. 上海
  8. ニューヨーク
  9. サンパウロ
  10. メキシコシティ

で、この中でインフラからみて単純に投資対象になりえるのは、東京、ソウル、上海、ニューヨークだけですよね。

日本という国は、少子化こそどうしようもなく進んではいるけど、ICのように、人口密度の高い都市が本州の太平洋側に集中している。

(ちなみに、大阪―京都―神戸が14位、名古屋が38位、)

さらに、これらの年はすべて新幹線で結ばれ、都市ごとのローカル線のネットワークを結んでいるわけです。

日本の大都市の世界一の便利さは、一度東京を題材に、かなり事細かく書きました。

 

東京のここがすごい 12、NewYorkを参照しながらを浮き彫りにしてみました。

これって、今度英語のブログで書いてみよう。

 

さて、新幹線のぞみは、今東京大阪を2時間27分、停車駅は、

  • 東京
  • 品川
  • 新横浜
  • 名古屋
  • 京都
  • 新大阪
  • 新神戸

これってすごいですよ。だって、New YorkとWashington DCの間、一番早い特急で、3時間、そのうえこの2都市の間って、大した大都市はないし。すくなくとも、横浜、名古屋、京都に匹敵する都市はない。

 

変なたとえですが、日本がほぼガラパゴス状態でも、インフラがととのい世界規模でみるとずいぶんと住みやすい国でいられたのは、この辺の事情があると思います。

 

まあ、大都市圏の、極端に密な通勤、通学事情だけはいただけませんが、これはコロナ禍と、やっと遅れてやってきた、IT化、DX, そして働き方改革でどうにかなるでしょう。

 

なんというか、いま欧米がコロナの再燃に戦々恐々としている真っ最中で、日本では、

 

みんなせっせと’鬼滅の刃、無限列車編’を見てる。

 

こちらのMediaは、もちろん一体’鬼滅の刃’’がどうしてそんなに人気なのかも興味を持っていますが、それ以上に、

 

なんで映画館に大量に押しかけてられるんだ

 

ここなんです。なんせ東日本大震災からすら、もくもくと復興してしまった国ですから。

 

だから、′有事の日本買い’なんですね。

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