今朝、プレジデントオンラインでこんな記事が目に入った。

「日本人は土地を手放してはいけない」中国マネーに蹂躙された香港の末路

 

つまり、中国本土でぼろもうけした人たちが、海外の資産を買いまくる。

これは香港の話だけれど、別に世界中で起きている。

80年代の日本のバブル時代の、海外での買収なんて本当にかわいいものだし。それ以前に、

中国本土人は現在14億人以上の人口を抱える

 

アメリカの5倍弱、日本の10倍以上ですよ。

さらに、ここに至るまで、中国の多くの企業は、

不当に先進諸国が開発した技術やコンテントを使って利益を上げている

 

まあ、開発途上国というのは、ある程度までこういうズルをやっても仕方ないとは思います。ただ、私が思うのは、

中国という国の人口規模、そして根っこになる中華思想

 

この二つは、他の国と違う。

さらに、そういう国が、

いまだに全体主義国家であるという事実

 

別に、まず

米中全面戦争なんてものは起きないと思う

 

ということは、そういう局面に引き金を引きかねない、

武力衝突もまず起きにくいと思う

 

では、中国は何をするつもりなのか。

中国は基本中国が世界の中心になるのが当然だと本気で信じている

 

日本のように、たった一回の敗戦で懲りる国とはレベルが違う。

どれほど力があっても、基本的には、せいぜいアメリカ風民主主義の信奉と、資本主義の続行ぐらいでしか野心のないアメリカとは基本的に違う。

中国の中華思想を理解するには、彼らの台湾に対する信条を見れば事足りる。

 

例えば、香港と台湾の一番大きな違いは、

香港はイギリスに貸し出されていた中国領であったということ

 

翻って、台湾は国連の扱いとは別に、

中国本土とは全く別個の国体を維持していたこと。

 

台湾出身の友人に尋ねれば、まったく当然のように中国と別の国だという基本認識だ。

ところが、仲良くなったアメリカでMBAをとった中国人の女性は、当たり前の事実のように、

台湾は中国領だという

 

この人は、いろんな意味で日中の関係がもっと改善すればいいねと話をしていた相手だったけど、この一言から私はだんだん疑問を持ち始めた。

そして、以前にも書いたけど、日中関係改善という流れの比喩で、彼女は本当に当たり前のようにニコニコしながら言ったのだ。

日本と中国は兄弟なのだから、お兄さんと弟は仲良くするのが一番

 

いやいや、それはない。

大体、今の中国と、例えば二つぐらい前の、清王朝では何の関係もないし、さらに清王朝は、中国人の国ではなく、満州人による征服王朝です。

中国人は、国の歴史の古さを何かというとあげつらうけど、人が住みつき文明を継続させてきた時間と、国体の継続期間は全く別物だ。

まあ、今の世界では腐ってもアメリカが世界第一のPower Houseであるから、国体の古さとか本来どうでもいいけど。

こういういたってまともに話せる中国人女性ですら、

揺るがない中華思想を持っている

 

だから私は、

中国が怖い

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA