私は、東京生まれの東京育ち。それも江東区の昔は深川と言っていたエリアの出身。

昔、昔、20代のころ、雑誌のライターやら、変身コーデ中心のスタイリストとかやっていたころは、ずいぶんといちいち自分の出身を強調していました。

これは逆の微妙な劣等感の現れです。

なんせ、中高とお嬢様学校の御三家とかに行ってしまったので、特に小学校から合流してきた人たちの会話がすごくて、四ツ谷で、反対側の電車に乗るたびに意識していたくらいでしたから。

それが、もう何十年もアメリカで暮らして、その後2015年から定期的に日本にもどるようになって、ずいぶんの見る目が変わりました。

もちろん、東京にもお屋敷町はあるのでしょうが、いわゆる山の手や、Trendyな街並みとかにかなり幻滅してしまいました。

私の母方の亡くなった叔母のひとりは、医者一家で、小田急線の梅が丘の近くで開業し、住居も隣接してます。

で、日本にもどった時、何度か娘を見せに出かけていったのですが、

う、山の手ってなんか生活の質が低い

 

日本家屋としては立派で大きいほうに入るのでしょうが、とにかく道が分かりづらくて狭いし。後、普通のローカルのお店の、

出前がまずい

特に、お寿司とか取ってくれても、あまり食べたくない鮮度。特上でもダメみたい。

たぶん、普段からあまりおいしいもの食べてないのかしらね。

いとこが一度、うちをさして’君たちはおいしいところ知っているから教えてよ’言ってましたからね。

この従弟、慶応医学部出のバリバリなのにその程度ですからね。

まあ、うちの場合、父がとにかくおいしいもの大好きで、その血を一番濃く受け継いだのが私、そして母も父に付き合ってきたので、口だけは肥えてしまったのですね。

あと、何度か書きましたが、

 

原宿の表参道とか、あまりにみすぼらしくて悲しい

 

それは、New Yorkとか、Rodeo Driveを見てしまったからというのもあるし、日本ってアメリカからもどると、すべてが70%ぐらい縮小して見えてします。(これって、個人的には、アメリカが1Mile=1.6km、日本が1㎞という比例が、そのまま現実化してしまった感覚あるのです。)

 

大体、外国人に一番人気があるのは、同じ原宿でも、竹下通りの喧騒だし。後は、浅草だったり秋葉原だったりするし。(まあ、久しぶりに戻った目で見ても、歩行者天国の秋葉原なすごい迫力ですしね。高級店というならむしろ銀座通りのほうが国際級レベルには近いし。)

 

そして今度のコロナ禍で、正直なところ下町の暮らしやすさがまたまたはっきりしてきた感じなのです。

この夏は、まだコロナが怖いので、基本隔離期間の終了後も、

混んでいる地下鉄やJRには乗りませんでした

さすがに、スカイツリーのソラマチまでは、たったの二駅なので、空いている時間帯には使用してましたがね。でも、まあマスクして、扉に顔向けて立っているという気の使いようでしたかrあ。

 

ただ、感心というか、びっくりしたのは、みんなマスクしているし、カフェやレストランでは隣との間に必ず空席があったり、あるいはアクリルの衝立が足してあったりしましたが、

 

人出が多い!!

 

え、というくらいそれなりに人が出てました。ソラマチとか目につくのは、外国人の少なさだけで、それでも人出はそれなりにある。

 

人気レストラン、(北海道出身の回転寿司、トリトンのことです。)とかは、列こそ作らなかったけど、待ち時間がすごく長くて相変わらずの繁盛ぶりでしたし。

 

だから、東京中こんなものなのかしらと思っていたら、そうではなかったのですね。

 

このまえ、立花さんのblogを読んでいたら、

 

六本木とかコロナ禍でのダメージがすごい。

 

そういえば、妹とニンテンドー東京に行くためにわざわざ渋谷に出かけたときも、私の居住圏である下町に比べて、

ずっと人が少なかった

 

妹は身体が弱いし、さすがに二人とも高齢者なので、しっかり大枚払ってタクシーで出かけましたが。

たぶん、新宿の歌舞伎町なんかもひどいことになってそう。

あと、銀座だってバーやクラブは大変でしょうね。

 

さらに、最近の下町(といっても、江東区と墨田区ですが、でもたぶん江戸川区も)、アジア系の外国人の定住者がすごく増えている。

 

なんせ、実家から歩いて5分のところに、本物のインド人がやっている(なんというひどい言い方、でも初めてこのお店を見つけたとき感動しました。)インド料理のお店があるし。(ここ、ランチに比べてDinnerのレベル高すぎて笑った。さすがインド人。)

 

錦糸町で見つけて、タイ人しか働いていないタイ料理のお店も、いかにもおしゃれな新宿のホテルの中の高いお店よりずーっとおいしかったし。(いや、あのタイ料理はおいしかった。あ、でも、食べログとかによると、ほかにもおいしいタイ料理のレストランは錦糸町に山ほどあるそうです。もっと試してみよう。)

 

あ、インド料理のお店も、結構多いです。もはや、錦糸町はエスニック料理探すのには非常に成功率の高いエリア化してますし。

 

さらに、これがソラマチのある押上へとつながり、

さらに、さらに、このソラマチから、浅草へと歩いて行ける橋上の遊歩道までできてしまい、このエリアは、コロナ禍が収まったら、外国人も、日本人ももっと訪れそうです。

 

ちなみにこちらができたばかりの運河に沿って、スカイツリーソラマチと、浅草をつなぐ、

 

東京ミズマチ

 

そういえば、思い出した。私の実家のある江東区の元深川と呼ばれていたエリアは、

 

運河が多い

 

で、この運河沿いのほとんどが、遊歩道(自転車の乗り入れについてはばらつきがある。)になっていて、ここに何も知らない外国人の友人を連れていったら、とても感動してました。ここのクローバー橋から、スカイツリーがとにかくよく見える。(サムネイルの写真です。)

 

あと、このエリアは下町なので、いまだ事細かに町内ごとに、夏祭りがあって、一度それに生き合わせたら、東南アジア系ではなく、日本人と結婚したらしい欧米人が何組も嬉々として参加していておかしかった。

 

単純にいって、下町、つまり東京東部は、西部や南西部よりずーっと安い。

 

でも、歩きやすさ、暮らしやすさ謎から言えば、たとえば

 

港区やら世田谷区より、ずーっと暮らしやすい

 

新大久保のエスニックタウンはともかく、これから普通に外国生まれの居住者を受け入れていくにつれ、アジア、欧米にかかわらず、

 

東京東部へ棲みつく人がどんどん増えると思う

 

まあ、すでに江戸川区のインド人コミュニティとかできてますが。個人的にはこういう皆が仏に、混じりあって暮らしていく感じ大好きです。

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