こういう講習をやるとつくづく思うのは、長時間やっても、あまり身に付かないという現実です。
先週の金曜日朝8時半から、第二回をやりましたが、最初の予定を変更して、新しく教えたのは、いかにして
リピートタスクを作るか
これだけです。後、第一回はとにかく、タスクのログの取り方を教える以前に、そもそもiPhoneでアプリを買うということをやったことのない人がいたので、そこから手伝うのにずいぶん時間を費やしました。
まあ、タスクマみたいなツールを、Lifehackのはの字も聞いたことがない中年男性に教えるはめになると(というか、私が自分で考えて決断したことですが。)日本の生産性の低さの問題の陰にあるものがはっきりと見えてきます。
まあ、個人差はあるものの大体40歳が分岐点です。
私が知っているのは確かに中小企業のオジサンたちですが、たとえ大企業でも、残業が多くて、奥さんにワンオペ育児、家事やらせている人は、
基本生産性が低いです
そうなんです。日本人の中年以上の男性は実に家事や育児をやらない。ここは121位の面目躍如ですよね。
私の知っているアメリカの場合、ごく一部のやたら高額な職業(弁護士や、Wall St.)についている人を除いて、普通のホワイトカラーの男性は、かなり育児に参加します。
家事のほうは、やはりある程度奥さんが主にはなりますが、基本、
共働きなら、外食や外注が圧倒的に多い
ともかく、お勤め以外に男女ともやることが多いので、
スケジュール管理は掟です。
だから、Taskumaまではいかなくとも、結構スケジュール管理をする延長線上で、タスク管理をする人が多い。
後、自分の時間はスマホのアプリですが、それ以外はOutlookをまめに使う人も多い。特に仕事時間中はこれで、誰がいつどこで何をしているか見える化してます。
あ、そうか、考えてみると、私を含めて、スマホに土着のカレンダーだけでなく、Outlookの仕事のカレンダー、さらには中間的な結びつきのある人とのGoogle カレンダーあたりをすべて入れていることが多い。
でもって、ゆくゆくはTaskumaをGoogle カレンダーで見える化したり、シェアしたりもする予定だし。
まあ、私は今のところ海の向こうから時間管理を推進しようとしているので、Taskumaのように、ログと、タスク管理と、それらの分析そしてリポートまで全部一つのアプリでできるものを選んだわけです。
これがOutlookだと、そもそも私まだ妹の会社にメアド作ってもらってませんし。明日の株主総会で、肩書が監査役から副社長に代わるので、それを機会にメアドと、名刺作ってもらいますが。
ともあれ、日本の中年以上の男性の生産性の低さは、基本日本が男女平等ランキング121位という、韓国にすら追い抜かれたひどい、
女性に家事、育児丸投げでささえられている
結局、さっさと切り上げて帰ろう。家に帰ってもやることいっぱいあるから。そういう動機がまるでないので、仕事中も、仕事の後も、平気でダラダラできる。
さらに、これを正当化するために、
会社に長時間いるのが良いことという文化ができてしまった。
だから、さっさと仕事を効率よく済ます人が評価されないという、本末転倒が起こりやすい。
でもね、これから先どんどん新しい価値を生み出すために、時間を割けない人たちははっきり言って
淘汰されます。
私は、妹の会社の社員さんたちにそんな人にはなってもらいたくないので、こうやって試行錯誤を繰り返しながら、いわばいろいろやっているわけですが。