ひさしぶりに、日本行きとも、新型コロナウイルス騒ぎともかぶらない記事です。

 

きょう、東洋経済オンラインで、こんな記事見つけました。

 

日本でウーバーが決して普及しない本質的理由、「日本国家のフェアネス」という危険なメガネ

 

ようするに、日本は政府の制限や、既得権益が強すぎて、Sharing Economyが浸透しないという内容なのですが。

 

この人たち一体、いつに話なのでしょう?

 

今や、2020年です。

 

ウーバー以外にも、今やかなり悪名が高くなってしまった、エアビーアンドビーが規制されるようになったことについてもこのお二方嘆いてらっしゃいます。

 

このお二方、尾原 和啓と、山口 周さんは、東大出て官僚になるような、基本受験以降ほとんど伸びが止まっている日本型のいわゆるエリートと違い、今海外でもブイブイ言わせることが可能な、Global エリートですね。

 

でも、結局この二人の対談て、今だ底に流れるものは、

 

市場主義に全く疑いを持っていない。

 

これが、2010年に、日本でもCollaborative Consumptionが、’Share’という名で翻訳されて、いわゆるSharing Economyの輝く未来について語り始めたころならわかるのです。

 

でもいま、’Four’が翻訳されて、世界中が、巨大になりすぎた。

 

 

GAFAに戦々恐々としている時代なのですよ。

 

 

山口周さんは、日本の2流以下の能力しか持たないエリートに対する批判という視点があって、私いくつか読んで’いやそうなんですよね、書いてくれてよかった’的感想を何度かいだいているので、正直がっかりしました。

 

なんせ、この会談の最後の一言には正直もの投げたくなりました。

 

この最後の引用は、尾原 和啓の発言ですが、

 

尾原:…それこそウーバーのドライバーとして高い評価を得られれば、どこの国に行っても働き口には困らないと思います。それくらい自由に生きられるということを、もっと自覚してもいいんじゃないでしょうか。

 

あのさあ、一体何が悲しくて、ウーバーのドライバーとしていつまでも仕事したいわけ。

 

しょせん、ただのドライバーでしょう。基本だれでもできる。もちろん接客の差によって、チップはずいぶん違うでしょうが、しょせん将来の可能性とかゼロのサービス業でしょう。

 

これがウエイターや、ウエイトレスだったら、まだ将来自分でお店を持つという夢のために働くというのもありだけど。

 

結局、ウーバーは、確かに使用者にとっては、国できちんと規制されたタクシーより安くて便利ということでしょう。

 

そもそも、自分のひまなときに、ライドシェアを使用というのが出発てんだったから。

 

でも、いざ蓋を開けてみると、ウーバーは、

 

タクシーに比べると、運転手はひたすら搾取されるだけ

 

既得権益って、簡単いうけど、タクシー会社の既得権益だけでなく、タクシー運転手さんの生活はどうなるわけ。

 

結局、この人たちの視点は、ここ10年間にそのえげつなさがあらわになった、シリコンバレーの’勝者総取りのきょくたんな市場資本主義でしょう’。

 

だから、私にはこの二人がものすごく酷薄な人間に見えてうんざりしました。

 

もう、山口周の本も読みたくなくなった。

 

ところで、実は私この話題については、何度も書いていますので、ここにリンクをはります。ぜひ、読んでみてください。

 

今日は、この後荷造りなので、本文短め。でも、この下に貼るリンクは結構埋もれてしまっているので、この話題に興味がある方にはおすすめです。

 

最初の記事は、ウーバーイーツがらみですからおすすめです。この記事いまだに人気ですし。

断言します。フリーランスは、這いあがれない貧困への入り口になりかねません。

 

次の二つは、Macro Economy からの視点も合わせて書きました。

 

フリーランスという貧困、クラウドソーシングという名の搾取、Gig Economy の闇

 

暗黒化する資本主義 ギグ・エコノミーそしてアメリカの金持ち優遇税制の歪みについて説明します。

 

 

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