「12人の死にたい子供たち」冲方丁、子供たちが簡単に死を選ぶ時代に言ってみる。「死ぬまで生きてみよう」と

まず最初に、ネタバレがかなりあります。別に事細かに筋を話すつもりはないのですが、メインプロットの話なしで、今回のテーマが書きにくいので、まだ読んでいない方は読んでからチェックしてください。   本のリンクはこち …

Happy Valentine’s Day,  大事な人には花を、そしてこの世界に愛を、

アメリカの場合、たとえValentine’s Dayでも、きほん男性が女性にチョコレートとバラとテデイベアでお祝いすることが多い。   ただ、それ以外でも男女に限らず、感謝したい相手に愛を込めてカー …

風邪で死んでます。とりとめなく経験値と経験知について

明け方久しぶりに冷え込んだのです。寒くて目が冷めました。ここ一ヶ月ほどほんとうに寒くなく油断していたのですが。 それでも朝起きたときはちょっと具合悪いぐらいかなという感じで、車で45分ぐらいかかるアナポリスでのMeeti …

アニメ’風が強く吹いている’、三浦しおんさんのこの原作小説、絶対・超オススメです。

2000年に’格闘するものに○’でデビューして以降、まるではじめからベテラン作家のような卓越した筆力で次々にヒットを生み出してきた、隠遁女子系の大小説家三浦しおんさんのの同名小説が原作です。   私の場合、20 …

突然ですが、俳句はお好きですか?私は、20代のときからすごく好きでした。だから婆さんの趣味というわけではない

最近、イケハヤさんのYoutubeを、家事をしてながらとかExerciseするとかに聞いているのですが、今日も’ブログはオワコン…’といういかにものタイトルなYoutubeをTreadmillに乗りながら聴い …

‘江戸アルキ帳’ 杉浦日向子、この本はしんみりしたいときに手にとってめくる。

さすがに、選挙絡みの政治の話が続いて、息切れしてきました。   とはいえ、なんと諦めたはずのFlorida州で、差が縮まりすぎてAutomatic Recountが始まります。 確かに今現在の差は0.25%を切 …

アメリカで何度も読み返した本 その3 新十八史略  留学当初 中国史歴女化しつつあった私

先日、封神演義の話をしたときにちらっと触れましたが、留学後に確かNew Yorkの紀伊国屋書店で見つけたこの小説とことなり、新十八史略は日本からもっていきました。   アメリカに行く数年前、へそ曲がりの私は突然 …

アメリカで何度も読み返した本 その2 封神演義 安能務訳

文学の観点から日本と中国を比べてみると本当に対照的です。   日本という国はクソ小さいくせに、太古の昔からとにかく文学的遺産という面から見ると豊穣のひとことですね。 それに比べて、中国では書物というと基本歴史書 …

高山宏の絶版本 ’目の中の劇場’(アリス狩り II)で、’見方’が変わってしまった件

相変わらずKindleが使えないのを良いことに、紙の本に耽溺しています。今週末高山宏の比較的最近の本’夢十夜を十夜で’を読み終わり、さらに日本で勝手途中まで読んでそのままになっていた、自伝エッセイ集’超人 高山宏のつくり …

アメリカで何度も読み返した本 その1 森茉莉 ’甘い蜜の部屋’

この前のKindle の話の続きになりますが、逆にKindleがなかった頃、更にIpadすらなかったころは、もちろん紙の本を読むしかありませんでした。   iPadがリリースされたのが2010年の春、 Amaz …

日本語本のKindleが使えなくなって、紙の本(’夢十夜’を十夜で’高山宏)を読みながら考えました。

いろいろWebで調べて試しましたが、今のところうまくいきません。ここにいたるまで既に何度も調子が悪くなって、いろいろそのたびにリセットして使ってましたが、とうとううんともすんとも言わなくなりました。   唯一試 …

セレブな世界で現実逃避したい時、サガンの中編小説は超お勧め、映画’別離’原作 ’熱い恋’で、サガン

実はサガンの小説ってだいすきなのです。   あ、今の若い人はサガンといっても知らないか。昭和の仏蘭西好みが考える、おフランスてきカルチャーの魅力をそのまま体現したような小説家です。 彼女ももう死んじゃったのよね …