ちらっと言いましたが、今期の目玉と言っていいのはたぶん、’転生したらスライムだった件’のアニメ化ではないでしょうか。
タイトルだけはRentaのおすすめで見ていたのです。でも漫画ってBLでもないかぎり、早々すぐは買わないし買えない。時間もお金もかかりまくるし。
でも、アニメの第一回を見て、凄く興味が出て、さらにRentaでたまたま第一巻が無料だったのがまずかった?のです。
もう、面白すぎて結局Rentaで出ているすべて爆買いで、速攻読んでしまいました。
うー、なんてクレバーな転生ものなんでしょう。
買って以来すでに4回ぐらい読み返してます。なんでこんなに面白いんだろう。もっと早く読み始めればよかったと後悔するぐらいです。
では、できるだけネタバレ避けますが、面白さの秘密いろいろ分解してみますね。
7位 またまたの非人間キャラたちが可愛い。
これは、’オーバーロード’でもずいぶん強調しましたが、いわゆるケモ娘的な意味ではなく、キャラとしての非人間、ぶっちゃけモンスターたちがいい性格しているのがなにかすごく新鮮です。
やたら力のあるものの中には邪悪なものがいますが、普通のモンスター部族たちが、たとえ戦争しても、あとで分かりあえたりとちょっと嬉しすぎるかも。見た目萌えないけど、ワ~なんていいやつという非人間キャラがものすごく多いのです。
これ作者さんの世界観なのかなやはり。
6位 漫画はまだ9巻なのに、すでにずいぶん話が無理なく異世界者としてきちんと広がってしまったのがすごい。
これはとにかく作者さんのストーリーテラーとしてのかなり稀な力量ではないのでしょうか。お話のスケールが1から始まって、漫画の9巻目ですでに国一つできてますから、振り返ってみるとすごいです。
よく考えると、すでにかなり多量の非モブキャラが増えてますが、名前はともかくキャラとしての立ち方は、はっきり見分けがつくのです。
まあ、頑張って名前も全部覚えようと私は何度も読み返しましたが。
5位 まるでSimCityですかというのりで、国をゼロから物理的に作っていくサイドプロットが楽しい。
これ、転生者のもとの人格が世話好きの、童貞の、34歳の、そろそろおじさんの建築会社勤め人というのが、微妙に生きているのでしょうか。
スライムに転生しても、基本冒険より可愛い女の子より、結構街づくり、更にはインフラづくりに関心が行ってしまうのですよ。
結果的に、読んでいて非常に気分のいいモチベーションが上る感じなのです。
あ、このモチベがきちっとメインストーリーと絡んでいくところもすごい。
4位 擬態化能力獲得で、スライム姿と萌え美少年姿の瞬時スイッチがいけてる。
ははは、私一番最初にこの話のタイトル見た時、まじで、
’え、スライムにどうやって感情移入するんだ?’
と即反応しましたから。
まあ、考えてみればどこかで擬態化能力を手に入れるのは当たり前ですよね。
このスライムさんの場合能力そのものは極初期に手を入れましたが、実際問題として人間に擬態化できるようになるまでには少し間がありました。
ネタバレになるので書きませんが、なんせ自分が捕食したものしか擬態できないので、早々簡単に元人間として、人の捕食はできないでしょう。
そこはちゃんと読むか、アニメでその話をやるまで待ってください。
以外だったのは、美少年に擬態化できるようになったあと、時々スライムにも戻りますが、それが、
可愛いのです。
3位 大賢者スキルが、まるでAI搭載並みで、便利かつクレバーな世界設定説明してくれる。
納得行くような行かないような大前提ですが、童貞で死んだので賢者に生まれ変われたそうなのです。しかも34歳だから大賢者なのか?
ともかく、このスキルはすぐ頭の中にあるAIのように、質問に全て答えてくれるようになりとても便利。
読む側としても、きちっと説明があるので、こういう説明がある方が好きな読者である私としては超感謝。
2位 スライムだから貯められた魔素で、他人をアップグレードがエグくユニーク
とにかくスライムなので、なんでも感でも取り込んで貯めることができる。この能力があるので、いろいろ後でお役立ちな物質をかなり存分に提供したり、使えたりする。
スライムとして最初に生まれた洞窟の中でやたら捕食しまくったのは、とても貴重な薬草と、
魔素
なんかこれ、ゲームで言うところのすべてのキャラクターポイントとして使える万能要素みたいな感じです。
で、これが増えるとスキルアップしたり、同じ種族の中でのアップグレードバージョンになったりします。
ここはかなりネタバレになりますが、まあ漫画の一巻目ですでに登場しますので、我慢してください。
これをスライムさんは、名付けるという行為によって偶然行ってしまいます。
で、各種状況でこの名付けイベントがあり、それによって一種の合法チートが成立し話を更に面白くしくれます。
ちなみに、一番最初の名付けは暴風龍さんとの相互名付けで魔素交換はありません。これをもってスライムさんの本名は、リムル テンペストさんとなりました。
1位 スライムならではのSkill 捕食者最強、能力アップチートが気持ちよく決まる
このお話がとにかく最高にクレバーなのは、スライムという完全に’目が点になる’種族設定の上、基本Skillである’捕食者’を、うまく使ってどんどん能力アップしていく点です。
いままでにも、転生の時点で何かしらのチートを前提として超高レベルになったり(’デスマーチからはじまる異世界狂想曲’)、この手の世界ではくれべものにならないほとの強さを発揮するアイテムをもちこんだりするお話(’異世界はスマートフォンととも’)にはありました。
ただ、そういうお話って、チートでいろんな困難をうまくやり過ごしていく楽しさはあったけど、なにかそこから広がらなかったのですよね。
でも、この転スラでは、スライムの基本スキルである捕食者を使いながら少しずつ能力アップしていくわけです。
リムルはスライムとして生まれて、偶然と世話好きいい人性格がいい感じに報われていき、その結果としてのチート並み能力拡大です。
だから、いかにもゲームチートな感じで、ゲームコンソール風画面が挿入されることもありません。
Wikiで調べましたが、原作のラノベはもうずいぶん先の方までお話だ進んでおり、リムルさんは更にキャラとして化けるらしい。
まあ私は、今の所漫画ペースでお話を追いかけることにします。