イケハヤさんが怒っている。9月5日のさるポストに大感動

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問題のポストはこれ

「災害のなか日本のために働く人は尊い」という賛美の危険性。

いやー、私基本日本の外で住んでいる時間のほうがもう長いし、日本好きだけど日本の社会の問題点とかやっぱり外からだと見えやすいし。

とにかく彼このポストでまじ怒ってますね。だって、

思わず漢字たくさん使ってますから。

実は、一時期イケハヤさんの本が何冊がKindle unlimitedに出ていて、そのときに結構よんだのですね。Unlimitedはメンバーなのでいくら読んでもOKですが、その延長でリストしていない本を2冊買いました。それがイケハヤ版’ブログ運営講座’の初級と中級。

そのなかに、まあ今のブログって普通携帯で読まれる可能性が高いので、一にも二にも改行し、難しい漢字を使うなとのこと。

私の場合、平均的ブログに比べて、PCからのアクセスが圧倒的に多いので、漢字に関しては開き直ってバンバン使ってますが。

だって、漢字使いやすいのってワープロの醍醐味じゃないですか。

ともかく、イケハヤさんは、働き方改革の最右翼の論客みたいな人で、やたら炎上しまくりながらもめげずに言わなくてはいけないことを言い続けている方です。

色々なブログ読んでいるけど、イケハヤさんぐらい、論旨がはっきりしていて自分の限界と立ち位置をごまかさない人って珍しいですよ。

ああ、前にも彼の強みをまとめたけど。

で、日本って極端に同調圧力の強い国で、あれだけは正直怖い。その怖さをわかっていただくにはこの本をおすすめ。

妹の会社の図書コーナーにこの本を入れて、後で妹にあんな本読まなければよかったからと怒られましたが、私としては日本の同調圧力の強さを誰かが極限状況で利用したときどういう凄惨な頃が起こりうるかという事をわかってほしかったわけです。

あ、この話知らない人は是非読んでみてね。何しろ実際に起った事件で、しかも余りに凄惨だったので報道規制が引かれたという代物だから。普通日本のマスコミは正義の味方を気取って割とどうでもいい事件を針小棒大に扱うのにね。

こういう日本的心理の深い闇が見える重大事件はきちっと報道しないのね。

こういう事件は、アメリカでもシリアルキラーやカルトという形でよく起こるのだけど、日本とアメリカの最大の違いは、すぐとなりで普通に人が生活していること。アメリカのカルトとかともかく人里はなれたところで何やってるかわからないという怖さがまずありますから。

この話ともはや世界で通用する日本語になりつつある過労死(カローシ)は、同じ問題の異なる現れに過ぎません。

ともかく、いま日本は、25年ぶりの超強力台風が上陸して大変だったわけで、そんな中で

過去最大レベルの台風の中  医療従事者 消火活動する消防士 救助活動する救助隊 孤立した関空で必死に働く空港スタッフ 断線したケーブルを復旧させる電力通信関係の作業員 などなど数え切れないほどの人たちが懸命に働いています そんな中「あなたの会社はブラックですね」とは口が裂けても言えない

こういう日本的圧力に関して、イケハヤさんは猛烈に怒っているのです。
私が、ワッ、一つの文の漢字度高ーと思いかつ、気に入ったのがこの一文。

’「日本の安寧」が安い労働力を使った搾取で成り立っているとしたら、それは唾棄すべきことです。’

ちなみに、父がはじめ、妹が今やっている会社はゼネコンの下請けで、同じ社員でも作業員さんに当たる仕事はいわゆる3Kです。

ですから、妹は毎年高卒をリクルートするために全国駆け回ります。さらに来年に向けてはナイスな会社案内を数千冊郵送してました。夏戻ったときについでに手伝いました。(私は基本女子校ノリなので、こういう雑用をときに手伝うの大好き。社員さんと雑談しながらできるし。)

新しい寮を作ったり、訓練のサポート福利厚生と頑張ってますが、めでたく入社してくださった新卒作業員さんに聞くと、一番の理由は、

’給料が良かったから’

それでいいのです。

今現在のITの進化そしてAIの到来は、かなり根本的な税制改革でもないかぎり格差の拡大の加速と悪化を意味します。

そんななかで、イケハヤさんは、Netベースでどんどん自分のワークスタイルを作ってアオリます。それはすぐ誰にでもできるというわけではないけど(これについてもイケハヤさんはきちっとつっこんでます。)基本正しい。

そんな中で、いつの世でも必要とされる3k仕事を誰がやるのかという疑問が出てくるのですが、それはイケハヤさんの言葉を借りると、

そもそも人は命がけで働くべきではないし、どうしても人間が必要なら、それに見合った高報酬を与えるべきです。

もしも高報酬の負担が消費者がのしかかるとしても、それは社会を維持するコストとして容認されるべきです。

そうなんだよね。

で、そのコストを抑えるために、同調圧力をかけ、低賃金労働を美化する人たちがいるのでしたら、それは

邪悪です。