アメリカのコロナ感染者数は、もうすぐ1000万人を超える。だからコロナの影響はすべてに及びますね。

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正直、ここ一週間のアメリカでのコロナ感染増加は怖すぎる。

このペースですと、11月中に、

感染者1000万人を超えます。

別に、これ大げさなことを言っているわけでなく、今日現在での感染数が、

すでに913万人ですから

死者が本格的に増えるようになるまでは、まださすがに時間はあります。ただし、事態が改善するためにはまだ時間がかかるでしょう。

たとえBidenが勝っても、就任は一月後半です。

つまり、今の完全無策状態が後3カ月近くは、選挙結果にかかわりなく続きますから。

そしてアメリカ人なら、New York市がどんなことになったか、この春のことをはっきりと覚えています。もし、今感染が急上昇している州に、New York 市のようなクラスターが発せ値したら、

死者数が爆発することになります。

そして、たとえそこまでひどくならなくとも、感染数が爆発的に増えている11の州では、すでに病院のキャパが限界に達しています。どこか次のNew York市になるのかはまだわかりませんが、たぶん、どこかの州の大都市でNew York市のような状況が発生しない限り、

トランプサポーターは、コロナを無視しようとし続けるでしょう。

もちろん、トランプがコロナはもう大したことないと、ラリーで叫び続けていることが大きく影響しているのですが。

今日も、日本ではこんな記事がでてます。これはプレジデントオンライン。この著者の方は、アメリカの保守系のシンクタンクにアジア人として初めて研究院になった経歴のある、政治的信条はともあれ、基本優秀なひとです。

ですから、このひとのトランプ勝利の可能性について語ったこの記事は、今までのプロトランプの記事より、よほど的を得ているし、説得力もあります。

私が「圧倒的劣勢でもトランプが勝つ」と予想する最大の理由

ただし、この記事が夏に書かれたものでしたら、私自身、ああ、だからなんだかんだいっても選挙の結果は明けてみないと分からないなあ。と受け止めました。

でも、今は違うのです。

今、トランプの負け率をどんどん上げているのはコロナです。

対照的なのが538が今朝だしたこの記事、

What To Make Of That New Wisconsin Poll That Has Biden Way Ahead

つまり、ここに来て突然Bidenが大幅にリードという選挙予想の数字が出てきてしまったのです。それも、A+の優良予想サイトからです。

Wisconshin州で、Biden 17%リード

が、ABC News/ Washington Post のPoll (選挙予想)で発表されたので、むしろ民主党側のほうが、それはまずないだろうという始末。

が、この記事によると、Bidenのリードが、Wisconshinに限らず、他の北部州でも、

コロナ感染の上昇につれて、Biden支持が上がり始めているのだそうです。

そして、実はコロナについて、また怖いNewsが今日あったのです。

US may not be back to normal until 2022, Fauci says

コロナ禍のスタートポイント以来、アメリカでの疫学の第一人者Fauciが、たとえワクチンが年何に完成をしても、それが人口の大多数にいきわたり、アメリカが通常モードに戻るのは、なんと2022年までかかるかもしれない。そう発表したのです。

その最大の理由は、夏の間に中部州でコロナ対策を緩めすぎた。

この2022年までかかるという状況が、だんだん身に染みてくる別のニュースもありました。

実は、いろいろなテック企業が、在宅そして遠距離ワークを通常の就業形態として認めるという通知を、相次ぎだしているのですね。で、それを裏付けるのが、こちらの記事、

Vast migration of over 14 million Americans coming due to rise in remote work, study shows

1400万から、2300万人のひとが、より在宅ワークに適した場所への大移動が始まっているのだそうです。アメリカの総人口が、約3.3億人なので、5%超えるでしょう。

コロナ禍対応がこの先長引くのなら、本当にアメリカのライフスタイル大幅に変わることになりますね。

で、ヨーロッパもすごいことになっている今、欧米はこれから数年間、コロナそして将来のパンデミックに対応できる社会形態へと変身を遂げそうです。