最近はまったYoutuberは、二人とも、40代の日本女性。一人は独身?で、もう一人は高年齢出産を無事果たしたばかり。で、この方が無事出産報告をした動画に、一部ひどいコメントがついて、それを動画にしてくださったのを見たのですよね。
全く関係ない動画で、岡田斗司夫さんが指摘してたけど、こういう醜いコメントするのは、40代、50代の男性が一番多いですね。
大体、今の日本、キャリアを積み上げて経済的にしっかりしている中年女性が子供を作ることが、日本の少子化対策として一番有効ですよ。
アラシス(60歳前後)の私が明言する、人生100年時代の楽しみ方。まず出産年齢を見直しましょう。
割と、いいこと書いているので参考にしてみてください。
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ともあれ、娘が、Maryland州の、Flagship 州立大学に進学が決まったので、40代でママになった方、そしてこれからママになろうとしている方に朗報です。
個人的経験から導きだした、高齢ママ向きの子育て心得書き出しました。
別に、若いママができないことはないのですが、たぶん高齢ママのほうがちゃんと実行できると思います。というのは、
体力以外は、高齢ママのほうが若いママより基本優れているから。
経験と洞察力
子供に対する愛情
俯瞰力
経済力
忍耐力
全部、キャリア積みながらの人生経験のたまものです。では、行きましょう。
割と具体的な話が多いです。
基本、子供が小さい時から当てはまるものから順に並べてみました。あと、私の場合は娘が発達障害なので、いわゆる健常児以上に大変だった部分もあります。娘の発達障害は、言語機能の障害で、小学校低学年ぐらいまでは、本当にほぼしゃべりませんでした。ですから幼児期は、知能障害も疑われましたが、結果的に、むしろ言語障害以外の例えば、理科系脳、空間脳、音楽脳などは、平均よりはるかに上であることが、次第に分かっていきました。ただ、これも、もし私が、周りに振り回されていたらどうなっていたかわかりません。
1.栄養が足りている限り、無理に好き嫌いを直さない
これ、いわゆる健常児の場合は、そこまでひどくならないと思うのですが、発達障害児の場合、食べ物に対する警戒心がものすごく強いのです。ほかのことでは割と気に入っていた娘の小児科の先生がこればかりは、見当違いのアドバイスばかりくれるので、いつもうんざりしてましたっけ。(嫌いなものをすりつぶしていれて食べさせろといいましたから。)
うちの娘の場合、とにかく一つ一つの食材を確認して、食べるかどうか決めるという状況なので。
いまだに、日本の子供の好きな定番の食品も食べてくれません。カレーもマカロニグラタンもパス。
野菜は基本限られた種類を生でしか食べません。果物は、バナナやメロンなど果肉がソフトなものはだめ。ただ、とにかく魚がすきなので、日本にいる時は楽です。あと、アメリカでは逆にハードチーズがだいすきです。
私は確かに好き嫌いないのですが、子供のころに祖母にきつくしつけられた(お弁当の中身を残すと、殴られました。はい、祖母はDVでしたね。)トラウマがあるので、割り切ってます。
というわけで、お母さんは気楽に構えましょう。
2.できる限り、子供連れででかける
これはもう、圧倒的に高齢ママ有利です。だって、若い頃って自分が行きたい場所や、イベントがありすぎて、で、そういうところは子連れ無理でしょう。
でも、アラフォーぐらいになって、子供欲しいなんて方たちは、私も含めて一通り試した後なので、若いお母さんたちみたいに無理せずこれができます。
とはいえ、うちの子は、小さい時、突然火が付いたように泣き出して本当に止まらないというコトも多々ありましたので、苦労しました。それでも、なるべく子連れで行けるところに出かけました。
大きくなってからも、近所の散歩やら、買い物やら基本連れていきます。
3.音楽、Artに興味を持たせる
音楽に関しては、最初バレエを習わせてみて、これはすぐ嫌がり諦めました。次に日本人の方で、発達障害のあるお子さんも教えているピアノの先生とであい、片道車で40分の距離をめげずに週一のレッスンに連れていき、これは最初の数年は娘を気に入ってやっていてよかったのですが、先生が週末のレッスン時間を平日の夕方に変えてから、どんどん娘のやる気が下がり、そうなるととにかく娘の態度がひどくなるので、とうとう3年前にやめたのです。
その先生はやめたのですが、娘を話をして、ピアノは嫌いじゃないでもレッスンが嫌ということで、土曜日の昼間にレッスン時間を取ってくれる別の先生を探しましたら、相性がよかったらしく、今ではすごく上達しています。横で見ているとどんどん難度をあげているので時々びっくりします。私が何も言わなくても、勝手に時間を見つけて練習してます。
ニンテンドーのゲームが好きなので、先生の課題曲とは別に、マリオやゼルダの楽譜も探してあげたら、嬉々として練習してますし。
あと、なんだかんだとお絵かきが大好き。
理由は二つ。一つはこれもゲーム好きが原因で、いろんなキャラをせっせと写生してます。いまやARの時代ですから、ポケモンとかもう野生動物みたいなものです。
もうひとつは、小学校と中学合併の、公立のCharter SchoolでのArtの先生がすごく本格的でした。だからデッサンの基礎とかしっかり身についてもいます。
お絵かきとピアノをマイペースで楽しんでいるので、娘の毎日って、私よりずっと充実しています。
4.テクノロジーは積極的に使う
娘が最初にテクノロジーに触れたのは、
私が発売後すぐ買った第一世代のiPad
私が購入したのが4月でしたが、娘があまりに気に入るので、義姉に半分援助してもらって、娘専用にもう一台同じ年のクリスマスに買い与えました。それいらい、電子絵本、ゲームを中心に、娘には欠かせないToolになりました。
以来、ニンテンドーのGame コンソール (Wii, Wii U, Switch)、パソコン、スマホと、学校でのテクノロジーの使用具合を見ながら、順次に買い与えてきました。
ただ、SNSには、基本参加させてはいません。本人がそれほど興味を持たないこともありますが、やはり一番怖いので。インスタのアカウントだけは作りましたが、それほど使ってません。
その代わりといっては何ですが、自分が好きなものは、勝手にネットで探してきています。後、コロナ禍でのリモートラーニングも本当にスムーズでした。
ここのところは、ピアノのレッスンも、Zoom越しですし。
あとお子さんによっては、ものすごくSiriやアレクサがいいみたい。うちの子はアレクサは時々つかってます。
そしてこれからNotionの使い方を色々教える予定です。
5.自分の悪癖は、子供に宣言する
この項目と次は、親としての私の考え方が強く反映されています。
子どもが親に従うべきなのは、子供が親の保護下にあることそれだけだと思っているので。
ですから、親が、保護者としての義務から逸脱したら、子供はそんな親を当然批判すべきだと思っています。
そして、私はそれほど忍耐強くもないし、年取って体力がなくなって切れやすくなるとこともある。
ちなみに、娘が9歳までは、まれにですが体罰を与えてしまうこともありますが、予定としては小学校入学でやめるはずだったのですが。まあ、娘もいろいろいうコトを聞いてくれなくて。あと、言葉で伝えきれない部分が結構ありましたので。
でも、さすがにまずいと思い、娘が十歳になった時に、
’あなたはいまやTeenになったから、私は一切体罰をやめる’
と、宣言しました。私が手をあげたら、娘のほうが悪くても拒否っていいとも。幸い、まあ私だって大見え切った手前もあるので無事、それ以来手をあげてません。まあ、口で説明するときにきついこと言って泣かれてしまうことは、今だありませすが。
他にも、逆に娘にお願いする形で、たとえば糖尿なので甘いものを食べ好きないとか見張ってもらっています。
6.家庭の経済状況は、子供と共有する
我が家の場合、娘の子育て期間が結果的に、一番経済的に不安定でした。そもそも、娘が発達障害を持って生まれてくるとは思わず、夫に高卒ながらIT系で、年収600万ぐらい行ってたのに、やめてもらって大学に入学してもらったのです。
ともあれ、私の仕事はCommission100%なので、とにかくお金のある時ない時で差が激しく、まあ、娘が小学校の高学年ぐらいのころから、割と具体的に、経済状況の変化を共有してました。
結果的に、娘は普通に質素で倹約家に育ってしまいました。
中学生ぐらいから、夫が毎週約1000円お小遣いを渡してますが、基本普段は使いません。何か買う時も、ものすごく考えます。すぐには飛びつかない。そして、最近は、私の日本でShoppingなどもするので以前よりずっと経済的に余裕はできてますが、相変わらずしまりやです。
まあ、さすがに、ニンテンドー系のコレクターグッズにだけは、思い切り散財するときもありますが。
この先、投資の基本とかも教えていくつもりです。お年玉とかないので、お小遣いの残りだけですが、貯金もありますし。
7.宿題は、子供や拒否するまで一緒にやる
これは、我が家の場合、必要に迫られてもいました。例えば得意な科目でも、問題そのものが何を聞いているのかわからなかったこともありましたし。後、小学校の低学年の間は、こと国語である英語の宿題に関しては、私が手取り足取りやらせる状態でした。苦手意識もすごく強かったし。
実は、学校の先生が熱心すぎて、宿題がグループプロジェクトがらみだったり、理科系なのに資料を読まされたりして、いやー一緒にやっている私も大変でした。夫が大学に通っていたころ線形代数の証明問題を毎週解かされていたころの感じを思い出しましたっけ。
さすがに高校進学後は、こと理科系の科目に関する限り、どんどん自分でやるようになっていきました。さすがに、英語は最初手伝っていきましたが、逆にリモートワークになってから、どうも先生に質問しやすくなったらしく、自分でどんどんやるようになっていきました。高校の社会科と、化学は夫が時々見てやってましたが。
いつも思うのですが、特に小学生の時は、宿題や課題をリビングや、ダイニングで、親と一緒にやったほうがいいです。当然、子供の宿題が終わるまでは、テレビひとつ見られませんが。でも、だからこそ、
子供はやる気を出します
私は、子供が勉強している間に、どうでもいいようなTV番組を見ている親の気がしれません。仕事で疲れて帰って来たのにというかもしれませんが、子供だって朝早くから学校に行ってきたのですから、お互い様でしょう。
お金を稼いでいるかどうかはこの場合重要じゃないです。
あ、試験勉強に関しては特にこちらからは言いません。準備は大丈夫と一回聞いておしまい。いつの間にか、勝手に試験勉強するようになってましたよ。
8.日記を書かせる
これも、中学に入ってから始めました。そもそもは、とにかくアメリカの学校では文章化することを要求されるので、日常的に書く癖をつけるのが良いと思いったので。
一ページに一行でもいいし、文章以外に絵を描くだけでもいいという条件で、始めてもらいました。
スキップする日もあったみたいですが、いまだにちゃんと続いています。
はっきりした益がなんなのかと言われると困りますが、本人も今や気に入っています。
今年は、私が始めたこともあって、かのほぼ日手帳を買ってプレゼントしました。毎日せっせと書いてます。
9.ゲームは、条件を満たす限り好きなだけやらせる
娘のGame 歴は、初代iPadのGameアプリにまで遡ります。
不思議に思われるかもしれませんが、我が家ではGameをすることが悪いと思うことが本当にあり得ないのです。
そもそも、夫は、アナログ版の本格的D&D RPGプレイヤーですし、長年いろいろなタイプのGameやっています。最近はコロナでZoom経由で、このD&Dやっているし。
娘の一番最近のGame 系のエピソードは、通学の帰り道は、Commuter Trainに乗ってきてもらえるかとお願いしたところ、即座にPokemon GoとPikmin Bloomできるから、逆に嬉しいと返されたことですね。
よく、問題解決能力をどうやって身に着けるかとか言いますよね。
いやー、Gameやりながらずいぶんこれ見につきますよ。
大体、Youtubeで、Game の攻略法を探すなんてことも、勝手に身につけましたしね。
Hardなレベルをクリヤーするために、何度も何度も頑張るとかもう完全に、粘り強くなるでしょう。
あ、Game ばっかりやると困る。これですか。一緒にPlayしてみればいいでしょう。あと、そもそも宿題は、一人で勝手にやるようになるまで一緒にやりましたか?勉強しろとただ子供部屋に押し込んでも、Gameがあれば気を取られるでしょう。でも、小さい時からまずやるべきことをやって、成功体験も積んで、一方でGameも自分でコントロールしてやる。こんな感じです。
ちなみに娘は最近、またあつ森に戻っています。
Game好きが高じて、娘の将来の目標は、Game Developerになることで、まあ、Game そのものでなくとも、Game 開発に必要な能力は、今後、いろいろなソフトの開発に必要とされるものなので、大いに結構だともちろん喜んでいます。あ、娘の場合、3Dモデリングが得意なので、これもプラス。
10.間違いは、学ぶための必須課程であることを強調する
これは娘だけでなく、私が人にものを教える時に常に心掛けていることです。
大体、自分の経験を振り返って見ても、大きな学びが大きな間違いの結果に起きたこと多々ありますので。
大体、間違えて初めてどこがどうわからなかったということが本当に多いでしょう。
よくほめて伸ばすといいますが、むしろダメだった時にどうフォローするかが一番大事なことだと思ってます。成績が良かった時は普通にほめますが。
これはシンプルですがすごく大事なポイントです。あと、当然のことながら、テストなどでひどい点を取った時は、何がどうわからなかったのか必ず、優しくかつ細かくレビューします。
11.嫌いな科目に関しては、必要ぎりぎりやらせればOK
娘の場合、とにかく自分の母国語に対する苦手意識がすごいのです。
年に数回、英語の宿題やりたくないといわれてきましたが、最近終わりが見えてきたせいか、以前ほど愚痴をこぼさなくなりました。
面白いことに、英語に苦手意識がある分、外国語は得意です。基本授業でみんな同じように習うわけですから、そうなると記憶力のいい娘は有利。あと、外国語の文法って、ある意味自国語の文法より覚えやすいです。私だって日本語文法とかまるで覚えていないし。
結果、高校で取った外国語であるフランス語のクラスでは、常に一番、一度先生みずから、あの子は僕が今まで教えた子供の中でも一番いい生徒の一人ですよと言われてびっくりしましたし。
そして、一昨年から、少しずつ日本語の勉強を始めてますが、今年の夏からNetの家庭教師が見つかって、熱心さに拍車がかかってます。
誰だって、苦手なものはあります。無理にやらせると、むしろ全体としてやる気がそがれるものではないでしょうか。
12.家事は少しずつ教える
私個人の仕事の状況として、2015年から少しずつ日本で過ごす時間が増えています。
それをよいブーストとばかりに、娘には大体中学生ぐらいから、少しずつ、少しずつ、家事を教えるようにしています。
まあ、洗濯機を回すとか、朝ご飯を自分でつくるとか、後は、自分の部屋の掃除ですかね。
あまり無理強いはしないけど、一方で家事力の利点については、何気に強調しています。
実は、今年の夏までに今の家を売って、娘の大学に近いところに、小さい家を借りる予定です。(アメリカの場合タウンハウスという続いている家がたくさんあります。)それをめどに、大幅な断捨離もするので、その後はなるべく自分のことは本当に自分でやってもらえるかなと思っています。
家事力については、性別関係ないです。男の子にも家事力つけることを忘れないでください。
13.最終決断は、母親の直感が大事
そうです、母親の直感と、愛情をバカにしてはいけません。専門家がすべてわかるわけでも、正しいわけでもありません。それなりに納得のいく診断を得られるまで、何度もセカンド、サードオピニオンを探しましたし。娘が幼児のときには、何度か知恵遅れ断定されたこともありました。保育園から追い出された後、バカ高い私立の施設でも、下から2番目のクラスに入れられたり。(まあ、そこで、娘とコネクトしたひとりのかけがえのないスピーチセラピストさんに合ったのですが。)
アメリカはそれでも、日本みたいの雑音がないのでその分は楽です。
とにかく、味方はどんどん作りましょう。お母さんがへばるとどうしようもないので、頼れる人はどんどん頼りましょうね。
絶対自分を責めないでください
私は、娘を高齢出産したことに、
本当に全く、後悔してません
そして、月並みですが、