そうか、オジサンたちの’曖昧指示’が、絶対日本の生産性を下げているね。そしてこの人たちは、奥さんにも同様にふるまっているわけでもう諸悪の根源ですね。

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うちの娘は、発達障害です。ただADHDではなく、Autismではないけど、その症状にあたる主に社会的言語そして、よりコンテクストに依存する言語面で遅れがあります。

逆に、理科系特に数学とコンピューターサイエンスは、すべてぎちぎちに明確化された内容でCommunicateしますから、大好きで、とても得意。さらに国語である英語にはいつも苦労してますが、(文学の読解とか大の苦手、もっとも私が出会って理科系男性のほとんども苦手でしたが。)外国語であるフランス語は、英語より文法が明快なのと、覚えることが多いのでこちらも好きです。

ともあれ、仕事をするにしろ勉強にしろ、手順をしっかり覚えるためには、それをきちんと

伝えてもらう必要があります。

なんでこんな話をするかというと、今朝東洋経済オンラインでこの記事を読んだのですが、

発達障害の部下を叱っても「全く無意味」な理由、ただ怒っても「萎縮」と「思考停止」させるだけ

著者である小鳥遊さんは、ADHDで苦労し何度も会社を首になりましたが、幸い障害者採用でIT系の会社に落ち着きここでやっと普通に仕事をこなせるようになったそうです。

で、もちろん彼のように発達障害のある人向けの記事ではありますが、一番最後に、

’言わなくてもわかるだろう’がわからない

というSectionがあるのですが、これを読んでいて私はつくづく、日本のオジサン系の病癖とさえ言いたい問題に思い至ったわけです。

あまり的を得ているので、一つ一つ引用します。修正前と、お勧めの置き換えがきちんとかかれていて、本当はオジサンたちに読んでほしいけど。

で、これって、オジサン上司と部下だけでなく、オジサンと奥さんという関係でも圧倒的におおいでしょ。

実際、奥さんとなるとかなり諦めている。

そういえば昔々、日本航空、つまりJALでは、特にFirstやBusinessの客向けに同じような気配りをさせているという話をどこかで読んで、

そうか、だからJALのCAさんたちってなんか妙に気味悪いのかと思いました。

その記事でとにかくあまりのことに覚えていたのは、’一流のCAはお客様の背中を見ているだけで、必要なサービスが分かる’とかいう一節で、いや日本て怖すぎると思いました。

だから、アメリカ暮らしが長いと、日本旅館のサービスが時々不気味に感じることもある。

ともあれ、ここに書きだします。もしなんかのチャンスで上司が聞き耳もってたら、これみせましょうよ。

確認してください > 何をいつまでに?

早めに開始 > どのくらい早く?

いつもの場所で > どこで?

多めにお願いします >  多めってどのぐらい?

なるべく早く > いつまでに?

金曜日までにだして > 金曜日のいつ、日中? 朝一(木曜日中に終了)、月曜朝一?

ちゃんと、きっちり、ざっくり > どの程度

そのあたりをいい感じにまとめておいて > いい感じにまとめるとは?

これを読んで、グリーンが当然と思うあなたは大丈夫。でも変更前の表現どこがいけないなんてほんの少しでも感じているのでしたら、

たぶんあなたが、仕事の遅れや間違いの原因です。