RentaでBL漫画をせっせと読むようになってほんの一か月もたたないうちに、この作品に出合い、まあ割と数の多い年下S攻め(一応Rentaでは、一番多いサブジャンル)のカップリングがツボであることに気が付きました。

大体、TLだって’年下彼氏’がサブジャンルの二位、一位が’オフィスラブ’なので、カップルのパターンとしては、実際一位でしょう。

これまあ私自身考えてみても、年上が攻め、もしくは年上が男役)だと何かあまりに現実と代わり映えのしない、あるいはまったく希望の持てない男女関係の延長みたいだからということになります。

 

 

さて桜日梯子ですが、この方はなんと行っても’抱かれたい男一位に脅されてます’が有名ですよね。あちらは、確かに一応年下S攻めではあるものの、受けの方のキャラが人気男優ということもあって特別M度が強いというキャラではありません。

 


正直あちらの方は、役者絡みのバックストーリーとかはあるのですが、実は私単純なカップリングとしてはこの作品のほうがずっと好きです。

 

作品の舞台はとある大学の建築部、なにかとセクハラやら痴漢に遭いやすい院生は小野塚サトシさん、課題に夢中になるととにかく自分自身の世話もできなくなる彼を、なにやかやとやってきては世話を焼くのが学部4年制の平阪泉くん。

 

いつものように、もう押しかけ女房かというきめ細かさで院生の部屋にやってきては、おにぎり持ってきて、さらにラップをきれいに剥いてあげたり、ボサボサの髪をピンでとめてあげたり。一方サトシさんは撫でられて喉を鳴らす猫なのかという風情でお世話されちゃってます。

 

担当教授からは、泉くんしっかり’飼い主’というあだ名をいただきます。

 

さて、そんなある日比較的中のいい、どうも腐女子らしき同級生に、サトシさんが電車の中で痴漢にあっていたという話を聞かされるのです。

 

泉くん、この時点ですでに頭に血が登っている。

さらに、彼女新しい教授の安生とやらがサトシさんを狙っているかもなんて情報をくれちゃう。

で、これはやばいとあれこれ考えながら、その問題の教授の部屋の前から、なんと襟元を見出したサトシさんが息を切らしながら青ざめた顔して走り出てくるじゃ何ですか。

慌てて、泉くんがサトシさんを引き止めたのですが、その時胸元にキスマークがついているのを見てしまった。

 

はいこれで泉くんぶちきれ

 

まあ、ほぼ手篭め状況で二人の肉体関係が始まるのですが。

私、この一番最初のまあかなり強姦に限りなく近い状態で始まったセックスシーンすごくすきなのですよね。受けのサトシさんて、確かになよっとして押しに弱いという設定だけど、こと自分の気持に関してはとてもはっきりしているひとで、この絡みながらの会話がすごく高感度高いのです。

 

たしかに、サトシさんはとてもエロいのですが、それいじょうに泉くんが可愛い。

 

ここに至るまでに、サトシさんが泉くんにとても好意を抱いていることは、かなりはっきりとした伏線張られてます。

 

そしてなんといっても泉くんの表情がどんどん変わるのがすごくいいのです。

 

桜日さんって、とてもとてもS攻めのスイッチオン、オフのかき分けがいい。うまいというより、本当に受けば引き込まれてしまうようなスイッチオンの攻めがすごくいい。

 

やっぱこういうのって、基本大学生以上じゃないとつまんないよね。だから私高校生ものっていまいちなのでしょうね。

 

 

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