実効力低いのに、異様なまでに煩雑な日本のコロナ水際対策にガチギレ。はい、これ、日本のIT化の遅れとその原因がまんま反映されています

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やー、さすがにPVが下がっている。だって、最後に更新したの6月29日ですから。

あの後、6月30日から、すでに日本の水際対策への対応は始まっていました。

まず、6月30日に、

規定通りにPCRテストやり、書類の記入をしてくれるクリニックへ

一応、日本大使館のアメリカのサイトにも、クリニックの名前が上がってはいましたが、そちらはうまく連絡がつかず、結局母校である、University of Maryland, College Parkの近くにあるクリニックを見つけました。基本アメリカの巨大大学は、半分は外国人でもっているので、たぶんこういうニーズがあるのだと思います。

クリニックそのものは問題なく処理してくれ、まあテストが日本政府の要望で、いつもより深いところで採取されたので少し痛かったですが。朝の10時半について、結果と書類を受け取れたのが4時ぐらいでした。が、疲れる羽目になったのがその待ち時間なのです。私たちはBaltimoreに住んでいるのでここまで45分ぐらいドライブするのです。だから家に戻ってまたというのは嫌なので、College Parkになる巨大なIKEAで待つことにしたのです。もちろん、お昼もここで済ませたのですが、なんと

コロナで、コンセントが全部使用不可になっている

で、近くのあまり高級でないモールに行ってみると、なんとここもダメ、最終的にスタバを見つけて、使えるコンセントを見つけて、あわててスマホを充電しました。せっかくノートパソコンを持っていきましたが、動き回っていたのでそれどころじゃなかったです。

そして、7月1日。

朝から、今日やることの計画をたて、まずは洗濯。そのあと11時からFPをやっていた事務所でExit処理。これは思ったより早く終わったので、近くのマクドでランチ、それも中で食べようと思ったのに、なぜか注文がなかなか来ない。結果時間が無くなって、次のアポ、歯医者へのドライブをしながら詰め込みました。

歯医者から戻ってきたのは、2時半ごろ。これから、本格的な荷造りの開始。この週は毎日ファーストフードの夕食だったので、最後の夜はなぜか張り切って育ちすぎたバジルを使ってペストソース作りました。ちなみに超おいしかったです。今度また作ったら詳細教えますね。

で、荷造りそのものは9時前に終わりましたが、もう一つ大事なことが残っていました。

日本政府していのスマホアプリのインストールと初期設定

さすがに疲れたので、

iPadにスマホアプリインストール詳細マニュアルを落として寝ました。

で、当日7月2日

空港のチケットカウンターで一人$175払って作ってもらった書類を見せて、無事通過。座席のアップグレードもきちんとできていたので、Security Checkの後、ラウンジへ向かいます。

で、アプリのインストールと初期設定をラウンジで全部終了

あ、そもそも、3月に日本に行った時も、3種類のアプリと、スマホの位置情報設定をやらされましたが、きほん、

アプリはすべて改めてインストールです

ちなみに、そのうちの一つMySoSというやつにはてこずりました。深く考えずにApp Storeで探して入れたら、どうもこれじゃないらしい。で党とあきらめて、マニュアル文書にあったQRコードを言われたと売りに読み込んだら、違うサイトに飛ばされそこからそこからダウンロードすると、正しい(?)バージョンが入ってくれました。

まあ、無事飛行機に乗れることになってほっとしたので、それでもこの時点では落ち着いていました。

さて、飛行機に乗ると、

また別の書類にサインするように言われました。

なんというか、この時点で、同じパターンのバイタル情報をもう4-5回入れています。

で、私はこの時、

一枚の説明書類をきちんと読まなかった

これが、あとでたたってきます。

あ、ちなみにこの時点でアプリを入れたのは、私の日本専用のiPhoneだけです。

さて、まず日本について、ここでのPCRテスト用に唾液の採取をやらされるところまでは、まあ滞りなく進みました。

ただ相変わらず、

なんでこんなに人がいるのでしょうか

ところで、この唾液の採取ですが、これこそ機内でむしろ、唾液の採取があるので、何時間前に水を飲むなとかあらかじめアナウンスすべきじゃないですかね。唾液の採取の場になって、急に水飲んでませんねとか言われて一体どうせいというのですか。意味不明。

ともあれ、あ次が確かアプリチェックだよね。今回は私準備万端と思っていたら、突然、

スマホにQRコード入っているかとの質問。

え、それ何?私完全に見落としました。

なんと

スマホからまた別のサイトに行ってInputしてQRコードを作らされる

内容は、またもやおなじみ、生年月日、連絡先、パスポートナンバー、便名など。なんでこんなインプットをまたやって、しかもQRコードを作らされるのか不明。

これで、げっそりしたと思ったら、もっと嫌なものが待ち受けていました。

娘は18歳なので、娘もスマホにアプリ設定が必要ですと

というわけで、また疲労困憊状態でアプリ三つのインストールと設定、そしてスマホの位置情報の設定やりました。

それから、椅子に座って待った後、順番がやってくると、今度はアプリのインストール確認をやってくれます。

このおい兄さんは割と話が分かりそうな人だったので、私たち二人とも、

アメリカでワクチン接種完了という話をしました

ちなみに、娘のGmail確認がなぜかうまくいかず、少しこれで時間を取りました。

そして、この後また、書類確認(一体何回目の書類確認なんだろう。ばからしい)で、さっき作らされたQRコードを御大層にInputしてました。あ、この時、滞在先の質問をされたので、うちのお手伝いさんが泊まり込んでいる火曜日から土曜日は近くのホテルに移るという話をしたら、何やらごちゃごちゃやってました。滞在先に関しては、一つしか入らない書類と、手書きで入れられる書類とあったので、仕方ないでしょう。

結局、

厚労省と、外務省と、検疫が、コラボしていない

トップが完全にあほ。

IT化した結果、入力の回数が増えるなんて

システム設計の基本がまるで理解できていない

あ、これにはさらに笑えない落ちもあって、厚労省からのお知らせメールがSpamに入っていて、突然娘のスマホに昨日電話がかかってきたのです。まあ、娘がスマホを機内モードにしていなかったのでこれが可能だったのですが、

え、アメリカのスマホに電話?電話代が大変!!

と、私もPanic,娘をかなりびっくりさせてしまいました。でも、いくらとれるからって登録していないスマホに勝手にアプリから盗んで電話したということでしょう。あ、そうか、MySoSって、電話番号はいらないんでした。でも、それでもAirplane モードだったらかかっていたのかな。

ともあれ、実効力はたいしてないのに、こちらの神経をすり減らすだけの作業ばかり増殖させる日本の水際対策を複数回経験すると、確かに日本の未来がかなりやばいという気にはなってきました。