えー、今朝週末の食料品の買い出しに行った車の中でのNews では、今回2回目となるトランプ弾劾裁判で、
民主党が出した、証人の召喚が可決された
というところまで、追ってました。
この時点で一番の焦点は、昨日新たに浮上した、
トランプと下院の共和党リーダー、Kevin McCarthyの1月6日の電話です。
こちらがNewsクリップ
民主党は証人喚問要請をひっこめたのです。
で、その後、もちろん共和党側はとにかく早く終わらせることしか考えていないので、
夕方投票、57 対 43 で、3分の2には満たず、トランプの弾劾は失敗
それでも、7人もの共和党が、民主党側とともに弾劾への賛成投票をしたことは、前代未聞です。
で、これだけ最初に聞いたときは、え、なんで急に腰砕けと思いました。
でも、いろいろな分析記事を読んで、なんで土壇場で、民主党側が折れたのかやっと理解しました。
そもそも、最初に呼ぶはずだったのは、共和党下院議員で、トランプ弾劾に賛成票と投じたHerrera Butler さんです。
で、証人喚問を取りやめる代わりに、
Herrera-Butler’s previous statements would be put into the record. And Trump’s attorneys stipulated that he would not object to it going into the record.
このひとは、トランプとKevin McCarthyの非常に問題な電話による会話があったと、そもそも証言するはずでした。で、喚問はとりやめるかわりに、今回の弾劾の公式記録に、彼女の証言を含めることをトランプ側の弁護団に飲ませたのです。
つまり、民主党は、最終的に3分の2を取るのは無理だと分かった時点で、身を取り、今この時の派手な政治ドラマを捨てました。これ公式記録ですから、裁判で使えるわけです。で、今後トランプに対する弾劾ではなく、検察による捜査が入るときに非常に重要な証拠となるわけです。
これは、最初っからかなり弾劾裁判から距離を置いているBiden 政権の意向にかなっているのです。なぜなら、
Biden 政権はとにかく政府を機能させやるべきことをやることが最優先順位
オバマ政権に比べて、Biden政権はすさまじいスピードで、どんどん閣僚を決めていっています。で、閣僚承認は、必ず上院を通りますので、上院で、結果が見えている弾劾裁判に、無駄な時間を取るより、とにかくどんどん閣僚を決め、法案を通して、やるべきことをやる、本当にこの辺潔いですよ。
ちなみに、Biden政権は、かつてオバマ大統領に最高裁判事候補として指名された、Merrick Garlandを、Atterny General,つまり Department of JusticeのTopに据える予定です。この人は政治的には中道で、でも非常に優秀だといわれている人なので、この人が動き始めるとどうなるかは一番の注目事項ですね。
で、この人の承認一つとっても、さっさと済ませたいですよね。
私は確かにBiden政権に期待はしていましたが、今のところこのスピードと、実行力は、私自身の楽観的予想を超えてますから。
当初は野心的過ぎると見えた、最初の3か月で1億回というワクチンの配布も、実にやれそうなペースで、着々と進行してますから。
ちなみに、30歳以下の有権者のBiden支持率はすでに70%と超えました。これはかなりすごい数字ですよね。だって、Bidenは散々高齢であることをたたかれたのですから。
あと、確かに共和党員のトランプサポーターはまだたいして減っていません。ただ、