70歳,賢者になる

出会いも旅も関係ない。本と勉強で人生リセット、30歳で留学し博士号取った70歳女性のブログ

フォローする

  • 色々な本を読もう
    • 乱読、耽読、熟読
    • SFを読みながら
    • 必読漫画
    • BL漫画評
  • 英語力はツール
    • Books
    • Current Affairs
    • 英語を学ぶ、英語で学ぶ
    • Youtube
  • 未来について考えないとヤバイ
    • 性差別国家日本
    • 数学の見える景色
    • 日本の未来
    • 暗黒化する資本主義
    • 草薙素子という老女
  • お金を理解する
    • ’お金の五季’ お金と幸せの関係
    • ファイナンシャルプラン
    • 大廃業時代の地味な起業に成功する、お金の勉強
  • Notionは外部脳
  • 暮らしの手帳
    • アメリカの日常
    • 食生活
  • J contents
    • Gameの思い出
    • Pokémonが好き
    • アニメレビュー
    • シニアGamer日記
    • 呪術廻戦
    • 汚超腐人と呼ばれたい (連載)
    • 萌える汚超腐人
Home
半分英語で
Current Affairs

トランプロシア疑惑捜査レポート発表、肝心のところは黒塗りで、司法長官はトランプの弁護士トーク、新情報のたびに時々更新し続けます。

2019/4/19 Current Affairs

シェアする

東海岸時間、午後5時5分

 

結局何故こんなに時間がかかったかというと、今年の頭に任命された司法長官Barrが、一生懸命、Trumpに都合の悪いところをせっせと、黒塗りしていたからですね。

 

このレポートの全体がどんな感じかについてはこちらLA Timesが全ページ一気取りというイメージを公開していますので、チェックしてみてください。

 

そもそもBarrは、司法長官に任命される前から、わざわざMuller特別捜査官によるトランプのロシア疑惑操作を批判し、Opinion Memoを公表していた人物です。

 

この人の上院での審問会では、民主党上院議員がずいぶんと疑義を唱えましたが、もちろん共和党に押し切られました。改選数の都合上、全開の中間選挙で共和党は、上院の過半数を維持しましたが。

ただし、共和党がぎりぎり勝った選挙区のいくつかは色々なレベルで不正疑惑が噴出しました。

 

ともあれ、Barrはたった4ページのSummaryを作り、それをベースにしてTrumpのロシア疑惑が晴れたと言ってますが、流石にそれを真に受ける人は少ない。

 

ましてマスコミの人間となると、皆で競争しながら全448ページの捜査レポートを分析しています。基本、司法文書ですから、言葉遣いが独特です。

 

こちらは、New York Timesがときおり’新たな分析結果’を更新し続けているリンク

 

こちらは、おなじくNew York Timesが提供している、原文のリンク

 

と、ここで中断。今から私が参加しているとあるNPOの月例Meetingに行ってきます。

 

東海岸時間 午後7時40分

 

車の中でも、少しニュースを聞いてましたが、共和党は本当にこれでおしまいと臆面もなく言い続けています。彼らが、ヒラリーや、クリントン大統領にしたことを思うと、正直ダブルスタンダードの極み、厚顔無恥とつい思ってしまいます。

 

それはともあれ、まずBarrが黒く塗りつぶした理由ですが、彼はそれを4つに分けています。

 

  • Grand jury evidence, which is subject to secrecy rules

アメリカの司法システムの大陪審に提出されている内容のため。

  • Classified material from U.S. intelligence agencies or allies

US及び同盟国の情報機密に関わっているもの。

  • Information about ongoing investigations

いまも進行中の捜査に関わるもの。

 

とここ最初の3種類は、まあ仕方ないですよね。ただそれでも、Security Clearanceを持っている議員たちには閲覧の権利がありますが。どうやら、一部の議員向けに黒塗りの少ないレポートを提出するらしいですが。

 

問題は最後の理由です。

  • Details that could unfairly infringe on the privacy and damage the reputations of peripheral third parties

特殊な用語を直訳するとかえって分かりづらくなるので意訳すると、

 

’捜査の直接の対象ではない個人のプライバシーや評判を、公平さを欠いた形で傷つける可能性のある詳細’

 

これがたとえば、Trumpの家族を指している可能性は非常に高いわけです。

 

 

さて、共和党はこれでもうトランプのロシア疑惑は晴れてという言い方を一生懸命してますが、じつは肝心のMullerはそんな言質を与えていません。

 

彼は次のようにいっているのです。そしてこの結論はBarrがPRしている内容と違い、疑惑が晴れたとは言っていません。

 

The evidence we obtained about the President’s actions and intent presents difficult issues that prevent us from conclusively determining that no criminal conduct occurred. Accordingly, while this report does not conclude that the President committed a crime, it also does not exonerate him.

 

また意訳、抄訳してみると、’大統領の行動に画する証拠を見る限り、犯罪は行われなかったとは明言できない。したがって、このレポートは大統領が犯罪を犯したという結論にはいたっていないものの、犯罪者としての可能性を免除することもない。

 

とにかく、大統領がいることで色々なことがとてもややこしくなるわけです。そしてMullerはトランプに直に質問することはできませんでした。

 

さて、今もアメリカのマスコミ人間はみな血眼でこのレポートの分析に狂奔してますが、今の段階で個人的に引っかかったことが2つあります。

 

1つ目は、黒塗りされた部分の多くは、ごく最近エクアドル大使館からついに追い出された、Wikileaksの堕ちた偶像、Juian Assangeがらみだそうです。これはこれから色々なことが操作上に上がってくると思うので、注目です。

 

さてそれ以上に興味深いのは、14人vs12人という謎。

 

Mullerのレポートの中では、全部で14人が犯罪捜査の対象としてあげられています。

 

が、そのうち名前が公開されているのは二人だけ、残りの12人に関しては、今捜査が進行中であるはずなのです。(公開されている二人の一人はトランプのもと個人弁護士 Michael Cohenです。ちなみにもうひとりも弁護士。)

 

その12人が誰なのか、これからLeakもあるのではと思います。そして下院ではトランプ関係者に対してすでにいくつか召喚状が出されています。

 

それだけでなく、Muller自身も呼ばれる成り行きのようです。もちろんBarrに対しても下院の民主党議員たちは、衝突するつもりです。

 

だいたい、今の状況はこんなところ。この後、こちらの夜9時から、私の大好きな、

Rachel Maddow Showを見ます。

 

なんと言っても、彼女のチームはこの手のDocumentの分析が得意だし、あと民主党議員のなかでも、トランプや共和党にたいする攻撃の手がさえる、

Adam Schiff

が登場するそうです。彼はCalifornia出身で、Stanfordで政治学、その後Harverd LawでLaw Degree を取得し、California 州議員のして政界入りする前は、検察官としてキャリアをつんでいましたから、まあ、根っからトランプや今の共和党のような人間は耐え難いでしょうね。

 

この人結構RachelのShowにもともと良く登場してました。とにかく喋り方はわりと温厚なのですが、言うことの内容はとても鋭い、そしてとてもキレル印象です。

 

と、久しぶりにアメリカから実況でした。

 

この後、RachelのShowで、また何か新たな発見があったら更新します。あ、ちなみにAdamは、匿名の12人のうちのひとり、Indivisual 1は、トランプだと言い切ってます。

まあ、それやこれやで、男性では共和党の敵No1ですね。 (女性は、Alexandria Ocasio-Cortezです。)

 

 

共有:

  • Twitter

シェアする

フォローする

HertoposEX

Related

新習慣日記 その6、さて60代はつくづく健康が肝だけど、アメリカのTech系起業家たちがやってる、’午後の生産性をあげる方法’がすごすぎ。

昨日の続きですが、大体昨日の午後も死んでました。 実は、日曜日の夜、せっかく張り切ってキッシュロレーヌ作ったのに、何故かワイン

Read more

民主党が再度リベラル化する中、冴えているPelosi議長が今日トランプをがっくりさせるMoveにでました。

今アメリカは、トランプのせいで歴史上始まって以来の長期政府封鎖が続行してます。トランプはすべて民主党が悪いなどといつものように言ってます。

Read more

今回の警官による殺人事件( `Derek Chauvins murder of George Floyd) の有罪判決の重さも歴史的意義もたぶん伝わっていない。私はニュースを聞いて、涙が出ました。

あのねー、アメリカでは黒人がそして黒人ほど多くなくても有色人種が、 白人警官に殺され続けているのです。 Baltimoreでも、

Read more

トランプ狂信度全米No1のSouth Dakoda、全米1陽性率は58%!!死に際でもコロナを認めない患者が多すぎてと看護婦が暴露

時々YoutubeをCheck するといまだ日本のネトウヨ系らしきYoutuberさんたちが、選挙不正だのと叫んでますが。 すでにもう

Read more

2回目は、トランプが弾劾される可能性が高くなってきました。共和党上院議員長が弾劾賛成のコメントを発表したのです。

アメリカ時間の火曜日に、2回目のトランプ弾劾がアメリカ下院に提出されました。審議のうえ、超スピードで、アメリカ時間1月13日、午後3時ごろか

Read more

バイデン勝利が濃くなってきましたが、選挙予想に比べて接戦すぎ。Pollが間違っていた? いえ、なんと15-34%もの郵便投票は配達されませんでした。

バイデン勝利が濃くなってきました。 今、Googleの予想まとめでは、 バイデンの選挙人が264人 そして、 残り6人をもたらす

Read more

‘If it were clear president committed no crime, we would have said so” Muellerのスピーチ全文と、ポイント分析です。

今朝9時過ぎ、民主党側には何の知らせもなく、過去2年間トランプのロシア疑惑捜査をしてきたMueller特別捜査官が、8分以上に及んで初めて口

Read more

アメリカの中間選挙、共和党の汚い選挙操作がなりふりかまわなくなってきて、私はちょっと怖いです。

東洋経済でテイラースイフトの民主党投票宣言の話が今日掲載されてました。 で、このライターさんは、極右と極左どっちもどっち見たい

Read more

ベンフォードの法則は選挙違反の状況証拠にはなりません。後シークレットサービス130人が、感染と濃厚接触で隔離

毎日一人ぐらいずつ、共和党の上院議員さんが、何らかの形でBidenさんの当確受け入れにあたる態度を表明しつつあります。 彼らの一番大き

Read more

実効力低いのに、異様なまでに煩雑な日本のコロナ水際対策にガチギレ。はい、これ、日本のIT化の遅れとその原因がまんま反映されています

やー、さすがにPVが下がっている。だって、最後に更新したの6月29日ですから。 あの後、6月30日から、すでに日本の水際対策への対応は

Read more


Out of control から Under Controlへ、’ 超コントロール思考’勝間和代 ここ数年の総決算はものすごく使える感じだと思う。
次々と発表される、ロシア疑惑捜査レポートの内容が恐ろしい。ここまで私が吸収したこと4つのポイントです。

Leave your comments コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Latest

  • なぜがマスメディアもネットも言及していない、東京都議選2025の結果が示唆する、政治的熟年離婚
  • ‘来世は他人がいい’アニメ、今一感あるのに、オリジナル漫画ファンの私が激リピする理由、あ、超おすすめです。
  • アメリカの映画館で、家族3人一緒に’ゴジラマイナスワン’を見た。たぶん国外のほうがこの映画の本当のパワーを全力で受け止める
  • 成長と生産性神話の毒と終焉について学びながら、70歳まじか自分自身の生産性信仰に愕然!!
  • やっと読みたい本のジャンルが見えてきた。資本主義の未来とジェンダーギャップなんちゃって

category

archive

2025年9月
月 火 水 木 金 土 日
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
« 6月    
© 2017 70歳,賢者になる. Skin 第0版.