70歳,賢者になる

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トランプロシア疑惑捜査レポート発表、肝心のところは黒塗りで、司法長官はトランプの弁護士トーク、新情報のたびに時々更新し続けます。

2019/4/19 Current Affairs

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東海岸時間、午後5時5分

 

結局何故こんなに時間がかかったかというと、今年の頭に任命された司法長官Barrが、一生懸命、Trumpに都合の悪いところをせっせと、黒塗りしていたからですね。

 

このレポートの全体がどんな感じかについてはこちらLA Timesが全ページ一気取りというイメージを公開していますので、チェックしてみてください。

 

そもそもBarrは、司法長官に任命される前から、わざわざMuller特別捜査官によるトランプのロシア疑惑操作を批判し、Opinion Memoを公表していた人物です。

 

この人の上院での審問会では、民主党上院議員がずいぶんと疑義を唱えましたが、もちろん共和党に押し切られました。改選数の都合上、全開の中間選挙で共和党は、上院の過半数を維持しましたが。

ただし、共和党がぎりぎり勝った選挙区のいくつかは色々なレベルで不正疑惑が噴出しました。

 

ともあれ、Barrはたった4ページのSummaryを作り、それをベースにしてTrumpのロシア疑惑が晴れたと言ってますが、流石にそれを真に受ける人は少ない。

 

ましてマスコミの人間となると、皆で競争しながら全448ページの捜査レポートを分析しています。基本、司法文書ですから、言葉遣いが独特です。

 

こちらは、New York Timesがときおり’新たな分析結果’を更新し続けているリンク

 

こちらは、おなじくNew York Timesが提供している、原文のリンク

 

と、ここで中断。今から私が参加しているとあるNPOの月例Meetingに行ってきます。

 

東海岸時間 午後7時40分

 

車の中でも、少しニュースを聞いてましたが、共和党は本当にこれでおしまいと臆面もなく言い続けています。彼らが、ヒラリーや、クリントン大統領にしたことを思うと、正直ダブルスタンダードの極み、厚顔無恥とつい思ってしまいます。

 

それはともあれ、まずBarrが黒く塗りつぶした理由ですが、彼はそれを4つに分けています。

 

  • Grand jury evidence, which is subject to secrecy rules

アメリカの司法システムの大陪審に提出されている内容のため。

  • Classified material from U.S. intelligence agencies or allies

US及び同盟国の情報機密に関わっているもの。

  • Information about ongoing investigations

いまも進行中の捜査に関わるもの。

 

とここ最初の3種類は、まあ仕方ないですよね。ただそれでも、Security Clearanceを持っている議員たちには閲覧の権利がありますが。どうやら、一部の議員向けに黒塗りの少ないレポートを提出するらしいですが。

 

問題は最後の理由です。

  • Details that could unfairly infringe on the privacy and damage the reputations of peripheral third parties

特殊な用語を直訳するとかえって分かりづらくなるので意訳すると、

 

’捜査の直接の対象ではない個人のプライバシーや評判を、公平さを欠いた形で傷つける可能性のある詳細’

 

これがたとえば、Trumpの家族を指している可能性は非常に高いわけです。

 

 

さて、共和党はこれでもうトランプのロシア疑惑は晴れてという言い方を一生懸命してますが、じつは肝心のMullerはそんな言質を与えていません。

 

彼は次のようにいっているのです。そしてこの結論はBarrがPRしている内容と違い、疑惑が晴れたとは言っていません。

 

The evidence we obtained about the President’s actions and intent presents difficult issues that prevent us from conclusively determining that no criminal conduct occurred. Accordingly, while this report does not conclude that the President committed a crime, it also does not exonerate him.

 

また意訳、抄訳してみると、’大統領の行動に画する証拠を見る限り、犯罪は行われなかったとは明言できない。したがって、このレポートは大統領が犯罪を犯したという結論にはいたっていないものの、犯罪者としての可能性を免除することもない。

 

とにかく、大統領がいることで色々なことがとてもややこしくなるわけです。そしてMullerはトランプに直に質問することはできませんでした。

 

さて、今もアメリカのマスコミ人間はみな血眼でこのレポートの分析に狂奔してますが、今の段階で個人的に引っかかったことが2つあります。

 

1つ目は、黒塗りされた部分の多くは、ごく最近エクアドル大使館からついに追い出された、Wikileaksの堕ちた偶像、Juian Assangeがらみだそうです。これはこれから色々なことが操作上に上がってくると思うので、注目です。

 

さてそれ以上に興味深いのは、14人vs12人という謎。

 

Mullerのレポートの中では、全部で14人が犯罪捜査の対象としてあげられています。

 

が、そのうち名前が公開されているのは二人だけ、残りの12人に関しては、今捜査が進行中であるはずなのです。(公開されている二人の一人はトランプのもと個人弁護士 Michael Cohenです。ちなみにもうひとりも弁護士。)

 

その12人が誰なのか、これからLeakもあるのではと思います。そして下院ではトランプ関係者に対してすでにいくつか召喚状が出されています。

 

それだけでなく、Muller自身も呼ばれる成り行きのようです。もちろんBarrに対しても下院の民主党議員たちは、衝突するつもりです。

 

だいたい、今の状況はこんなところ。この後、こちらの夜9時から、私の大好きな、

Rachel Maddow Showを見ます。

 

なんと言っても、彼女のチームはこの手のDocumentの分析が得意だし、あと民主党議員のなかでも、トランプや共和党にたいする攻撃の手がさえる、

Adam Schiff

が登場するそうです。彼はCalifornia出身で、Stanfordで政治学、その後Harverd LawでLaw Degree を取得し、California 州議員のして政界入りする前は、検察官としてキャリアをつんでいましたから、まあ、根っからトランプや今の共和党のような人間は耐え難いでしょうね。

 

この人結構RachelのShowにもともと良く登場してました。とにかく喋り方はわりと温厚なのですが、言うことの内容はとても鋭い、そしてとてもキレル印象です。

 

と、久しぶりにアメリカから実況でした。

 

この後、RachelのShowで、また何か新たな発見があったら更新します。あ、ちなみにAdamは、匿名の12人のうちのひとり、Indivisual 1は、トランプだと言い切ってます。

まあ、それやこれやで、男性では共和党の敵No1ですね。 (女性は、Alexandria Ocasio-Cortezです。)

 

 

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