いやートランプ政権下で4年暗い思いをしてきましたからね、こういうコトを簡単に言いっぱなしにする人に対しては、やはりかなりうんざりします。

 

このタイトル今朝のプレジデントオンラインの記事の前半からとってます。

 

「政治的にただしい社会は少子化で消滅する」ポリコレを求める人が無視する事実

 

この記事は、少し前に私が持ち上げた、’逃げ恥’新春特番への反発からはじまって、ポリコレの批判、そしてその例として挙げている最大の目玉が、フィンランドの少子化です。

 

まあ、北欧というのは日本と比べると色々違いが大きすぎるので、少子化食い止めに成功しつつある国として有名なフランスの状況を調べてみました。

 

同じ西欧でも、やはりカトリックとロマンスランゲージの国のほうが、どうなんでしょうか男性と女性が近づこうとする傾向が強いと感じているので。

 

一昨年の記事ですが、こんなのを見つけました。

 

少子化対策先進国フランスで出生率が3年連続低下した理由

 

基本、フランスは少子化対策で、少子化のストップに成功したとしてよく挙げられてきた国です。で、その内容を見てみると、2011年がピークで、その後また少しずつですが下がり始めています。

 

が、その内容は一筋縄ではない。きほん、

15-24歳の出生率が急激に下がり、
25-34歳の出生率も、2015年から、下がり方が大きくなった。
35-44歳の出生率は、2014年にピークで、その後同じ位置を保っている。

さらに、フランス人が出産を決める5つの条件がまとめられており、

  1. 父親として納得できる、決まったパートナーを見つけること
  2. 子どもを持つことについて、パートナーと合意に至ること
  3. 自らの学業を終えること
  4. 自らの仕事の安定性を最低限は確保すること
  5. 十分に資源があること

これ、どの条件見ても、基本出産の高齢化を促しますよね。

 

さて、今日こんな記事も、一方で目に入ってきたわけです。

人口の半分4600万人が独身に…20年後「超独身大国」日本の恐るべき実像

 

ただ、ここまで独身率が進んたProjectionは、男女平等じゃないですよ。同じ予想で、

 

女性の独身率は約18%、それに対して男性の独身率は29%。

 

で、これからさらに、75歳以上を除くと、男女の差はもっとひどくなる。というのは、75歳から、女性のほうが男性より多くなるので。

 

あ、昔からある男の人口を減らす一番効率の良い方法何か知ってます?

 

戦争です

 

だから、

まだ回答が見つからない問う現状認識に対して、昔に戻れというのは暴論でしかないわけです。

 

男が戦場で消費されたくないように、女だって昔みたいな隷属的結婚は嫌なわけです。

 

さらに、これも今日の記事ですが、

 

トップは46%!「離婚率」47都道府県ランキング、「伝統的に離婚率が高い」あの県がトップに

 

これも非常におもしろい。全国平均は今や35.52%、でも一番大事なことは、ちなみにTop 3は、高知、沖縄、和歌山です。

 

離婚率最低は東京都で、27.45%

 

話はちょっと飛びますが、Youtubeの人気動画のジャンルとして私が、’リベンジポルノ’と呼んでいるものがあります。で、これで一番多いパターンが、嫁いびりと、不倫する夫です。で、私なんかが見ていて、ふと我に返ってあきれるのは、

 

え、こんな男となんで結婚するの?です?

 

でも、もしろくに手に職もなく、若くして専業主婦になってしまったら、そう簡単に離婚に踏み切れないですよね。

 

それでも、今は、半分近くの人がさっさと婚家から逃げているというコトでしょう。もうこの流れは止められないでしょう。いやな結婚にしがみつく女性はどんどん減るだけでしょう。だから、この最初のような言説って、結局どうしたいのか非常に疑問を持つわけです。

 

さて、フランスの統計の話に戻って、この5つの条件と、出生率の推移をみると、やはり女性は、

 

安心して子供を産みたい

 

これを、ポリコレというのなら、アンチポリコレ、そしてもちろんアンチフェミの人たちは、端的に言って、

 

女性を男性に依存させて、子供をうませる

 

ということになりますよね。

 

いや、それは嫌です。今回はポリコレがなんで限定的に必要かという話は省いていますが、もう昔には戻れない流れだと思います。

 

あと、これってほかの依存と搾取の構造と全く同じで、より弱い立場にあるものがどんどん搾取され続け、可能性を否定されるというコトですから。

私なんか、’女ですが’、そこらの男よりよほどいわゆる理科系頭ですよ。これが高卒ですぐお嫁入とかだったら、たぶん気がくるって自殺してました。

そこまでいかなくとも、昭和の時代に20代を過ごしたので、今よりづっときつかったですよ。

 

ひるがえって、私はどんな未来が可能なのかと思うのか。まあ、だから草薙素子がヒーローなのですがね。

 

一つは、科学に頼る方法、

高年齢出産をサポート、奨励する

 

もう一つは、社会的常識を覆えす。

一妻多夫(2人か3人)を認める

 

だって、このほうが論理的帰結でしょう。

 

実は日本の場合、江戸時代の江戸は、事実上この状態を受け入れていました。上位の武士階級こそお世継ぎつくりのために、一夫多妻でしたが、庶民は完全に男あまりでした。

 

だからこそ、公娼、私娼あわせて売春が盛んでしたし、一方処女に対するこだわりは、平民にはなかったので、もと娼婦でも年季があければ、別に普通に結婚してました。

 

さらに、性的魅力の高い女性(江戸時代なので例えば小唄の師匠)が複数の愛人を持つことはほぼ当たり前のことでした。

 

大体、単純に考えて、一家に男が二人いたら、家事や育児の手分けがずっと楽になるでしょう。

 

私は、フェミニストの方に文句を言われると思いますが、自分の利益を自分できちっと管理できる限り、売春を職業として認めることに反対しません。

 

あと、これ直接関係ないのですが、こと不倫にかんしては子供がおらず、共働きで、モラハラとかDVとかがないかぎり、慰謝料払う必要ないと思ってます。一方、子供がいる場合は、親権のないほうが、養育費と、子供に対する慰謝料(親としての義務を放棄した)を払うべきだと思ってます。

 

まあ、だからこそくっついたり、離れたりして、家族を作ろうと決めたら、子供が成人するまでは、親としての義務を果たすべきという考えです。

 

で、それにしても、自分のキャリア、そして経済基盤を作って、心からそろそろ落ち着きたいと思えるのは、やはり30過ぎてからです。

 

’逃げ恥’で、わりと無視されているサブエピソードがるのですが、それが三十過ぎの男性と50歳の女性の恋愛関係。

 

アメリカの場合、卵子提供でも実子扱いなので、すでに60歳を超して初産しているケースもどんどん出てきています。器官の状態によりますが、現在の医学では、50歳過ぎても妊娠出産がかのうです。ただ、これまだ日本では認可されていません。

 

繰り返します、東京の離婚率が一番低く、フランスだって高年齢出産率は減っていない。これこそ、社会の変革と、科学技術の受け入れで少子化を止めることが可能でしょう。

 

大体人間は、自然をコントロールすることによって、ここまで地球で繁殖してきたのですよ。もちろん、ここに来てSustainableというKey 概念が重要になってきましたが。

 

少子化も同じだと思います。人生100年時代が始まるといっているときに、子供や男女関係だけ100年前に戻すなんて私から見るとバカげている。

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