えー、9月半ばから体調を崩し、その後しっかり9月18日のdomain契約の更新を見逃して、しっかり5日ほど、このブログがシャットダウンされてしまいました。すみません。
まあ、Domain契約とかサーバー契約の更新日はしっかりTaskに入れておくべきだったのに抜けてました。
さて、菅内閣があっという間につぶれて、私がぼーっとしている間に自民党の総裁選終わってしまいました。私はぼーっとしてましたが、今回の自民党総裁選挙は、コロナの緊急事態宣言下という異常事態だったため、
公開討論会がマスコミやSNSで行われ、その結果いつになく、国民が注目しました
本当に笑ってしまうぐらい皮肉なお話ですが、結局安倍派も押す、岸田さんが新総裁に選ばれました。
まだ、厳密には総理ではありませんが、まじかに迫った総選挙で野党が政権を取ることは、天変地異が起こっていてもないので、この人が新総理です。
さて、安倍派だと思い込んでいたので、最初全く期待していませんでしたが、この記事読んで少し気が変わってきました。
首相の座に就く岸田文雄氏はどんな人物なのか、慎重居士、リベラル派は日本をどう導くか
私は昭和の人間なので、なんだかんだ言っても池田隼人総理の高度成長期のことをよく覚えています。そして岸田さんは、池田総理がおこした宏池会のトップです。
そして池田総理こそが、まあ70年代の環境汚染やら、大都市への人口集中などの弊害こそありましたが、所得倍増計画を謳い、実際に1960年から1965年にかけて、これを実現しています。
なんだかんだいっても、日本がここまでの大国に慣れたのは、この池田総理の政策の成功によるものです。
この時の日本の経済成長の中心が輸出でした。まあ、今の中国なんてこの辺のことをしっかり勉強してここ20年位で、経済大国にのし上がったわけです。で、池田総理は、岸総理から綿々と続く安倍派とはずいぶん違う。
基本的に、ケインズ信奉者であり、ということは安倍派の好きな新自由主義とは違います。さらに、令和でもし日本が輸出で経済を活性化させるのでしたら、今日本がいまだに強いのは、ハードではなくソフトです。で、ここに来て、岸田新総理が、’鬼滅の刃’全巻読了で、敵の一人が推しだというツイートをしたので、若い世代が注目しています。
自民党の重要ポジションに安倍派の重鎮をすでに選んでいるからまあ傀儡と呼ばれているわけですが、一方で楽観的に見ると、歴史的に重要とされているポジションに安倍派の権力者を押し頂き、バカ爺にはわからない、今の日本の存続にとって重要な分野に、自分が選んだ人材を配置するというコトは可能ですよね。
あ、私は河野さんだめです。あの人余りに親中派で怖い。正直私にとっては、どうしようもない高市さん以上に怖い。だって、今一番世界で怖いのは中国ですから。中国の不動産バブルの崩壊がどう影響するかはこれからの様子見ですが、中国のTPP参加なんて絶対やめて欲しい。
それと、いいところのなかった菅総理ですが、それでも一つだけ日本の未来にとって重要な変革を行っています。それはデジタル庁の発足。まあ、個人的に枝野さんが日本の政治かの中では一番好きですが、彼の周りに人がいないというのが、今のところどうしようもないですね。
所で池田総理に関しては、極個人的なちょっとつながりがありました。私小学校の6年間、日本舞踊のお稽古にずーっと通っていたのですが、今振り返ると、このお師匠さんが、何気にすごかったのです。
なんと、池田総理のお嬢さんの一人が通っていたのです。で、小学校2年の時の発表会で(ちなみに、発表会は新橋演武場でした、ここ東京だと、歌舞伎座につくNo2なので、日本舞踊のおさらい会としては別格のチョイスでした。)ほかの数人の子供と駆り出されました。
出し物は’お夏狂乱’で、さらに、もう一人のわき役、馬子が、なんと当時の藤間流の家元であり、さらに歌舞伎役者でもあった、
松本松緑さんでした。
あ、お師匠さんは、日本橋浜町のこじんまりしたしもた屋に住んでましたよ。私はお稽古に都電で通ってましたっけ。もう、ざ昭和ですね。
あと、大人になってから、この本を読んで、またまた違う角度からの池田隼人像にふれましたね。
昭和のビジネス小説を確立した、城山三郎さんの力作です。なんせ日本銀行が舞台ですからね。
そもそも、戦前派は、戦後すぐのスーパーインフレを経験しているので、経済成長政策に対する傾向と抵抗が強い。所得倍増計画って、結構秘密裏に勧められたのですね。こちらが、Wikiまとめ、
所得倍増計画
ただ、安倍派などに比べて好感がもてるのは、もともと池田をはじめとする宏池派は、福祉政策をはじめとして自民党内ではハト派であり、リベラルなのです。
さらに、岸田さんのお父さんは通産官僚で、たぶん彼は高度成長期に自分の父親が奮戦しているのを見ています。
昔々、日本の通産官僚たちが、日本の経済発展を身を粉にして成功させていたので。まだ、戦前の記憶が残っていて、誰もが、
戦争より経済発展でした
今の日本は、経済的には彼らの遺産で生きているといってもいい。
一方で、平成からでしょうか、バブル崩壊後の日本経済の抜本的な建て直しはなされず、その代わりに安倍派を筆頭とする、経済音痴の右翼が政治の中心になっていったと思います。
いっぽうで、ケインジアンではなく、新自由主義にかぶれた日本上層部は、
この国の疲弊を加速した
だから、岸田新総理には、20年以上先延ばしになっている日本の経済の立て直しをして欲しい。
そのためには、
- DX
- 日本のコンテンツ
- Diversity,特に性差別の解消
- ライフバランスの推進
といったところを、重点的に取り込んでほしい。まあ、最初の二つは少なくとも大事さはわきまえているみたいです。ただ、残り二つに関しては、どれだけこの二つの経済的重要度を理解できるかにかかっているけど。
たとえば、日本の少子化はもう止められない。だから労働人口はへる。だとしたら、潜在労働力の活性化が必要。その最たるものは女性。そして、女性がきちんと働ける社会を作るためには、ライフバランスを可能とする、労働環境を整えなくてはならない。
さらに、労働人口が減る以上、とにかく生産性をあげるしかないわけです。
そして、他ではすべて負けていても、いまだに世界Topを握る、日本のコンテンツを輸出産業としてどう生かせるかもPoint、
あ、わすれちゃいけないのは、
日本そのものも売れるコンテンツですよ
ところで、CrunchyRollを買ったSonyは何ぐずぐずしているんですかね。