’シン二ホン’を読んでいて、安宅氏が呼ぶところの’じゃまおじ’の跋扈するこの国から、日本の優秀な人材が今やどんどん、海外に引き抜かれているという話が出てきている。

 

それはもちろんそうなのだけど、こと女性にかんする限り、そういう状態ははっきり言って日本円がある程度以上強くなって以来本当にずっと続いている。

 

少し前の東洋経済オンラインの記事に、こんなのがあった。

 

超優秀な女子に「日本という国」が生きづらい訳、彼女たちは決して日本が嫌いなのではない

 

内容は、100%私が知っている現実と一致します。

 

ただ、この記事そのものは、最後にだから何が言いたいんだということになると、完全に言葉足らず。そこで終わっては困るでしょうに。

 

まあ、正直この日本の’男女平等指数’の極端な低さがらみの話は、何度も書いているのでまた同じような結論を繰り返してもと、実はこの記事について書くのをかなり保留にしてました。

 

大体、私自身日本を出てきてしまった、Social Refugee、社会難民ですので、今更感もありましたし。

 

さて、’シン二ホン’がらみで書くことを初めたところ、今朝こんな記事を見つけた。

 

「私だって……」夫婦対等を願うのは女のワガママなのか?

 

いや、これ読んでもう心から唖然としました。

 

断言します。

 

’シン二ホン’をせっせと読んでいるオジサン(若い男性はそこまでひどくないと思う。)たちの半分以上は、自分の奥さんに関しては結構この記事のレベルと変わらないでしょう。

 

私はそのぐらい、日本の中年以上の男性に絶望していますから。

 

NewsPicksもね、正直女性ほとんど登場しない。

 

落合陽一との対談とかいうと、蜷川実花さんだったりするので女性で理科系で分析的でという人は登場しない。理科系でなくとも、本当に優秀な人は女性なら日本にいられない。

 

男のプライドとやらのせいで、真っ先につぶされるか、いいようにこき使われて燃え尽きるかどっちか。

 

そうでなければ、色ものか過剰適応するしかない。

 

私実は、日本を出る直前、今はもう大家になっている某作家さんを売り出した人に、色物として売り出されそうになりましたから、

 

さっさと逃げました。

 

いくら売れても、男に対して気を使い、基本卑屈さを抱えて生きなければならない日本で成功したくはなかったので。

 

まあ、そういう人は国外だったら日本とはかかわりなくてもたくさんいますよ。国連とかは、あそこで通用するような外国語の総合力のある日本人は、もう90%女性ですね。

 

日本人の男って、子供のころからエリートほどむしろ過保護で育っているから、そう欧米人なら当たり前の、ははは、

 

男子力、あるいは紳士力がZeroです。

 

Japan as NO 1とか言っていた、円をブイブイ言わせていた時代だって、一流商社マンの楽しみは、日本人が日本人の女性を使ってやっているピアノバーで、カラオケ歌うことでしたしね。

 

欧米の、父権ベースの男尊女卑って、日本の男尊女卑と違って実は男性にかかる負担が結構きつい。

 

準犯罪者レベルか、特にAfrican Americanの貧困層でもない限り、欧米人の男の子って子供のころから、まあカンカンに行ってしまえば’自立しろ’というプレッシャーの下で育てられますし。

 

だから、この記事のここを読んで本当にのけぞりました。

 

.….生まれた最初の子は非常に体が弱く……….。夫のサポートがあればどうにかやっていけるはず….でも夫は協力してくれなかった。育児休暇をとってほしいと言ってもとってくれなかったし、週末も『飲み会の約束がある』と出て行ってしまう。子どもが1歳になるころ、私も倒れてしまって……。夫は『限界だろ。仕事を辞めてほしい』と。私は夫が辞める選択肢もあると言ったんです。すると『男が仕事を辞められるわけがないだろ』って」

 

 

この記事は、こういう過去があり結婚して14年、45歳の専業主婦になっている方が、ロックダウン下で、在宅勤務の夫をまじかで見ていて、今まで押し込めていた本音と後悔が噴出してしまったということなのです。

 

ということは夫も40代中盤で、14年前は、20代ですよね。つまり、

 

今中年の男の、20代の認識ということです。

 

結局いまだ日本は、日本的社会に過剰適応した女性が、こういう脆弱で、無能で、プライドだけ高い男性を再生産していくパターンが蔓延しているわけです。

 

能力のある女性ほど、以前なら日本を抜け出していたのが、最近は日本のOld Economy が緩くなってきているので、勝手に水面下でお金をもうけて出しているのではと思います。

 

だってそうでなければ、今のホストクラブのあそこまでの興隆は説明できないでしょう

 

昔のホストクラブは、圧倒的に高級風俗嬢が太い客層の中心だったと思います。

 

でも、いまは風俗業そのものがどんどんデフレを起こしているのが実情です。

 

で、それもあって、社会全体のゆがみがどんどんひどくなっていますから貧困女性、特にSingle Motherが増えてもいるわけです。

 

ただ、表立たないということは、Businessのベースがたぶん表のBusinessのもうけに規制されたり、基本情報弱者を食い物にするものが多いのかもしれません。

 

そして、お金儲けに走れない女性はどんどん

 

オタク化します。

 

若い男性も、未来がないという意味では同じなのでオタク化は進むでしょうね。

 

大体、ここ数年のコンテンツでやはり一番勢いのあるタイプは、異世界転生もので、しかもチート的強さで、転生先でゼロから世界を作るなんてのがうける。

 

その最高傑作が

 

転スラですよ。

 

ちなみに、リムルちゃんて、転生前は童貞設定なので、オジサンと違って原罪がないです。

 

ともあれ、私は逆にここまで時代遅れの男尊女卑が蔓延する日本にこそチャンスがあると思います。

 

そう、日本女子、夫にバカにされているおばさん、貧困女子、家庭内で肉親に暴行を受けて一度は壊されたJK, 確かにあなたたちを守るものはいない。でも、日本の男はそんなに強くない。あなたたちが彼らの下に甘んじる必要はない。

 

日本人女子の皆さん、ロックダウンは千載一遇のチャンスです

今こそ、主権を取り戻しましょう。

 

そして、’シン二ホン’は、若者だけでなく、彼女たちの再教育にリソースを活用すべきです。

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