トランプと共和党の多くが、この危険でバカげた選挙不正陰謀をまき散らす理由がはっきりしてきました
基本的に、金曜日でトランプがどうにかなると思っていた、
大統領選挙結果をひっくり返す
という目論見は崩れました。
アメリカのNewsを普通に追っていた人間なら今更ですが、トランプ側は、
本気で、最高裁がトランプに大統領を手渡すと思っていた
今の最高裁は、戦後の歴史に類がない、
6人が超保守派という構成です。
さらに、この内
3人はトランプが任命した最高裁判事です。最後に押し込んだ女性判事にいたっては、リベラル寄りであるだけでなく、非常に敬愛されていたGinsberg判事がぎりぎりに亡くなったのをよいことに、超スピードで押し込みその意図は、どう考えても選挙に対する何らかの予防線ではないかと分析されていました。
実は、トランプ側は選挙で実際に勝つ可能性は今年の頭の段階でかなり低いと考えており、選挙で負けたときの対策についてこの時点ですでに策を練り始めていたことが先週暴露されました。
とにかく、この最高裁の結果はショックだったようで、逆にトランプサポーターが
いかに司法というものを理解していないかを示しています
判決文は費用に短い。ここにまず英語の全文をコピペします。
The State of Texas’s motion for leave to file a bill of complaint is denied for lack of standing under Article III of the Constitution. Texas has not demonstrated a judicially
cognizable interest in the manner in which another State conducts its elections. All other pending motions are dismissed as moot.
基本的に、この判決は全員一致で、内容に関しての反対意見はないです。そしてその理由を簡単にまとめると、テキサス州はなぜ接戦州4州を訴えることができるのか、その理由を示していない、ということ。
つまり、訴訟の内容以前に訴訟を起こす権利はないといってます。そして、これはテキサス州を対象にしてますが、同様に他州も同じだと破棄してます。
で、訴訟を起こす権利がないので、9人のうち7人は、正式に登録することも認めてません。
Statement of Justice Alito, with whom Justice Thomas joins:In my view, we do not have discretion to deny the filing of a bill of complaint in a case that falls within our original jurisdiction. See Arizona v. California, 589 U. S. ___(Feb. 24, 2020) (Thomas, J., dissenting). I would therefore grant the motion to file the bill of complaint but would not grant other relief, and I express no view on any other issue.
ただ、次の分で、二人だけは、この訴訟の登録は許すといってます。ただしその後すぐ訴訟そのものに関しては破棄するといってます。
この、いかにも司法的な分かりにくい差をうまく例えてくれた人がいたのでそれを紹介すると、
’7人は、中に入れないだけでなく、呼び鈴もならすなといっていて、2人だけは呼び鈴はならしてよいといっている、ただし中に入れないことにかわりないけど’。
一言で言って、
実も蓋もない破棄です
結局トランプという人は、いままでいろいろな訴訟を起こされたり、起こしたりして、それを高額の弁護士を雇って今現在ほとんどすべて致命的な判決を避けつつやり過ごしてきた人です。
でも、腐っても三権分立、
最高裁が憲法を無視することはあり得なかった
この結果により、トランプが何らかの形で司法の権威を借りてBidenから選挙結果を盗むことは全く不可能なことが証明されました。
この先はもう、完全に、
法律とは無関係な’内戦’、’テロ’、’クーデター’の可能性しかないのです
では、トランプは本当にそんなことが可能だと思っているのでしょうか。
たぶんさすがのトランプも最後の頼みが拒否されたことで、それを信じているとは思えません。
では、負けを認めるのか、
いいえ、それもないです。では何故か
その質問にとても明快な答えをあげているのがこの動画です。
実はトランプ、選挙以来ずっと、この紛らわしい’Fund’名のもとに、Fund Raising をやっていて、その合計がすでに、日本円で
250億円近い
で、この基金は、まるで共和党の大統領候補であり続けるトランプの選挙資金に充てられるようなADを売ってはいますが、その実、
すべて、トランプの自由になるお金です
まあ、今はクラウドFundingの時代ですし。そもそもトランプってブランディングだけで、お金をかき集める天才であることだけは認めます。
このFund Raisingに対して今意義を唱えているのは、民主党ですらなく、
共和党の選挙本部です。
トランプは、自分のためにお金を集めているので、いわば共和党の選挙資金に流れるべきお金を横取りされている形になります。
もともとトランプは自分のことしか考えてません。さらに今の共和党サポーターの過半数がトランプサポーターなので、新しく当選した共和党議員さんたちも、
トランプサポーターなしにはやっていけない。
では、このまま何も変わらないのでしょうか。
その答えもかなりはっきりしてます。
1月20日までは、たぶんあまりかわらない
ただ、法律上トランプが前大統領となる日、彼はすべての大統領特権を失います。
たとえば、今現在トランプがいかにデマを流しても、
Twitterはアカウントの削除だけはできない
でも、トランプが大統領特権を失うと、一般人と同じように、デマを垂れ流すアカウントは削除されます。
そしてなによりも、
対ラトンプ個人、そしてトランプのビジネスに対する訴訟がすべて動き出します
そしてその多くは、トランプがたとえ自分自身にPardon (免罪特権)を与えても逃げることのできない、州管轄の訴訟です。
アメリカのコロナの死者は30万を超しました。すでに一日の死者が3000人を超える日々が始まっています。感染数のほうも、一日20万人越え。
バイデンさんの就任式まで後38日、単純計算して、
死者の平均を一日2500人とすると、95000人、
感染数の平均を一日20万人とすると、760万人、つまり
就任式には、死者40万人越え、そして感染者2000万人越えがほぼ確実になってきました。
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