日本では、いまだ日本オワコンとか言う言説や、上級市民VS下級市民みたいな話が盛り上がってますが。

 

そうこうするうちに地球温暖化は着実に進行し、それとともにプラスチック廃棄物の問題が深刻化しています。その点から見ると、いまデジタル・エコノミーを中心に発展している東南アジアそして中国南部は、この先日本以上に脆弱です。

 

私はアメリカにいる時はペットボトル使いません。キッチンの水道には浄水器をつけてますし、オフィスではフィルター付きの水差しを常備してます。ほんとこんなことしかできないのかというくらい情けない。

 

娘がいて、まだ今のバカでかい家を売る時期ではないのでエネルギー効率がよくありませんが、エアコンの温度を高くしたりまめに切ったりするぐらい。

 

もう少し金銭的余裕ができたら、早いところ車をPlug-in Hybridに変えたい。

 

なんで、こんなに弁解がましいことを言っているかといいますと、これが

ダメな大人たちのGretaのスピーチに対する、一番率直な反応ですから。

 

私は、そろそろアメリカでもさすがに少数派になってきた、’気候温暖化’を否定するバカではありません。私の場合、以前知り合いがNASAそしてなによりNOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration)にいましたので、この件に関してはかなり専門的なこともしってました。

 

NOAAは、気候と、これを多大に影響する海洋そして海流の状態をモニターそして研究するアメリカの科学組織です。

 

例えば、ここ数日のアメリカは、典型的な’温暖化プロセスの第二段階’の様相を呈しています。

 

つまり、アメリカ大陸の大部分は、9月半ば過ぎても、繰り返し記録破りの猛暑に見舞われていますが、一方北西部から中西部の北部は、記録的な豪雪に見舞われているのです。

 

これって簡単にいうと、どんどん熱い空気の塊が強くなっている一方で、まだそれが世界全体を覆い尽くすほど強くはなっていないので、弱いところから寒気が吹き出しているからこそ、起きている気象パターンです。

 

このまま進行すると、最終的に今より温暖化が進んだレベルで恒常化します。そしてそのレベルに達すると、もはや本当に、

世界のオワコンです。

 

そういえば、1週間ほど前に、アメリカの投資銀行の大手、Goldman Sachsが、34ページに及ぶリポートを発表しました。内容的にいわば新しいことはありませんが、こうやって本来投資とお金に集中している組織による発表というのは、危機感が高まっているのだなと言う感慨があります。

 

Goldman Sachs released a 34-page analysis of the impact of climate change. And the results are terrifying.

 

まあ、ETF(Exchange Traded Fund)の最大手であるBlackrockは、すでに2016年には、温暖化を、リスクの一つとして正式認証してます。さすが、一番ハイテックな投資会社の面目躍如。

 

税金とか社会福祉みたいな話になると自己中ばかりのハイテック業界も、コト温暖化に関しては最初から、危機感持ってますし。

 

日本にもどると、いいところもまだ駄目なところも目に付きます。もっともアメリカに比べるとずっとまともだけど。アメリカってまだゴミの分別本当にしないところが多いから。日本だったらマクドナルドでも、ゴミ分別するでしょう。

 

と、久しぶりに温暖化危機について思わず書いてしまった、その原因となったGreta Thunbergさんのスピーチです。まずは、Youtubeを、

 

 

割とゆっくり、そしてはっきり喋っているので時々聞き取れると思います。

スウェーデン人なので、英語は第二言語。難しい単語は殆ど使ってません。

 

彼女は今現在16歳。8歳のときに温暖化について学び、 大人が’何もしていない’ので、それがきっかけで、うつになり、一時期は食べることも、話すこともやめたりしたそうです。

さらに、この状況がきっかけでアスペルガー症候群の診断もくだされてます。

私なんて、アスペルガーと聞いて最初に思うのは、多分この方ものすごく頭が良くて、コト自分の信じることに関しては、

全くぶれない。

のだと思います。

 

だから、このVideo見てて、私はもう正直いたたまれなくなった。

 

とにかく、自分の両親も完全に追い詰めて生活を変えさせています。

 

Vegan切り替え、さらにお母さんの’オペラシンガー’としての国際キャリアを諦めさせたというから凄まじいです。(それまで飛行機移動が多かったというのが理由)

 

アメリカの銃規制の言説をいっぺんに変えてしまったのも、JKでした。あれからたかだか1年半しかたっていないのですね。

 

エマ ゴンザレス 18歳、アメリカの癌を浄化する高校生カリスマ、アメリカの銃規制の行方が注目されます

 

もちろん、未だにアホな共和党右翼や、トランプサポーターはものすごく反発しました。だからYoutubeでは、いいねといやだがほぼ同数。

 

さらに、いわゆる古株の’環境活動家’の中に反発する人もいます。とくに男性の場合はね。

 

そりゃー、JKに痛いところつかれたのでしょう。でも、基本彼女のおかげて、今一マンネリ化していた温暖化阻止のための各種動きが、もうものすごい勢いで

活性化しました。

 

正直、容赦のない彼女のスピーチは、視聴していて怖いです。でもだからこそ一度視聴したらもう絶対忘れない。

 

これはすごいことです。

 

あまりながくはないので、ここにトランスクリプションを貼っておきますね。基本語彙は日本の中学卒業レベルで大丈夫なはずです。

 

How dare you !!というのは、よくもまああなたたちは、みたいな表現です。ところどころ、わかりにくいかもしれない語彙だけ、訳をいれました。

 

***********************************

“My message is that we’ll be watching you.

“This is all wrong. I shouldn’t be up here. I should be back in school on the other side of the ocean. Yet you all come to us young people for hope. How dare you!

“You have stolen my dreams and my childhood with your empty words. And yet I’m one of the lucky ones. People are suffering. People are dying. Entire ecosystems are collapsing. (生態系全体が崩壊しつつあります。) We are in the beginning of a mass extinction(種の消滅), and all you can talk about is money and fairy tales of eternal economic growth. How dare you!

“You say you hear us and that you understand the urgency. But no matter how sad and angry I am, I do not want to believe that. Because if you really understood the situation and still kept on failing to act, then you would be evil. And that I refuse to believe.

“The popular idea of cutting our emissions in half in 10 years only gives us a 50% chance of staying below 1.5 degrees [Celsius](摂氏), and the risk of setting off irreversible chain reactions beyond human control. (取り返しのつかない人為的にはもうコントロールできないチェーン・リアクションがはじまる。)

“Fifty percent may be acceptable to you. But those numbers do not include tipping points, most feedback loops, additional warming hidden by toxic air pollution or the aspects of equity and climate justice. They also rely on my generation sucking hundreds of billions of tons of your CO2 out of the air with technologies that barely exist.

“So a 50% risk is simply not acceptable to us — we who have to live with the consequences.

“To have a 67% chance of staying below a 1.5 degrees global temperature rise – the best odds given by the [Intergovernmental Panel on Climate Change] – the world had 420 gigatons of CO2 left to emit back on Jan. 1st, 2018. Today that figure is already down to less than 350 gigatons.

“How dare you pretend that this can be solved with just ‘business as usual’ and some technical solutions? With today’s emissions levels, that remaining CO2 budget will be entirely gone within less than 8 1/2 years. (今現在の排出レベルだと、許容範囲の炭酸ガスレベルは8年半でつきてしまう。)

“There will not be any solutions or plans presented in line with these figures here today, because these numbers are too uncomfortable. And you are still not mature enough to tell it like it is.

“You are failing us. But the young people are starting to understand your betrayal. The eyes of all future generations are upon you. And if you choose to fail us, I say: We will never forgive you.

“We will not let you get away with this. Right here, right now is where we draw the line. The world is waking up. And change is coming, whether you like it or not.

“Thank you.”

 

水浸しにならない田舎に逃げれば住むという問題ではないのです。いまある生態系が崩壊してしまうと、同じようなレベルで食料供給を保つことがまずできなくなります。

他にも、今は熱帯に閉じ込められている形の、疫病そしてそれを媒介する昆虫などがどんどん勢いをまして北上します。いや、もう始まってるし。

 

私の娘も、16歳。

 

Veganはともかく、まず豚肉と牛肉はやめます。Carbon Footprintをへらすべく頑張らなくては。

 

例えば日本の場合、ほかはともかくペットボトル依存はやめられるかも。分別はすでにしっかりやっているから。

 

もともと、交通機関ということに関しては基本アメリカよりずーっとまともですし。

 

正直、初めて’Carbon Footprint’の減らし方について、もっと情報を集めようと思いました。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA