もし私が日本にいたら娘は女子校に通わせていた、理由はシンプル、日本はいまだ男尊女卑社会だからです。

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私自身F葉出身、中高6年を女子高ですごしました。ですから、昨日この記事を見つけたときに無視できませんでした。

男子御三家の男性教員が実娘を女子中高に通わせてホクホク顔のワケ

女子高って、日本の男性から基本かなり誤解されていると思います。

女の園だから、

きっと陰湿で、いじめとか大変で、あと勝手な妄想もあるでしょう。

幻想をぶち壊すようで申し訳ありませんが、全く逆です。

男がいないので、

皆基本、ジェンダーのステレオタイプなどガン無視です。

結局、日本みたいにひどい男尊女子社会だと、男がいるだけで、

男の評価を基準にするようになる

まあ、学内カーストと、それがらみのいじめや陰湿な関係で一番有名な共学校というと、なんといってもk応あたりだと思いますが、明らかにこの学校をモデルにしたと思われるこの小説は一読おすすめです。

カースト上位に収まれるような家庭環境でないのなら、こういう共学校には、死んでも娘なんて生かせませんね。

これかの東電OL殺人事件を題材としてるということで有名になった小説ですが、私が一番グロテスクと感じたのは、スクールカーストそのものと、それになんの疑問も覚えない子供たちでした。それに比べれば、キャリアガールが、自分の性的価値を拗らせて売春していたなんて話は、むしろ分かりすぎて哀しいだけです。

一方、この記事には別の本が参考にあげられてましたが、女子校そして女子校育ち とはなんなのか、一番お勧めしたいのはこちらです。

中村うさぎさんに対しては、いつも’あー、私がもし日本に居続けたら同じようなやばいことやりまくっていた気がする’と思いながら読み続けているファンですし。

後、三浦シオンさんにかんしては、とある女子校舞台の小説を読んでいて、えー、これって横浜F葉じゃない? なんか私のF葉時代と似たような話が多いんですけどとおもっていたら、本当にそうでした。

三浦さんは、もう若い時から老練さを感じさせる小説家で、しかも何本もの小説が映画化もされているすごさですよね。(アニメ化と映画化両方なんて言うのが複数あるのすごい。)

でもこのひと、エッセイでも、少し前なんとアニメ制作会社の立ち上げに参加したぐらいの本気で、筋金入りの腐女子です。もちろん、その気持ちわかる。

そして、なんだかんだと女子校時代の友人とは、長続きしてます。

私の場合、F葉の最初のクラスで一緒になった友人が、私をしつこく探してコンタクトをとってくれたので、2015年から、中高時代のもと同級生たちと、連絡取れるようになってます。

女子校で育って、困ることはひとつしかないです。

男をうまく落とせない

すくなくとも、根っこに日本的男尊女卑をきっちり抱え込んでいる男は、共学で育たないと、からめとるように落とすことはできないのでしょうね。

まあ、昨今は、共学にいても、腐女子ー女子オタクというかたちで、最初からカースト参加放棄することも可能になってきましたが。

私の場合は、結局アメリカに

日本的性差別から文化的亡命したのだと

かっこつけてますが。

もちろん、アメリカだっていろいろ根強い性差別はあります。でも、世界的な流れとして、過去数十年間に、色々試行錯誤を繰り返しながら少なくとも社会レベルの政策、そして制度としての変化が大きいのです。

その点日本は、いまだに特にオジサン層の無知、無自覚がすさまじい。

明日もう一日この話題を続けますが、一つはっきりしておきましょう。

女が陰湿になるのは、男が絡むときだけ

でも、私は女子校育ちなので、別に男に自分の価値を定めてもらわなくても一向に問題ないので。

私は妹が二人いますが、真ん中は共学へ行って、その後公務員だった時期も含めいじめにあってました。でも、その分彼女は自分の価値は自分で決めることができる大人に育ちましたし、拗れてはいても、男尊女卑を日夜蹴散らしています。

一方、一番下の妹は、いわゆる、

男尊女子でした。

ずーっと時間が経ってから、彼女がいじめをする側にいたことを知ってがっくりしましたが、これはもう姉として正直忸怩たるものありました。

ちなみに、この造語?!は、かの酒井順子さんのもの。内容は私には少しライトすぎましたが、たぶん読みやすいですよ。