正直年末の、伊藤詩織さん民事訴訟判決と、ジェンダーギャップ121位で最低記録更新この二つがきっかけで、ここ一か月ぐらい日本のこの問題に絡んで、かなり書きまくっている私です。
で、今朝この記事を読みながら、ふと思ったのです。
日本とドイツではなぜコアな理系の女性が極端少ないのか
今の状態、いくらオジサンに切れても正直なところ何が変わるわけではない。
一方、お正月休み前後から、週末妹(中小企業の社長)とかなり長電話(iPhoneのFacetimeなので、余計な料金は一切かからない。本当にいい時代です。)を繰り返したのですが、まあ私が丁度、この件で頭にきていることもあって、彼女のたまりにたまった本音なども聞けて良かったのです。
ただ、彼女自身が、社長でありながらオジサン忖度にいわば洗脳されていることにも気が付きました。
まあ、他人を変えようするのは大変だし時間もかかりますが、それに比べれば女性自身がいろいろと行動を変えるのは本人の意思の問題だとおもうので。
では始めましょう。未来のオジサン忖度を減らしたいので、お母さん方への提言からはじめますね。
1.お母さん方、男の子にも家事をやらせよう
日本人女性って、とにかく家事をやりすぎ
最近話題になっている名もない家事とかは、わりと家族全員に分担すると結構’予防’できるものなのです。
まあ、口をだすより、自分でやったほうが早い。
きちんとしていないと気がすまない。
こういう問題もあるのです。
洗濯やら、ごみの分別は絶対家族全員にやらせましょう。
さらに食事ですが、基本週日は、ちゃんとした食事なぞを作る必要はなく、
’栄養管理’だけすれば十分です
日本の男は、母親が世話を焼きすぎるので世界一注文が多い。
私は、アメリカの標準と比べると、まあ料理をしすぎるたちですが、それでも週日の娘の朝、昼は簡単そのもの。
朝は、ミルクとOJと卵白オムレツ(卵白だけのものが手に入ります。)
昼は、リンゴとチーズとスナックとジュース。(今、お昼が早すぎる時間になってるので食べやすいものだけです。)日本のお母さんのお弁当とかもう凝りすぎ。
夜も、水曜日と金曜日は外食で、残りは基本、生野菜(娘はサラダが嫌いなので、たいていは生のブロッコリーと、ニンジンと、ラディッシュの組み合わせ)あとはパンとタンパク質(有機のチキンソーセージか、冷凍魚フライ、こちらはノンフライ調理ですが。)
あと、少しずつですが、料理の基礎も教えましょう。もちろん週末時間があるときの話ですが。
あ、もし料理とか嫌いでしたら、それはそれで一向にかまわないと思います。日本は冷凍食品の質も高いし。
2.お母さん方、自己イメージを娘に押し付けるな
まあ、私の場合母とはいろんな意味でうまくいきませんでした。でも、子供心に一番いやだったのは、
’理屈っぽい’
と、言われることでした。
幸い、私は女子校に進学したのと、父が娘しかいないので、あまり’いわゆる女性的’反応をしない私が、生物学的には女性であることをつい忘れてくれたりしたので、拗れはしたものの、過剰適応はしないままに育ちました。
少し前どこかで読んだ統計ですが、日本のお母さんは娘より息子を欲しいと思っている人が多いのだそうです。
これは基本儒教圏の傾向です。
西欧の場合、やはり近しくなるのは同姓の親と子同士。
私は、正直娘で本当によかったと思っている母親です。
さらに、娘が自分と似ているところもある反面、まったく別個の人格であることに割と日々感動してます。
まあ、娘との関係なんてことを深堀すると長くなるので、この延長でつぎいきましょう。
3.自分の黒歴史を、一般化するな
昔、実家の近くに洋食屋があって、一時期そこでやたらランチを食べていたことがありました。で、なぜか割とそこのマスターの奥さんともまあ顔なじみになったのですが、そんなある日、彼女がなぜか突然こういったのです。
’Yちゃん、女は罪深いのよ’
後で聞いた話によると、なんか略奪婚らしかったのですよ。
でも、なんでそこで
’女は’
なんだ。
’お前が罪悪感に酔いたいからって、ほかの女を勝手に巻き込むな’
といいたい。というわけで、自分がダメだったという過去を、女だからと一般化するのはなしです。さらに、そういう言質の多い女性からは
逃げ出しましょう。
4.女性を守るつもりで、女性の可能性を狭めるな
これは実は、妹と話していてすごく気になっていて、同反論するべきかしばらく考えていたのです。
妹の会社は、ゼネコンの下請けで、現場の作業員さんはいわゆる3K仕事です。
ですから、営業でも現場に出ていかなくてはならないし、いわば日本の業種のなかでも、特にジェンダーギャップがきつい。
でも、だから内の仕事に女性は雇えないと、はなっから決めつけていたのでそれに反論したわけです。
自分は家業だから頑張ったけど、これをほかの女性にやらせるのは可哀そうだという言い方をするので、それは違う。女性だっていろいろだし、なんだってうちのばあい、給料と福利厚生は充実しているしと、納得してもらいました。
くれぐれも、ほかの女性には可哀そうという発想に陥らないように。それって、自分は女だけど特別だからって言ってるだけですから。
5.実害がないかぎり、オジサン忖度には徹底的に反論(怒れ)
今日は、妹関係満載ですね。
彼女の得意先のひとりに、とにかくうっとうしい昭和おやじがいます。仕事はできるし、頭もいいのですが、とにかくひどい。
高卒でも、独学で一級建築士の免許もとってるのですが、とにかくこと性差別、セクハラ全開の言動が絶えないのです。
彼の場合、実習生という形でフィリピンから人を連れてくるので、頻繁にフィリピンを訪れ、そこでフィリピン女性の愛人を複数つくり、しかも行くたびに買春に余念がない。
妹は、男性のみの部下とともにそういう話に繰り返し突き合わされ、そろそろ切れかけてます。まあ、実際にまだ切れるまでに至らないのは、一応彼のビジネスをキープしたいので。
その男性が、最近どう風向きが変わったのか、私にも挨拶したいというので、私は妹に、
いや、無理だから、絶対切れるから
と断り、会社の会議室で昼間短時間だけならOKと条件付けました。
正直、これがそもそもだめで私日本を飛び出したのですよね、今振り返ると。
2015年以来、日本に定期的に戻ってますが、なんせ妹の会社の相談役みたいなことをやっているので、あまりオジサン嫌な思いをさせられるという機会が減ってしまって、私は舌鋒をふるってません。
でもまあ、年末の一連のできごとで、私の大好きな日本ではありますが、ちょっと冷水を浴びせられた状態ですね。
6.女性にはできる限り、チャンスを与えよう
先日、三菱モーガンスタンレーの話を書きました。あの後、私は妹に、そんなセールスは出禁にしてよといったのですが。
なんと、そのセールスのかた、女性だったのです。
で、私仏心を起こしました。
半分外資系で、セールスで女性でって、かなり大変でしょうね。
というわけで、ともかくもう一度だけ話をしてみることにしました。
そういえば、2年前に男性軍の反対を押し切って雇った営業の新人も女性です。
この時の男性軍の反発の根拠が本当にオジサンそのもの。
彼女、かなり太っています。といってもとてもエネルギーがあって、さらに前向きで、とにかく私と妹はもう一発で、絶対この人に来てもらおうとすぐ決めたぐらいなのですが。
さらに今後、とにかくできるだけ女性を積極的に雇用し、そして女性が働きやすい職場にしていきたいとも思ってます。
そのための生産性向上であり、働き方改革ですから。
7.女子力なんて、犬にでも食わせましょう
令和になったんです。
21世紀も、もう20年たったんです。
なんでいまだに、昭和のオジサン忖度、’女子力’なんてもの気にするのです。
実害がないかぎり、’女子力’の提供は拒否しましょう。
でも、あなたの職場でもしいまだにお茶くみを女性だけがやらされるのでしたら、早いところそういう状況からぬけだすべく、スキルを身につけ努力するだけです。
いや、私は’女子力’高スペックですという方、スペックの種類により、
-
感情商売で金を稼いで、起業
-
高賃金家政婦として金を稼いで、起業
という風に、生かしてはいかがですか?
あと、以前にも強調しましたが、
’丁寧な生活’
とかに憧れるのはやめましょう。まあ、どうしてもここに人生の目的がある方はいいです。
家事はずぼらでいい。どんどん家電を取り入れよう。でも、基本物は少ないほうがいいです。だって、メンテが楽だから。
そして、はなっからあなたに’女子力’を期待しない男子とお友達になればいいでしょう。
結婚は、
正直なところ、結婚なんて人生100年時代に、30前にする必要ないです。
これから、Medical Technologyの進歩次第では、別に子供産むの、40代いや50代でも、経済力さえあれば問題ないですし。
さて、最後に一言、’女子力’の頸木から解放される以上、よもや
男の甲斐性をいまさら持ち出さない
でね。