そもそも、昨日の記事の前に、こちらの記事が目に付いたのですよね。

 

「完全に私怨です」上野千鶴子はなぜフェミニストになったのか

 

実は私個人的には上野千鶴子さんがあまり好きではないです。

 

あ、彼女がやってきたことは、なんだかんだといっても非常に重要だと認めてますし、あと、’おひとり様’なんて秀逸なネーミングをすることによって、無視されていた現実を、うまく抽出した手腕もすごいと思います。

 

ただ、個人的には

 

いやー、さすが京大出のエリートですよね

 

とうんざりさせられることが多かったのです。

例えば、昔々今考えるとバカみたいという内容の、アグネスチャン論争という事件がありました。そもそもアグネスチャンが、子供を仕事場に連れてきたことに対して、林真理子をはじめとする、女性がまあ、批判したわけです。

(林真理子に関しては、すごい才能なのですが、究極の男尊女子でどんどん辛くなってきてますね。)

で、それに対して上野千鶴子さんを筆頭に、Feministの方々がやり返したのです。

私はもちろん、上野さんの立ち位置に100%賛同だったのですが、その時の文体に

非常にうんざりしました。

 

私の母に聞いたら、ひとこと’アグネスチャン’いじめる人嫌いとまあ、非常に感覚的な反応しか出てきませんでしたが、ということは、感覚レベルではむしろ林真理子側への反感のほうが女性側に強かったと思うのです。

 

ところが、それをあの頃のフェミニストはとてもうまく利用していたとは思えない。上野さんは何を勘違いしたのか、今でいう、

’煽り口調’を使用したのです。

 

上野さんは、とにかく露悪的というか、割と下品な言い方をすることこそが、逆に男性から押し付けられたステレオタイプから逸脱するために正しいと思いこまれている節があります。

 

でも、正直似合わない。慣れないこと、似合わないことはするもんじゃない。

 

啖呵を切るのは、凄味をだすためです。

慣れない人が啖呵を切っても、ただ下品なだけです。

 

まあ、これだけだったらそこまでこの人を避けなかったと思うのですが、もう一つ彼女はエリート臭ぷんぷんの発言をしてます。基本男性むけなのですけどね。

 

私は、女性と男性の言語のバイリンガルなんです

 

いやー、普通に知性があったら多かれ少なかれ、

 

女性はバイリンガルです、ただそれを表にださなかったりもする

 

こと、社会に差別構造が存在する場合、必ず上位クラスは、被差別クラスのことはある程度以上分からない。

だって、理解するためには’対等’であることが前提でしょう。力のないものは、力のあるものの意図を理解しないと生存にかかわるので。

私なんて、日本でフリーライターやっていたころなんて、うちわじゃほとんど漢言葉でしたし、さらになんの因果か今は亡き父に、ときどき息子扱いされてました。

(まじで、父と私がカジュアルなカウンターレストランで話をしていたら、そこのオーナーの女性がちょっと割り込んできて、それに対して父が’今男同士の話してるから邪魔’と言い返したときには、さすがにびびりましたが。)

 

割と、同性から見て繰り返しますが、知性がある女なら普通にやっていることを、男性相手に上から目線だ話しておられたのですよね。だから、私の世代では上野さんにが手っていう人しってます。

 

とわいっても、日本に、Feminismを学問として打ち立てた功績というのは買います。確かにアメリカのFeminismの翻訳分も大きいけど、これはまあ日本の学界全体のお家芸だからとやかく言うべきことじゃない。

 

その意味では生理的には実は苦手ですが、(私は理系でしかも、一番数学が好きなので、情念は単に苦手なのです。)田中美津さんのオリジナリティは、上野さんよりずっと深いと思いますよ。

 

と、こんなことばかり書いていると、日本のオジサンたちに’あ、女は女の敵’みたいなこと言われるのでここでひっくり返します。

 

この今回の記事を読んで、こんな京大出のエリートでも、(正直、京大って、理系ではもう東大よりずっと尊敬されてますね。何しろフィールズ賞二人だしてますから。東大って、上級市民を作るブランドという感じで、あまり本質的な頭の良さを感じないのです。)

 

これだけの私怨を抱え込んでいたんだと感動

 

まあ、私もうババアだし、彼女はエリートであることを正しく利用して、いまだに日本のどうしようもない男女差別構造に対して攻撃し続けているし。しっかり本注文しましたよ。

 

あ、そういえばさっきベルリンにいる仕事がらみの友人と、一応仕事のZoomをしてましたが(80%は雑談、というか私が圧倒的にしゃべる。この方はいつも楽しそうに私の話を聞いてくださるのでつい喋りすぎる。)呪術廻戦’がらみで、令和のキャラ設定の基本はという話をしてました。で、

 

女の子はバリバリ煽り、男の子はマイペース

 

そうか、ふと思った、平成の終わり、禰津子は

 

口枷をはめられたまま、戦っていた

 

大体、ツンデレとかもはやぶりっ子と同じだし。で、大事なことは、

 

禰津子は、すでに萌キャラからは100%逸脱してました。

 

さあ、煽りまくるぞ

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