アメリカ大統領選挙についての日本人論調について、アメリカ在住の私が突っ込んでみました。

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例の上念司のYoutubeでびっくりした私ですが、まあこの人あのケントギルバート氏と仲の良い方なので当然と言えば当然のトランプびいきでした。

日曜、月曜と続いた胃腸の具合もだいぶましになってきました。

で、今朝もいつものように各種ニュースサイトをチェック。

今現在、基本毎朝チェックするのが、

東洋経済オンライン

ダイヤモンドオンライン

日経ビジネスオンライン

日経クロストレンド

プレジデントオンライン

です。このうち、東洋経済オンラインと、日経ビジネスオンラインと、さらに日経クロストレンドは有料会員になっています。

基本、日本の新聞社のサイトはチェックしません。だって日本の新聞記事って本当に

浅い

たとえ私自身のアメリカ政治から見た立ち位置が、リベラルよりでも日本の新聞で読む気になるのは日経だけです。まあ、基本的に経済関係の記事を読むのですが。

そして、もっと大きくニュースを拾うのは、Google Newsの日本語版と、英語版。

さらに、政治関係の細かいニュースを拾うのに便利なのは、

Democraticunderground

民主党サポートの、巨大なメッセージボードです。ちなみにここはサイバー攻撃を受けて、2016年の直後2週間近く、Black outしてしまいました。

ここの、Trendと、Latest Breaking Newsというスレがアメリカでの最新ニュースを拾うのに非常に便利なのです。LBNに投稿するには、もとのサイト明記かつ、本当に最新ニュースに値するのかというかなりきつい縛りがあり、さらに’意見’に当たるものをここにあげてはいけないことになってます。

今現在、一番話題になっているLBNの記事はこちら、

Hundreds of Trump supporters stuck in the cold for hours when buses can’t reach Omaha rally

どうやら昨晩の、ネブラスカ州のトランプ応援大会で手際が悪く、参加者を数時間にわたって夜の氷点下近い野外に置き去りにしてしまいました。7人も病院に運ばれたそうです。

トランプは、平然とコロナ禍でも何もフォーマットを変えずに応援ラリーをしてます。一方バイデンは、同じ応援ラリーといってもいろいろコロナに気を遣うのでs

地味

で、トランプに意気地なしだの、隠れているだの言われています。

で、たとえば昨日の日経ビジネスの記事にこんなのがあります。

ヒトラーの名前も登場、あと1週間で広がるバイデン陣営の不安

割と中身のない記事でしたね。たとえばバイデンとオバマが一緒に現れないなんてことを鬼の首でも取ったように指摘してますが、今のアメリカでは基本、

一か所に、VIP集まってほしくない

これなんです。後、この人がトランプびいきなのは、アメリカのメディアをひとくくりにして、’リベラル メディア’という言い方をしているので、すぐわかります。

アメリカの共和党には、すでにアンチトランプがかなりいます。大体、この

Lincoln Project

という、今やかなり悪名?をとどろかせている共和党のアンチトランプがやっているYoutubeサイトがあるのですが。正直、

うまい

なんだかんだ言っても、民主党のNegative ADDは共和党の作るものに比べると凄味がありません。だから、トランプは、これ嫌だと思う。

ただ、正直分からないのは、日本にとってトランプをサポートする理由って何なのでしょう。今の段階で、民主党政権になったからといって、

中国寄りになることはないです。

コロナ禍で、もうアメリカ全体が、嫌中になってます。いままで’Business’ がとか言ってきた企業も、そろそろ諦めるんじゃないかな。そうそうDisneyのムーランひどくこけたし。

あ、私の仕事関係では、はっきりと

Blue Waveのほうが最終的に経済が安定すると予測されてます。

もちろん、本当のお金持ちへの増税は確実ですが、それってたぶん全人口からすると、10%にも満たない。さらに本当に増税の対象になるのは、いわゆる1%の人達だけでしょうから、もはや、そう簡単にこういう増税への反発だけで、共和党サポートを増やすのはきついと思います。

その反面、テクノロジー、Biotech, グリーンビジネスは伸びます。ですからMarketから見ると、基本問題ない。大体、コロナのせいで石油関係とかバンバン破産しているし。

トランプ以前に、コロナがすべての経済の前提をぶち壊していますから。

とすると、考えられるのは一つだけ、

日本の再軍備です。

これは、トランプが再選されると、追い風になると思います。民主党はむしろNATOやら、同盟国との共闘強化が本命ですから。

ただ、この記事一つだけ正しい。だって私の知っている人全員アンチトランプですが、でも誰に聞いても、そして私自身も、

相変わらず、びくびく、ピリピリしてます。

2016年の悪夢を覚えてますから。

とぶつぶつ文句言っていたら、やっと、ほぼ全面にうなずける記事に出会えました。

結局、トランプに負けてほしいという気持ちと、トランプが負ける可能性について考えることは別です。で、

コロナと人種差別問題で色あせたトランプ流の「扇動」

そう、私がここ数回にわたって言い続けていることと同じです。この記事は、’分析記事’と呼ばれるに値しますので、微妙にトランプ好きな方にもお勧めです。

あと、Bidenですが、私はもともとHillary命なので別に好きでも嫌いでもないです。

ただこの人もはや、

好々爺なのです。

だから、最終的に側近に若い世代が増えれば、どんどん今の若い世代が支持する政策を実行するのではないかと思います。

私が個人的に一番好きだった大統領候補者はこの方Pete Buttigieg、Gayで、ロードスカラー(文系でまあ一番頭がいいと世界的にお墨付きの奨学金で、Oxford大学に行ってます。)で、結構まじめなクリスチャンで(とにかく聖書の生き字引のように引用ができる。)さらに兵役も経験してます。

あっ、ノルウェー語、スペイン語、イタリア語、フランス語、アラビア語、ペルシャ語、マルタ語が、まあレベルに差はありますが、しゃべれます。

私、頭のいい人好きです。で、さらに、この人いわゆる右寄りのNews Show にでて、ものすごくにこやかに、

相手をやりこめます。

頭がいいということを除いて、とにかくGayの人に振り当てられそうなステレオタイプをすべて打ち壊してくれますね。

そういえば、今共和党からは、昔若手で人気があった人がすべて影をひそめてしまいました。とくにクリスチャン系の若手とかどうなったのでしょうね。

ともあれ、この人です。

こういう人が、将来アメリカの大統領になったらいいなあと思います。そのためにはともあれBidenに勝ってもらわないと。