実は、2週間前まで私せっせとトランプ弾劾審問の公聴会せっせと聞いてました。

で、なぜその時何も書かなかったかと言うと、

疲れてしまったのです。

 

今回のトランプ弾劾審問が可能になった理由は2つあります。

一つは2018年の中間選挙の結果民主党が下院で過半数をとったから。

そしてもうひとつは、トランプがどうにかMuller 特別審査官のレポート結果をうやむやにしたことに気を許したのか、レポート発表直後に内部告発を喚起するような、露骨は違法行動にでたということです。

弾劾審問は、裁判ではありません。

でも、証人として呼ばれる側は、

弁護士を雇って武装するのが当たり前

 

ですから、裁判でなくとも、証言と質問という法的な根拠探しの

言葉による争い

であることに変わりはありません。

 

とにかく、いちいちお互いに言質を取ろう、いや取られまい通したり引いたり。こういう調子ですので、例えばドラマなどに比べて聞き取りはしやすいのですが、断端へとへとになるのです。

 

私の場合、パソコンで仕事をしながら裏でライブのストリームを流してましたが。

 

今現在、民主党は下院による弾劾審問の総投票を、早けれがなんとクリスマス前に執行すべく書類制作に頑張っている状況です。

 

私ですら疲れたのですから、いわゆる浮動票層はかなり今現在は嫌気が指していると思いますよ。

 

この状態から、民主党が以下に下院を総投票を盛り上げるかによって、来年の選挙の行方もかなり影響されるはずです。

 

もちろん、私やBobはいつも

頑張れ民主党

ですが。

 

さて、日本は例の’桜を見る会’の件が、ずるずるとごまかされ、でも一方長引いているようですね。

 

何度も支持率が下がりながら、ついに戦後最長政権となった安倍政権の支持率がまた下がっているようですが、一方相変わらず変わりが見つからないようですね。

 

一方、野党の力不足は相変わらず。

 

アメリカでは政治に少し疲れてますが、私だって日本の政権については正直なところかなり萎えています。

 

で、今朝あまり深く考えないでこの日経ビジネスオンラインの記事を読んだのです。

 

12月3日を「日本語が死んだ日」に

 

まあ、この’萎えた感じ’がデジャブである2年半前の’モリカケ事件’と比較して、どうにも進歩しない日本の政権の劣等体質みたいな話で、それはいいのですが、この記事の最後に来て

愕然としました。

 

え、日本人甘い、甘すぎる

 

問題はここです。

 

’この酒田某というお役人の言い分は、自分の言った
承知しました

I understand
の意味で発した言葉であって、

Yes,I will

ではないということなのだろう。

構造としては、
《「はい」は、単なる相槌であって、承諾を意味する返答ではありません》という、昔からあるよくある詐欺師の言い草と同じだ。

 

だって公聴会でしょう。証言する側はできるだけ言質を取られない用にぼかします

大体私が公聴会を聞いていて疲れた最大の理由が、

それは言葉による戦いだからです。

 

守る側が、’承知しました’なんて曖昧な言葉を使ったら、それを更に問い詰めて

言質を取るのが質問者の役目でしょう。

 

それを、’昔からよくある詐欺師の言い草と同じだ’と言ってどうなるのですか。

 

一体どういう根拠で、今の腐敗仕切った安倍政権側の人間が、自分や政権側に不利になるような発言をそうそう簡単にしてくれると信じられるのですか?

 

民主主義社会において、色々なプロセスを踏むということは、どんなに面倒くさくても省略して良いものではありません。

 

むしろ、この記事のような情緒的な怒りのほうが、独裁者てき存在の台頭を許しかねないのです。

 

日本にとって、未だに政治=お上なのでしょうね。だから、政治に携わる人間が、自分と同じ弱みも、欠点もある人間だという自覚を割と簡単にどこかに置き去りにしてします。

 

アメリカで政治に関わる人間は、なんだかんだといっても4年制卒業のあと、Law Schoolにいって弁護士資格を持っている人間が圧倒的に多いのです。

 

そして日本でも、官僚に一番多いのは、なんといっても

東大法学部でしょう。

 

だから多量の書類を常にプロセスし、七面倒臭い手続きに修練し、言質を取られず、一方敵の言質をしっかりとる。こういうことに特化しているでしょう。

 

そういえば、日本に弁護士という職業ができた時、彼らは当初

 

三百代言と呼ばれて卑下されたのをご存知ですか。

 

ただし問題はそこではないのです。

アメリカに比べて、こういう人たちのエリート意識は非常に狭い。

未だにお上ですから

 

それというのも、日本という国に健康な愛国心が未だに育っていないからでしょうね。

アメリカですと、基本社会政策的には至ってリベラルでも、自分の国に対するプライドは当たり前です。

 

私は、今となってはそれなりに日本が好きです。

 

日本は今でによく知られていませんが、一方基本的に嫌われていないし、何よりも

信用されてます。

 

ちなみに、この信用は日本の政権や官僚のおかげではなく、こういう連中の酷さにも関わらずです。

 

欠点もあるけど、日本は世界一安全で穏やかな国です。そして多分世界一お金に対する執着が低い国として戦後ここまで来ました。

 

日本の若い人は少なくとも一定時期国外で暮らしたほうがいいと思います。日本の常識が以下に世界の常識ではないことが肌で感じられるので。

 

世界のほかの国の人と交流するのはとてもエネルギーを使います。

でも、そういう一つ一つが自分のためになり、自分と付き合った相手のためにもなるような経験となるのなら、やる価値あるでしょう。

 

 

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