4月23日、夕方5時48分スタートのWhite HouseのブリーフィングのTranscriptが公表されてます。
その中の、問題発言はここです。
THE PRESIDENT: Right. And then I see the disinfectant, where it knocks it out in a minute. One minute. And is there a way we can do something like that, by injection inside or almost a cleaning. Because you see it gets in the lungs and it does a tremendous number on the lungs. So it would be interesting to check that. So, that, you’re going to have to use medical doctors with. But it sounds — it sounds interesting to me.
そりゃー消毒剤はVirusを殺しますよ。ただしそんなもの飲んだら重篤な反応で、人体のほうもおかしくなります。まあ、下手すると死にます。
いや、下手しないでも死ぬ確率高そう。
こういう大統領がまだ、大統領であるだけあって、本当にこういう発言を真に受ける人はそれなりにいるんです。
なんさ、メリーランド州だけで、なんと100人がこの件について問い合わせたそうで、本当に怖い。
ちなみに、家庭用消毒スプレーなどの圧倒的マーケットシェアを誇る、Lysolは、すぐコメント出しました。
なもの飲んで、死んだら、訴えられかねないですから。
アメリカという国は、コーヒーが熱くてやけどしたからと、McDonaldが責任を問われて訴えられる国ですからね。
で、主にYoutubeをベースとした、GayのComedian Randy Rainbowが、これをぱろった歌のVideoをリリース。
なぜわざわざGayと入れたかというと、Gayの人ってMusicalとかBroadwayがすごく好きで、彼の場合、特に歌うパロディが秀逸なのです。
ともあれまずはご覧ください。
英語そこまで聞き取れなくても、歌詞が画面に出ますし、ビデオですので笑えるはずです。
でもそれ以上に聞いているのが、なんといっても元歌の完成度なのです。
これ、Disney製、Musicalのクラッシック、最盛期のジュリーアンドリュースが歌う、
’Mary Poppins’から、’お砂糖一匙で’というミュージカル序盤の神曲です。
こちらがオリジナル
以前、新作の’Mary Poppins Returns’のレビューをした時にちょっとふれましたが、私オリジナルを見たのが中学生の、映画鑑賞だったのです。
で、すごく気に入って、あのころ英語だけは上達したいという時期で、英語で歌える曲は何が何でも、覚えたい人だったので、親にねだってLP買ってもらって、暗記するまで聞きました。
だから、完全にミュージカルまんまの形で体に染みついているのです。
大事なのは、パロディが、オリジナルの歌そのものだけじゃなくて、ミュージカルの味付け部分もうまくパロってるところなんです。
ちなみにこちらは、オリジナルの全歌詞
まずは何度も交互に比べて聞いてみてください。
ほんとにこのRandyさんという人、気合が入っていて歌上手です。
これね、結局オリジナルの曲がどれくらい好きかということがはっきりわかる。
Mary Poppinsのジュリーアンドリュースって、本当に気持ちよさげに歌うのです。この映画すごい数のアカデミー賞とってますし、あの頃は結構新テクノロジーだった特撮も話題になりましたが、今振り返ると、彼女の歌と、Dick Van Dikeの踊りの神さが、唯一無二の奇跡みたいな作品だったんだなあと思います。
というわけで、普通のパロディと違い、私つい一緒に歌ってしまいます。
ロックダウンのアメリカで、しかもトランプに死ぬほどうんざりしている人々にとって、とてもいい気分転換になります。