私が在宅勤務や、テレワークを推奨する最大の理由は、

 

長くて疲れる通勤時間をなくすか、大幅に減らしたい

 

さらに、日本の中小企業、そして結構な数の大企業でさえ、このコロナ禍がやってくるまで

 

IT化が、ほとんど20年ぐらい前から止まっている

 

さて、アメリカの状況を振り返って見ると、

私が、娘が生まれる少し前、近くの小さな州立大学でMBAを取った後勤めていたのが、IBM系の小さなITコンサルでしたが、大体2005年ごろには、とにかくクラウド経由の

 

Collaboration(共同作業、みたいな感じ)

 

が、企業のIT化のKeywordになってました。

 

つまり、ネット経由でオンラインツールを使ってたとえ物理的に違うロケーションにいても同時に作業ができるようにする。

 

アメリカを例にとると、とにかく大きな国なので全米に支社がある大企業の場合特に、出張費用がばかにならない。

 

あのころは、まだスマホはなかったので、パソコンベースのスカイプ(Microsoftに吸収されました)とか、セミナーやプレゼンに特化したWebex(いまだにCiscoが持ってます)とかが中心でしたが。

 

とにかくリモートで会議をすませたい

 

これが一番大きいと思います。

 

あともう一つは、アメリカの最大の産業はもはや、

 

IT系であるという事実

 

で、IT系Workerというのは、基本Hacker体質で、Lifehack大好き。さらにスーツ着て定時に働くという旧来の働き方がはなっからなじまない。

 

大体、この手の仕事は結果がかなり正確に数値化できる世界ですから、生産性が上がるなら何でもありという一歩先の状況ですね。

 

だから、会議でなくとも企業によっては在宅ワークを許容あるいは推奨してきた経緯があります。あと、ぶっちゃくこの業界はとにかくいつも才能のある若手を探してますので、労働条件に関してはいわば最先端の要求をどんどん取り入れます。

 

当然、長い時間かけて通勤なんて形態は真っ先に嫌がられますね。

 

実際、IT業界の筆頭、GAFAも、もともといろいろな新しい働き方を導入してきましたが、当然のことのように

 

コロナ禍で在宅勤務が浸透してます。

 

そして、これは一時的なものではなく、少なくともこの業界に限っては恒久的な変化になるはずです。というのは、単に在宅勤務というだけでなく、物価、特に不動産がやたら高いサンフランシスコ、シリコンバレー周辺から、すでに引っ越していく人がどんどん増えてます。

 

コロラドあたりが一番人気があるみたい。

 

さらに、リクルートに関しても、無理に西海岸に引っ越してもらわなくても、現地採用がふえてますね。ちなみにお給料のほうも、物価の安いところはちゃっかり下方修正されるみたいですが。

 

さて、こういう生活形態が浸透していくなか、当然のことながら大事なインフラは、

 

ネット経由でのショッピングです。

 

GAFAといっても、本当に政府が介入しない限り無敵なのは、Amazon とGoogle.特に

 

アメリカではAmazonなしでは生活できない

 

さて、私だってAmazonなしでは生活できないし、まあ最近はネットとリアルピックアップを組み合わせた、WalmartやTargetも使い分けるようにはなりましたが。

 

とはいえ、家にいる時間があまりに長いので、うちは食料品と、生活消耗品は、それぞれ週一と月一回か2回の割合で、リアルに買い物にってるわけです。

 

が、このうちとくに食料品スーパーがひどい状態になっているのです。

 

で、とうとう、こんな記事が出ました。

 

‘It’s like being in a sci-fi nightmare film’: Whole Foods employees say Amazon workers are crowding stores, ignoring virus protocols, and hounding them for help as online orders surge

 

なんかすごく長いタイトルなんですが、簡単に訳すとこんな感じ。

’まるでサイエンスフィクションによくある悪夢の未来を描いた映画みたいだよ。Wholefoodの従業員はこぼしてます。Amazonのネットスーパーの注文を受けた連中が、いまや店内を占領し、マスクもきちんとつけずに、買い物リストで分からないことを、やたら質問してきて普通の仕事も滞る。’

 

この感じ私も少し前からすごく嫌でした。確かにアマゾンがWholefoodを買い取って、安くなったものとか、プライム会員用の割引とかいいこともあったけど、その代わりがこの、ほかの人の注文を受けて商品をピックアップしていく人の群れとか、

 

最近本当に状況は悪化してます。

 

そもそも、私の近くにはWholefoodは2軒あります。古くからあるほうが、Baltimoreの市内と市街の境界線をちょっと超えた住宅地のなかにあり、もう一軒は丁度娘が生まれる少し前に、Baltimore市内で再開発されたWaterfrontエリアにあるのです。

 

で、丁度娘が生まれた直後から、基本的にWaterfrontのほうに通うようになったのですが、ここが様変わりしたのは、もちろん

 

アマゾンに買い取られてから

 

どんどん、買ったものをその場で食べられるコーナーが狭くなり、その分ネットで注文したものを受け取れる冷蔵ロッカーとかがどんどん増えていきました。

 

で、その後今年になって、このエリアの再開発がさらに進んだことと合わせて、この同じWholefoodが元の場所から歩いて5分の所に新装開店したのですが。

 

新しいWholefoodは、2階に大きな座って食事のできる場所や、さらにFood courtのような感じのお店も3件ほど設置。もちろん一階を占めるお店そのものも、以前に比べて

 

2倍以上の広さになりました。

 

だから、楽しく買い物ができると思いきや、いつ行っても、今まで簡単に見つかっていた商品のいくつかが、

 

品切れしている。

 

さらに、ここのところ本当に、このAmazon Prime経由のNetshoppingの買い物リストのために働いている人たちの

 

数がふえている。

 

基本、こういう人たちのほうが、普通に買い物をしている私たちような買い物客よりずっと多い。

 

で、お使いをしている人たちは、基本数をこなさなくてはならないので、皆急いでるし、さらに急いでいるからこそ、

 

乱暴な人も増えている

 

ファーストフードで働くより割がいいということで、最近になって高校生らしき若い男の子のパーソナルショッパーが目に付くようになりましたが、はっきり言ってこの人達が一番乱暴ですね。ゆっくり買い物していると邪魔扱いされて怖い。

 

特に、アメリカだとほぼみな毎週買う、乳製品のところが混みがちでここは結構怖い。

 

振り返って、私が日本にいたときはネットスーパーに頼むのは、Partyなので一度に大量に買わなくてはならないときでした。

 

日本人は、お魚をたくさん食べることもあって、やはり普段の買い物は自分でしたい。

 

結局、私がイメージしていた在宅生活って、

 

何も、なんでもネットで済ませるというわけではない。

 

買い取り出ないサービスとか、近くではそう簡単に手に入らないものとかは確かにネットは便利だけど、普通の毎日の生活は、

 

プロセスも大事にしたい

 

仕事の生産性が上がって時短がすすみ、さらに通勤時間がカットされて自分の生活時間が増えたら、

 

私は、生活を楽しみたい

 

確かに、家事の合理化というのは大事だと思うし、それこそ私だってロボット掃除機ほしいし。

 

長くなってしまったので、これ明日に続けますね。

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