日本での私の主な仕事はみな基本、妹の会社がらみです。前にも触れましたが、2015年以来、監査役となって、ランチセミナーしたり、いろいろと役員の方とお話してきましたが、私ができることで、やるべきことの答えはかなりはっきり出ました。
IT化とDX(Digital Transformation)です。
で、この実録をここに残しておくと、それが何かの役に立つこともあるのではないかと思い、差しさわりのある個人情報は省きながら、記録していくことにしました。
さてそもそも、何をどう進めるかずいぶん悩み続けました。結局、会社の人全員が、ITとかDXとかいわれても、ピンとこないのです。
さらに、ひとりだけ日本側のアンカーになってくれそうだった子が、なんと去年少しずついろいろ始めようと考えていた矢先に、
転職してIT企業にいっちゃった。
この話を去年の夏はっきり持ち出してからいろいろやったことをここでリストアップすると。
- 営業社員にスマホやタブレットを持たせる
- スマホの活用法セミナー
- LineでCommunication
- Office 365を、すべてのパソコンで使えるようにす
- Taskumaを試してみる (これは今年3月にいろいろやった。)
正直私だってどこから始めていいのかわからないし。あてにしていた若い社員がいなくなって、たしか、去年の夏パワポで一応IT化のプロセスをまとめて見たのよね。
いま、手元にそのパワポがないので、後で探してOutlineをコピーしますが。でも、今振り返ると、結構抽象的だった気がする。
でも、底から結局何も動かなくて、3月は日本まだロックダウンはしてなくて、基本マスクぐらいで割と気楽だった。で営業の朝活を何度もやって、そこでTaskumaを使いながら
Logの重要性と、共有の必要性を強調したはず
だったのだけど、結局あまり残らなかった。
私だって、アメリカに戻ってしまうと、たまのZoom会議だけでは、今一大したことができない。
この状況が、変わってきたのが、
コロナ禍と、ロックダウン
で、これと前後して、私が皆に四の五の言わせず導入したのが、
Slackというグループコミュニケーションツールです。
コロナ禍とロックダウンは、このIT事情がバルブバースト以来ほぼ止まっている日本の企業に
在宅ワークの必要性と可能性に目を向けさせた。
コロナ前に、在宅ワークとかフレックスタイムとかいっても、ITではない、日本の企業の99%が、そんなの絶対無理とまじめに取り上げなかった。
でも、今回のロックダウンを通じて、本当にかなりの部分が、
今までの働き方はおかしい
ということに気が付いた。
ロックダウンは解除されたけど、私がちょうど日本に来る来ないでもめていた時、私が
満員電車こわい
と、指摘したことで、社長(妹)をはじめとする役員がやっと気づいてくれた。
さらに、ロックダウンのタイミングと前後して、ふと思いついて、
Slackを始めてもらった。
わたしは、去年あたりから、LineでのCommunicationは、一本だけで大変だから、Slackをしましょうと何度も説明しましたが、どうしてもぴんと来てもらえない。
でも、Slackは、サブスクリプション型だから、毎月払えばいいし。とにかくアメリカから日本版をSetUpして、始めさせた。
Slackは、受け入れてもらえた。
もちろん100%使いこなせているわけではないけど、なにより今まで使ったことのないツールが、実はかなり使えるものだったりするということはわかってもらえた。
で、私は、ここでさらにクラウド版のProject管理ツールも使ってもらおうとして、いろいろしらべ、
Backlogを選んだのです。
で、少しうちのメインのビジネスプロセスを書き出してもらってやったのだけど、それがちょっとうまくいかない。というか、私が片手間にやるには大きすぎる。
そこで、外部の誰かに手伝ってもらえればと思い、いままでこのブログのサポートをお願いしていた、
jMatsuzakiさんたちにコンタクトしたのです。
で、私のブログサポートの担当だった、Kさんというかたにいろいろと打診したところ、ぜひやりましょうという話となりました。
それが、同じく3月末ごろ。
で、妹におおざっぱな許可をとったうえで、役員会に対してどうプレゼンするか、私はKさんといろいろ詰めていきました。
その最後の打ち合わせは、ホテルでの自主隔離機関中でした。
そして日本時間の昨日、
第一回目のZoom、IT化会議うちあわせでした。
まあ、これとは別に、今までずっと関係のあった、大塚商会経由で、Virtual Desktop型のクラウドサービス、
Remoteview
についても、先週はなしてますが、IT化というのは、ツールを入れただけではどうにもならないので、今回はKさんに、リモートワーク全体のサポートと、Backlogのサポート、2種類プレゼンしてもらいました。
結果、私がおぜん立てしたように、めでたくまずは
Backlogの導入に向けて始めます。
まあ、妹や役員さんたちにとっては、KさんもjMatsuzakiさんたちもみんな未知数ですから、これでいいと思います。後、私はしっかりJさんたちみたいな会社形態はスリムなので同じ仕事をしても、Overheadやほかのコストがないので安いのだという話をしました。
というわけで、まずBacklogから始めます。