さて、残り3本ですが、’Bird of Prey’は、普通に楽しいいわゆるGirl Power 映画ですが、願わくば続編を作ってほしい。というのは映画としては平均よりちょっと上という感じだったのですが、とにかくキャスティングが良かった。
主人公のハーレクインを演じるMargot Robbieが、とにかくハイパーで見ていて気持ちいいです。設定でローラーゲームのヒールということもあり、アクロバティックなアクション決まってます。
ただ、お金かかりすぎて、どうもこの映画元が取れなかったらしく続編はないらしい。まあせめてDVDを買って娘と一緒に見ようかなとは思ってますが。
そして今回2度目の’天気の子’。いやー、これ問題作でしょうが、今のところ21世紀アニメの最高傑作でしょう。これは天才宮崎駿があえて越さなかった一線を、最初っから超えている感じがするのです。新海誠はアニメをアニメとして作っていはいない感じがするのです。まだ本人が納得する作品をつくっていないのでしょうが、とにかく今までのアニメ映画の枠をこの天気の子は超えてしまった。だからリピーターが増える。
まだまとまってないのですが、また見るつもりなのです。なんというか一回目に見たときと印象が違うのですよね。ほら、エピソード3を見た後で、一番最初のStar Wars,実はエピソード4を見ると、印象が違ってしまうことに似ているのです。
ものすごく重さが増している。さらに日本の滅び、あるいは次のステージへのビジョンが半端なくて。たぶん、今度’君の名’はを見てみるとかなり感じが違うと思います。
さて、今回批判したいのが、映画’ヲタクに恋は難しい’です。
この映画の問題って、別に’ミュージカル’にしたことじゃないです。というか前半の、突然踊りだすシーンは、私結構気に入ってました。あと、隠れ腐女子の桃瀬成海ちゃんは、基本がんばってます。女優さんもまあ、実写ではこれぐらいならいいと思うし、なにより修羅場と化のシーンも、画面コメシーンもまあらしくていいんじゃないとフツーに楽しんでましたから、がそこから話がまるで、
進まなくなる
とにかく、瑣末的なことはさておいて、成海以外の3人がひどい。まあ、樺倉くんとか、花ちゃんの場合はとにかく無駄に使われていて、すごく薄っぺら。キャスティングそのもの、つまりビジュアルは決して悪くないのに、まるでキャラ設定がされてない。
とくになんで、成海と樺倉くんが親しくなるわけ。成海と花ちゃんの、腐女子トークとかすごく大事で楽しいお話なのに、なぜこれが完全にキャラ設定から抜けているわけ。
そして、何より最悪なのは、宏高の設定。
一体何考えてるんですか、
宏高がなんで、声優アイドルヲタクを目指そうとするわけ
この監督は、ヲタクという存在パターンがまるっきりわかっていない。いや廃人レベルゲーオタが、なんでよりによってグループ行動するアイドルヲタクを、たとえ成海に好かれたいと思っていても、目指すなんて発想でてくるわけ。
あのですね。わたし、宏高君結構キャラとして好きなので、実は記事あげていて、しかもこの記事ロングセラーなんですわ。
アニメ’ヲタクに恋は難しい’ タバコがやめられない廃人レベルゲームオタク宏嵩が,超かわいい件について。
本当に、宏高のキャスティングも少なくともビジュアルはぴったりだったので、私としては悲しいです。
後半あまり何も起こらなかったので、
私寝落ちしました。
まあ、何が起こったかとにかく確認だけはしたかったので、寝てしまったところから見直しましたが。
なんかねえ、やはり漫画&アニメ原作って、きちんと映画作れる監督ってまだ少数派なのでしょうね。
’攻殻機動隊’も、私はキャスティングは良かったと思ってますが、とにかく脚本とキャラ設定が死ぬほどひどくて泣きたくなった。
’名探偵ピカチュー’は、まあ子供向けなのでまあまあ。ポケモン効果はすごく良かったです。ただ、なんであんなに短かったんでしょう。だからお話の端夫られ感があまりにひどかった。
どうして、こう勘違い映画が多いのでしょうかね。私は悲しい。
だから、新海誠の劇場アニメのすごさがやたら光るかなあ。