今日は、今朝プレジデントオンラインで見つけた記事をまず紹介、

 

頭のいい子ほど「コロナ休校」が学力向上にプラスとなったワケ

 

で、まず最初に感じたことは、この記事を書いているのは学校の先生ではなく、いわゆる学習塾を営んでいる方。

 

まあ、学校だと基本子供の成績が上がらないのは、子供自身の問題で全部済ませてしまうのでぬるいですよね。その点、学習塾は受験を目標に、結果を出せてなんぼの世界ですから、必死ですよね。

 

で、正直この

 

’頭のいい子’というくくりはかなり雑だと思う

 

私なら、

 

自主的に、学習ができる子という。

 

さて、この記事プレジデントオンラインでよくあるのだけど、タイトルと内容は少しずれてます。記事のタイトルに関しての説明は、ぶっちゃけ学校の遅れている授業に変にペースを合せる必要なしに、受験のために集中できるからかえって効率がいい、というだけのこと。

 

で、記事後半は、むしろZoomなどを使ったオンライン授業の問題点についてのお話。

 

それは今回のテーマではないので、まず在宅学習にほとんど

 

嬉々として励んでいる娘

 

の、話をします。

 

まず、何度も書きましたが、娘には発達障害があります。いわゆるASD, (Autismと関連症状の症候群、アスペルガーなどもふくまれる。)に引っかかるタイプですが、問題は言語に基づいたCommunicationに集中してます。

 

就学前は、ASDのサポートに特化した施設に通わせていましたが、いくつかの検査の後、かえってサポートをつけながら、普通の学校に通うことを勧められ、幼稚園から就学してます。

 

ただし、一年目はもう最悪で、この時点でいわゆる特殊学級に編入したほうが意見のほうが多かったのですが、娘の知能は正常に発育していると最初に評価してくれたスピーチセラピストや、この小さなチャータースクールの校長の尽力もあって、

 

幼稚園をリピートしました。

 

一年目が最悪だった理由の一つには、担任の先生のTeaching方法と、相性が非常に悪かったこともあります。これを結構校長は気にしてくれたのですね。もちろん担任はすげかえ。元の担任は、いわゆるGifted Childに適した方法でしたから。(幼稚園レベルで、自主的に教科内容を発見させようとするのです。普通の子にはきついですよね。)まあ、ほかの普通の生徒にも今一だったみたいです。

 

ともあれ、この2回目の幼稚園のあとは、毎年順調に進級し今に至ってます。

 

まあ、毎年、少しずつ数は減っていったものの、いろいろと大変でした。

 

低学年の時は、月に一回ぐらいは学校で娘が切れて、呼ばれてました。でも、最後にこのチャータースクールで切れたのは、確か日本でいうところの中一(こちらでは7年生といいます。)の春学期。

 

そして、めでたくアメリカの高校は、公立ですがStem schoolといって、理科系に特化した一応Baltimore 市内ではTopの公立高校(アメリカの高校は、日本の中3を含む4年間)に入学。

 

IEPといって、うちの子みたいに学習能力は高いけどほかに問題を抱えている子供のためにプログラムによるサポートもあり、今に至ってます。(まあ、Freshmanの英語のクラスで一回、それからSophomoreのなぜか化学の先生ともめて、クラス替えがあったりしましたがそういうのは、まあ娘が小さい時の状況に比べればマイナーです。)

 

小学校の高学年ぐらいから、まずはSummer Campで、プログラミングやら、Game制作を学び始めて、この高校でもComputer Science系の大学を目指すプログラムに参加してます。

 

基本理科系と、Computer Scienceはみな、程度の高いほうのクラス。特にComputer ScienceはAP クラスといって、大学での1年生レベルの授業の単位をとるためのいわば一番レベルの高いクラスです。

 

まあ、このクラスのレベルですが、とにかく今のところ中退のままですが、結構大学でComputer Scienceのクラスを取ってきたBobが感心してましたから。単に内容だけでなく、プロジェクトを、パワポだけでなくビデオで発表しろとかすごい。

 

さて、3月末以来娘のクラスはすべて、

 

在宅授業となってます。

 

で、結構多くのクラスで、普通に通学している時期から、

 

Google Classなどの、クラウドラーニングを使ってます。

 

ですから、生徒たち自身が

 

クラウド経由で課題を受けてることに慣れてる

 

あと、今は大体週一で

 

Google Meetなどでオンラインの、質疑応答などのライブセッション

 

なんせ、娘の高校はStemなので (あ、STEMは、Science, Technology, Engineering and Mathmaticsの略です。)そもそも、

準ヒッキーに近い、社交性の低い子が多い。

 

さらに、大きな学校ですが、クラスからクラスへ移動する時間が、5分しかないのでみんな、

 

移動するだけで手一杯。

 

ランチすら、大食堂で3交代制なので、たいしてゆっくりできない。はたで見ていてよくやるなあと思います。

 

さすがに、新入生のうち10%前後はついて行けずに、ほかの高校に転向しますが、Sophomore以降は、皆勉強一筋。

 

が、私たちが補助しなければならない部分は非常にすくない。

 

娘の場合、今学年は、数学が2科目分あり、そのうち一つが幾何で証明問題が多いので、私が手伝いましたが、後はComputer ScienceのVideo編集ぐらいが理科系の科目で手伝いを必要としたぐらい。

 

文化系は、社会科が、’American Government’で、これはBobが毎週日曜日の夜付き合ってました。英語は、苦労はしてましたが、基本参考教材をいろいろネットで探してやって、それを自分なりにやっていたようです。

 

ぶっちゃけ、

 

私もBobもそれほど娘の勉強の手伝いしてない。

 

結局、今に至る準備は、

 

娘の小学校時代に終わっている。

 

では、小学校時代に何をやったかというと、

 

とにかく、娘の宿題を毎日一緒にやった。

 

これだけです。彼女が小学校低学年の時は、一日大体平均一時間、ほぼすべて一緒にやりました。

 

これが、学年が進むにつれ、算数と、理科のうち得意なものはすべて自分でやるようになり、結果的に、私が一緒にやる時間は、

 

同じく毎晩平均一時間

 

あ、そして娘が勉強している間って、私自身自分の勉強やら、仕事がらみでパソコンに向かっていたりしたので、

 

娘にとって夜何かしら自分でコツコツやるのはDefault

 

あとそうですね、得意な科目は結構はっぱをかけ(つまり、A取れるよ!!と押しましたね。)不得意科目は、’赤点取らなきゃいいよ’といったぐらい。

 

あと、私自身の得意科目の話、そして不得意科目で苦労した話とかすると、結構聞き入ってましたね。

 

子供が勉強しないといって嘆く親は、結局子供が小さいころから勉強をきちんと一緒にやってきていない。

 

もし、仕事が忙しすぎてというのなら、

 

それは社会が悪いし、本末転倒

 

よく算数が苦手という親を見かけますが、私は、

 

小学校から子供と一緒にやり直しましょう

 

と言いたい。

 

結局、私から見るとこのコロナ禍を奇貨として、とにかく日本的仕事習慣の無駄を減らして、

 

大人も子供も勉強したほうがいい。

 

で、大人の基礎学力はたいてい自分の子供より落ちているので、一緒に宿題をやることから始めるのはいいと思います。

 

さすがに高校レベルになると、理科系か、文化系かでの限界はあるけど、中学卒業までは

 

義務教育だったんですよ!!

 

ちなみに、もう一つの重要コンセプトは、

 

準ヒッキー

 

あなたの子供が登校拒否しているのなら、まずはネットやパソコン経由で、いろいろと試させるのがいいでしょう。

 

もう今更、その子に合わない今の学校というシステムに参加させる必要なないということが、これからどんどんあらわになってくるのだから。

 

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