日本の未来がどうなるのか今がたぶん大きな分岐点だけど、一人一人できることがある。まずNetで使える英語力を身に着けてみましょう。

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香港の政情がおかしくなって、ここが果たしていた金融センターとしての役割、その未来がそろそろ心配され始めました。

で、それを見て、日本人はすぐ、では東京が香港の代わりになれるのではと、火事場泥棒めいた発想をしたわけだけど、今朝のこの記事でほぼそんなお気楽な未来はちょっと無理でしょうと冷や水を浴びせかけられた感じです。

東京が「金融センター」には到底なれない理由、 香港混乱が続く中、再び構想が浮上している

そりゃそうでしょう。香港がきつくなったら、次は例えば東京ではなく

まず、シンガポールでしょう。

実は、私自身大学院卒業して、2年はどうにかPostdocが見つかったものの、そのあとがつながらず(なんせ、人口動態の変化で大学進学年齢の人口が一番低くなった時期と重なったのです。アメリカ数学学会始まって以来の危機とかいわれてました。)Greencardもなく、一体どうしようかと頭を抱えていて、で思いついたのが実はシンガポールに行くことだったのですよね。

結果的に、その時同棲していた元彼が、私をアメリカに引き留めるために結婚してくれたのでGreencardが取れ、シンガポール行きはやめましたが。

つまり、あれは90年代後半でしたが、その時点で高学歴中年女の私がまともな職を探すのなら、

東京は視野にはいっていなかったのです。

もともと、いまある金融や、資産管理と運用のシステムは英国がその起源です。まあ、本当はそれでなくとも今の世界は、英語がDefaultの世界言語、そしてドルがDefaultの世界通貨ですから、どちらにしてもしようがありませんが。

シンガポールはアジアで一番英語ベース、お金持ち優遇の国とすで認識されてました。

大体、数学科卒業のアカデミア内の仕事がかき消えた半面、あのころはクオンツがどんどん増えてきたころで、別の元カレもWall St.に行ったくらいですし。

それでもGreencardなしで、一人の知り合いもなくWall st.を目指すのはきつくそこで思いついたのがシンガポールで金融関係の仕事につくことでした。シンガポールなら英語ベースで仕事のできる高学歴の人間をどんどん雇ってましたし、なにより、

東京と違って女であっても問題ない!!

あとですね、2015年以来日本に定期的に戻るようになり、さらに妹のところにいろいろと売り込みに来る金融商品のセールスと対応していてつくづく思ったのは、

日本、金融商品がいまだガラパゴス状態です。

まあ、この記事が言っていることは正しい。

ただし、だから東京を次の金融センターにするためだけに、すべて最適化したほうがいいとは思わない。

一応、日本の富裕層には入るので、相続税もたくさんとられましたし、所得税も相変わらずきつい。

でも、フラットTaxである、消費税を廃止か、税率をずーっと下げることを除いて、

相続税や所得税を今以上に下げる必要ないです。

だって、日本の本当の強みは、グローバリゼーション下でどうしようもなく広がってしまった格差ですが、

世界水準では、まだ低い

さらに今度のコロナ禍で、いままでのグローバリゼーションモデルは、完全な終焉とまではいかなくとも、かなり縮小、そして変化するはずです。

製造業はこれから自国内に回帰していくでしょう。

一方で、

リモートワークはこれからさらに増えるはずです。

で、次のIT化の波を控えて、これから必要とされるスキルや能力を持った人材は今のところまるで足りてない。

で、昨日見つけたのがこの記事、

Google will fund 100,000 career certification scholarships to help workers find jobs amid pandemic

つまりGoogleは、なんと10万人分の奨学金を、Google Certificationを取る人向けに出すといっているわけです。

Google Certificateはこちら

あ、もちろんすべて英語です。

でも、実は日本人それなりに英語力ないわけではないです、私から見て。

文学以外の英語を読む力はすでにある程度あるはずです。

私は前から言ってますが、日本人、そしてとくに男性が英会話が下手な最大の理由は、英語の発音ですらなく、

コミュニケーション能力とスタイルの問題です。

でも、一人で黙々と、オンラインで勉強するのならそういう難しさとは無縁です。

語彙を少しずつ増やしていく作業さえ怠らなければ、結構英語で学ぶのもどうにかなると思います。大体Tech系の英語って、そんなに難しくないから。

というわけで、次回から今度は、以前一度書いたNetで使える英語力についての記事をルニューあるしていきたいと思います。