今朝ダイアモンドオンラインで見つけてこの記事、
なぜ女子大生が「卵子冷凍保存」に走るのか、Z世代の驚くべき価値観
まあ、タイトルは煽ってますが、内容はまともです。ただ若い世代の科学的かつ論理的結論付けに驚いてはいますが。
でもね、逆にこういう態度の若い世代が増えているのなら、法律や医療を整備するだけで、
少子化を改善する可能性あるのです
まず、私自身超高齢で妊娠出産し、その費用に日本円で数百万のお金を費やしています。そして、日本でもいわゆる不妊治療にかかるお金にはあまり保険が効かないので、百万以上のお金がかかるのが普通です。
アメリカのように、こと健康保険に関しては国民皆保険を整える気がいまだにかけているならいざ知らず、日本は国民皆保険で特にシニアの医療は行き届いている国の一つです。(コロナの死者が少ない理由の一つが、シニアの施設での医療完備だといわれてますし。アメリカではもちろん、ヨーロッパでもシニア用の施設でのクラスター発生は死者の増加につながっています。)
日本て本当に、ほかの面では先進国なのに、
こと男女差別指数では、発展途上国に比べてもひどすぎる
妊娠のフリップサイド、避妊に関してみるとそのことがよくわかります。
海外には無償の国も!? アフターピルはいつから薬局で買えるのか
この記事1-2週間前に読んでましたが、本当にバカな話です。アフターピルは一刻を争うので、いちいち医師の診断をまっていたら肝心の効果が薄れます。
さらに今日はこんな記事もある。
「議論]選択的夫婦別姓、なぜ実現必要? 生産性低下も懸念
これもものすごく、日本の’男女差別指数の低さ’の典型例ですね。これはさすがに、キリスト教保守派でも、言いませんよ。
うちの娘は、Bobの苗字のほうが気に入っていて、苗字を使っているときはそっち使用してます。私は日本の名前のまま。ちなみに娘の正式な名前は、名前が日本名と英語名と一つづつ、そして苗字も、私とBobと二つ。 イニシャルをならべると、C. S. H. H.となります。
アメリカの場合、娘みたいなことをする人もいれば、苗字を合わせる人もいれば、そのままの人もいれば勝手に選択して入籍の時に決めるだけです。
あと、何より個人IDである、Social Security Numberが出生時に割り当てられるので、これだけは、まあほかの何をいじくっても変らないので、個人のIdentityチェックの際に、なんの問題もありません。
ややこしい住民票とか、戸籍はなくて、実際に自分の居住所が、地方税に当たる州税を払うス居住州となります。
まあ、スマホ使って、パソコンで勉強したり仕事していると、普通に物事を順序だてて考えるほうが当たり前になってくるのですよ。
デバイスって、決められた通りやらないと動かないし。これがDigital Nativeの大事なAttributeのひとつでしょう。
で、最初の記事に戻ると、
20-34までの女性の6割強が卵子冷凍保存を望んでいる
その理由というのはいたってまともです。
1.これからは共働きが当たり前
2.共働きだから、一生働くためにキャリアを築く
3.キャリア中心の時代は結構長い
4.結婚が遅れると、妊活を始める時期も遅れる
5.妊活は費用が高い
6.だから健康な卵子を若いうちに冷凍保存しておく
で、考え方としては、いたっ正しいのですが、実は科学的に見ると多少問題があります。
私が知っている限りでは、
無精卵は冷凍すると劣化しやすい
有精卵は基本冷凍しても劣化しにくい
妊娠できる年齢には上限があると簡単に言われますが、実はこれ不正確です。
1.健康な子宮はかなり高齢まで、胎児を出産まで育てられることができる。(60代中盤まで、対外受精の成功例が結構あります。大体多産系の自然妊娠の場合も結構高齢で出産してますから。子宮は本当にすごい器官です。)
2.卵子は、生涯生産数に上限があり、さらに35歳を過ぎると劣化する
で、簡単にちょっと考えればわかることですが、子供をたくさん産むと妊娠期間中は排卵がとまります、ですから結果的に卵子の生産が先延ばしされ、後出産の際の一種のDetox効果で、女性の身体は一時的に若返るようです。
あと、この若い世代の認識で一番心強かったのが、
結婚に年齢制限はない、でも出産は医療科学の補助が必要と認識している
で、ここでさらに付け加えると、
もちろん、精子も精子生産機能も老化により劣化します
メタボで成人病を抱えている50代の男性がお金に任せて東南アジアの20代と結婚しても、そう簡単に子供を持つことができるわけではありません。
というわけで、今日のまとめ
少子化を止め、日本の生産性をあげるのは簡単です。
今の日本のオジサンの男女差別指数121位に基づいた、バカげたそして完全に世界の非常識となっている偏見を捨て、例えばこんな法律や、医療研究を進めることです。
1.婚姻の別姓許可 (戸籍の廃止、My number へ移行)
2.無精卵、有精卵の冷凍技術研究
3.妊娠補助治療を保険でサポート。(アメリカでは不妊治療とはいいません。単純に、妊娠サポートテクノロジーといってます。)
4.アフターピル解禁
でも、こんなことそれこそZ世代にとっては、当然そうなるべき内容でしょうね。で、それはもう男女関係ないですよ。