アメリカで生きていると日本の安寧さが羨ましい反面、もし何らかの理由で日本の検察に目をつけられたら怖いと思います。
アメリカの司法の前提は、
Presumed Innocent (有罪が確定されるまでは、無罪とみなす)
で、日本のように有罪判決が下る前によほど’国外逃亡’か’公衆への被害の可能性’がない限り、まず保釈金を払って、勾留所から開放されます。さらにたとえ勾留されても、日本のように無制限に検察側が取り調べをするのは考えられません。
私は、かってホリエモンのライブドア事件の時にすでに日本を出て随分経っていましたから、あまり詳しいことは知りません。ただ、感覚的にはいろいろな
既得権益クラスによる、冤罪臭いですね
ホリエモンという人のは、キャラ的にはどちらかと言うと嫌いなタイプなので(まあ、私どうもいかにもな男尊女卑タイプは苦手です。)、あまり詳しいことは知りません。今回始めて彼の
Wikiを読みました。
基本、極端に知能指数が高く、独創的ですね。こういうひとふつうにアメリカで育っていたら、GAFAまではいかなくとも、かなり影響力のあるTechの大物になっていたのではないでしょうか。
日本のたとえ男でもこういう人を、寄ってたかって潰す感じが私はすごく怖い。
ホリエモンと同じ用に、規格外ながら優秀で、でも政変に巻き込まれてやはり、塀の向こう側で過ごすことになった佐藤優さんのほうは、私は結構ファンです。
理由はかなり簡単で、この方なんと’中村うさぎ’さんと対談していて、しかもその漢字がとてもいい。(ちなみに、この本は非常に日本人的知性から、かなりはみ出た感じのする面白さです。超おすすめ。ところで、私は中村うさぎさんのかなり変はファンです。彼女の軌跡をみていると、もし日本にい続けたら、自分も同じようなコトしてたかもしれない。いつもそういう怖さをいだきながら、愛読かつ爆笑しているのです。いつも笑ったあとでぞっとするけど。)
さらに、佐藤優さんというのは、やはり規格外の洞察力の持ち主で、たとえば柄谷行人さんの仕事を、Intelligence関係で生きていた現実の中で生かしているのです。(柄谷行人というひとの仕事はすごく納得して追いかけてきたけど、人間的にはかなり暗くて意地の悪い人間ではと思います。で、当然およそ人を褒めることがないのに、佐藤優がとある外国人との会話のなかで、柄谷行人の’哲学概念’を色々やり取りしていた下りを取り上げて、珍しくストレートに喜んでいる。まあ、柄谷行人の正確が悪くなったのも、いわゆる日本の文壇絡みの既得権益そうの意地悪のせいでしょうが。)
とにかく、日本はマイペースで独自にものを考えようとする人間に対して、
潰しにかかる。
そもそもホリエモンのことを取り上げたのは、今朝この記事を読んだからなのですがね。
堀江貴文「日本人は我慢力があまりに高すぎる」、自分にウソをつき、他人に合わせる無駄さ
まあ、この記事は短くて、いわばこの方の新著の宣伝を兼ねての割と軽い?!内容なのです。
ところが、この記事にたいするコメントが凄まじい。
たとえば、ホリエモンは大の電話嫌い。用事はすべてメールでといつも公言してます。
これって、私から見ると実に合理的でしょ。
私も昔から仕事で電話をかけるのも、電話がかかってくるのもすごく嫌でしたから。
大体、集中力のあるタイプって(私も集中すると、完全に回りをシャットアウトしますし。)集中しているときに邪魔されるとすごく嫌です。
ところがコメントでは、これをホリエモンの’俺様’度のひどい例として揶揄してます。きっと周りが一生懸命電話をとってフォローしてるんだと。
でも、こういう批判て2つのレベルでお門違いでしょう。
まず、メールしか受け付けないということで離れていった仕事も人もいると思います。ですからホリエモンは、そこで
自己責任で選択してるでしょう。
さらに、彼の雇い人が彼をフォローしてどこが悪いんですか?だって、そのためにお給料払っているのでしょう。
まるでずれてますよね。
でも、これに対して今度はおなじみの
ホリエモンだからできる、俺(私)には無理という。
でも、ホリエモンだって言うに事欠いて、塀の中で過ごす羽目になったのですよ。それでいて、塀の中にいたときに始めた有料メールマガジンが、熱心なホリエモンのファンを増やしたのですよ。
まあ、たしかにどうやって生活をしていったらいいかわからない若い人がホリエモンと全く同じ態度に出たら、たしかに周りとぶつかるでしょう。
それでも、私は我慢に我慢を重ねて、死ぬ時
後悔するのだけはいやです。(もうシニアですが。)
失敗するのが怖い、
嫌われるのが怖い、
仲間はずれにされるのが怖い。
で、自分が不幸になる人生を生きて、さらにいじめにすらあったらもうバカバカしくないですか。