私は糖尿病持ちです。あ、でもメタボではないのよ。原因は高年齢出産の際の妊娠性糖尿にかかったこと。それから10年以上たって、2015年に日本とアメリカを4回も行き来したのがきっかけになっての発病です。

今はリタイアした私の友人のひとりも、時差ボケストレスが基本きっかけで糖尿になってます。彼の場合はInternational Finance でNYとTokyoとLondonの間をやたら行ったり来たりしていた結果ですが。

でも東京はレストラン天国です。

もちろん、Baltimoreもそれなりにいいところ実はたくさんあるのですが、娘がいるので娘も一緒に行けるところを外食先に選ぶのです。

実は料理が好きで、で料理の興味が芽生えたきっかけも本であれこれ読んだという私ですが、好き嫌いがないので、とにかく新しい料理を試すのです。

エスニックも大好き。実のところアメリカの場合、一番コスパがいいのがエスニックで、後たいていは家族客を大事にしてくれるのでいきやすい。

さて、2015年から毎年定期的に来るようになった日本ですが、昔なじみだったり好きだったりしたレストランは、(まあ、もともと父のなじみのお店だったりしたので、しまったり代替わりしていたりするのですね。)消えすっかり様変わり。

その代り、Netには情報が氾濫しています。

ですから、ここに挙げたお店はそもそもNetで散々調べ、さらに自分なりの縛りを加えて試した場所ばかりです。

後、基本日本で夜出かけるときは、妹のBusiness関係と一緒というのが普通です。これも大きな縛りになります。では、今とても気に入っている小さなフレンチレストランのご紹介です。

 

La Paix

地下鉄三越前から歩いても行けますが、三越前というより、裏で小さな雑居ビルの地下にあります。お店は20席といかにも小さいのですが、半個室もありとにかく静かです。

 

今回ここを訪れたのは7月中旬、だからたぶんもうメニューは変わっていると思います。

 

一番最初にアミューズがいくつも出出来ます。なぜか砂糖製のように見える殻の中に、濃いスープ上のものが入っている、まるできれいな玉砂利のように見えるものが前回に続き一種類入ってます。実際これ、きれいな玉砂利の上に乗って出てくるので、まちがえそう。

 

オードブルは3種類

和歌山 あらかわの桃 しらす 赤ピーマン

穴子 きゅうり

鮎フォアグラ

ヌーベルフレンチの世界観の中で再構築された穴キュウが絶品でした。

 

魚 金目鯛

これもすごくおいしかった。魚なのですが、個々の魚料理は食感が独特です。

 

肉 紀州鴨

こちらは素材そのものがおいしかった。

 

デザート そば粉と塩、フルーツベース、小さなチョコレートムース

 

最後に今回はお店に尋ねたところ、25年もののカルバドスがあるとうので、いただきました。

 

カルバドスは、フランスのリンゴで作ったブランデー、もともとは農家のカジュアルなスピリッツだったのですが、エイジングされたものが作られるようになってからは食後酒として人気になりました。

強いのですが、香りがまるでリンゴ園のさなかにいるようでさわやかなのです。

 

私はブランデーとウイスキーがだめで、(あ、でもバーボンはすき、)でもちょっとはずして、このカルバドスとか、キーシュ(サクランボのウオッカ)、後中近東系のアラク、そしてやはりフレンチの労働者の飲み物だったペルノーなんかが大好きだったのです。

 

でも、糖尿になってしまったので一番身体に答えないのは、日本の焼酎だったりしますが。

 

ここはワインのセレクションも面白くて、新大陸からの面白いワインを取り揃えています。あと、ペアリングのセットをやってくれますし、なんとハープペアリングなんてありがたいものもあります。

 

私は最初の乾杯のシャンペン(これはブーブクリコの飲んだことのないセレクトものでした。)のあと、白ワイン(カリフォルニアです。)いっぱい。カルバドスを頼みたかったのでがまんしたのですね。

 

それでも、翌日シッカリ二日酔いになりましたが。ただ、すべて質の良いお酒だったので頭痛はなく、最初二日酔いだとは気が付きませんでしたが。

 

さてお値段なのですが、とにかく高級フレンチとしてはかなり安いと思います。

Lunchが5000円、Dinnerが12000円で、夜あれこれ飲むと、大体一人20000円ぐらいだと思います。

でも、この内容ですよ。

実はここからそう遠くないところにある、有名なスペインレストラン サンパウにも言ったのですが、基本一人当たりの値段は倍でした。(妹に怒られました。どうも妹のリミットは一人3万いないらしいのです。)

あそこは、レストランの設定が劇場型で、若い人は好きかもしれないけど、この年になると別にそれが魅力ということにはなりません。お食事もワインも確かにおいしいけど、ラ ぺと比べたら、むしろ私はラ ぺのほうが楽しめました。

フレンチとヌーベルスパニッシュという違いがあっても、この二つのレストランのアプローチにはに通うものがあります。どちらも、日本の食材と季節感を大切にしているので。

 

大体、ものすごく楽しみにしていたイベリコ豚が、確かにおいしかったけど絶品とよべるほどではなかった。(サンパウの話です。)

ただカップルがスペシャルオケージョンでというのなら、もっとたのしめるのでしょうな。

 

そして、日本のレストランが好きなのはサービスの優しさです。

アメリカの場合、チップががかっているので親切は親切なのですが、でもチップが食事代金の額に依存するので、高いものや、量頼まないとがっかりした顔をされることもあって疲れる。

 

主体性がないとかいろいろいわれますが、コスパよく凝ったものを試すにはこういうプリセットが一番楽です。その分食べ物そして、一緒にいる人たちとの会話に集中できるでしょう。

 

ところでサービスのけんでひとこと、マンダリンオリエンタルの中華は、とにかくサービスがひどかった。一番ひどい席に案内されたし。

 

原因は割と露骨なのです。あの時は妹カップル、私、そして母の介護以来ずっと居ついてしまったかなり高齢のお手伝いさん二人(いろいろな形でお手伝いしてもらっているので気心が知れていてほとんど家族みたいな感じになってます。)と行きましたから。もうこの二人に対する視線私も妹もしっかり気がつきました。

 

で、一番露骨だったのが、この高級中華で働いていた中国人の方たちだったのです。

妹は、日本人だったらあんなに露骨な差別は絶対しないと息巻いていましたから。

 

ここ、高級飲茶ということで、お食事のほうが超おいしかったのですが、妹は二度と行きたくないそうで、私も一人で中華にいってもしょうがないし。

 

実は、ちょっと変わった中華レストランも今年見つけました。その話はまた。

 

 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA