コロナ第一波は抑え込めなかったというWHO発表。Baltimoreは秋の新学期をどう始めるか模索中、今まで通りはなしです。

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今週は、朝早く起きることができないまま一週間過ぎてしまいましたが、とにかく今アメリカは金曜日の夜。

仕事はまあまあ差しさわりのない程度までには追い付きました。

さて、ランチ時にYoutubeをチェックしていたら、こんなニュースの録画が上がってました。英語のタイトルが、

WHO: It’s ‘very unlikely’ countries can eradicate the coronavirus now

これ、WHO本部からの発表です。で、何を表明したかというと、

’今現在、国レベルでコロナウイルスを絶滅する見込みはほとんどありません’

ということ。

ひどく回りくどい言い方ですが、結局何を言っているかというと、

感染数が減ってきているからといって、今のところ絶滅はまずできない。つまり、規制をゆるめると必ずまたぶり返すと宣言しているようなものなのです。

本当に奥歯にものの挟まったような、歯切れの悪い言い方ですが、実はこれ

とても怖い状況認識です。

まあ、アメリカなんてそのいい例で、今日7月10日、一日の感染者数また最高記録を更新して、今夜の9時の発表でなんと、

71,787ですよ。

なんというかもう悪夢です。私が日本から戻った3月17日、全米感染者総数は、6,364でした、それが今なんと、

総感染数3,291,786です。

4月27日に、総感染者が百万の大台に乗ってショックを受けたのがまるで嘘のよう。あれから3倍以上に増えてしまったなんて、どう受け止めればいいんだ。

とはいえ、私が住んでいるメリーランドはかなり抑え込みに成功してます。ただ、たぶんこれ以上減らすのはどんどん難しくなってきているみたいです。

今現在メリーランドの、毎日の新感染者数が、500人前後でうろうろしてます。一度は260人にまで下がりましたが、そこからまた少し上がってしまった。

で、今州政府が、そして郡や市レベルで一生懸命対策を考えているのが、

9月の新学期に学校をOpenするのかどうかです。

基本的に、今回のWHOの発表でも明らかになったことですが、

普通にコロナ以前の状態に戻すのは無理です。

娘の学校は、公立ですが理科系に特化した、いわば進学校です。一学年約400人、アメリカの高校は、日本の中三から高三までなので4学年。つまり全体として1600人。で、この人数が、時限が終わるごとに、全体大移動します。

ランチだって、3回に時間を振り分けてますが、もう一杯。

当然構内は、3密状態でこれを毎日朝8時から午後3時まで繰り返すなんて、

コロナの大流行がすぐ起きてもおかしくないでしょう。

ちなみに、トランプと、トランプの教育庁長官デボスは、これをやれと言っているんです。

いや、いやです。そんなことになったらHomeschoolingも厭いません。

もちろん、娘の学区であるBaltimore市は、そんなひどいことはさすがに考えてません。昨日市の学区システムから、親と学童別々に、アンケートが送られてきました。

そのアンケートの内容から推測すると、大体

  1. オンライン授業
  2. 毎週数時間から数日の登校日

の組み合わせを作り上げようとしているみたいです。私は、娘が登校するのは、週二回、半日ずつがいいかなと思ってます。トータルで一日分だけど、基本午前か午後だけで、ランチタイムなし。Q&Aセッションとかもいいし。

オンライン授業に関しては、Zoomにしろ、Google Meetにしろ、クラス毎、さらにグループわかして、規模は小さくてもリアルタイムのオンライン授業もしてほしい。

娘が先週、Game ProgrammingのSummer Campに参加していた時だって、毎日2時間だけぶっつづけでGroup でのオンライン授業をして、残りは各々が自習でしたし。少なくとも、娘の言っている高校のレベルだと、かなりうまくいくのではと思います。

落ち込むところまで落ち込んで、やっと少しずつですがもう元へは戻れないということを受け入れて、前に進む用意を始まられそうです。