実は、この話題には補助線があります。先週後半、断末魔の安倍政権が日本のただでさえ前時代的司法の検察庁で、現政権の傀儡としやすくなる定年の延長という、正直政治が好きな私にしてもかなり分かりにくい法案をどさくさに紛れて審議開始したわけです。

 

で、正直なところ、国外にいるといまいちなぜこの法案がここまで反応を読んだのかいまいち読めないのですが、ともかくこれに対する反乱が、

 

Twitterで爆発したのです。

 

結局、いままで安倍政権はとにかくひどいひどいといわれながら、結果的に超長期政権となってしまっていて、でも文句を言いつつはなっからだれも選挙でどうにかしようなんてことをかなり昔に投げ出していたという状況があります。

 

それが、この新型コロナ禍で、安倍政権のどうしようもなさが人命にまでかかわってくる状態になり、国際的にも恥をさらし、さすが来るところまできたという感じだった。

 

ほかにも、火事場のどさくさそのものの改憲の話を持ち出したりといろいろすでにありますが、まあ改憲はそこまで安倍政権一人でできるものではない。

 

が、この法律の審議に関しては、やろうと思えばできるから、

 

待ったがかかったのでしょう。

 

ともあれ、この反対ツイートに、普段政治とは縁遠いとされている芸能人の方たちも結構参加したのですね。

 

別に何の問題もないと思いますよ。なんで大きな話題になっているのかと気になって、よく知っている人に詳しい話を聞いてそれならとツイートどこがわるいの?

 

ところが、芸能人の中できゃりーぱみゅぱみゅさんもツイートしたところ、これがひどい反響を呼んでしまい、しまいにはなんとツイートを取り消すという事態に追い込まれたのです。

 

なんというかものすごく嫌な感じです。

 

というのは、アメリカなどで、芸能人が政治的発言をしてたたかれるのとまったく別だから。

 

アメリカでたたかれるケースは、ファンベースの政治的傾向とスターのそれが一致しなくて怒るというケースです。

 

ですから、政治的発言をすること自体に対する批判ではないのです。

 

ところが、キャリーに対する批判というのは、

 

基本、

 

お前に何がわかるだまれ、これです。

 

一方で若者が選挙に行かないと嘆きつつ、もう一方で政治的発言をしたら、勝手に政治的発言をする資格がないと決めつける。

 

これと、今日のお題がどう関係してくるかというと、

 

戦慄の「学歴ロンダリング完全マニュアル」有名大学院に苦労せずに入る方法

 

この、学歴ロンダリングという、日本以外では目が点になる表現がいっていることも、全く同じような発想なのです。

 

分かりやすいので、東大を使いますが、

 

東大の学部に入れなかった人間が、東大の大学院に入るとはおこがましい

 

これが基本です。

 

本当にバカじゃないの?

 

アメリカの場合、大学と大学院はある意味でかなり別個の存在です。

 

大体、大学と大学院まったく同じUniversityで行く人のほうがそもそも

 

少数派です

 

理由は簡単で、大学院というところは、基本的にはリサーチもしくは最低どういう分野のどういう内容に学問をしたいのか、はっきりさせたうえで進学するのが普通です。

 

例えば、英文学と一口にいっても、ものすごくいろいろなFocusがあり、理科系なら、どういう研究をやりたいかによって大学院を絞るのが当たり前です。

 

アメリカには50の州があり、その一つ一つにFlag Shipといわれる州内で最大かつ、予算の潤沢なUniversityがあります。さらにそれとは別に、Ive Leagueがあるわけですから。

 

その一つ一つが、それぞれ様々な’売り’の研究、全米でとあるジャンルのTop10にはいるプログラムをの作り上げているわけですから、そこを目指して学生はやってくる。

 

さらに、文科系の場合特に、学部を卒業してしばらく実社会で経験を積んでから大学院にもどるのも非常に多い。

 

学部レベルで有名校に受かるひとたちというのは、高校卒業までで優等生で、部活やボランティアなんかもしっかりやって、さらに標準テストの点数もよくてという人たちがまずいます。

 

が、それでもアメリカの場合、特に理科系などで、文科系にげたはかせてもすでに何らかの結果を出している高校生を、奨学金付きでひっぱってくることさえある。

 

まして大学院となると、専門の学科の実績だけが最終的には問題にされます。まあ、GREという大学院入試用の、標準テストもありますが、基本学部で自分の専攻の科目の教授に、推薦状をかいてもらうので、こちらも結構重要。

 

なんかもう、今の日本の大学のブランド化って、正直本当にどうしようもないぐらいひどい。

 

日本で、いやゆる有名大学に受かる人たちというのは、言いたかないけど今や90%以上が、

 

受験勉強に特化したひとたちです。

 

よく、訓練され、そして訓練されることを受け入れることができたひとたちですから、まあ柔軟性とか、想像力とか、創造力とか、期待できません。

 

昔は、それでも半々ぐらいだったのですがね。

 

とにかく、’学歴ロンダリング’みたいな言葉と、’シン二ホン’は全く相容れません。

 

それだけははっきりしてます。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA