最初この名前を耳にしたのは、勝間和代さんのYoutubeにて。確か、彼女の典型的な一日の説明をするさなかに、この固有名詞が出てきました。
その後、昨日日経Xトレンドで、この記事を読んでいましたら、
デザイン思考はツール 使いこなすのに時間がかかるのは当然だ
ここに登場するIDEOという会社が、デザインサポートしたベンチャー企業の事例としてAir Closetが登場したのでびっくりしました。
Air Closetは基本的に
ファッションのサブスクリプションビジネスです。
こちらがウエブサイトです。
基本プランは2つ。
ライトプラン(月6800円)が月一回、自分のタイプにあわせてコーディネートされた洋服三点が送られてくるのです。
これが、レギュラープラン(月9800円)だと、借りている服を返すたびに、また次の3着が送られてきます。この際、なんといっても便利そうだなと感じたのは、
洗濯をする必要がないこと。送料だけは毎回300円加算されますが、何度でも借りられる問のはいいですね。
さらに、最近始まったプランが、ダブルレンタル。(レギュラーに更に8800円加算)。このプランですと、まとめて倍借りることも、常に3着は手元で着用という流れにすることもできます。
自分のタイプと言われてもいまいちピンとこないという人用には、LINE経由で、スタイリストによる
10系統スタイル診断を受けることができる。
これは、’それなりにきちんとして見えて、でも普通におしゃれでしかも自分らしい格好がしたい。’ という女性にとってはすごく嬉しいサービスですよね。
で一方、働くことが当たり前の今の時代、それなりにおしゃれのセンスを身に着けた人はこういうことを、あまり時間をかけず上手くスキマ時間も見つけてこなすのでしょう。
でも一方で仕事やキャリアと違って、自分のビジュアルについてあまり考えてこなかった女性だって結構いるわけです。
私はこのサービスを知った時真っ先に浮かんだのは、
日経ウーマンでしたから。
アメリカですと、もうずいぶん前から、多忙なProfessional Womenや、セレブ向けのPersonal StylistというServiceがありましたし、もちろんアメリカでもこのAir Closetと同じようなファッションサブスクリプションサイトはあります。
例えば有名なのはこちら。Rent the Runway
Air Closetのプランとかなりにてます。まあ、小物オプションとか多い。あと、わりと中級のデザイナクローズが結構あります。で、種類もかなり多く、Air Closetよりずっと、流行を追っている感じですね。
一方、Air Closetのような、スタイリストが診断して選んでくれるサービスではなく、あくまで自分で選ぶ。
逆に、スタイリストが選んでくれるサービスは、買取が普通。ですからPersonal StylistのNet廉価版という感じです。
でも、私から見ると、結構Air Closetのビジネスモデルのほうが実は伸びしろがあるのではと思うのです。
女性の仕事服って、逆に種類が多すぎて選ぶのすごく大変に感じる人もいますよね。
今の時代って、自分のイメージもしくは、もっと分かりやすい言い方をすれば、キャラ設定ということに関しては、結構皆気を使っている。
でも、例えば私が若い頃に比べて、おしゃれのコアのパラダイムシフトが起きていると思うのです。
それをはっきり思い知らせるのは、こんなニュース
三越伊勢丹が「アナスイ」終了、ライセンスビジネスは衰退
アナスイは、New York ファンションの一つだけど、いわばロンドンテイストに近い、少し尖ったブランド。
結局、ブランドやデザイナーというものへの興味はどんどん薄れているのですね。
でも、一方ダサいのも困る。
返って、デザイナーブランド全盛期のほうが、ファッションにそれほど興味のない女性にとっては、服を選びやすかったのかもしれません。
まあ、私が若かったら、たぶんアメリカ式のレンタルのほうに興味があるかもしれませんがね。
たとえば、家の妹はおしゃれにほとんど興味がないので、こういうサービスいいかもしれません。
なんせ勝間和代さんも使っているくらいですから。
そういえば、この勝間さんのYoutubeは、浪費を減らすためにはという質問に対しての回答ですが、実際の内容は、お金をかける価値のあるものと、掛ける必要のないものを自分のなかではっきりさせるという、非常にユニークで、有効極まりない提案です。
その延長線上で、レンタルサービスというのは多分色々とありなのでしょうね