毎日、数回チェックしている世界中の感染数と死者をまとめたこのサイト、
COVID-19 CORONAVIRUS PANDEMIC
週末実はあまり注意していなかったのですが、アメリカの数字はとにかくひどいことになっています。
感染者数が、75万人を超え、死者は4万人越え
え、これってすでにもうBestなシナリオは無理ってことじゃない。
New Yorkなどで、感染者数のの増加が頭打ちになっているのは事実です。でもその分ほかの州で、あいかわらず変な言い方ですが、着実に増えてます。アメリカの過去一週間の一日の感染者数は、25000から32000の間。
ですから、一番低い数字をとっても、10日で250,000人の増加ですから、こういう予想ができるわけです。
少し前に出たこの記事による死者の予想レンジが、41,000人から177,000人ですから。今現在、一日の最高の死者は一度だけ、なんと6,000を超しましたが、これはそれまで見逃されていた死者をNew York市で確か足したせいで、大体今のところ死者のピークは2,500人超という感じです。
ただ、ロックダウンの経過やっとピークまでは来てこれから順調に下がるとします。その場合統計学的に言って一番妥当な予想最終トータルは、簡単に言ってしまえば、
今現在の数字の約倍です。
ですから、アメリカでの死者が10万人を超す可能性はなくなっていません。さらに世界の感染者の総数が、500万を超すのはほぼ確実でしょう。
さて、いわば今が一番大事な時であるアメリカですが、右翼メディア、Trumpの狂信的サポーター、何よりもTrump大統領自身が、今これまでの努力をすべて台無しにしかねなき行動にでてます。
基本、ロックダウンをしている州知事のうち、民主党系の知事をTargetにして、危険極まりないプロテストが、あちこちで起きてます。
右翼でなくとも、いい加減この際だからメインのメディアも無視してほしい。Newsにすればするほど、こういう人たちがわらわら出てくる。
たとえ、その州の少数派でも、この人たちの行動の結果は、この人たち以外にも広がるのですから。
恐ろしいことに、その中心にいるのがもはや半気違いとしか思えない、トランプ大統領ご本人。
彼の言動は、映画館で火事だと叫ぶのとほぼ同じです。
なんせ、’Liberate!!’とあおるのです。民主党の州知事が不当に州をロックダウンしてるから、それから解放しろというのですが、一体なにかんがえているのか。
共和党の州知事の中には、トランプの影響のもと感染が収まっているわけではないのにもかかわらず、ロックダウンを緩める動きが出てます。その筆頭は
テキサスとフロリダ
フロリダの感染者数は25,000人を超え、テキサスはあと少しで20,000人。死者はテキサスが約500人で、フロリダが約750人。今の状態をキープしてそれでも最終の数字が大体今の倍にはなるので、
今ロックダウンを解くなんて、ただただ恐ろしい
私が住んでいるメリーランド州は、もともとは民主党の地盤ですが、今の知事さんは中道の共和党系です。だた、彼は共和党の中ではもうかなり少なくなってしまった、反トランプ。トランプのいうことなんて聞かないので助かります。
メリーランド州にも、トランプサポーターはいます。でも彼らが集中しているのはメリーランドでも都市部から離れたエリア。今現在狂ったトランプサポーターのプロテストは起きてません。
さて、翻って日本です。
日本の総感染数はついにおとなりの韓国を抜きました。日本ではたいして報道されませんが、韓国は喜んでいると思います。
でも、実はもうだいぶ前から日本の感染者数は韓国を抜いているはずです。
最初に上げた世界のコロナ感染者数と死者のサイトですが、日本てほぼ最近までリンク化されていなかったのです。
では、私が日本の危機感があまりに低すぎる証拠となる数字を上げます。
この表には、総数以外に、百万人ごとの各件数という項目があります。これを見ると感染密度の濃さがわかるのです。
で、死者や感染数以外に、検査数と百万人ごとの検査数という項目があります。この数字に日本の問題が、はっきりと表れてます。
国 総検査数 百万人ごとの検査数
U.S. 380万 11,666
イタリア 135万 22,436
ドイツ 173万 20,629
フランス 46万 7,103
イギリス 48万 7,101
韓国 56万 10,982
日本 11万 892
日本の場合、第一波の感染拡大に関しては、クラスターに焦点を合わせてつぶすというアプローチが成功しました。でも、日本では主に欧米からの逆輸入がきっかけになって、第二波が、三月の中旬から始まってます。
すでに、感染経路を特定できない感染者が、80%前後はいるという状態で、検査数を増やさないことに意味はないです。
それにしても、韓国の十分の一以下ですよ。これはひどすぎる。
あともうひとつ、緊急事態宣言について。
確かに通勤を減らし、いろいろな商業施設を閉鎖したのはプラスです。それでも通勤する人多すぎますが。
でも、それ以上に気になるのは、戸外だからとマスクをしない人がまだいる。
そして、日本のスーパーはすべて、
入場制限を始めるべきです
アメリカで今一般的な入場制限は。
1.マスクなしの客は拒否
2.人と人との間を約1.8m常に開ける
3.人口密度を低く保つために、一度にお店に入れる人数を制限する。
今すぐこれ始めないのなら、せっかく在宅勤務していても、どうしても出かけけなくてはならない食料品スーパー経由で感染を広げることになります。
こちらの写真は、安さ自慢のドイツ系スーパーAldiに今週の土曜日買い物に行った時です。
店員さんがきっちり、人数制限してます。
そして、サムネの写真は、このAldiの駐車場で、間隔をあけながらしっかり待っている人たちです。メリーランドなので、みんな静かなもんです。思い思いのマスクをしているのがちょっと面白い。日本で売っているようなマスクはほとんど手に入らないので、手製のつい’あ、可愛いい’と思ってしますマスクをしてる女性も結構います。
あと、若い男性に結構、マスクというより顔をバンダナで覆面しているという感じの人たちも相変わらずいます。
今は、じっと忍耐しているときです。
我が家で一番適応しているのは娘。勉強をきちんとするだけでなく、Game,ピアノの練習、そしてせっせとお気に入りの任天堂キャラのデッサンしてます。今度写真にとって上げますね。かなりイケているので。まあ、親ばかですが。
というわけで、日本の皆様もう少し自分事と考えて、行動してください。日本の本当の数字はどう考えても今の10倍近くなはずです。東京や大阪で一万人を超していないなんて本当にあり得ないですから。