今、妹とFacetimeしたところです。妹は実家のの近くですので、江東区の北部、錦糸町にちかいので、江東区を挟む2つの大川( 隅田川と荒川、今回も荒川は今の時点で氾濫危険水位にたっしているそうです。社員がこの地域に住んでいるんでどうか氾濫しませんように)からは離れてます。
ゼロメートル地帯とか言われている割には、実際に氾濫が起きたのは1958年の狩野川台風のときだけだったそうです。
一方、山の手の川は何故か良く氾濫する。今さっきのNewsでも、世田谷の玉川で、多摩川がすでに氾濫して、あのかなりアッパーな住宅街が洪水。氾濫直前の映像見てぞっとしましたよ。
だってここ通常の水位は、鉄橋の下に野原やグラウンドがあって、その真中に割とこじんまりとした水量で流れている川なのですよ。
これ、Youtubeに少し前に上がっていた写真をつなぎ合わせたものが上がってました。何よりいかに多摩川の水位上昇が、異常なレベルかと言うことがよく分かると思います。
あと、NHKニュースは、ネットでもライブで見ることができるので、アメリカにいてヤキモキする私としては、正直感謝。
今のところ、妹が住んでいる地域の唯一の心配は強風です。私が日本に戻るたびに滞在する7階のユニットには、東と南側に、アルミサッシの窓が多く開いているので心配です。
実は、日本時間金曜日は、妹の会社の工場長の奥様が急死なされてそのお葬式。で彼女7階のところまで気が回らず補強してません。最大風速40m超えだそうですのでどうなってることやら。下半分はベランダでカバーされてますが。
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いま、日本時間では午前0時を過ぎ、東京の大雨警報が解除されたそうです。ただ、関東甲信越で、すでに10にわたるダムで緊急放流が始まっているそうなので、これからまだ氾濫する川が増えるようです。
それにしても日本って、こんなに川の多いところだったのですね。
アメリカも気象関係の観測予報に、お金と科学技術をつぎ込んでますが、日本もすごいですね。
何より、氾濫情報のきめ細かさと、観測点の多さにちょっとびっくりしました。
後今回の台風関係のニュース見ていて、耳についた言葉がこれです。
命を守る行動を
これやはり、3-11の津波のあの凄まじい被害の実感がこもっていると私などは思ってしまいます。
さらに、今回の台風19号、アメリカの巨大ハリケーンに比べると、風は確かにすごいけどそれでもまだあそこまで凄まじくはない。でも、こと雨量に関する限り、本当に怖い。
私が子供の頃の大雨、そして大雨警報というと、確実に100ミリを超えたら大変、たまに300ミリとか言う数字を九州とかの台風銀座で記録すると、大変というレベルでした。
でも、ここ数年の台風や、集中豪雨はスケールが違う。500ミリ超えは当たり前、なんと1000ミリを超える雨も増えてきています。
で、こと雨に関する限り、気象庁は、大雨警報のさらにもう一ランク上の警報を設定したのですね。それが
大雨特別警報
これが出されると、いままで経験したことのない災害が予想されるので、’命を守る行動を’ということになるみたいです。
で、’特別警報’の設定は、やはり3-11の苦い経験がきっかけになっているのですね。つまり特別警報がでたら、とにかく生き延びることを優先して行動せよということだそうです。
特別警報の対象災害は、今の所大雨、暴風、高潮、波浪、大雪、暴風雪大雨、
地震動、津波、噴火は、すでに独自のレベル設定があるそうですが、結局3-11のとき、大津波警報の深刻さをしっかり認識していなかった層があったということが苦い認識なのでしょう。その意味でいかにも日本語の表現ですが、’命を守る行動を’というのは適切だと思います。
そして、日本の場合、アメリカなどに比べても死傷者の数はずっと低い。
まだ、二次災害の予断を許しませんが、日本の皆様ご自愛下さいませ。