ロックダウン下のアメリカから、 その2 , 日本の緊急事態宣言発令で少しホッとしましたが、日本人の受験狂いはほとんど時代錯誤の業病ですね。

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私が住んでいるメリーランド州は、首都ワシントンに隣接してます。で、私が先月の17日に戻ってきたのですが、その時点でBaltimore 市内の感染者は一桁でした。(もちろん死者はゼロ)

それが今や、感染者459人、そして死者が9人。Baltimoreの人口は60万。東京の約 16分の一ですから、換算すると感染者が7296人で、死者が144人という感じです。正直

怖いです。

でも、うちの州の知事さんは、私がアメリカに戻ってすぐまだ東京都よりずっと低い数字の時点で、外出制限を始めてます。それでこの数字。

逆に、あほな知事さんがいて(共和党で、ごりごり保守というか非科学的な人たちですね。)それなりに大都市もある南部州で今感染者も死者もすごい勢いで増えてます。特にひどいのがこの4州

ルイジアナ州  16,284   582    人口 466万人

フロリダ州   14,747   296    人口 2,100万人

ジョージア州  9,156    348    人口  1,000万人

テキサス州   8,939    167    人口  2,800万人

1週間ぐらい前までは、感染者の多いしゅうは、太平洋に面した州、そして大西洋に面したそれも北よりの州が圧倒的に感染数が高かったのですが。(あと、デトロイトとシカゴを抱えるミシガン州と、イリノイ州もひどいですが。)今や、この4州の増え方がひどい。

こういう数字を毎日見ているので、今回日本でやっと緊急事態宣言が出て少しホッとしました。なによりも皆さんの意識が変わるのではないでしょうか。

一方、日本のエリートってバカなのですか?慶応大学に続いて、京都大学も医学部研修生が今の時期に、3次会まで続く打ち上げPartyをやっていたNewsが話題になってますが、本当に信じられない。

あと、それ以上に怖かったのはこの記事。

コロナ禍でも授業を続行した「学習塾」の大問題、「対面授業NG」要請に従わなかった塾も多数

またしても私、目が点になりましたよ。うちの娘なんぞは、学校からの説明が行き届いていてもはや一歩も家から出たがりません。

最初2週間だったのが、いまは4月末まで延長された学校一斉閉鎖下で、いまやOnline コース環境も整い、毎日きちんと勉強してます。

もちろん、クラスに行くのと違って基本自分のペースなので、はっきり言ってかかっている時間はその半分。後はGameしたり、Pokemonのアニメ見たり。後結構

せっせとピアノの練習もしてます。

自分の家に閉じこもるときって、結構音楽のパワーのすごさが身に沁みますね。今もYoutubeのMorning Cafe MusicをBGMに流してますが、これがあると割と普通に落ち着いてやる気が出てきます。ちなみに、今週からSchool psychologistによる、娘のように発達障害のある生徒のためのOnline Meetingが始まりました。

ともあれ、受験に勝利さえすれば安泰という生涯モデルは、あれ

昭和のモデルで、もうぶっ壊れているでしょう。

いまや、東大生が、それなりにPositiveで登場するのは、

クイズ番組ぐらいじゃないですか

これだけ、Net経由で情報が溢れていて、いまだにお受験、命を懸けて学習塾に通うとかもうそれだけで、いわば淘汰される側にいるようなものじゃないですが。

さすがに、学習塾すべてが阿呆籐いわけではなくて、さっさとオンライン授業に切り替えたところもありますから、それはまあいい機会ですよね。

私は、娘と新型コロナウイルス関係のサイトをちょくちょく一緒に見ます。今現在の世界全体の総感染数と、総死者数は、あきれるくらい綺麗な、

指数関数のカーブです。

娘は丁度指数関数についての授業が終わったところでしたので、このグラフを見てすぐ、指数関数と指摘してくれました。

こういうのは本当に、いい学びの機会でしょう。

日本の親御さんというのは、子供の勉強レベルに結局ついていけないのですかね。Bobはいまだに4年制大学卒の学位を持ってませんが、私と手分けしてずいぶん娘の勉強を見てやってます。

日本人の特に男性って、大学受験で一生分の学力を全部費やしてしまうのでしょうか。

子供って、親が一緒に勉強すると、割と簡単に自分でも勉強するようになります。

とにかく、新型コロナウイルス下で、子供を塾に通わせるなんて気違い沙汰です。