新型コロナウイルスの影響、日本、中国、米国、これから2週間が世界規模の感染の山場ですね。

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アメリカは移民の国です。まあ、トランプ政権下で特に非白色人種の移民に関して本当に、もう人種差別丸出しで、ひどい揺り返しが始まりましたが。

そんなアメリカですのWHO=世界保健機関が、中国武漢発の新コロナウイルスにたいして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した後、アメリカはすぐ、

過去2週間以内に中国を訪れた外国人の入国拒否

命令を発しました。それに追従するように、日本政府は、アメリカほどきょくたんではありませんが、中国全土ではなく、武漢のある湖北省に滞在した外国人と、居住者の入国拒否を宣言しました。

まず、今回の新コロナウイルスについての基本情報をまとめておきましょう。

まず何かと比較に出されるSARSのおさらい。

SARSは、重症急性呼吸器症候群の略称で、かかり始めはインフルエンザににてますが、発病第2週には非定型肺炎へ進行し、乾性咳嗽、呼吸困難や水様性下痢を発症し、重症化率が20%、そして致死率が9,6%。インフルエンザよりよほど恐ろしい、呼吸器系新感染症でした。

SARSは、2002年11月16日に、中国南部の広東省で最初の患者が認定されたのを皮切りに、感染が世界い規模で拡大、翌2003年3月12日にWHOから「グローバルアラート」が出されてかなりの騒ぎを引き起こしましたが、幸い同年7月5日に終息宣言が出されました。最終的に感染は32の地域と国にわたり、症例は8,000人を超え、最終死者は774人でした。

で、ここで大事なのは、大体9か月で、発症例が8000人ちょっとということと、重症化率と、致死率はかなり高めであることです。’あと、潜伏期間は、2-7日、最長でも10日までだったそうです。

さて、たいして新コロナウイルス、今ある情報による限りは、幸い致死率は、SARSよりずっと低く、2-2.5%の間だといわれています。これはまあ良いNewsですね。

ただし、問題は感染数の多さと、増加のスピード

ちょっとこのグラフ見てください、

これを見せたとき、今ちょうど数学で指数関数を勉強している娘が気づいたように、増加率はExponentialぽいのです。

で、㋀30日の時点の症例数が、8000人弱、でも今Youtubeで最新のニュースをチェックしたところ、

感染者数は、2月4日現在で、2万438人、一日でなんと3200人増えてます。今のところ大体、3-4日で、倍になってます。このスピードだと、一か月で1000倍になる勘定ですが、まあそれはないでしょう。武漢の人口が約1100万ですから。

本当に今回、中国政府は武漢閉鎖してしまいました。

日本も、とうとう飛行機の中国便を無期限で取りやめることになりましたしね。まあ、アメリカ以上にこうする理由はあるかもしれません。

こちらの記事を見てください。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月4日版)

今さっき、国内の感染者は、23人にアップデートされましたが、この記事発表の時点では、16人(無症状感染者をいれると20人)

この16人のうち9人が、中国居住者(国籍については書かれてません。)そのうちさらに7人が問題の、武漢市の居住者です。

ちょっと怖くなってきました。中国には悪いけど、やはりしばらく国としても隔離するしかないと思います。感染者はとっくに中国全土に広がってますし。

さて、なんで感染が早いかというと、その一つの原因は結局

潜伏期の長さです

さらに、厄介なことに、一度は陰性とされたひとが、あとで陽性反応を出したケーズがいくつも出てます。

この今日発表された新たな3人も、一度は陰性と発表された口。例によって、二人は中国人で、一人だけが日本人。

日本の場合、そもそも中国からの旅行者が、たとえばアメリカに比べて圧倒時に多い。ですから、本当はアメリカよりずっと早急に何らかの水際処置をとるべきだったのだと思います。

そのうえで、医療でも、マスクでも、援助を続けるべきでした。

私が個人的に一番恐れているのは、アメリカの過剰反応がエスカレートして、2月の終わりに日本に戻った挙句、アメリカへ帰国の際入国拒否されることです。

私は、アメリカ市民ではなく、Resident Alian,つまりGreencard Holderでしかないので。

ともあれ、日本がやっと水際処置を実施したのが二日前、新コロナウイルスの潜伏期間が約2週間なので、そのころに日本の本当の状況がはっきりすると思います。

そして、果たして武漢の感染状況はどうなることやら。

仮に3日で感染者が倍にふえるとすると、15日で、2の5乗、つまり32倍です。もし本当に今の感染率が続けば、中国の感染者は2週間で30万人を超えることになります。となると、たとえ致死率が2%であっても、予想死亡数は、

6000人となってしまう。

これは、本当に怖い未来です。

武漢はすでに、都市としての機能を強制停止させられていますが、ウイルスの蔓延とともに、武漢以外の地域でも移動や、生産活動が制限されることが予想されるわけです。

そうなると、世界経済そのものに大きな影響が出てきます。

正直、どこの国でもいいから、なるべく早くワクチンの開発をしてくれることを祈ります。

あ、Bobに今怒られました。毎冬、インフルエンザのワクチンの注射をさぼっているので。さるがに、インフルエンザにでもなって、新コロナウイルスの疑いをかけられたりしたら嫌なので、今週末にワクチンの注射やってきます。